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2010-06-05

佐天「よーし、じゃあ初春にネコミミを授けよう!」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金)
初春「あっ、佐天さん、おはようございます!」

佐天「おはよー初春ー!」

初春「なんかご機嫌ですね、何かいいことでもあったんですか?」

佐天「お、聞いてくれる?実はねー…私もついに!能力者になれたんですよっ!」


初春「えっ!?ほ、本当ですか!?」

佐天「いやー、昨日の検査で微力ながら能力が発現したって言われてさー」

初春「よかったじゃないですかー!それで、一体どんな能力なんですか?」

佐天「そうだなぁ、まぁ見せたほうが早いかな…初春はどんな動物が好き?あ、蛇以外で」

初春「え?そうですねぇ、蛇以外ですか…残念ですね…じゃあ猫で」

佐天「よーし、じゃあ初春にネコミミを授けよう!そりゃっ!」

ボンッ!

初春「きゃあっ!?…え、い、一体にゃにをしたんですか!?佐天さん?…あれ?にゃんか頭に変にゃものが…」

佐天「うっはーっ!ネコミミ初春可愛いーっ!!」

初春「にゃ、にゃんですか!?これは!頭についてるの…え、これ…本物ですか?」

佐天「そう!私の能力は【獣属付与】ビーストプラスッ!
   対象にあらゆる獣属性を付与する能力!ついでに語尾も!」

初春「そ、そんにゃ…も、元に戻してください~!」

佐天「いいねぇいいねぇ~!ネコミミがピコピコ動いてるよ~!」サワサワ

初春「うっひゃあっ!」ビクンッ

佐天「あれー?初春ー?どうしちゃったのかなー?」サワサワ

初春「や…さ、佐天さ…だめ、耳…あぅ…」

佐天「やっべー可愛いー」


初春「…はぁ…はぁ…さ、佐天さん、酷いです!」

佐天「ごめんごめん、もう元に戻すから…そぉれ!」

初春「…あ、ネコミミが消えた…」

佐天「とまあ、こんな能力だけどさ、正直あんまり使い道無いよねー」

黒子「そんなことはありませんわっ!」


2.
初春「し、白井さん!?び、びっくりさせないでくださいよっ!」

佐天「でもこんな能力、他に使い道が…」

黒子「…ぜひとも、その能力…お姉さまに使っては頂けませんかしらっ!?」

佐天「御坂さんに?…まぁいいですけど、じゃあ何の動物にします?」

黒子「犬にっ!犬にしてくださいましっ!
   いつもは強気なお姉さまが首輪を付けてタレ犬耳でうつろな目をして私を見つめますの…
   そして私はこう言うんですのっ!「美琴…三回、回ってワンと言いなさい」
   …するとお姉さまは私の言うとおりに三回回って、ワンと!私に向かってワンと!!
   んはぁっ!!素晴らしいですわっ!
   …はっ!!い、いけませんわっ!!急いでリードと首輪を買ってこなければっ!!!」

佐天「いや、犬耳はいいんですけど、性格までは変えられませんよ?」


黒子「…そうですの…残念ですわ…」

佐天「まぁタレ犬耳は出来ますから、そう気を落とさないでくださいよ」

初春「それで、佐天さんの能力って、動物の耳をつけるだけなんですか?」

佐天「しっぽも付けられるよー、ほら!」

ニュッ

初春「きゃあああっ!?え、な、ス、スカートが捲れて…や、やだ…っ!」

佐天「おっと、今日の初春のぱんつは水玉、と…」

初春「も、戻してくださいよー!」フリフリ

佐天「そんなこと言ってー、しっぽが振ってるじゃんー」

初春「こ、これは勝手に動いてるだけですよー!」

黒子「…これは…キツネのしっぽ、ですの?じゃあ…じゃあ一人称はわっちになるんですのっ!?」

佐天「残念ながら一人称は変わりません」


3.
初春「もう!いちいち私を実験体にしないでくださいよー!」

佐天「あはは、ごめんごめん、でもまぁ、こんないたずら程度にしか使えないよね、やっぱ」

黒子「今のところは耳と尻尾が生えて、語尾が変わるくらいですの?」

佐天「そうみたいですねー」

黒子「…肉球」

佐天「え?」

黒子「に、肉球をつけて欲しいですのっ!ぷ、ぷにぷにの肉球を!」

佐天「…いいですね、やってみましょう…そぉれっ!」

初春「え、ま、まさか佐天さ…ああああっ!?
   て、手が…猫の手に…肉球が…にゃ、にゃんてことするんですかー!」てしてしっ

佐天「…うっはー、いい感触ー…」

黒子「…こ、これですわっ!…お姉さまに肉球を付けて…全裸の私の上に乗ってもらい…
   ぷにぷにの肉球でマッサージを…んはぁっ!!いいっ!最高ですわっ!!!」

佐天「白井さん、落ち着いてください」ぷにぷに

初春「に、肉球をぷにぷにしにゃいでくださいー!」

佐天「よーしよし、いい子だねー」なでなで

初春「…うにゃーん…」ごろごろ

佐天「喉撫でたらゴロゴロしちゃったよー可愛いーなー初春はー」


黒子「…っ!そ、そういえば…佐天さんっ!初春に猫のしっぽを付けて欲しいですの!」

佐天「いいですよー」

ニュッ

初春「や、やめてくさいってばー!」

黒子「…ふ、ふふふ…初春、覚悟しなさいっ!」

初春「…え?白井さん?何を…っ!?ひゃあああああっ!!?」ビクンッ

ナデナデナデナデナデ

黒子「しっぽの付け根…ここが猫の性感帯ですのっ!」ナデナデナデ

初春「や、やぁぁ…っ!!…あ、ああ…んはぁっ!!!」ビクンッ

佐天「いいねー、その表情、あ、そうだ、ちょっと写真に撮っておこう」カシャ


15 :FzJhbJlKO
俺はこんなスレを待っていた



4.
佐天「いやー、眼福だったね。写真もバッチリ」

黒子「す、すばらしいですわ。この尻尾をお姉さまにつければ……じゅる」

初春「……ハァ、ハァ」

佐天「おーい、初春ー?だいじょーぶ?」

初春「だ、いじょうぶ、じゃないですよぉ」

黒子「……ふむ。しかし不思議な能力ですわね」

佐天「そうですか?少し変わった肉体変化能力だと思ってたんですけど」

黒子「ただの肉体変化なら、語尾に影響が出たりはしませんわ」

佐天「そういえば、そうですね」

黒子「それに先ほど喉を撫でた際の初春の反応も腑に落ちませんし……。
   そういえば、その能力、佐天さん自身には使えますの?」

佐天「恥ずかしいんで嫌なんですけど、使えますよ。こんな感じで」

黒子「今度はウサ耳ですか。これは、耳が良くなったりするんですの?」

佐天「ええまぁ、ウサギですから、よく聞こえますぴょん」

黒子「……ウサギの語尾は、ぴょんですの?」

佐天「あ、あたしが選んでるわけじゃないぴょん。あぅ、ないです、ぴょん///」

黒子「まぁ、いいですわ。では佐天さん、真上に思いっきりジャンプしてみてくださいな」

佐天「わかりましたぴょん。せぇの!」

ぴょん

佐天「え、え、あれ?」


黒子「あらあら、かわいいピンクのレース付き」

佐天「あ、あの、今、あたし……」

初春「五メートルくらいはジャンプしてましたね」

黒子「あら、初春。いつの間に?佐天さんのパンツの力ですの?」

初春「違いますよ。尻尾が消えたら楽になりました。
   どうやら、今の佐天さんだと一度に一人が限界みたいですね」

佐天「あの、それより、今のって……」

黒子「ウサギはぴょんぴょん跳ねるからジャンプ力があるはず……ということですわね。
   まぁ、実際のウサギは垂直にはあまり跳べませんけど」

初春「ああ、属性を付与するってそういうことなんですね」


6.
佐天「えっと、つまりは?」

黒子「ウサギだから高く跳べる。猫だから尻尾が敏感で喉を撫でるとゴロゴロする。
   つまり、佐天さんの能力は妄想を具現化しているのですわ」

初春「まぁ、妄想というのは言い方が悪いですけど、
   付与される属性が佐天さんのイメージに左右されているのは間違いなさそうですね」

佐天「じゃ、じゃあ、あたしはネコ耳少女は語尾ににゃんを付けるって……」

黒子「無意識に考えてるということですわね」

佐天「そんな、あたしにそんな趣味があったなんて……」がくっ

初春「ああ、佐天さんが絶望している。いいじゃないですか。語尾、かわいいじゃないですか」

黒子「まぁ、レベルが上がればある程度は意識的にコントロールできるでしょうけど……。
   しかし、こうなるとどこまでが獣と認識されるのか」

初春「どういうことですか?」

黒子「架空の生き物でも属性として付与できるのか、ということですわ。
   例えば初春、あなたはドラゴンと聞いてどんなイメージを持ちますか?」

初春「すごく強くて、飛んだり火を吐いたりですかね」

黒子「そういうイメージが属性として付与できるなら……」

初春「かなり強力な能力になります」

黒子「イメージ上のドラゴンと同等なら、レベル5相当ですわね。
   まぁ、今は佐天さんがこの調子ですし、もとより今のレベルではそこまで
   大きな力を付与できないでしょうから、確かめようはありませんが」

佐天「痛い趣味、人間失格、獣人萌え……」


7.
佐天(うーん、相変わらずAIMとか、自分だけの現実とか……
   知識としてはわかるけど、ピンとこないなぁ……)

佐天(能力には目覚めたからって、それでいきなり色々実感できるってわけじゃないよね)

佐天(能力か……。白井さんが言うには、イメージの具現化で、
   レベルが上がれば存在しないもののイメージも具現化できるんじゃないかとか……)

佐天(そういうことができればすごいと思うけど、あんまり興味はないなぁ。
   まぁ、レベルは高いにこしたことないけど、今のところは……っと)

にゅ

初春「ひゃっ!?」

教師「んー?どうした、初春。いきなり大声出して」

さわさわ

初春「にゃ、にゃんでもにゃい……です」

教師「なんでもないってことはないだろ。……なんだ、佐天が悪戯してるのか?」

佐天「え、あ、あたしですか?(や、やばい……)」

教師「そんだけ身を乗り出してたら怪しいだろ」

佐天「ち、がいますよ。初春の背中に蚊がとまってたから、捕まえようとしてたんです」

教師「んー、そうか。まぁ、ちゃんと授業聞けよ、二人とも。えー、だから……」

初春(ちょ、ちょっと佐天さん。にゃんでいきなり私に尻尾つけるんですにゃ!?あぅ、語尾が……)

佐天(いやー、だって耳をつけたら流石にバレるじゃん?)

初春(そ、そういうこと言ってるんじゃにゃくてですね。とりあえず、早く取ってくださいにゃ)

佐天(…………)

初春(にゃ、にゃんで黙るんですかにゃ!?)

教師「……じろり」

初春(……にゃあ)

佐天(ま、今のところはこんな感じで悪戯するくらいの能力だよねー)

佐天(さて、せっかく尻尾をつけたけど、あんまり大胆に動くと先生に見つかるし……)


8.
佐天(尻尾の高さは……ん、届く届く。靴は脱いで、と
   佐天涙子、いかせていただきます)

ふみふみ

初春「……っ!(さ、佐天さん……)」

佐天(両足で挟んで……どうしよう、揉んでみようかな)

初春「くぅ……にゃっ///(声、抑えないと……)」

佐天(初春につけたのは猫の尻尾。確か付け根が性感帯って白井さんが言ってたよね。
   じゃあ、ちょっとずつ上っていきますか)

初春「ひゃ、んん、にゃぅぅ……(や、だめ、そこは気持ちよくなっちゃうところですよぉ)」ピクッ

佐天(付け根の辺りを挟んで……擦る)シュッ、シュッ

初春「んにゃ、やぁ……。ぁん、にゃっ
  (が、我慢、我慢しないと。でも、これ靴下ですよね?感触が……)」ビクッ

佐天(あは、毛の感触が気持ち良いかも。次は優しく……揉む)モミモミ

初春「ふにゃあ、んにゃぅ……///
  (擦った後で敏感になってるのにぃ、優しく揉んだりしたら、だめぇぇ)」ビクビク

佐天(さて、次は親指と人差し指で尻尾を挟んで……激しく擦る)シュッシュッシュッ

初春「にゃ、にゃ、にゃ……///
  (あ、あ、もうだめぇ!だめです!私、じゅ、授業中なのに、もう!イ……あ、あれ?急に……)」
ビクッ…

佐天「くぅ……(あ、足がつった)」


9.
佐天「うう、まだ少し足が痛いよ」

初春「天罰です。授業中にあんなことするから……しかも、中途半端で」モンモン

佐天「おやおやぁ?もしかしてもっとして欲しかったとかぁ~?」

にゅ さわさわ・・・

初春「ちょっ、また勝手に生やして、にゃぅん!」

佐天「学校終わったから、今度は耳もついてるよ。
   それに、たくさん能力を使うのがレベルアップへの早道だって言われたしね」

初春「だからって私に使わにゃいでくださいにゃ。自分に使ったらいいじゃにゃいですかにゃ」てしっ

佐天「わっはー、肉球がいい感触だね。
   それに、さすがに中学生にもなって『にゃ』とか『ぴょん』とか恥ずかしいしね」

佐天「だから、レベルが上がって語尾とかの設定を自由にできるようになってから
   自分に使いたいと思うのです」

初春「私だって恥ずかしいですにゃあ」

佐天「初春はいいの、かわいいから」はぷっ

初春「にゃんっ!佐天さん、ネコミミ噛んだら駄目です」

佐天「あはは、気持ちよかった?」

初春「そ、それは……///」

佐天「んんー?どうなのかなー?」サワサワ

初春「にゃあー///」

佐天「さて、ところで今日はジャッジメントの仕事はいいの?」

初春「やるだけやって急に真面目に戻らにゃいでくださいにゃあ。
   今日はお休みですにゃ。で、白井さんに呼び出されてて、佐天さんを連れて来にゃさいって」

佐天「えー、なんだろ?昨日言ってた御坂さんにイヌミミをってのかな?」

初春「そうにゃんじゃにゃいですかね。御坂さんも来てるみたいですし」

佐天「え、どこどこ?あー、ほんとだ。しかし……」

初春「すっごく楽しそうですにゃ」

佐天「うん、すごい手振ってるね」

初春「そういえば御坂さんって……」

佐天「かわいいもの好きだったよね」

初春「にゃんだか、すごいキラキラした目で見つめられてる気がしますにゃ」

佐天「今の初春はネコミミ、尻尾、肉球装備だからね」

初春「後ろで笑顔の白井さんには邪にゃものを感じますにゃ……」

佐天「同じ好きでも目的が違うんだろうなぁ、あの二人じゃ」

美琴「おーい、佐天さーん、初春さーん、こっちこっちー」キラキラ

佐天「はーい、今行きまーす。行こう、初春」グイッ

初春「わわ、引っ張らないでくださいよ」

佐天「んー、やっぱり肉球が気持ちいいなぁ」

初春「もう……///」


10.
初春「…………」プシュー

佐天「うーいーはーるー?あー、これはもう完全に果ててますね」

黒子「まったく、お姉さまが加減もせずに触りまくるから……。
   近くに喫茶店があったのが不幸中の幸い」

美琴「う、ごめんなさい」

佐天「耳撫でて、肉球触って、尻尾弄って……また耳に、で結局二十分くらいさわってましたもんね」

美琴「そ、そんなに触ってたかな?」

黒子「それはもう、キラキラした笑顔で。佐天さん、証拠を」

佐天「はい。これが証拠写真です」

美琴「ちょ、ちょっと、い、いつのまにこんな写真を」

黒子「気付かないくらいに夢中になっていた証拠ですの」

美琴「ご、ごめんなさい……」シュン

黒子(シュンとするお姉さま……ハァハァ)

美琴「と、とにかく今の写真は消去してよね」

佐天「はーい。もったいないなぁ、せっかくかわいい笑顔で写ってるのに」ピッ、ピッ

美琴「か、かわっ……///」

黒子(そのかわいい笑顔はすでに黒子の携帯に送信済みですの)


美琴「あ、そうだ。色々あってちゃんと言えてなかったわね。佐天さん、能力獲得おめでとう」

佐天「えへへ、ありがとうございます」

黒子「色々起したのはお姉さまですけれど」

美琴「う、反省してるわよ///」

佐天「あ、ところでどうするんです、白井さん?」

美琴「なになに?なんの話?」

佐天「昨日白井さんに頼まれたんですよ。御坂さんに垂れ耳のイヌミミをつけて欲しいって」

黒子「そ、そうですの!いつもは強気なお姉さまが犬耳に虚ろな目で私を見つめますの。
   そして私はこう言うんですの!『美琴、三回回ってワンと言いなさい』
   するとお姉さまは私の言うとおりに三回回って、ワン!私に向かってワン!!
   も、もちろん首輪とリードは標準装備で……」


美琴「へぇ、そういうことを考えてるんだ、アンタは……」ビリビリッ

黒子「あ、あん、魅惑の誘いに黒子のいけないリビドーが……」シビビビ

佐天「昨日も言いましたけど、性格までは変えられませんって」

美琴「へぇ、そうなんだ。で、えっとね、その……」

佐天(ああ、付けてみたいけど恥ずかしいってのが手に取るようにわかるなぁ。
   よし、こっちから……)

佐天「そうだ。御坂さんも何か付けてみますか?」

美琴「ええ!?ああ、まぁ、うん、話のタネに試してみるのもいいかな?」キラキラ

黒子(隠し切れないキラキラが漏れ出てますの)


11.
佐天「じゃあ、イヌミミで良いですか?」

美琴「な、なんでも良いわよ。ちょっと試してみるだけだもの……///」

佐天「じゃあ、白井さんのリクエスト通りに垂れ耳のイヌミミで、
   尻尾と肉球も付けちゃいましょうか。えいっ」

にゅ

美琴「お、おお……ん?なんだか、耳がそれに鼻も」

黒子「佐天さんの能力は属性の付与ですの。ですから、犬の能力が付与されますの」

美琴「へぇ、ただの肉体変化じゃないんだ。すごいじゃない」

佐天「いやいや、レベルが低いんで大したことはないんですよ」

美琴「それでもすごいよ……ん?」ヒクヒク

黒子「どうしましたの、お姉さま」

美琴(この匂い、あいつだ。近くにあいつが……)キョロキョロ

美琴(中じゃないわね。外……あっ!あいつまた知らない女と一緒に!)ビリビリッ

佐天「どうしたんです、御坂さん?凄い怖い顔で窓の外を睨んで。狩猟本能でも目覚めたんですか?」

黒子「電気まで飛ばして……(狩猟本能?……はっ!そう、それですわ)」

美琴「え、ああ、なんでもないわよ。ちょっと外の匂いが気になっただけ」

佐天「そうですか」

美琴「そうだワン。……ワン?」


12.
初春「……んんぅ」

佐天「お、やっと復活したね、初春」

初春「属性が消えましたから、だいぶ楽になりました」

美琴「初春さん、ごめんなさいワン。お詫びにパフェでもおごるワン」

佐天「よかったね、初春。もうけたじゃん」

初春「わーい。でも、いつのまにか御坂さんがイヌミミつけてますね」

美琴「あ、うん、せっかくだから。……変かワン?」

初春「そんなことないですよ。似合っててかわいいです」

美琴「…………///」カァァ

佐天「さて、それじゃあ初春も復活したし……。
   第四十二回誰にどんな属性が似合うかな?座談会ー!」パチパチパチ

黒子「なんでそんな微妙な数字ですの?」

佐天「もう、こういうのはノリですってば。はい、拍手ー!」

ぱちぱちぱちぱち・・・

佐天「えーと、じゃあ、まずは初春からー」

初春「え、わ、私ですか?」

佐天「うーん、なんだかもう、初春には猫っていうイメージがついてるなぁ」

黒子「もう昨日から何回も見てますものね」

初春「そんなの佐天さんが勝手に……」

佐天「ほほう、初春さんは猫ではご不満だと」

初春「そ、そういうわけじゃないですけど……」

美琴「んー、でも確かに初春さんって猫というより……犬のイメージかワン」

佐天「じゃあ、初春に犬属性を!えいっ」

にゅ

初春「わ、わふん。もう、いきなりはやめてくださいわん」

美琴「あ、こっちは取れた」

黒子「今の佐天さんの能力では一度に複数は無理みたいですから。
   しかし、こうして見ると、犬の方が初春っぽい気もしますわね」

佐天「うう、ああもう、かわいいなぁ」ウズウズ

美琴「うん、よく似合ってるわよ」

初春「えへへ、そうですかわん?……どうしたんですわん、佐天さん?」

佐天「えいっ!」ギュッ

初春「わわ、佐天さん。急に抱きつかないでくださいわん」アワアワ

佐天「えーっ、だって初春がイヌミミでかわいいんだもん」ギューッ

初春「さ、佐天さん。顔が近いわん。わん、わふん……」

初春(あ、あれ、なんだろう?この感じ……なんだか)

初春「…………///」ペロペロ

佐天「ん、ちょっと、なに……?ちょっと初春、顔、舐めちゃ……」

初春「……んぁ、あ、ごめんなさいわん///」


88 :AYRpyaPy0
これは普通にアニメの息抜き回でやっても良さそうなレベル



13.
佐天「どうしたの、いきなり?」

初春「な、なんだか急にその、我慢できなくて」

黒子「これは、おそらく犬の習性ですわね」

初春「習性、ですかわん?」

美琴「そういえば、抱っこされてる犬が飼い主の顔を舐めるのってよく見るわね」

佐天「あー、そういえばそうかも。じゃあ、今の初春の行動は……」

黒子「付与された属性による行動ですわね。まぁ、犬の本能が疼いたといったところでしょうか」

初春「もう、なんて属性を付けてくれるんですか……///」ポカポカ

佐天「し、仕方ないじゃん。あたしにだって属性の内容って細かく決められないんだもん」

黒子「しかし、あらためて佐天さんの『自分だけの現実』はいったいどうなっているのやら……」

佐天「うっ……」

初春「白井さん、駄目だわん。佐天さん、昨日それで落ち込んでたんですから」

黒子「あら、失礼」

佐天「い、いいんだもん。あたしはもう、小難しいことは考えないの。
   毎日が楽しければそれでオッケーなの」

初春「ひ、開き直ってるわん」


佐天「では、気を取り直して次は御坂さん!」

美琴「え、私?ていうか、結局初春さんには何が似合うってことになったの?」

佐天「初春はかわいいからなんでもオッケー。
   あたしの気分で色々な属性をこれからも付け続けることをここに誓います」

初春「勝手に決めないでくださいわん!」

佐天「で、御坂さんにはー」

初春「無視しないでわん!」

黒子「お姉さまにはやはり今一度犬を……」

美琴「さっきの話の後で私が許すと思う?てか、邪心が見え見えなのよ」ビリッ


14.
佐天「御坂さんは……ネズミ」

美琴「え、え?な、なんで?」

初春「それはもう、電撃使いですからわん」

佐天「そうそう、行け!十万ボルト!!みたいなね」

初春「じゃあ、語尾はピカですかわん、チューですかわん?」

佐天「上手く使い分けてもらえると嬉しいけどね」

美琴「えと……」


佐天「さて、冗談は置いといて。犬系、猫系でいうと御坂さんは猫系ですよね」

初春「私も、どちらかといえばそうだと思いますわん」

美琴「そ、そうなのかな……」

佐天「というわけでとりあえず……えいっ!」

にゅ

美琴「わっ、生えた」

佐天「おお、似合ってますよ」

美琴「そ、そうかニャ……///」

佐天(でも、さすがに御坂さんについてると触る勇気が湧かないね)

初春(そうですね。はずみでビリビリされそうですもんね。それに……)

美琴「お、おお、触った感じはやっぱり初春さんに生えてたのと同じニャのね。
   ん、でも、ニャァ……///」

黒子「ふふふっ……。この時を待っていましたのよ。見れば、敏感なのも初春の時と同じご様子。
   ならば当然!ここも!!」

初春(それに、私たちが触らなくても白井さんが触ってくれますよね)

佐天(あたしたちは勇者の活躍を見守れば良いよね)

美琴「ちょ、馬鹿、どこ触って……ん、ニャ、尻尾は、ひゃぅ、んん……」ピクッ

黒子「ほら、ここが、ここが良いんですのね!この付け根が!!」ハァハァ

美琴「や、やめニャさい、もう、ほんとに……」ビリビリッ

黒子「電撃ですの?電撃がきますのね?でも黒子は負けません。
   千載一遇のチャンスですの。ここで離すわけにはいきませんの。
   今から徹底的、徹底的に、それこそお姉さまが堕ちるまで、
   黒子の尻尾責めは続くんですのよ!」

美琴「ん、ニャ、ニャニャ……。い、いいか、んぅ、げんにぃ、ふぁっ、しニャ、さーい」
ビリビリザッシュ、ビリザッシュ


15.
佐天「うわっ……」

初春「まさかの……」

黒子「……爪との合わせ技は反則ですの」ガクッ

美琴「あ、あんたニャんか、もう最初っから反則じゃニャいのよ」

美琴「佐天さん」ニコッ

佐天「は、はいっ!」ビクッ

美琴「変えてちょうだいニャ。猫は危険だニャ」

佐天「え、えーと、じゃあ何に……」

初春「狐なんてどうでしょうか?」

美琴「じゃあ、それでいいニャ」

にゅ

佐天「か、変わりました」

美琴「うわぁ、尻尾がふさふさで気持ち良いコン。……コンか」

初春「まぁ、予想通りですね」

佐天「だってイメージだもん。変わった語尾だったら逆にあたしが
   狐にどんなイメージを持ってるのかーってことになるじゃん」

美琴「まぁ、そうコン。でも、なんで狐なの、初春さん?」

初春「何となく御坂さんのイメージだったというか……」

佐天(ツンツンしてるところとか、かな?)

美琴「へぇ、私のイメージか……」

初春「それから、一つ試したいことがあったんです」

美琴「ん、なになに?」

初春「佐天さんの付与する属性ってただ動物の能力を付与してるだけじゃないと思うんですよ」

佐天「えっと、どういうこと?」

初春「つまり、獣人がいたらこんな感じだろう、っていう佐天さんの主観が入ってると思うんです」

美琴「あー、確かに語尾とかそうだコン」

佐天「すみませんね、変な趣味で……」

初春「責めてませんよ。卑屈にならないでください。楽しければオッケー何でしょう、佐天さんは」

美琴「で、結局、試したいことって?」

初春「つまりですよ。私の予想通りだとしたら、狐人間になっている今の御坂さんは……」

佐天「変身できる!!」

初春「佐天さんがそう考えているなら、その可能性は高いと思います」


16.
美琴「変身って……肉体変化ってことコン?でもどうやって」

佐天「よーし、じゃあ、まず目を閉じてください」

美琴「め、目を?それで?」

佐天「えーっと、あ、初春、これ借りるね」プチッ

初春「あー、私の花の葉っぱを抜かないでくださいよ」

佐天「これを額の上に置いて……。次にイメージしてください」

美琴「な、なにを?」

佐天「とりあえずは……五年後の自分。五年後のなりたい自分を」

美琴(ご、五年後……。五年後、私どうしてるんだろう。
   もしかしてあいつとその……な関係になってたり?)

美琴(違う、違うのよ。別にそうなりたいとかじゃなくて、
   でもなりたくないかというと……ああ、もう!)

佐天「そしてなりたい自分に……はい、変化!」

ぽんっ

初春「わー、随分と古典的な効果音に煙の演出ですか……」

佐天「いいじゃん。わかり易いってのは大事だよ。あ、そうだ。写真に撮ろうっと」


初春「あ、煙が消えていきますよ」

佐天「さて、御坂さんはどんな姿に……」カシャカシャ

美琴「えと、ど、どうなってるの……?」

佐天「こ、これは……ねぇ、初春?」

初春「なんといって良いのか」

ぽんっ

初春「……あ、もう元に戻りましたね」

佐天「あー、あたしのレベルが低いからねぇ。
   ……で、えっと、写真に撮ったのを見てもらう方が早いと思うんですけど」

初春「これが御坂さんのなりたい自分ということは……」

佐天「御坂さんはその……男性に?」

美琴「ち、ちち、違うコン!これは、間違い。
   その、イメージする時にちょっと別のことをかんがえちゃったコン」

佐天「このツンツンヘアーの人のことを考えてたんですか?」

美琴「ち、違くて、そうじゃないコン。ああ、もう、とにかく消して、消去して、
   それでこの話はここまでコン!!」ビリビリッ

佐天「あ、はい、じゃあ、消去しまーす」

初春「で、次は佐天さんですね」

佐天「え?あたし……?」

初春「ええ、白井さんはまだダウンしてますから。
   それに、そろそろ私たちにも反撃の機会が与えられるべきじゃないかと……」

佐天「あはは、そういう言い方されるとやりたくないかも……」


116 :kt07KrNZ0
初春の本体ちぎるなよ



17.
佐天「そういえば、狐で変身できるなら、狸も変身できるんじゃないですかね?」

美琴「まぁ、できてもおかしくはないコン」

佐天「でしょー!んー、いたかなぁ、狸が似合いそうな人って」

初春「佐天さん、話題をそらそうと必死ですね」

佐天「きーこーえーなーい、聞こえない!」

美琴「んー、でも狸かぁ。……木山春生かな、何となく」

黒子「それ、目の下のクマだけで決めてませんこと?」

佐天「あ、白井さん復活しましたね」

初春「そうですね……。
   結局、木山先生には私たち皆ころっと騙されてたわけですし、狸はぴったりかもしれません」

黒子「まぁ、確かにそう言われればそうかもしれませんわね」

佐天「…………」

初春「あれ、どうしたんですか、佐天さん?」

佐天「いやその、木山先生って誰かなーって」

美琴「そういえば……」

初春「佐天さんは……」

黒子「……会ってませんのね」

佐天「え?え?」

黒子「事件の中心に佐天さんがいたので、会っているものとばかり……」

佐天「だから、結局、木山先生って誰なんですか?」

美琴「まぁ、簡単に言えば……」

黒子「……脱ぎ女ですの」


黒子(わざわざ佐天さんに幻想御手のことを思い出させる必要もないでしょう。
   あの事件で一番傷付いたのは……)

美琴(……それもそうコン)

佐天「え!?じゃあ、みんな脱ぎ女と会ったんですか?ということはみんなも脱ぎ女に伝染して……」

初春「あ、あれはただの都市伝説でした!」

黒子「ところで……いつのまにお姉さまはこのようなお姿に?」

佐天「えと、白井さんが倒れた後で、猫は危険だということで、あとは初春のチョイスで狐に……」

黒子「初春……」ジロリ

初春「は、はひ!」ビクッ

黒子「悪くないチョイスですわ。まぁ、私としましては、もう一度猫属性のお姉さまを」

美琴「もう猫はやらないわよ」ビリビリ


18.
初春「えーっと、じゃあ、次はさt」

佐天「あの二人!この間の水着モデルの時の二人だったら何が似合うと思いますか!?」

初春「……必死ですね」

美琴「ああ、湾内さんと泡浮さんね。まぁ、あの二人は……人魚?」

黒子「水泳部だからという理由が手に取るように……」

佐天「あー、でも獣属付与ですからね。魚とかできるのかな?」

初春「イルカやクジラは哺乳類ですよ」

美琴「じゃあ、できるかもしれないわね」

黒子「人魚ではなく半魚人になる可能性もありますけど」ジィ

佐天「半魚人か……」ジィ

初春「白井さん、なんで私を見るんですか。佐天さんもやめましょう。ね?やめましょうよ」

佐天「ま、かわいい初春を半魚人にしちゃうのは忍びないかな。
   それに、絶対生臭い感じに仕上がる自信があります」

初春「あ、湾内さんなら、なんとなく羊とか似合いそうじゃないですか!?」

佐天「必死だなぁ、話題をそらすのに」

美琴「あー、でも何となくわかるな。湾内さん、髪の毛ふわふわだし……」

黒子「そうですわね。性格もいかにも草食動物といった感じの方ですし」

佐天「さて問題です。羊の角は巻いてる?巻いてない?どっち!?」

初春「佐天さん、わからないなら素直に聞きましょうよ」

黒子「ヤギとごっちゃになってますのね」

美琴「羊は巻いてて、ヤギは真っ直ぐよ。ちなみに羊はモコモコで、毛は毛糸の原料よ」

初春「ちなみに牛の角は……」


19.
佐天「牛くらいわかってるよ。えいっ!」

にゅ

初春「ちょっと、もぅー」

黒子「今の『もぅ』は怒りですの、それとも牛属性の影響ですの?」

初春「どっちもで……ん、あぅ」

美琴「ちょっと、初春さん大丈夫?」

初春「む、ねが苦しぃ……」

佐天「ど、どうしよう?もしかして何回も能力を使った副作用とか……」オロオロ

黒子「違いますの。初春、トイレでブラを外してきなさいな」

初春「あっ!そうか……。じゃあ、ちょっと、行ってきますもぅ」

佐天「えっと、つまり……?」

黒子「つまるところは牛属性ですの。牛属性で……」

佐天「胸が大きく?」

黒子「そういうことですの」

美琴「…………」ジィ

黒子「どうしましたのお姉さま、トイレの方をじっと見つめて」

美琴「なんでもないわよ」

黒子「今、自分にも牛属性を付けてくれないかなぁ、なんて考えて……」

美琴「うるさいっ!」


151 :/e9T/ISw0
イヤッホウゥゥゥゥッッッッッ!!!!!!

152 :pSEM6lhT0
おっぱいか

165 :QsQ1XU/10
ふむ・・・バストアッパーか

166 :/e9T/ISw0
もしかして今の初春…母乳が出(ry

167 :g4AQKajn0
ブラとるだけだったのに母乳が止まらなくなって立ち往生する初春…ポルノいな



20.
初春「ただいまです」

佐天「なんていうか、もの凄い違和感があるね、今の初春」

黒子「胸以外がそのままですから、余計に合成映像みたいに違和感を感じますの」

初春「もぅ、自分でやっといてなんですか。
   こっちだって急に大きくなるからバランスがとり辛いんですよ」

黒子「2カップ……いえ、3カップくらい大きくなってますわね」

佐天「ギリギリでセーラー服に収まってるって感じですもんね。
   胸に服を持ち上げられてヘソ出しになってるし」

初春「もぅ、見ないでくださいよ。恥ずかしいです……///」

佐天「んー、牛属性は語尾が付くというより『もぅ』の数が増えるのかな?」

黒子「まぁ、語尾に『もぅ』を付けられてもあまりかわいくはありませんものね」

初春「もぅ、かわいさ優先だったんですか?」

黒子「そこは佐天さんに聞いていただきたいですわね」

佐天「ノーコメントで」

初春「もぅ、なんでですか」

佐天「今の初春は怒らせた方がかわいいからね」

初春「…………///」

黒子「ところで、初春が戻ってからお姉さまのテンションがだだ下がりしているのですが……」

佐天「え?御坂さん、どうかしたんですか?」

美琴「アッ、ウン、ベツニナンデモナイヨ。ワタシハゲンキダヨ」

佐天(声に覇気がない!)

初春(目が死んでる!)


172 : sOjHQdmV0
今の初春ブラつけてないんだろ
つまりセーラー服から薄いピンク色が(ry



21.
美琴「…………ハァ」

佐天(えっと、あれはどうしてああなってるんですか?)

黒子(原因は初春の胸ですの。後は察してくださいな)

佐天(ああ、そういうこと……)

黒子(お姉さまは結構気にしている方ですの。では、後は気を使ったと悟らせずに……)

佐天(了解でーす)

佐天「で、でもやっぱりあたしはさぁー、いつもの慎ましやかな初春が好きだなぁー」

初春「も、もぅ、慎ましやかって……まぁ、否定はできませんけど」

黒子「しかし、牛属性で胸が大きくなるということは、元になっている牛はおそらく乳牛ですのね」

初春「えっ?」

黒子「初春についているウシミミが黒色ですし、十中八九ホルスタインではないかと……」


佐天「ねぇ、初春……」

初春「な、なんですか?」

佐天「ここに苦いコーヒーがあるんだよ。苦いとほしくなるものがあるよね?」

初春「砂糖ですか?」

佐天「ミルクだよ!」ガバッ

初春「無理ですぅ!」ダッ

佐天「うーいーはーるー!!」ダッ

黒子「トイレに逃げ込む初春。追いかける佐天さん。
   中では何が起きていることやら……。お姉さま?」

美琴「大丈夫、私の発育は少し渋滞に引っかかってるだけよ。遅れてて必ずやってくるわ」

黒子「そうだとよろしいですわね」


佐天「ただいまー」

黒子「あらあら、お顔にでっかい紅葉をつけて……のわりには、ずいぶんと上機嫌ですのね」

佐天「えー!?なんですかー!?なんか、右耳がゴーってなっててよく聞こえませんけど!?」

黒子「初春……?」

初春「えっと佐天さんがあんまりしつこいので、こう、ばしっと。わりと力いっぱい……」

黒子「つまり、迫られてビンタをしたと。しかも牛の力で」

初春「……はい」

黒子「それで佐天さんの笑顔の理由は……」

初春「…………///」

佐天「初春の初乳はあたしが美味しくいただきました!」

初春「そ、そんなこと叫ばないでください!」

佐天「えー!?あたし叫んでる!?」


186 : 2YQ7dqiI0
初春の初乳……!
なんてすばらしい響きなんだ

189 : hEuAwW7C0
搾られる初春
・・・ふぅ

190 :yRBJgp1R0
佐天さんが初春に・・・



22.
黒子「結局初春の負けでしたのね。それで満足して、初春からウシ属性を抜いたんですの?」

佐天「いやー!満足したというより、あんなに良いものは独り占めしたいといいますか!!」

黒子「それはそれは、ずいぶんと楽しんだんですのね」

佐天「はい!」

初春「…………もぅ///」

黒子「ほーら、お姉さま、乳お化けは退散しましてよ。
   もう落ち込むのはおやめになってくださいまし」

初春「誰が乳お化けですか……///」

美琴「べ、別に落ち込んでなんかないわよ」

佐天「あのー、ところで何を話してたんでしたっけ?初春のせいですっかり忘れちゃったんですけど」

初春「元凶は佐天さんじゃないですかぁ」

美琴「えっと、湾内さんには羊が似合いそうだって話して……」

黒子「次は泡浮さんに何が似合いそうか、ですわね」

佐天「あー、なんだろうなぁ?」

初春「コアラとか、似合いそうな気がしますけど……」

黒子「まぁ、っぽい感じはしますわね」

美琴「同じ水着モデルでも、他の二人ならすぐに思いつくんだけどなぁ」

黒子「固法先輩と婚后婚后ですの?」

美琴「うん。色々特徴的だったから」

黒子「確かに特徴的ではありますわね」

初春「そうだ。それじゃあ、せーのっ、で言ってみませんか?」

美琴「いいわよ」

佐天「じゃあ、まずは……」

黒子「固法先輩から。せーのっ!」

全員『ウシ』

黒子「判断基準が手に取るようにわかりますわ」

佐天「さっきの初春のこともありましたしね」


23.
美琴「じゃ、じゃあ、次は婚后さんね。せーのっ!」

全員『ヘビ』

佐天「本人への印象じゃない気もしますけど」

黒子「あれも強烈でしたものね」

初春「私はヘビ以外なら孔雀かなって思うんですけどね」

美琴「あー、それも何かしっくり来るわね」

初春「そういえば、佐天さんの能力って鳥はどういう扱いなんでしょうか?」

黒子「試してみればいいんではなくて?」ジィ…

初春「や、やですよ。もう実験台はこりごりです」

黒子「あら、空を飛べるかもしれませんのよ」

初春「空をですか。それは興味深いですね……」

黒子「でも、鳥頭とも言いますから、
   属性を付与されている間に頭の中が空っぽになってしまうかもしれませんけれど」

初春「それじゃ駄目じゃないですかぁ」

黒子「まぁ、やるやらないを決めるのは佐天さんですけれど。
   ……どうしましたの、先ほどから押し黙って」


佐天「駄目だー。鳥人間を想像するとどうしても鳥人になっちゃうよ」

美琴「と、とりじん、ってなに?」

黒子「私も聞いたことがありませんわ。初春?」

初春「確か、最近流行った都市伝説ですよ。鳥が好きだけど飼えない子供の前に現れて……」

佐天「その姿は人の身体に鳥の顔。だから空は飛べない。
   そして、人部分と鳥部分の境目を見せようと迫ってくるとか……」

美琴「そ、それは……」

黒子「嫌な生き物ですわね」

佐天「今、誰かに鳥属性なんか付与したら、あたしは間違いなく鳥人を生み出しますよ」

初春「さて、随分寄り道しましたけど、もういい加減に佐天さんの番ですよ」

佐天「ええ、そうかな……?まだ誰か……」

初春「ちなみに、重福さんは熊かカメレオンだと思います」

美琴「髪型を見て決めたのか……」

黒子「能力を見て決めたのか、ですわね」

初春「さぁ、佐天さんには何が似合いますかねぇ?」


24.
黒子「昨日のウサミミ姿はなかなかに似合っていたと思いますけど」

初春「そうですね。じゃあ、まずはウサギにしましょうか」

佐天「えー、あれはその、語尾が凄く恥ずかしいっていうかぁ」

初春「大丈夫ですよ、似合ってましたから」

美琴(ねぇねぇ、黒子。なんか、初春さん怒ってない?)

黒子(今までされたことを考えれば、怒らない方がおかしい気がしますけど)

美琴(まぁ、確かにそうね)

佐天「あーもう!わかったよ。じゃあ、ウサギだね。えいっ」

にゅっ

佐天「うぅ、恥ずかしいぴょん///」

初春「さ、佐天さん……」

佐天「な、なにぴょん?」

初春「かわいいです」ギュッ

佐天「ちょ、ちょっと初春、いきなり抱きつく、ひゃんっ!や、耳を弄ったらぁ……だめぇ、ぴょん」

黒子「あらあら、初春も暴走気味ですわね。
   そして佐天さんはペースを握られると途端に弱々しくなりますのね」

美琴「…………」

黒子「あら、どうかしましたのお姉さま、二人をじっと見つめて。はっ!まさか二人が羨ましいと!?
   それなら黒子に一言おっしゃってくだされば、黒子が全身全霊をかけてお相手……」

美琴「そんなんじゃないわよ。ただほら、ウサギって寂しいと死んじゃうっていうじゃない?」

黒子「そんなにあっさりと否定しなくても……。まぁ、そのような話をよく聞きますわね」

黒子「そういえば、佐天さんもそういうところがありますわね。
   いつも元気で明るいようで、意外と精神面が脆いというか、
   支えているようで支えられているというか。
   そういう意味でも、ウサギというのは佐天さんにぴったりな動物なのかも知れませんわね」

美琴「そうね、佐天さんはそういうところがあると思う。
   でも、ウサギが寂しいと死ぬっていうのは間違いなのよ。
   どっちかというと寂しくないと死ぬというか」

黒子「それはどういうことですの?」

美琴「野生のウサギは単独行動だし、
   縄張り意識が強くて自分の領域に他人が入ってくるのを嫌うのよ」

黒子「ということは……」

美琴「うん、ああいう構い方ってウサギ的にはストレスなんじゃないかなぁ、って」

初春「佐天さん、佐天さん……」

佐天「や、うぃはるぅ……」

黒子「でもまぁ、嫌よ嫌よも好きのうちに見えますし下手に教えると……」


25.
黒子「佐天さーん!」

佐天「え、な、なんですかぴょん?」

黒子「ウサギは年中発情期で、ヨーロッパでは好色、つまりはスケベの象徴ですのよ」

佐天「え、ええ?」

黒子「だから、ウサギ属性を付与している佐天さんも現在発情期真っ盛りなのではありませんか?」

佐天「え、なんで、ちょっ……あふっ、んぁ、や、やぁ、だめぇ///」ビクビク

初春「さ、佐天さん。大丈夫ですか?」

佐天「あ、ああ……ういはる、ういはるぅ」ギュゥゥッ

黒子「とまぁ、このように属性をほとんど制御できない今の佐天さんでは、
   与えられた情報に影響されて属性情報があっさり上書きされてしまうおそれが……」

美琴「黒子、あんた今わざとやったわね?」

黒子「あら、お姉さまはどうして私がわざわざ友達を苦しめるようなことをするなんて
   お考えになるのかしら?」

黒子(ウサギに限らず動物には発情期がありますの。
   そのことを佐天さんにしっかりと認識させれば……。
   後は時期を見計らって猫でも犬でも狐でもいいからお姉さまに付与していただくだけで……)ジュル

美琴「あんた今、悪いこと考えてたわね?」

黒子「何をおっしゃるのお姉さま。この白井黒子の心はその名のように清く白いというのに」

美琴「その名の通りに穢れた黒さに支配されてるかも知れないじゃない」


佐天(はぅぅ、肌がすごく敏感になってるよぉ。空気の流れでぞくぞくしちゃうぅ!)

佐天(胸の奥がキュンキュンして、苦しぃ……。おっぱいも張ってるのがわかるよぉ。
   特に先っぽが……びりびりする///)

佐天(パンツが濡れてきてるのがわかるぅぅ。触りたいぃ、触りたいよぉ……///)

初春「あ、ああ……/// 佐天さん、佐天さぁん」ギュゥゥゥ

初春(真っ赤になって俯いて、びくびくしてるウサミミ佐天さん……。か、かわいいですぅ///)ハァハァ


美琴「こ、れは……」

黒子「ええ、今の佐天さんにこそ首輪とリードを進呈したいですわね」

美琴「いやいや、そうじゃなくて……。これ、絶対に出てるわよね。その、フェロモン的なものが……」

黒子「そうですわね。初春なんて完全に当てられてますもの」

初春「ぁん、佐天さん、甘い匂いがします……」クンカクンカ

美琴「この匂い、まずいわね……」

黒子「ええ、このままだと私たちまで巻き込まれますわね」


26.
美琴「佐天さん、早く属性を消して。そうすれば元に戻るはずだから」

佐天「で、できませぇ……んぅ!」

美琴「え、な、なんで?」

佐天「うまく、能力がぁ……」

黒子「おそらく脳が混乱状態ですのね。それで能力が……」

美琴「ちょっ、ちょっと、どうするのよ!?このままじゃ……」

黒子「ええ、匂いがどんどん広がって大変なことに……。それに、男性に作用した場合どうなるか」

美琴「想像したくないわね。黒子、テレポートで佐天さんを人のいない場所まで連れて行って」

黒子「わかりましたの。ここからだと、初春の部屋が近いですわね」

美琴「初春さんの家ね。わかった。私はお金を払ってから行く」

黒子「では、後で。初春、あなたは先に帰って部屋の鍵を開けなさい」グイッ

初春「ああん、佐天さぁ、ん」

黒子「正気に戻りなさいな」ポカッ

初春「あれ、私……」

黒子「今から初春の部屋へ行きますの。初春は先に帰って鍵を開けておきなさい」

初春「は、はい、わかりました」

佐天「……はぁ、はぁ、んっ!」ゾクゾク

黒子「さて、できるだけ人目を避けて……行きますの」


黒子「これで中間地点といったところですか。思った以上に人通りが多いですわね」シュパ

佐天「……んぅ、はぁ」ビクッ

黒子(しかしまぁ、この状態で普通に歩いたら、一種のバイオハザードですわね。
   ここにいても、表通りの人がそわそわしているのがわかりますもの)

佐天「す、すいません。白井さん、あたしのせいで……」

黒子(ああもう!潤んだ瞳で見つめないでくださいまし。
   どこか焦点の合っていない虚ろさが、また普段の元気な姿とのギャップで……)

佐天「あ、あの、白井さん……?怒ってます?」

黒子(首輪なら赤ですわ。リードより鎖の方が似合うかしら。それなら、首輪だけでなく手枷、足枷。
   そして佐天さんから届きそうで届かない絶妙な位置に人参を吊るすんですの。
   佐天さんはそれにしゃぶりつこうと必死に首を、舌を伸ばしますの。
   でも!それでも届きませんの!
   滴った涎が床に落ちて小さな水溜りを作る頃、佐天さんが切ない目で黒子に哀願して……)ハァハァ

佐天「白井さん、白井さん」ユッサユッサ

黒子「……あ、あら、どうしましたの?」

佐天「あの、大丈夫ですか?なんかぼーっとしてましたけど……」

黒子「だ、大丈夫ですの。さぁ、行きますわよ。つかまってくださいな」

佐天「は、はい……」ギュゥ

黒子(あふ、甘い匂いが……。
   まずいですの。よくよく考えたら佐天さんをテレポートさせる私はもろにフェロモンを……)

黒子(まずいですわ。黒子、理性を保てる自身がありませんの。助けてお姉さま!)


27.
美琴「えーと、初春さんの部屋は……
   
   あっ、ここ、ここ。みんなもう着いてるだろうし……っと、あれ?鍵かかってる?」ガチャガチャ

ピンポーン

美琴「あっれー、出てこないなぁ」

ピンポーンピンポーン

ガチャッ

佐天「……ハァハァ/// み、御坂さ、ん……」

美琴「ちょっ、どうしたの佐天さん?服、ボロボロじゃないの」

佐天「し、白井さんがいきなり……へ、変になって……」

美琴「黒子がやったの?」

佐天「それで、初春も助けくれなくて、一緒になって……あたしを」

美琴「そんな……」

佐天「……助けて」ギュゥ

美琴「あっ……!(そっか、この匂い。密室だったから、二人とも匂いに当てられて……)」

美琴(うわっ、すっごく濃い匂い。どんどん濃くなってるのかな?部屋の中はもっと……?
   換気しないと……。ああ、でも、かわいいなぁ……。
   いつも元気で明るい佐天さんが、縮こまってぷるぷるしちゃってさぁ)

美琴(これだけかわいいのは、罪だよねぇ。二人が襲っちゃうのもわかるなぁ)

美琴(そっか、二人はもうやっちゃったんだよね。その時、佐天さんはどうだったのかな?
   どんな声で、どんな顔で……)

美琴(それを二人だけで楽しんだんだ。良いなぁ。私も……)

美琴「……見たいなぁ」

佐天「……み、さか……さん?」ビクビク

美琴「そっか、大変だったね、佐天さん。でも、もう大丈夫よ」

佐天「…………ぃ、ぃゃ」フルフル

美琴「私は優しく……」



美琴「……してあげるから」ニッコリ



佐天「いっ、いやぁぁぁぁっ!!」




28.
美琴「…………はぁ」

黒子「あら、どうしましたの、お姉さま?」

美琴「自己嫌悪よ。ああ、私は友達になんてことしちゃったのよ!」

黒子「まぁ、あれに関しては元をただせば佐天さんのフェロモンが原因ですし
   それほど気に病むことは……」

初春「開き直らないでください。佐天さん、気を失ってもまだ痙攣してるんですから」

黒子「一番積極的だった初春が何を偉そうに……」

初春「なっ!」

黒子「佐天さんの胸に吸い付いて、いつまでも経っても離れない。そう、まるでスッポン。
   これからのスッポンの初春と呼んで差し上げますわ」

初春「結構です!そ、そういう白井さんだって、あ、あんなところを弄ぶなんて……///
   佐天さん泣いてたじゃないですか」

黒子「それも最後には嬉し涙に変わりましたから、結果オーライですの」

初春「なんですかその理屈は」

美琴「あー、確かにあれは私もひいたわ。
   どこでそんな技術を身に付けてるんだろうとか考えたら余計にね」

黒子「日頃の研鑽の賜物ですの。それに、お姉さまには言われたくないですわ」

美琴「な、何よ……」

黒子「微弱電流を流して筋肉を収縮させる。
   まさか、そんな場所に応用するとは……。恐ろしいですわ」

初春「佐天さん、声も出ませんでしたからね」

黒子「女性の最も大切な器官を散々に弄ぶ鬼畜な責め!
   そんなことを嬉々として行うお姉さまに、ひくだのなんだのと……」

美琴「…………///」

黒子「まぁ、黒子はそんなお姉さまも素敵だと思いますわ」

初春「で、でも、その、あの、なんていうか……。思い出したら、また……」

黒子「そうですわね。また……」

美琴「ムラムラしてきたわね」


29.
初春「だ、駄目ですよ!これ以上やったら、佐天さんが干乾びちゃいます!」

黒子「自分で言い出しておいて何を善人ぶってますの?」

美琴「でも不思議ね。三人揃って急に正気に戻るなんて」

黒子「賢者モードですわ」

美琴「え?なによ、それ……?」

黒子「やるだけやって満足したから一時的に頭が冷えた。そんな状態のことですの。主に男性の……」

初春「佐天さんが気絶したからフェロモンが薄まった、とかじゃないんですか?」

黒子「ま、まぁ、その可能性もありますわね」

美琴「でも、完全になくなったわけじゃないのよね。属性も消えずに残ってるし」

初春「そうですね。気絶したら消えるかもって思ってたんですけど」

黒子「これは、佐天さんが気絶している間に何か対策を考えませんと」

初春「でも、佐天さんが能力を使えないんじゃ解除できませんよね?同じ能力の持ち主もいませんし」

美琴「肉体変化能力の持ち主ならどうにかできないかしら?」

黒子「ただの肉体変化とは別物ですから難しいかと。……あら、そういえば?」

美琴「ん?なにか思いついたの?」

黒子「いえ、そういえばお姉さまは随分とここに来るのが遅かったな、と」

美琴「ああ、ちょっと途中で知り合いに会って……ああっ!」

初春「み、御坂さん?ど、どうしたんですか?」

美琴「あいつよ、あいつ。あいつなら佐天さんの属性を解除できるじゃない」

初春「え?そんな方に心当たりがあるんですか?」

黒子「では、その方に連絡して……」

美琴「……連絡先を知らないわ」ガクッ


30.
佐天「……ん、んんぅ」

佐天「あれ、ここは……
   ……ああ、そうか。確か、初春の家で……」ブルッ

佐天「みんなが急におかしくなって……んっ」

佐天(あっ、まだ下腹がキュンキュンしてる///)

佐天「ウサミミは……まだ生えてるし、消せないなぁ
   気分はだいぶ落ち着いてるんだけどなぁ……」

佐天「そういえば、みんなは……?ういはるー、みさかさーん」

シーン・・・

佐天「……出かけてるのかな?」

佐天「のど、渇いたな……。身体もべとべとだし、さっぱりしたいな
   シャワー勝手に借りても……いっか」

佐天「よーし、使っちゃおう」


佐天「えーっと、水でいいや。なんかまた身体が火照ってきてるしね」

シャアァァァ・・・

佐天「ああ、気持ち良い……んぅ、ちょっと気持ちよすぎるかも」

佐天(なんか、色々されて前より身体が敏感になった気がするし……)

佐天(白井さんのあれは驚いたなぁ。まさかあんなところ……///)

佐天(でも、結構気持ちよかったかも……。どうせ誰もいないし、ちょっと触ってみようかなぁ
   って、なに考えてんのあたし!今そういうのに流されたら、絶対に止まんなくなっちゃうって)

佐天(御坂さんのは、真似したくてもできないなぁ。
   なんか、お腹の中に手を突っ込まれて、子宮を揉みくちゃにされてるみたいで……///)

佐天(そういえば、何で御坂さん、能力のあんな使い方を知ってたんだろ。
   もしかして御坂さんも自分で?)

佐天(初春はさぁ、かわいかったなぁ。必死で吸い付いてきちゃってさ
   ああいうのが、母性本能をくすぐる、っていうんだろうなぁ……///)


佐天「あー、さっぱりするの優先で忘れてたけど、着替えないじゃん
   ていうか、あたしの服ぼろぼろ……。下着も……ぐちょぐちょだし///」

佐天「初春の服、借りちゃおうかな……。洗って返せば大丈夫だよね」

佐天「おっ、初春のパンツだ……。駄目、なんかムラムラしてくる」

佐天「下着はつけなくていいや。あー、でも初春の服だとサイズが合わないなぁ
   ワンピースなら着れるかな……?」

佐天「うん、着れた。でも丈が短い。それに、生地が胸に直に擦れて……んぁ///」

ガチャ

佐天「あ、みんな帰って……」

上条「ど、どうも……」


330 :i1TCT1Jx0
狙ったかのようなタイミング流石っす上条さんwww



31.
side部屋の外

黒子「まさか支部まで行って……」

初春「監視カメラ映像で探したら……」

美琴「初春さんのマンションの前にいるとか、ほんとにあいつは……」

初春「それで、結局どうしてあの人なら佐天さんを戻せるんですか?」

美琴「ああ、うん。なんて言ったらいいのかな。あいつは他人の能力を打ち消せるみたいなのよ」

初春「それって都市伝説になった、どんな能力も効かない能力を持つ男ですか?」

美琴「んー、多分、そうなんじゃないかな」

黒子「そんな無茶苦茶な能力……」

美琴「でも、前に黒子もあいつをテレポートさせようとして失敗してたじゃない」

黒子「ま、まぁ、そういうこともありましたわね?」

初春「じゃあ、本当に佐天さんの属性も打ち消してくれるかも知れませんね」


黒子「んー……」

美琴「なによ、まだ疑ってんの?」

黒子「いえ、そういうわけではなくて……。あの殿方を一人で行かせて良かったものかどうか……」

美琴「仕方ないじゃない。
   私たちが中に入ったら、またフェロモンでおかしくなっちゃうかもしれないし……」

初春「能力を打ち消せるなら、フェロモンも大丈夫でしょうしね」

黒子「能力で副次的に発生したものですから、打ち消せるかもしれませんけど。しかし……」

美琴「なによさっきから。いったいなにが心配してんのよ、あんたは」

黒子「今、佐天さんは発情期真っ盛り。それが男性と二人きりというのは……」

美琴「あいつから襲い掛からなきゃ大丈夫でしょ?実際、私たちの時も私たちが襲っちゃったんだし」

黒子「それは私たちが女だからではないかと思いますの」

初春「ど、どういうことですか?」

黒子「女相手だから受身になっていたのではないかと……。
   そもそも、発情というのは生殖行為を行うためのものですし。
   異性相手には積極的になるという可能性もあるのではないかと……」

美琴「そういうことはさっさと言いなさいよ」

ガチャ


32.
side部屋の中

上条「ど、どうも……」

佐天「え、あ、だ、誰?なんで……?」

上条「いやー、俺もいきなり連れてこられたんで、何がなんだかさっぱりわからないんですよ。
   えっと、とりあえず俺は上条当麻。ビリビリ、御坂美琴に頼まれてあんたを助けに来たんだ」

佐天(上条さん……。ああ、どうしよう。あたし、今下着つけてないし……
   それになんだか……。なんだろ、これ。男の人の匂い、みたいの、わかるなぁ)

佐天(ああ、駄目、この匂い嗅いでると。……なんだっけ?なにかしないと、いけないんだよね?)

上条「とまぁ、そういうわけで……。ってあんた、えっと確か佐天さんだよな。
   顔、真っ赤だけど大丈夫なのか?」

佐天(ああ、そっか、しないといけないんだ。やらないと、できないもんね)

佐天「えー、大丈夫ですよぉ。それより、上条さんはあたしを助けに来てくれたんですよねぇ」

上条「ああ、そのつもりだ」

佐天「ふふ、いやー、ちょうど良かったですよぉ。
   男の人に助けてもらわないとできないですもんね、子作り」

上条「こ、子作りって!?
   それはちょっとうら若き乙女の口から出るには過激すぎる言葉ではないかと」

佐天「あはぁ、上条さんは純情さんなんですねぇ。んふふ、かわいいなぁ。
   でもぉ、助けてくれるって言ってたから、実は案外むっつりさんなんですかぁ?」

上条「いやいや、そんなことを頼まれると知ってたら、おいそれと助けるなんて……」

佐天「あはは、でも言いましたよね?言ったんだから良いじゃないですか。
   もう、とりあえず一回やっときましょうよ。ね?」

上条「そ、それは、とりあえずとかそういうことでやっちゃいけないことではないかと……」

佐天「うるっさいなぁ、もうっ!」

ぴょん

上条「なっ、この距離を一足飛びで!?」

佐天「ふふ、あっさり押し倒されちゃいましたよ上条さん?
   ほんとは、やっぱりやりたかったんじゃないですか?」

上条「そんなわけ、ないだろう。……くっ、とにかく下りて」グイッ

佐天「え、あれ……?あたし、なんで」

ガチャ

美琴「あ、あんた……なにやってんの?」

上条「……不幸だ」


33.
黒子「つまり、すっかり子作りモードになった佐天さんがこちらの殿方、上条さんを押し倒し……」

初春「それを押しのけようとした際に偶然触れた右手が佐天さんの能力を打ち消して……」

黒子「その瞬間に入ってきたお姉さまが怒りのままに放った電撃で……」

初春「佐天さんも巻き添えに……」

上条「……というわけだ。ビリビリ、何かいうことは?」

美琴「ごめんなさい。で、でも、あんたが紛らわしい格好してるから……」

黒子「まぁ、佐天さんも裸同然の姿でしたし、勘違いするのもわからなくはないですわね」


上条「さて、とりあえずもう用がないなら俺は行きますよ」

美琴「なによ、もう帰るの?」

上条「スーパーのタイムセールスなんだよ。家には大食らいの居候さんがいるんでな」

美琴「……お礼とお詫びにご飯くらいなら奢るわよ」

上条「いいよ、別に。礼が欲しくてやったわけじゃないし、特に身体の方も問題ないしな」

美琴「……そう」

上条「じゃあな」

ガチャ

初春「はぁ、すごい人ですね。さっき御坂さんの電撃を受けたばかりなのに……」

黒子「確かに、タフな方ですわね。動物に例えるなら……」

美琴「馬よ」

初春「え、馬ですか?」

美琴「そう、馬よ。あいつは」

初春「…………?」

黒子「初春、種馬という言葉がありますの」


359 :i1TCT1Jx0
つーか馬か鹿だな



34.
美琴「さてと、本当は佐天さんが目を覚ますまでいたいんだけど……」

黒子「門限がありますものね」

美琴「というわけで、後は任せても良いかな?初春さん」

初春「はい、大丈夫です」

美琴「うん、お願いね」

黒子「初春、寝ている佐天さんに悪戯しては駄目ですのよ」

初春「しません!しませんよ、そんなこと」

美琴「そうそう、あんたじゃないんだから」

黒子「ああん、お姉さまったら酷いですわ。悪戯させてくれたことなどありませんのに」

美琴「はいはい。それじゃ、初春さん、またね」

ガチャ

初春「はい、また」

黒子「そういえば、結局私に似合う動物の話はしませんでしたわね」

美琴「まぁ、色々あったしね……。ま、黒子に似合う動物は決まってるわよ」

黒子「あら、なんですの?」

美琴「あんたこそウサギじゃない、年中発情期の。
   今度、佐天さんにウサギ属性をつけてもらいなさいよ」

黒子「それでお姉さまに襲っていただけるな喜んで黒子は……」

美琴「やっぱりなしっ!」


35.
佐天「……んっ。あれ、あたし……?」

初春「あ、佐天さん、目を覚ましました?」

佐天「あ、初春。……ってことは、まだ初春の部屋なんだ。ん、あっ!ウサギが消えてる」

初春「上条さんのおかげですよ。まぁ、その後で御坂さんにビリビリされちゃったんですけど」

佐天「あー、なんとなくおぼえてるよ。あちこち痛いし」

初春「そいえば、すっかり忘れてたんですけど、耳は大丈夫なんですか?」

佐天「耳?ああ、ウシの時にトイレで叩かれた?」

初春「はい、思いっきり叩いてしまったので……」

佐天「大丈夫、大丈夫。あれ、嘘だからね」

初春「……だ、だましたんですか!?」

佐天「おかげで美味しくいただきました」

初春「酷いですよ。人の良心につけ込んで」

佐天「はは、でも、結局あたしも似たようなことやられたし。おあいこじゃないかな?」

初春「う、まぁ、そういうことにしておきましょう」


佐天「さて、もう夜なのかな?」

初春「そうですね。今日は泊まっていってください。その、佐天さんの下着がまだ乾いてないので」

佐天「あたしは初春のを履いて帰っても良いけどなぁ」

初春「さ、佐天さん……///」

佐天「ま、お泊りするのも楽しそうだから、泊まってくけどね。あ、でも襲わないでよ、初春」

初春「しませんよ、そんなこと」

佐天「そっかー、あたしは初春になら襲われてもいいんだけどなぁ」

初春「佐天さぁん///」


おわり
ФゝФ〕<ません。以下46.迄エロ有り小ネタ


36.
佐天「うーいはるー、今日もジャッジメントの仕事?」

初春「あ、佐天さん。なんでもビルの裏で猫さんが毎晩うるさいそうで保護に行くんです。」

佐天「へぇ、猫かー、私もついていっていい?」

初春「ええ、いいですよ。私も一人前のジャッジメントだってところをみせてあげます!」


初春「わあっ、猫さんはつがいだったんですね~。」

ネコs「フギャアアアア」

佐天「ああ、こりゃあすっかり発情期だね(初春猫になーれ♪)」

初春「そうみたいですにゃ、にゃ? ささ、佐天さん!?」


初春「ね、猫さぁん・・そんなところ舐めないでくださいよう・・ひにゃあうっ!!」

佐天「わわっ、初春すごいことになってる・・・」

初春「さ、佐天さんも見てないで・・・能力・・といてくだしゃ・・あああんっ!!!」

佐天「う・・・初春・・かわいい・・・」

初春「に・・・にゃあ・・も・・もうだめ・・いっ・・」

佐天「戻れー」

初春「い、いk・・・あれ?元に戻った・・・」

佐天「いやあ、ちょっと調子に乗りすぎたよ。初春ゴメンねー」

初春「佐天さん・・・あの・・その・・・」

佐天「ん?初春どしたの?猫ちゃん保護するんでしょ」

初春「え、ええ。そうです!
   せっかくのジャッジメントのお仕事ですから邪魔しちゃだめですよ!佐天さん!」


37.
佐天「……ん?あれ、子供泣いてる」


子供「わーん、わーん」

佐天「どうしたの、ボク?」

子供「ふ、ふうせんが……」

佐天「ああ、手を離しちゃったのか。それで、木に引っかかっちゃったんだね」

子供「……うん」

佐天「んー、この木は確かに登り辛いなぁ。枝は高いし、他に手をかけられるところもない」

子供「……う、うぅ」

佐天「あっ、泣かないで。大丈夫だからね。お姉ちゃんがすぐに取ってあげるから」

子供「ほんと?」

佐天「うん。どーんと任せなさいって」

佐天(さてと……。高さは七メートルってところかな?
   んー、ウサギなら届くけど使いたくないし。こういう時はやっぱ猫かな)

佐天「えいっ!」

にゅ

佐天「よっ、はっ、と。よーし、取れた」

しゅたっ

佐天「はい、取れたよ」

子供「わぁ、ありがとう。ねぇねぇ、お姉ちゃんは猫娘なの?」

佐天「猫娘?」

子供「うん、妖怪の!」

佐天「妖怪……って」

佐天(妖怪か。確かにそういう風にも見えるよなぁ。
   でも、これって面と向かって化け物って言われてるようなもんじゃん)

子供「…………」ワクワク


佐天(しかもわくわくしてるし。よーし、こうなったら……)

佐天「そうだよ。お姉ちゃんは猫娘なんだ。だから、すぐ泣くような子供は……食べちゃうぞぉ!」

子供「わーっ!」

たったったっ・・・

佐天「ははっ、子供は元気だねぇ」

佐天「ん……なんだろ?鼻がむずむずする」

佐天(んー、前にもこんな……ああ、これもしかして……)

佐天「発情期……かな?」

佐天「んー、まぁ、仕方ないか」


38.
初春「今日も白井さんは無茶しすぎです。まったくフォローする方の身にも……」

ガチャ

初春「ただいまー、っていっても誰もいませんけど……」

佐天「あ、おかえりー」

初春「さ、佐天さん!?ど、どこから?」

佐天「初春ー、ベランダの窓開いてたよ。無用心だなぁ」

初春「ベランダから入ってきたんですね?まぁ、いいですけど。
   それで、なんでいるんですか?しかも猫属性までくっ付けて」

佐天「いやー、かくかくしかじかで発情期に入っちゃってさ」

初春「全然わかりませんけど……」

佐天「えー、ほんとにぃ?あたしが発情期に入ったって言ってるんだよぉ?」

初春「うっ……。まぁ、ここに来た目的はわかりました」

佐天「また、よろしくおねがいしまーす」


初春「もう、そんなに簡単に発情期に入らないでくださいよ」

佐天「そんなこと言ったってさ。動物ごとに周期がバラバラなんだよ。いちいち覚えてらんないって」

初春「覚えてください。そうじゃなければ早くレベルを上げてください」

佐天「こないだ上がったばっかりじゃん。ほら、語尾とか取れたし」

初春「発情してても自力で戻れるレベルになってくださいって言ってるんです」

佐天「戻れるよ。一度思いっきりして気絶すれば、
   脳がリセットされて能力が使えるようになるって前も言ったじゃん」

初春「一人じゃ気絶するほど、その、できないんでしょ?」

佐天「うん、自分でやるとどうしてもセーブしちゃうみたいで」

初春「まったく、それじゃ自力って言えないですよ」


39.
佐天「もう、そんな意地悪言うと……えいっ!」

にゅ

初春「え、にゃ、にゃんで私に猫属性が!?」

佐天「ふっふっふっ、実はレベルアップの結果、
   発情中でも他人に属性を付与できるということわかったのです」

初春「にゃ、にゃんと」

佐天「ただし、取れません。なんか、取る時に使う部分の方が発情の影響が強いんだってさ」

初春「わ、わかってるならやらにゃいでくださいにゃー」

佐天「ちなみに、初春はかわいいから語尾付きね?」

初春「そんにゃこと、聞いてにゃいです……んぅ、にゃあ」

佐天「ふふ、とうとう初春にも発情期が来たみたいだね。
   かく言うあたしも、んっ、もう限界なのさ……ふ、ぁんっ!」

初春「ひ、ひどいですにゃあ、佐天さぁん」

佐天「おお、甘い声が出ちゃってる。ねぇ、うぃはるぅ、いいじゃんかぁ。やろうよぉ。
   どうせあたしを気絶させないと戻れないんだぞぉ」ビクッ

初春「そ、そうですにゃあ……。それじゃあ、遠慮しませんにゃ」ガバッ

佐天「ん、ひゃぅ!……あぅ、んっ、んんぅ」ビクビク

佐天(初春って、結構なベットヤクザだなぁ……)


※ベッドヤクザ:普段はそうは見えないのに、ベッドの中ではガラリと性格が変わって責める人のこと


初春「えへへー、佐天さん今日のパンツは水色のしましまですねー」

初春がスカートを大きくまくりあげて言う。そのまま下着を横にずらし、アソコに舌を這わせる

佐天「う、ういはる・・・きゃうん」

初春「あれれー、佐天さん腰が跳ねてますよ…んっ」

佐天「ん、……んぅ」

初春「ふふ、佐天さん、声、我慢しにゃくていいですにゃあ」ピチャピチャ…

佐天「や、やだぁ……、恥ずかしぃ」

初春「もう、頑張ったってどうせすぐに声あげちゃうのににゃあ……」チュパッ

佐天「そ、そんなこと、なぃ」ピクンッ

初春「無駄ですにゃあ。だって、佐天さんの身体は私たちで開発したんですからぁ。
   弱いとこ、ぜーんぶわかってますにゃあ」

佐天「ん、やぁ、ひゃふっ!」

佐天(か、開発って……/// やっぱり、いつもの初春じゃないよぉ)

佐天(……ん、初春の舌、ざらざらしてる。そっか、初春も猫になってるから……。
   やだ、猫舌気持ちいいかも///)

佐天(ん、耳、ぴちゃぴちゃ舐めてる。ひゃぅ、首筋ぃ……///
   え?わ、脇とか舐めちゃぅん!くすぐったいよぉ///)

佐天(あ、胸に来たぁ。ん、んんっ、先っぽ、先っぽもぉ……///)


40.
初春「ん~?どうしたんですかにゃ、佐天さん。物欲しそうな顔してますにゃ。
   にゃにかして欲しいことでもあるんですかにゃあ?」

佐天「……んぅ///」ジィ…

初春「まだ恥ずかしいんですかにゃ?ちゃんと言ってくれるまでしてあげませんにゃ」

佐天「な、何も言うことなんてないし……///」

初春「ふふ、無駄ですにゃあ。佐天さんは顔ぐちゃぐちゃにしておねだりしちゃうんですにゃあ。
   私は白井さんや御坂さんと違って能力ですごいことはできませんし、
   じっくりたっぷりいつまでも、ですから……」

佐天(ああ、焦らすんだ。またいつもみたいに……。
   焦らして焦らして、それでトバすのがいつもの初春のやり口だもん)

佐天(あ、胸から……おへそぉ!んぅ、ああ、舌が入って、ぐりぐりしちゃだめぇ///)

佐天(ん、下りて……やっぱり大事なところはお預けかぁ。ん、ふともも、ぞくぞくしちゃうぅ)

初春「佐天さんの脚、綺麗ですにゃあ……」カジカジ

佐天「か、かんじゃ、だめぇ……」

佐天(え?も、もっと下がるの……それって)

初春「んー、よいしょっと。えへへ、佐天さんの靴下、口で脱がせちゃいましたにゃあ」

佐天「そ、そこは汚いよぉ///」

初春「佐天さんに汚いとこにゃんて、にゃいですよぉ……。
   ふふ、でも蒸れてて匂いはちょっとキツいかにゃあ」

佐天「ば、ばかぁ……///」

初春「でも、発情してるからですかにゃあ?すっごく、興奮しちゃう匂いですにゃあ」ゾクゾクッ

佐天「ん、やだぁ……///」

佐天(ふわぁ、くすぐったいよぉ。足の裏、舐めて……。はわっ、指しゃぶってるぅ///)

初春「ふふ、ここからだとパンツ丸見えですにゃあ。
   おやおや~?佐天さん、もう染みができてますよぉ」ピチャピチャ

佐天「み、見るなぁ……///」

初春「大丈夫にゃんですかぁ?まだまだ序の口にゃんですにゃあ」





佐天「や、やだぁ……。もぅ、いじわるしないでぇ、おっぱい、先っぽ、舐めてよぉ。あそこもぉ……ぅ、ひっく、きもちくしてぇ……///」

初春「ほーら、堕ちちゃいましたにゃあ。ふふ、いいですにゃあ。トバしてあげますにゃあ」

佐天「ぁん、尻尾、絡ませてるぅ……///」

初春「あは、真っ赤になっちゃってかわいいですにゃあ。
   さ、一緒に気持ちよくにゃりましょう」ニッコリ

佐天「…………うん///」


41.
黒子「佐天さん、初春をライオンにしてもらえませんの」

佐天「ライオン、ですか?」

黒子「えぇ、たて髪の立派なライオンですの」

佐天「いいですよ、てぇぃ」

初春「が、がぉぉ!?」

佐天「黒子さん、これでいいですか?」

黒子「えぇ、十分ですの」ジュル

佐天「獅子春もかわいいなぁ、もぅ」

黒子「では、スカートをめくっていただけませんの」ジュルリ

佐天「初春、覚悟ぉ」

初春「が、がおー」

佐天「すごんだってダメなんだからぁ、てぇぃ」


黒子「まさかとは思いましたが、これほどまでとは」ジュルル

佐天「う、初春、男の子だったの!?」

初春「ち、違いますぅ。佐天さんのバカァ」///

黒子「たて髪が立派なのはオスですの」

佐天「それにしても、大っきいなぁ」

初春「さ、さてんぁん、触らない、んぁ、でください」///

佐天「気持ちいいくせにぃ、えぃ」

初春「あんぁあ、ななにかきますぅぁんぁあぁぁぁ」ドピュ

黒子「勿体ないですわ、初春の精子ですのに」ペロゴク

佐天「黒子さんだけずるーい」ペロゴク


42.
佐天「うーいーはーるー♪」

初春「さ、佐天さん?またベランダから……。ちゃんと玄関から来てくださいよ」

佐天「えー、だってこっちの方が早いじゃん。猫の敏捷性ならこのくらい軽いしね」

佐天「あー、でも走ってきたから喉渇いたよ」

初春「はいはい、今なにか……。あちゃ、なにもない。すいません、何か買って……」

佐天「えー、なにもないの?あたしお客さんなのにー」

初春「どの口が言うんですか……」

佐天「ていうかさぁ、あるじゃん、おいしそうなのが……。えいっ!」

初春「え?う、うわっ!?」ドタッ

佐天「はは、バランス崩れて倒れちゃったね」

初春「もぅ、急に胸が重たく、ってウシ属性!?」

佐天「さーて、喉を潤しましょうかにゃあ?」

初春「そ、そんな理由で……あんっ!」


43.
佐天「おーみーずー♪」

初春「なんですか、その挨拶は。しかもまたベランダから……」

佐天「うーいーはーるー……」

ガラッ

初春「今日はウサギなんですね。ウサギはもう使わないんじゃなかったんですか?」

佐天「んー、おーみーずーちょーらい♪」ギュゥ

初春「わわ、急に抱きつかないでくださいよ」

初春(ん、甘い匂い……そっか、発情期でフェロモンが出てるんですね。
   あれ、でも、それだけじゃなくて……)

初春「佐天さん?お酒飲んでます?」

佐天「んー、アケミたちと遊んでて……。すごいよね、むーちゃん大学生の彼氏いるんだよぉ。
   ん、でまぁ、色々あって……飲みました」


初春「もう、駄目じゃないですか」

佐天「あはは、ごめーん。でもねぇ、カクテルってほとんどジュースだよ。お酒じゃないね、あれは」

初春「ジュースっぽくてもお酒だからそんなに酔っ払ってるんですよ。
   それで、ウサギはどうしたんですか?」

佐天「あはー、のーりょく見せてって言うからさぁ。色々やってるうちにウサギになっちゃってぇ」

初春「そのまま戻れなくなったと」

佐天「年中発情期だからねぇ、ハハハ」

初春「笑い事じゃないですよ。でも、その様子だと……楽しかったんですね?」

佐天「うん、楽しかったー」

初春(そんなに即答しなくてもいいじゃないですか……)


初春「……じゃあ、私も行けばよかったです」

佐天「なに言ってんの、初春は風紀委員の仕事でしょう?
   それに、初春がいるとできないことってのもあるしね」

初春「な、なんですかそれ!?」

佐天「うぅ、大声出さないで、頭に響く。それは、ほら、初春は風紀委員だし、
   いや、それでいいと思うんだけど、少し堅苦しぃ……」スヤスヤ

初春「佐天さん?……寝ちゃいましたか」

初春(言うだけ言って寝落ちですか……。無防備な姿さらしちゃってまぁ)

初春(お酒のせいですかね?いつもよりずっと色っぽいです)

初春(そういえば、発情しちゃってるからしないと戻れないんですよね……)

初春「…………」スッ

佐天「……ん、初春?なんであたしの服めくってんの?」

初春「ちょっと遊ぼうかなって思いまして」

佐天「んー、今は駄目だよぉ。眠たぃ……」

初春「……アケミさんたちとは遊んだんでしょ。だったら私とも遊んでくださいよ」ピチャ、ピチャ…

佐天「ん、初春、何か怒ってる?」

初春「怒ってなんかいませんよ」カリッ

佐天「……んっ!」


44.
初春「がおーっ!(←獅子属性)」

佐天「…………プルプル(←ウサギ属性)」

初春「おやおや、なにを震えているんです、佐天さん」

佐天「え、だって、初春はライオンだし、あたしはウサギだし、その……た、食べるの?」

初春「なにを言ってるんですか。
   ライオンって言ってもベースは人なんですから、人を食べたりしませんよ」

佐天「そっか、そうだよね……」

初春「ええ、そうですよ。むしろ佐天さんに……食べてもらいます」ボロンッ

佐天「ひ、ひぃぃっ!」

初春「なにを驚いてるんです?たて髪つきのライオンは雄に決まってるじゃないですか」ペチペチ

佐天「や、やだ……。顔にくっつけないでぇ」

初春「佐天さんがつけたんですよ、こんなギンギンなの。だから、ちゃんと責任とってください、よっ!」ガシッ

佐天「ん、んんん゛んーっ!!んぐ、ごっ、や、やら、ぬい゛でぇぇっ!!」ジュッボジュッボ…


初春「あん、らめぇ、こんなの気持ちよすぎですぅ。すぐに出ちゃいますよぉ///」

佐天(え、で、出るって……?まさか!?)

初春「ん、ひゃうぅぅっ!……ハァ、ハァ、ほら、初春の初汁ですよ。
   しっかり零さず飲んでください」ビュルッ!

佐天「ん、んぅ、ん゛ん゛ん゛っ!……んぐ、んぐ、ん゛っ!……ぁ、ぇほっ、ぇほっ」ボタ、ボタボタ

初春「駄目じゃないですか、こんなに零しちゃ。全部飲んでくれないと……」

佐天「そんな、無理ぃ。こんな、喉にへばりついて。
   こんなの、液体じゃないじゃん。……あ、ああっ!?」

初春「しょうがないですね。……ん、どうしたんですか?私のはまだまだ元気ですよ」ニヤニヤ

佐天「そ、そんな、嘘……」

初春「ふふふ、それじゃあ、今度は零さないように、下のお口で飲んでもらいますね」ガシッ

佐天「え、それは無理、絶対無理だってっ!ちょ、だめぇぇっ!!」ジタバタ

初春「ウサギの佐天さんがライオンの私に勝てるわけないじゃないですか。
   ほーら、暴れたら入らないじゃないですか」

佐天「ば、ばかぁ!……ひっ、ぁ、えっ?う、うわぁぁぁっ!!」

初春「ん、入りました。……んあ、佐天さんの中、気持ちよすぎますぅ」

佐天「い、痛いよぉ。やだ、抜いて、抜いてよぉ……」


初春「すぐに気持ちよくなりますよ。だって佐天さんはエッチなウサギさんですから」パンパン

佐天「そ、そんなことぉ……」

初春「ん、やっぱり、気持ちよすぎです。さ、佐天さん!とりあえず一回目、中に出しますから!」

佐天「や、それはほんとに、駄目だってっ!に、妊娠しちゃうからぁっ!!」

初春「あはは、何言ってるんですか、佐天さん?させるんですよ。
   だって、子作りなんですから……あっ、いきます///」

佐天「や、やだぁぁぁぁっ!」

どく、どくどく・・・


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   r ‐、
   | ○ |         r‐‐、
  _,;ト - イ、      ∧l☆│∧    良い子の諸君!
(⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l   
 |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 「やればできる」
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|    
│  〉    |│  |`ー^ー― r' |  いい言葉だな!
│ /───| |  |/ |  l  ト、 |  
|  irー-、 ー ,} |    /     i  我々に避妊の大切さを教えてくれている!
| /   `X´ ヽ    /   入  |



45.
初春「という夢を見たんですよ」

佐天「うん、笑顔で報告する内容じゃないよね、それ」

初春「ですから……佐天さぁん?」

佐天「いやいや、甘い声出しても駄目だよ。そんなの絶対やらないし」

初春「そんな、佐天さんは私との子供、欲しくないんですか!?」

佐天「いやいやいやいやいや……」


??「夢なら私も見ました!」

初春「そ、その声は……」

佐天「重福さん?」

重福「私の見た夢はこうです!」


佐天「……は、はずかしいよぉ(←犬属性)」

重福「なにを言ってるんです。佐天さんは今犬なんですから、散歩するのは普通でしょ」グイッ

佐天「ひ、引っ張らないで。首が絞まる……。そ、それに、散歩はいいけどなんで裸なのよ?」

重福「あら、佐天さんは犬に服を着せるんですか?大丈夫ですよ。
   私のダミーチェックで周りは変に思いませんから」

佐天「でも、カメラには映るじゃん。……あ、あの、ちょっとトイレに。
   こんな格好だからお腹冷えちゃって」

重福「佐天さんは今犬なんです。私の言いたいこと、わかるでしょ?」

佐天「そ、そんな!こんなところで……///」

重福「ああ、早くしてくれないかなぁ。
   あんまり待たされると、イライラで能力に集中できないかも……」

佐天「わ、わかった。わかったからぁ!……う、うぅ」

シャアァァァ・・・

重福「うふ、かわいい」


佐天「いや、なにその変態。てか、普段からそんなことしたりしてないよね?」

重福「というわけで、さぁ!」

佐天「うわっ、完全に無視された。ていうか、そんなことしないし、できないし」

初春「そうです。そんなことより私との子作りが先です!」ガシッ

重福「な、なによ、あんた!」ガシッ

佐天「い、痛い痛い。もう、夢なら覚めて……」



46.
??「あらあら、両手に花でなにしてますの?」

初春「白井さん!」

??「そういえば、私の夢にも佐天さんが出てきたよ」

佐天「み、御坂さん!?」


佐天「どうして今まで誰もこれをやらなかったのか!えいっ!」

にゅ

美琴「え、え、何の属性?」

黒子「そして、お姉さまにはこれに着替えていただきますの」ヒュパッ

美琴「と、虎柄ビキニ!?……って、テレポートで服を!?黒子、あんたいつのまにそんな技を」

初春「それじゃあ、いきますよ、御坂さん」

美琴「え?え?」

佐黒初『新年あけましておめでとうございます。今年は寅年!』

美琴「が、がおーっ」


美琴「……ってね」

初春「…………」

重福「…………」

美琴「な、なによ……」

佐天「いやぁ、御坂さんの夢は可愛らしくていいなぁって」

美琴「…………///」


黒子「虎柄……。そうですの!佐天さん、お姉さまにウシを」

佐天「え、は、はいっ!」

にゅ

美琴「ちょ、ちょっとなに、いきなり。あん、胸が///」

黒子「そしてこの虎柄ビキニと……テレポートチェンジですの!」

美琴「あ、ちょっと黒子、ほんとにそんな技……」

黒子「そしてウシ耳を髪で隠せば……」

初春「ああ、確かに……」

佐天「鬼娘ですね」

黒子「二月はこれで決まりですの!」ハァハァ

美琴「くーろーこー……。勝手になにしてくれてんのよっ!!」ビリビリ

佐天「あー、こういう光景、昔アニメで見たかも……」

初春「私もそんな気がします……」

黒子「そこは、だっちゃをつけてもう一度ーっ!」

美琴「馬鹿言ってんじゃないわよ!!」ビリビリッ



541 :wKCk+nZG0
美琴可愛いな
黒子のせいで純粋な夢が台無しに・・・

387 :xvIMtFZz0
ずっと、力が欲しかった
人を力で区別するこの街で生きるには
無能であることはあまりに息苦しかったから
でも、力を手に入れたところで得られたのはほんの僅かな優越感
結局、あたしはあたし、ちっぽけで弱い、佐天涙子

「私は、たとえ私の力が及ばなくても立ち向かうわ。だって、立ち向かわずにはいられないもの!」
                                      ―――御坂美琴
「己の信念に従い、正しいと感じた行動をとるべし――それが、ジャッジメントですの!」
                                  ―――白井黒子
「大切なのは力を手に入れることじゃない!その力で何がしたいかだ!そうだろ!!」
                                ―――上条当麻
あたしの周りには強い人が多すぎる
そのことが、あたしの弱さを実感させる

「佐天さんは、その力でどんなことをするんですか?」
「大丈夫です。佐天さんは私が守ります。私だってジャッジメントですから」
                            ―――初春飾利
あたしは弱い、弱いけど――

「イメージしろ!強く、もっと強く!あたしの大切なものを守れる強さを!!」
                             ―――佐天涙子
――いつだって、あたしは強くなりたかったよ


『とある科学の最強幻獣』絶賛脳内上映中、同時上映『ネコミミ×初春、そしてマタタビ』もあるよ♪


47.
「それを使えば、本当にレベル5に……?」

「そうだよ。君の聞いたことがあるだろう、幻想御手という名前は?」

「……しかし、あれは副作用のある危険物だと」

「あれは、能力の強度をあげることを目的としていなかった。
 だからあのような弊害が発生したし、能力の上昇も副次的でしかなかった」

「では、貴方のそれは……」

「そう、能力をあげること目的としたものだ。副作用もない」

「……何故、貴方はそれを私に?」

「君が適当だと思ったからさ。才能もある。努力もしている。そして挫折も知っている」

「…………」

「さぁ、君はどうするんだい?」


その日、学園都市に八人目のレベル5が誕生した。


佐天「うーいーはーるっ♪」

ばさっ

初春「ふぇ?……ぇぇえええ!?」

初春「な、なにするんですか、佐天さん!?」ポカポカ

佐天「あはは、挨拶じゃん、あ・い・さ・つ」

初春「こ、こんな挨拶したら駄目です」

佐天「なにさー、いいじゃん。どうせ、パンツの中まで知ってる仲なんだしぃ」

初春「ひ、人前でそんなこと。……どういう神経してるんですか!?」

佐天「えー、ほんとのことじゃん」

初春「それに、だいたいそれは佐天さんが発情する度にうちに来るから……」

佐天「だって、御坂さんたちは寮で色々厳しいし、あんなこと頼めるの初春しかいないんだもん。
   あ、それとも初春はあたしに行きずりの男と……」

初春「そ、それは駄目です!」

佐天「でしょー?」

初春「はぁ、もういいです。それで、どうだったんですか、システムスキャンの結果は?」

佐天「んー、レベル4におしくも届かないレベル3って言われたよ」

初春「す、すごいじゃないですか」

佐天「えへへー、一杯練習したからねぇ」

初春「主に実験台は私ですけどね。……はぁ」


48.
佐天「まぁまぁ……。それじゃあ、日頃の感謝を込めて、何か奢ったげるよ。何がいい?」

初春「あ、ごめんなさい。今日は風紀委員の方へ行かないと行けなくて……」

佐天「ん、何かあったの?」

初春「はい、最近少し変な事件が多くって……」

ピピピピ・・・

初春「っとと、……白井さんからです。……はい」

黒子『初春、何してますの?今日は例の事件のことを……』

初春「はい、わかってますよ。今から行きます。……すいません、佐天さん」

佐天「いやいや、いいよ、行っといで。……頑張ってね」

初春「はい、それじゃあ」

タッタッタッ・・・

初春「あの……」

佐天「ん、どうしたの、忘れ物?」

初春「能力を手に入れて、レベルも順調に上がってて……。
   佐天さんは、その力でどんなことをするんですか?」

佐天「え……?」

初春「それと、お礼はまた今度、何か奢ってもらいますから」

佐天「そっちが本命かい!」

初春「えへへー」


49.
佐天(んー、しかし、『その力で何をするの』か。考えたこともなかったなぁ)

佐天(初春は考えてるのかな。っていうか、そういうこと考えて風紀委員にやってるのかも
   ってことは、白井さんも当然考えてるんだろうし……。御坂さんはどうなのかな?)

佐天(っていうか、あたしの場合はほんとに、ただ惨めな場所から出たいってだけだったんだよね
   この街は、とにかく能力で人を測るから、無能力って息苦しいんだよね)

佐天(ま、あたしは能力を手に入れたから、そういう惨めさとはおさらばできたんだけど……ん?)

佐天「あっ、御坂さんだ。おーい、御坂さーん!?」

美琴「佐天さん?」

佐天「はい。どうしたんですか、一人で。お買い物ですか?」

美琴「う、コ、コンビニに……」

佐天「あー、立ち読みですか。あたしもよくやりますよ」

美琴「佐天さんは、一人でどうしたの?」

佐天「どうしようかなーって考えてるところです。
   初春はなんか変な事件が多いとかで風紀委員に行っちゃったし」

美琴「そういえば、黒子もそんなこと言ってたわね」

佐天「それじゃあ、どんな事件か知ってます?」

美琴「それが教えてくれないのよねぇ、黒子の奴。風紀委員の仕事に手を出すなーって」

佐天「はは、それだけ御坂さんのことを心配してるんですよ」

美琴「十億ボルトの電流を自在に操るレベル5を心配ねぇ……。
   ま、いいわ。それより佐天さん。暇ならお茶していかない?」

佐天「え、いいんですか?」

美琴「うん、せっかくだしね」


50.
美琴「へぇ、力で何をしたいのか、か」

佐天「はい、突然聞いてきたんですよ、初春が」

美琴「そういうことを聞いてくるってことは、初春さんにはなにかあるってことよね」

佐天「まぁ、色々考えて風紀委員をやってるんじゃないかと」

美琴「それで、佐天さんは?」

佐天「え?あ、あたしは……なんにもないですよ。
   正直、力が欲しいって気持ちばっかりで、
   そこから先のことなんて全然考えられませんでしたから」

美琴「あ、なんかごめん……」

佐天「い、いえ、いいんですよ。ほら、あたしはもう能力を手に入れましたし」


美琴「…………」

佐天「ええっと、御坂さーん?」

美琴「佐天さん……」

佐天「はい!」

美琴「しゃがんで!」グイッ

佐天「え、ええっ!?」

ガッシャーン

佐天「そ、外から……石?でも、どこから……?」

美琴「あんにゃろ……。行くわよ、佐天さん」

佐天「え、あ、はい……」

ダッ


51.
黒子「初春、遅いですわよ……」

初春「ご、ごめんなさい」

黒子「これが、一連の事件をまとめたものですの」

初春「えーっと、通りを歩いていた鋭利な刃物での傷害が二件、ともに凶器は不明。
   深夜に路上駐車していた車が投げ飛ばされたような状態で損壊、三台。
   道を歩いていた人が急に酸欠で倒れる、五件。確かに変な事件が短期間に頻発してますね」

黒子「それらの事件、間違いなく能力を用いたものですの」

初春「でも、どういう能力なんでしょう。切ったり投げたり、おまけに酸欠……。
   応用性の高い能力ですね」

黒子「複数犯の可能性も考えられますの」

初春「そうですね。じゃあ、とりあえずデータベースで該当する能力者を検索してみます」

黒子「それから、事件時の監視カメラの映像もチェックしませんと」

初春「はーい……っと、白井さん!」

黒子「どうしましたの、急に大きな声で」

初春「事件です。学生街の喫茶店で窓ガラスが破損」

黒子「そのくらい、どうせ不良の示威行為……」

初春「それが、監視カメラの映像を見る限りだと、何らかの方法で石を飛ばして割ったみたいで」

黒子「不良だって石を投げるくらいの脳みそは持ってますわよ」

初春「石が大通りを水平に横切ってるんです。
   石の大きさから考えて、こんな軌道、人間に投げられるわけありません」

黒子「とりあえず、能力者の犯行ということですわね」


初春「はい。それで、その場所に……」

黒子「どうしましたの?」

初春「御坂さんと佐天さんがいたみたいで……」

黒子「お姉さまたちが!?」

初春「追いかけて店を出ていったみたいです」

黒子「はぁ、まったくどうしてお姉さまは……。行ってきますわ。
   初春は監視カメラで犯人、もしくは二人の居場所を探してナビゲートを」

初春「はい!」

黒子(しかし、ものを飛ばす能力。それに一連の事件……まさかですわね)


52.
佐天「ちょ、ちょっと御坂さん、どこに行くんですか?」

美琴「三ブロック先よ。そこにいた奴がこっちを見てた。勘だけど、多分そいつがやったのよ」

佐天「そんなところから……。御坂さん、目、いいんですね」

美琴「誰だか知らないけど、私に喧嘩を売ったんだもの……。後悔させてあげないとね」ビリッ

佐天(怖っ……!)

佐天「で、でも、そんなに離れ所からだったら、もう犯人逃げちゃったんじゃ?」

美琴「それは、……大丈夫よ」

佐天「ど、どうして?」

美琴「うちの制服着てたのよ、そいつ」

佐天「え、常盤台のですか?」

美琴「そうよ。だから、聞き込めばすぐにどこに行ったかわかるわ」

佐天「目立ちますもんね、常盤台の制服。あれ、でもそれって……」

美琴(そうよ。常盤台の生徒ってことは……
   私が超電磁砲、御坂美琴だって知ってて喧嘩を売ってきたってことじゃない!)


53.
美琴「それで、誰かが自分のことを聞いたらこれを渡せって?」ビリビリッ

不良「あ、ああ、それだけだ。そう言った後、そこを曲がってどっかに行っちまったんだよ」

佐天「ここを曲がって……行き止まりですね?」

美琴「…………」ビリッ

不良「う、嘘は言ってねぇ。本当にそこを曲がって行ったんだ」

どさっ

美琴「なにかの能力を使ったのね……」

佐天「えっと、どうしましょうか?
   きっと風紀委員も動いてると思うんで、初春に何か聞いてみましょうか?」

美琴「うーん、できれば風紀委員より先に見つけたいのよね。私の売られた喧嘩だし」

佐天「そ、そうですか……。そういえば、なにを渡されたんですか?」

美琴「え?ああ、扇子よ、扇子」

佐天「扇子ですか。んー、どこかで見たような。どこにでもある扇子のような……」

美琴「もっと特徴的な扇子なら探しようがあるんだけど……」

佐天「常盤台みたいなお嬢様学校だと、扇子を持ってる人も結構いそうですしね……」

美琴「ねぇ、佐天さん……」

佐天「は、はい、なんですか?」

美琴「匂いで探せないかな?」

佐天「え、ええ……!?」

美琴「お願い!犬の力でなら追えるでしょ?」

佐天「そ、そりゃ、追えるかもしれませんけど……。わかりました、やりますよ」

にゅ

美琴「ありがと。今度なにか奢らせてね」


54.
??「あら、意外と早く来ましたのね」

美琴「あ、あなたは……!?」

??「私のところまで辿り着くのはもう少し、……
   そう、例えば白井黒子さん辺りに相談してからかと思っていましたのに。
   そちらの奇妙な格好をした方の能力ですわね」

佐天「奇妙って……まぁ、イヌミミに尻尾つけてればその通りだけど」

??「まぁ、そんなことはどうでもいいですわね。予定が前倒しになっただけですもの」

美琴「予定って……。あなた、どういうつもりであんなことを?返答次第じゃ……」

??「喧嘩を売ってましてよ。他になにがあるのかしら?ねぇ、御坂美琴さん?」

美琴「その理由を聞いてるのよ。私には、あなたに喧嘩を売られる覚えがないから」

??「理由……。理由ですか。そうですわね。
   貴女も知っているでしょうけど、私、レベル5になりましたの」

美琴「知ってるわ。あなたが、婚后光子がレベル5になったのは常盤台中の話題だったもの」

佐天「あ、あたしも噂で聞きました。常盤台に新しいレベル5が生まれたって」

婚后「そう、私はレベル5になりましたの。それで、試してみたくなったんですわ。
   私と同じレベル5、あなたの能力はどれほどのものなのか、私の能力はそれ以上なのか、を」

美琴「そう、そういう理由。だったら……、加減なんてしないわよ!」ビリビリッ

婚后「加減なんてされたら……、意味がありませんわ」

美琴「佐天さんは離れてて」

佐天「は、はいっ!」

タッタッタッ・・・

佐天(ど、どうしようどうしよう。いきなりレベル5同士の勝負なんて、そんなの……。
   と、とにかく警備員に)

バチッ

佐天(うわっ!け、携帯が……そっか、御坂さんの能力の影響で)


55.
美琴「それじゃあ、いくわよっ!」バチィッ

婚后「いつでもどうぞ」

美琴(……電撃が逸らされた!これは木山春生の時と同じ……、能力で避雷針を作ってる?
   でも、どうやって)

婚后「もう終りですの?超電磁砲も大したことありませんわね」

美琴(なろぉ……。考えてても仕方ないわ。避雷針なら、前と同じように……全力で!)

美琴「死んでも恨まないでよねっ!!」バチィ

ゴバァッ

婚后「直接に電撃が届かないなら熱で……ということですわね。でも……」

美琴(嘘、熱が届かない。……そっか、婚后さんの能力なら)

婚后「ねぇ、本当にこの程度なのかしら。これが全力なら、がっかりだわ」

美琴「言ってくれるじゃない。婚后さん、あなたの能力は空力操作だったわね」

婚后「ええ、その通りですわ」

美琴「あなたは誘電率の高い何らかの物質を自分の周囲に展開し、電撃を逸らした」

婚后「…………」

美琴「そして、真空の層を幾重にも重ねて熱の伝導を遮断した。違う?」

婚后「……その通りですわ」

美琴「空気の噴出点を作ってものを打ち出す能力だって聞いてたけど、結構色々できるのね?」

婚后「ですが……、それがわかったからどうだといいますの?」


美琴(確かに、仕組みがわかっても電撃や熱が届くわけじゃない。でも……)

美琴「そういうことなら、こういうやり方があるってのよ」パリッ

ザ、ザザ・・・

婚后「それは……砂鉄?磁力で操っていますのね」

美琴(砂鉄の剣なら風や真空は関係ない……!)

ダッ

婚后「その剣が切り札なら、貴女を近寄らせなければいいだけですわ」

ゴウッ!

美琴「く、風が……でも!」ギュン

婚后「け、剣が伸びて!」

美琴(入った……!)


56.
黒子「……そこ。そこですのね?そこにお姉さまたちがいるんですのね?」

初春『は、はい。監視カメラの映像で。
   それに、その地点で大規模な電磁波が確認されてます。おそらく……』

黒子「お姉さまが能力を使っていますのね。それで、相手はわかりましたのっ!?」

初春『監視カメラは御坂さんの影響で壊れてるんですけど、最後に記録された映像で……』

黒子「そう、そうですのね。わかりましたの」

初春『あの、白井さん。無理しないでくださいね』

黒子「わかってますの」

ピッ

黒子(やはり、やはりですのね……。婚后婚后、どうして?)


美琴「え、嘘……。な、なんで?」

婚后「今のは……。今のはさすがに驚きましたわ」

美琴(今のは完全に入った。避けられるタイミングじゃなかった。
   ううん、実際、避けていなかった!)

美琴(なのに、傷一つかずに少し弾かれただけなんて……)

婚后「意外と役に立つ能力でしたわね。確か……窒素装甲とか言ったかしら?」

美琴「なによ。自分の能力なのに、まるで借り物みたいに……」

婚后「まぁ、借り物みたいなものですから。さて、そろそろこちらからも……、いきますわよ」

美琴「…………!」バッ

シュバッ

婚后「あら、勘のいい方ですのね。見えない攻撃を避けるなんて」

美琴(今のは、カマイタチ……?地面が浅く切れてる)

婚后「よそ見している暇はありませんわよ!」

シュバ、シュバッ・・・

美琴「……ぐっ!」

婚后「そんな急ごしらえの盾で!いつまでしのげるかしら!?」

美琴(風を操って、真空を作って、カマイタチにさっきの鎧。それから物を飛ばす能力も!)

美琴(確かに全部空力操作系だけど、まるで別の能力を幾つもの持ってるみたいじゃない)

美琴(それにあれだけバラバラの能力を同時に使って……。
   あれじゃまるで木山春生じゃないのよ!!)

美琴「くっ、このままじゃジリ貧だわ。なんとかしないと。でも……」

婚后「ほらほら、いつまで隠れているおつもりかしら?隠れることが超電磁砲の能力?」

美琴「…………よし」バッ

タッタッタッ・・・

婚后「真っ直ぐこちらへ?隠れるのをやめたら、今度は玉砕覚悟の特攻ですの?能のない」

美琴「…………」

婚后「ならば、先ほどと同じ様に動きを止めて差し上げますわ!」

ゴウッ!

美琴「……くぅ」

婚后「そのまま、狙い撃ちですのよ」

シュバッ

美琴「……えいっ」バッ

婚后「な、わざと風に乗って避けましたの!?で、ですが……!」

美琴(い、今……っ!)ギュン


57.
佐天(ど、どうしよう……。公衆電話で警備員に連絡したけど、誰も来ないし……
   犬の耳で二人の音は聞こえるんだけど……。御坂さん、苦戦してるみたい)

佐天(た、助けに行った方が良いよね。でも、あたし……あんなの)

佐天(あんなすごい戦い、あたしが行ってもただの足手まとい、だよね
   能力者になったって言っても、あたしの能力なんてほとんど宴会芸みたいなもんで……)

佐天(御坂さんたちみたいにすごくもないし。……あんなのに巻き込まれたら、死んじゃうよ)

佐天(でも、御坂さんは友達じゃん。友達は助けなきゃ。あたしにもできること、あるかもだし)

シュバッ、ゴウッ!

佐天(む、無理!怖い、怖いよ、やだよぉ……)


婚后「足元から砂鉄の槍で……。隙を狙ったつもりでしょうが、
   生憎とこの窒素装甲はオート仕様でしてよ!」

美琴「へぇ、そうなんだ。それは知らなかったわ」ギュウ

婚后「い、いつのまに背後に……。あの風の中、自由には動けないはず!」

美琴「あんたの作る風より、私の作る磁力の方が強かったのよ」

婚后「磁力で身体を固定して……」

美琴「その通りよ。そして、あんたの能力が空力操作なら、零距離からの電撃は

さすがに防ぎようがないでしょう?」

婚后「そ、そう思うなら試してみればよろしくてよ」

美琴「言われなくてもっ!」

シュパッ

黒子「駄目ですの!お姉さまっ!!」

美琴「えっ、く、黒子……?」ビリッ

婚后「…………」ニイィ

黒子「罠ですの!」

美琴「…………っ!」

ドンッ!





黒子「お姉さま!大丈夫ですの!?お姉さま!!」

美琴「く、くろ、こ……?」

婚后「まさか、あの爆発の中にテレポートで飛び込んでくるなんて……」


58.
黒子「婚后婚后……。どうしてこんなことを!?」

婚后「その質問は二回目ですわ。知りたければ御坂さんに聞きなさいな」

黒子「では、質問を変えますの。最近頻発する刃物のような何かによる傷害事件。あなたですわね?」

婚后「ええ、カマイタチの練習をした時ですわ」

黒子「深夜の車両損壊事件も……?」

婚后「私ですわ。でも、それはどの能力の練習かしら?ちょっとわからないですわね」

黒子「通行人が突然酸欠で倒れた事件は……?」

婚后「解放空間における酸素濃度操作の練習ですわ」

黒子「今の爆発もその能力ですわね?
   自分周辺の酸素濃度を極限まで上げて、お姉さまの電撃で誘爆させた」

婚后「その通りですわ」

黒子「……それにしても、ずいぶんあっさりと自白しましたわね。

婚后「隠す必要があったのかしら?」

黒子「まぁ、いいですわ。……おとなしく投稿しなさい。風紀委員ですの!」

婚后「ふふ、あははは!なにをおっしゃるかと思ったら。
   レベル5の超電磁砲で倒せなかった私を!貴女が!?」

黒子「…………っ」

婚后「いったい、どうしたら捕まえられるっていうのかしら?」

黒子「……そっ、」

美琴「そうよ、黒子……。あんた、私の喧嘩に手ぇ出してんじゃないわよ!」

黒子「お、お姉さま……!?」

美琴「さぁ、私はまだやれるわよ、婚后さん」

婚后「ふふ、ずいぶんと頑丈ですのね?」

ピピピピ、ピピピピ・・・

婚后「あら、電話ですわ。ふふ、少しお待ちになってくださいませんこと?」


婚后「ええ、はい、そうですか……。いえ、平気ですわ。もう十分わかりましたから……」

美琴「電話は終わったみたいね。それじゃあ……」

婚后「残念ですけど、ここから先はご一緒できませんわ。
   まぁ、勝敗もついたようなものですし……ねぇ?」

美琴「な、なにを……っ!」

婚后「戦った本人同士が一番わかっているはずですわ。誰が勝者で、誰が敗者だったのか」

ゴォッ!

美琴「ま、待ちなさいよ!ねぇ!!」

黒子「駄目ですの。お姉さま、もうぼろぼろですのよ。
   それに、空を飛ばれては追いかけることもできませんの」

美琴「私は負けてない……。負けてないんだから!」バチイッ

黒子「……お姉さま」


59.
佐天「…………」ビクッ

黒子「……佐天さん?」

佐天「あ、白井さん、と……」

美琴「…………」

佐天「御坂さん!だ、大丈夫なんですか?」

黒子「大丈夫ですわ。ただ、気を失っているだけですわ」

佐天「あ、ああ……、ご、ごめんなさい。あの、あたし……。
   あたし、御坂さんが危ないのわかってて……」

黒子「…………」

佐天「わかってて何もしなかった。できなっかた。
   怖がって、ただ震えて、あたし、能力を手に入れても、何も変わってなかった」

佐天「弱くて、何もできない。無能力者だった時から、何も変われてなかったんです。
   ごめん、ごめんなさい、御坂さん……」

黒子「……いいんですのよ。
   あの二人の戦いはやはり別次元ですの。私とてできることなどありませんもの」

佐天「でも、でも……」

黒子「お姉さまの足手纏いにならないようにするのが最善でしたのよ。
   だから、佐天さんは間違っていませんわ」

佐天「…………」

黒子「覚えていらっしゃるかしら?貴女が幻想御手で倒れる少し前の事件……」

佐天「白井さんがビルを壊しちゃったやつですか?」

黒子「あ、あれはもともと取り壊し予定のビルでしたのっ!」

黒子「あの時、佐天さんは踏み出しましたのよ。
   誰に言われるでもなく、自分で決断して踏み出したんですの」

黒子「だから、私は知っていますわ。
   佐天さんは怖くても迷っても、最後の最後には踏み出せる、そういう強さを持った人ですの」

黒子「あの頃から変わっていないのでしたら、ね」

佐天「白井さん……」

黒子「それに、なんといってもお姉さまは最強無敵の電撃姫。負けるなんて誰も思いませんもの」

美琴「私は負けてなぁい!」


黒子「あら、起きてしまいましたの?」

美琴「私は負けてないの。勝てなかっただけよ」

黒子「はいはい、そうですわね」

佐天「……御坂さん」

美琴「いいのよ。佐天さんが気に病むことじゃないわ」

佐天「……でも」

美琴「私の買った喧嘩よ。佐天さんが手を出そうとしても追い払ってたわよ。だから、ね?」

佐天「……はい」


あたしはその時、この二人は本当に強いなぁ、と思った。

それは、能力が強いとかそういうことじゃなくて、人間として強いということ。

その強さがとてもとても羨ましくて、弱い自分が惨めだったのを覚えてる。


60.
黒子「つまり、力試しだと……。そう言ったんですのね」

美琴「まぁ、簡単に言えばそういう理由で売られた喧嘩だったわね」

初春「でも、おかしな話ですね。婚后さんの本来の能力とはまったく違う能力の使い方ですし」

美琴「今までは能力を隠してたってことじゃないの?」

黒子「そういう器用なことができる性格ではなかったように思いますけど……」

初春「婚后さんは最近レベル5になったんですよね。
   レベルが上がったから使えるようになったとか……?」

黒子「風を生み出すことと空気中と分子量を操作するのでは、まったく別の能力ですの。
   レベルが上がったからといってそうそう……」

美琴「その練習で色々と事件を起してたんでしょ?」

黒子「能力が安定してますのよ。新しく身に付ける練習というより、
   すでに使えるものの効果を試したいたという様子で……」

初春「陰で練習していたんじゃないんですか?」

黒子「婚后婚后がレベル5になってから、まだ半月も経ってませんのよ?
   あれだけ多用な能力を身に付ける暇などありませんわ」

美琴「そうね、確かに色々とおかしかったわ。まるで木山春生と戦ってるみたいな気分だったわ」

初春「……マルチスキルですか」

黒子「それに、最後の通話相手も気になりますの。何か、裏で暗躍している方がいるようで……」

初春「あの、そういえば、佐天さんから警備員に通報があったみたいなんですけど……」

美琴「…………?」

初春「それが、どこかで出動が差し止められてたみたいなんです」

美琴「それって……」

黒子「やはり裏があるようですわね。それも、なかなかに大物みたいですの。
   初春、婚后婚后の現在地は?」

初春「監視カメラの映像にはまだ引っかかっていません。
   他の支部にも協力してもらっていますけど、まだ……」


61.
佐天(あー、なんか居辛くって出てきちゃったけど……)

佐天(……まぁ、あたしがいたって何ができるってわけでもないしね)

佐天「……はぁ」

佐天(ほんと、駄目だなぁ……あたし)

佐天(え……っ!?うそ!)

婚后「…………」

佐天「今のって……婚后さん、だよね?」

佐天(ど、どうしよう。で、電話、初春に……って、駄目じゃん。携帯壊れてるんだった!)

佐天(ああ、どうしよう、もう行っちゃうよ。お、追いかけなきゃ!)

ダッ


ピピピピ、ピピピピ・・・

初春「あれ、誰だろ?公衆電話から……」

ピッ

初春「はい。え、佐天さん?どうしたんですか……ええっ!?

美琴「ど、どうしたの?」

初春「あ、その……佐天さんが婚后さんを見つけたって……」

二人『ええっ!?』

美琴「な、なんで!?そんな、あっさり!」

黒子「そういえば、幻想御手も最初に見つけたのは彼女でしたわね。一種の才能でしょうか?」

美琴「と、とにかく場所は?それに、無理しないようにって」

初春「は、はい。あの、佐天さん?……はい、市民体育館、ですか。そこに入っていって……見失った?
   でも、出てきてはいないんですね。はい、とにかく無茶はしないで……」

美琴「行くわよ、黒子。場所がわかったってんなら……」

黒子「ちょっとお姉さま。治安維持活動は……」

美琴「警備員は動けないんでしょ?それに、これは私が売られた喧嘩だわ」

初春「あ、待ってください。私も行きますよぉ」


62.
美琴「佐天さーん!」

佐天「御坂さん、白井さん!……初春も?」

初春「なんですか、私だけ。今、警備員が動けないらしくて、少しでも現場に手が必要ですから

黒子「それで、この体育館ですのね?」

佐天「はい。でも、中に入ってすぐどこかに消えちゃって……」

黒子「それで外には出ていないとするなら……。どう思います、お姉さま?」

美琴「地下……ね。この施設に地下部分は?」

初春「ありません。倉庫が半地下の設計になっているだけで、地下施設はないですね」

美琴「そっか、電磁波の感じだと、この地下に開けた空間があるのは間違いないんだけど……」

佐天「それって、この下に秘密の空間があって、
   この体育館のどこかにそこへ入る秘密の入り口があるってことですか?」

黒子「そういうことですわね。固法先輩がいれば、透視して調べてもらうこともできるのですけれど」

美琴「んー、黒子、テレポートでさぁ」

黒子「入れるとは思いますが、あまり座標のはっきりしない空間には飛び込みたくありませんわね」

初春「最悪、壁の中にテレポートってこともありえますもんね」

美琴「だいたいの座標は教えられるから大丈夫よ。そこに何があるかはわからないけど……」

黒子「……はぁ。まぁ、いいですわ。
   こちらから探すより、中に入って探す方が手っ取り早いでしょうし」

美琴「じゃあ、さっそく……」


63.
婚后「あら、皆様おそろいで……。どうやってここを嗅ぎつけたのかしら?まったく、迷惑な……」

美琴「自分から出てくるとは気前がいいじゃない?」

黒子「風紀委員ですの!婚后婚后、大人しく投降なさい」

美琴「黒子、あんたは行きなさい。やっぱりこの下には何かあるのよ」

黒子「で、ですが」

美琴「こいつは私に任せなさい。というか、私しか無理よ」

黒子「お姉さま……」

美琴「初春さんは周りの人を避難させて、今から少し派手に暴れるから……」

婚后「その口振りですと、
   まるで自分なら私をどうにかできるとおっしゃっているように聞こえましてよ?」

佐天「そ、そうですよ。だって、御坂さん、さっき……」

美琴「佐天さん、心配してくれてありがとう。
   確かに、こいつは私より強いかもしれない。
   今度こそ取り返しのつかないことになるかもしれない」

佐天「…………」

美琴「でも私は、たとえ私の力が及ばなくても立ち向かうわ。
   だって、立ち向かわすにはいられないもの!」

美琴「ね、だから行って。黒子、初春さんも……」

佐天「……はい」

黒子「お姉さま、ご武運を」

タッ、シュパ

婚后「よかったのかしら?四人がかりの方がまだ可能性があったかもしれませんわよ?」

美琴「お生憎さま。私の辞書には一対一以外の喧嘩はないのよ。それに婚后さん……。
   私はまだ、あんたに見せてないわ。私が超電磁砲の御坂美琴だってことをね!」パチッ、パシン


64.
美琴(先手必勝……!)

ドゴンッ!

美琴「どう、これが超電磁砲よ。さすがにこれの直撃は……」

婚后「……ええ、大した威力でしてよ。一撃で重ねた窒素装甲がほとんど吹き飛びましたわ」

美琴(あれを耐え切った!?)

婚后「窒素装甲で多層防壁を作りましたの。レベル5ならこのくらいの応用はできましてよ。
   まぁ、もはや装甲というべきではないかもしれませんけど」

美琴「だ、だったら……!」

美琴(一撃でほとんどって言ったわね。なら、連射で……あれっ?)ガクッ

婚后「さすがにそれを連射させるわけにはいきませんわ」

美琴「あ、あんた……酸素を?」

婚后「閉鎖空間では造作もないですわ。
   ふふ、これが一番手っ取り早く相手を無力化する方法でしてよ。
   無駄な破壊力など必要ありませんの」

美琴(空力操作で酸素濃度を……?なら、気流を乱せば!)バチッ

ドンッ!

婚后「天井に!?」

美琴「……ハァ、ハァ」

婚后「……っ、自然風で気流が……!まぁ、いいですわ。このくらい、小手調べでしてよ。
   空力操作は空気を操る能力。空気中でしか生きられない人間がそれに挑むということの意味。
   貴女には、たっぷりと教えて差し上げますわ」


佐天(御坂さん、大丈夫かな……。
   ああ、だめだめ、信じなきゃ。それに、今は避難誘導をちゃんと……)

??「おいおい、どうなってんだ、こりゃ?おーい、そこの……確か、佐天さん?」

佐天「え、あ、えっと、上条さん?」

上条「はいはい、その通り、上条さんですよ。で、これってどうなってんだ。なんかあったのか?」

佐天「えっと、御坂さんがレベル5の人と戦ってて……。あたしは避難誘導を」

上条「ビリビリが!?なんでそんなことになってんだ……。それで、相手はどんな奴だ。まさか……!?」

佐天「あの、最近レベル5になった人で、空力操作系の婚后……」

上条「そっか、あいつじゃねぇんだな……」

佐天「あいつ……?でも、相手がすごく強くて、御坂さんでも勝てるかわからなくて……」

上条「そっか、場所は……?」

佐天「え?体育館ですけど……。まさか!?」

上条「そっか、色々ありがとうな」

ダッ

佐天「え、嘘……なんで?」


なんであの人は、躊躇いもなく走っていけるんだろう……。


66.
シュパッ

黒子「壁の中、という自体は避けられたみたいですけど。どこですのここは?」

黒子「見た感じ、なにかの研究室といった様子ですけれど……」

??「部屋に入る際はノックくらいして欲しいね」

黒子「誰ですの?」

??「ふむ、誰か……。僕は学者だよ。一応、教授と呼ばれる立場にもある」

黒子「そうですか。では教授、貴方は何をしている方ですの?」

教授「ここは学園都市だよ。能力の研究にきまっているじゃないか」

黒子「もう少し具体的に……」

教授「そうだね。幻想御手という言葉は聞いたことがあるかな?」

黒子(やはり、それですのね……)

教授「その様子だと、聞いたことはあるようだね。
   あれ自体はまったく別の目的を持って生み出されたものだけど、
   その効果は非常に興味深かった」

黒子「脳をネットワークで繋ぎ、演算能力を向上させる……」

教授「おや、そこまで知っているのか。
   そう、そして同一系統の能力者がいれば思考パターンの共有で効率が上がる」

教授「そこで僕は考えた。同一系統の能力者だけでネットワークを形成すればどうなるのか、と」

黒子「その結果が婚后婚后ですのね?」

教授「その通りだよ」

黒子「しかし、どうやって……。同一系統の能力者がそれほど集められた形跡など、どこにも」

教授「集める必要などないよ。必要な分は作ればいい」

黒子「作る……もしかして!?」

教授「ここは学園都市。それくらいわね。
   まぁ、一体20万前後と言われたが、脳だけでいいと言ったら随分と安く済んだがね」


67.
美琴「なに、か、身体が……重い」

美琴(気圧操作?それとも私の周りの空気を圧縮して固めてるの?」

婚后「ちょこまか動かれるのは厄介ですもの。これで……」

シュパッ!

美琴(駄目、これは……避けられない!)

上条「く、おおおおおっ!」ガシッ

美琴(え、な、なに……今のって!?)

上条「おい、大丈夫か?」

美琴「あ、あんた、なんでここに?……っ、いつまで人の上に乗ってんのよ!?」ビリッ

上条「ちょ、それが助けに来た人への態度ですか!?」

美琴「別に頼んでないわよ。そんなの……」

上条「嘘つけ。危なかったじゃねぇか」

婚后「あなた……。今、私の能力を打ち消しましたわね」

上条「ん、ああ……そうなのか?」

美琴「私の身体が動いたのが証拠よ。
   まぁ、どういう原理で動かなかったのかはわからないんだけど……」

上条「ああ、そうか。押し倒した時に右手で触っちまったからな」

婚后「右手……。そう、ではあなたが……。噂だけの存在かと思ってましたのに」

上条「あんた、俺のことを……」

婚后「空力操作系は耳もよいのですわ。言葉は空気を伝播するものですから。
   なんでも、どんな能力も打ち消す右手を持っているとかで……」

上条「俺も聞いたぜ。あんた、頑張ってレベル5になったんだろ?
   それがなんでこんなことしてんだよ?」

婚后「また、なんで、ですの?もういい加減にそのての台詞は聞き飽きましてよ」


68.
教授「さらに、僕は製造した脳に様々な演算パターンを植えつけた。
   その結果として、婚后君は様々な能力の使用法を獲得した」

教授「まぁ、中には失敗してネットワークに悪影響を及ぼすものもあったがね。
   そういうものはネットワークから切り離して廃棄すればいい。実に効率的だ」

黒子「聞いているだけで反吐が出ますの。思った以上の外道ですのね。
   貴方は命をなんだと考えてますの?」

教授「命……?いやいや、あれらは生きてなどいないよ。
   ただそこにあり、演算の補助行うシステムに過ぎない」

黒子「狂っていますわ……。このような非道を平然と……」

教授「非道?おかしなことを言うね、君は。飛躍に犠牲はつきものだよ。
   特に能力開発のように人の頭を弄る研究をするなら人体実験などは日常茶飯事だ」

教授「君のテレポートに使っている演算パターンだって、
   本当になんの犠牲もなしに得られたものだと思うのかい?」

黒子「それは……」

教授「君が僕を非道だと断じるのなら、この学園都市の全てのものが同罪だ。もちろん、君もね」

黒子「…………」

教授「いや、たくさん話したら喉が渇いたね。
   少し失礼して、確か缶ジュースがこの辺りに……。ああ、あった、あった」

プシュッ

教授「さて、理解してもらえたかな?君の言う非道が、この街の日常だということが……」

黒子「そう、そうですわね……」


69.
上条「いいから答えろよ!あんたはどうしてこんなことをやってんだ!?」

婚后「力を手に入れれば試すもののでしてよ。
   試して、そしてそれを次に活かす。それが修練ですわ……」

上条「修練って……。そんなことのために、あんたはこんなことをしてるのか?
   誰かを巻き込んだり、犠牲が出ることは考えないのかよ!?」

婚后「犠牲……?何をいまさら……。私たち能力者は、全て犠牲の上に立っているんですのよ」

婚后「ですから、私たちは示さなければいけないのですわ。
   もっと先へ、もっと高いところへ、人はまだ行けるのだと!」

婚后「どうせ犠牲になるのなら、より高い山の元で……。
   それが犠牲に報いること。高みにあるものの責務でしてよ」

婚后「今ここで超電磁砲と戦うこと。
   それもまた、より高みへと至る過程。犠牲へと報いる行為でしてよ」

上条「違う。違うだろ。大切なのは力を手に入れることじゃない! 
   その力で何えをするのかだ!そうだろ!?」

上条「手に入れた力で、その力でたくさんの人を幸せにしてやることが、
   犠牲に報いるってことじゃないのかよっ!?」

婚后「見解の相違ですわね」



黒子「……貴方の言うことが真実かもしれませんの」

黒子「それでも、目の前で行われる非道を私は見過ごせませんの。
   己の信念に従い、正しいと感じた行動をとるべし――。それが、」



上条「そうかい?あんたがそう言うのなら……
   それが義務で、あんたがそうしなきゃいけないって言うのなら……。俺は、」


  「――風紀委員ですの!」
            「そのふざけた幻想を、ぶち殺す――」


70.
教授「そうか、それは残念だ。君がそういう風なら、僕もこうするしかない」

ぽいっ

黒子(空き缶を上げたくらいで……、空き缶?)

黒子(まずいですの、これは……虚空爆破!)

シュパッ

黒子「こ、ここは廊下ですの……?しかし、なぜ彼が虚空爆破を……」

??「やっぱり、空間移動能力との相性は最悪」

黒子「貴女は、釧路帷子」

釧路「そう、その通り……」

黒子「何故、貴女がここに?」

釧路「幻想御手は失敗だった。効果はあったけど、眠ってしまったら意味がない」

黒子「それで、こんどはこれですの……」

釧路「そういうこと」

黒子「退いてくれませんこと。私は教授を探しに行かなければいけませんの」

釧路「それは駄目。あなたの足止めを頼まれている」

黒子「貴女に、私が止められると思ってますの?」

釧路「多分、無理。発動に時間のかかる私の能力は、空間移動能力との相性が最悪。
   でも、時間稼ぎでいい」

黒子「時間を稼げば、婚后婚后が戻ってくるというわけですのね?なら、とっとと終わらせますの!」



※釧路帷子。
『量子変速』の大能力者。
目つきが悪い、黒の長髪の少女。詳細は不明。
書庫内のデータから学園都市内で唯一虚空爆破事件を起せる能力者とされたが、
実際は事件が起こる前から原因不明の昏睡状態に陥っており、彼女に犯行は不可能と見なされ容疑者からは外されていた。


71.
美琴「で、言うだけ言って、なんであんたはあたしと一緒に砂鉄の盾に隠れてんのよ?」

上条「いやいや、上条さんの能力は右手で触れないと駄目なんで。
   正直、空を飛ばれると手の出しようが……」

美琴「この、役立たず……!」

上条「お前こそ、いつものビリビリはどうしたんだよ?」

美琴「やるだけ無駄よ。誘電されて直撃しないの。
   超電磁砲も単発じゃ致命傷にならないし、連射はさせてもらえない」

上条「おいおい、マジかよ。それじゃ、打つ手なしじゃねぇか!?」

美琴「だから今考えて!……って、何か息苦しくない?」

上条「……そういえば、確かに少し」

美琴「あんにゃろ、空に浮かんだまま何もしてこないと思ったら、
   私たちの周りの酸素濃度を下げてるのよ」

上条「それってつまり……」

美琴「このままここにいたら、陸にいながら窒息死ってことよ」

上条「おい、それはまずいだろ。とにかく、一旦ここを離れて……」

ダッ

美琴「馬鹿!」ガシッ

ドンッ!

上条「た、体育館の残骸が……。とんでもない勢い……。当たったら死ぬぞ」

美琴「焦って動くのを狙ってるのよ……」

美琴(いやらしいやり方……。でも、確かにこれは破壊力なんていらないわね)

婚后「あら、助っ人の方……、命拾いしましたわね」

婚后「ふふ、次は飛び出して狙い撃たれるのが先か、このまま酸欠で動けなくなるのが先か……」

婚后「まぁ、このまま簡単に終わってしまうということはないでしょうけど、
   後は盾ごと移動するくらいかしら?」

婚后「なら、あの盾を砕けば、それで詰みですわね」

ピピピピ、ピピピピ・・・

婚后「あら、こんな時に……。ええ、白井さんが?はい、いえ、すぐに終わらせます。
   はい、では、十分で戻ります」

婚后「まぁ、十分もかかりそうにないですけれど……。
   では、槍状に成形した窒素装甲を最大速度で……あら?」

婚后「あれは……。そう、彼女が元凶ですのね」


72.
佐天「初春ーっ!……はぁ、はぁ、避難誘導終わったよ」

初春「ご苦労様です。こちらも終わりました。後は……」ジィ

佐天「うわ、体育館がぼろぼろになってる」

初春「さっき、婚后さんが飛んで出てきたんですけど……。あの、中の様子とかわかりませんかね?」

佐天「え、うん、じゃあ、探ってみる……」

にゅ

佐天「大丈夫、御坂さんも上条さんも無事……」

初春「え、上条さんも中にいるんですか?」

佐天「うん、あたし、上条さんに御坂さんが戦ってること話しちゃったから……」

初春「そ、それで二人は?」

佐天「しっ、何か喋ってる。
   酸素濃度が下がってて、このままじゃ窒息……、でも、動くと狙い撃ちで……」

初春「た、大変じゃないですか。ど、どうしましょう?」

佐天「どうするって……」

佐天(そんなの、どうしようもないじゃん。だって、あたしたちだって近付けないし……。えっ!?)

佐天「初春っ!」ガシッ、バッ

初春「え、佐天さ……っ?」

シュバッ!

婚后「よく、避けましたわね」

佐天(今の、あたしたちを狙って……)

婚后「また奇妙な格好をして……。でも、貴女なのでしょう?
   貴女が最初と同じ様にこの場所を嗅ぎつけたのでしょう?

佐天「え、あたし……」

婚后「どのような能力かは知りませんが、おかげで研究所の場所が知られてしまうし、
   非常に迷惑ですのよ」

佐天「あ、ああ……」


73.
婚后「お仕置きが必要ですわね……」

ダッ

初春「佐天さん、逃げてくださいっ!!」ガシッ

佐天「え、でも……」

初春「いいから早く!私は大丈夫ですから、佐天さんは私が守ります。私だって風紀委員ですから!」

佐天「う、初春を置いて、なんて……」

初春「いいから!早く!!逃げ……っ!?」

婚后「邪魔、ですのよ」

ゴウゥッ!

佐天「あ、い、いや……。初春、初春っ!?」

初春「……さ、て…さん、にげ、ぇ……」

佐天「初春、初春……と、とにかく、早く病院に、だ、誰か……」

婚后「誰も助けてくれませんわ。それに、次は貴女の番でしてよ」

佐天「う、うわあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


74.
黒子「モニタールーム……。逃げもせず、こんなところにいましたのね」

教授「やぁ、思った以上に早かったね。やはり、釧路君の能力と君の能力では相性が悪かったかな?」

黒子「よく言いますわ。山盛りのトラップで危うく死ぬところでしたわ」

教授「それでも予想より早かったことに変わりはないよ。それで、君は僕をどうするんだい?」

黒子「もちろん、拘束させていただきますの?」

教授「ふむ、そうか……。まぁ、焦ることはない。ゆっくりしたまえ」

黒子「貴方、ご自分の立場がわかっていらっしゃるのかしら?時間稼ぎはさせませんわよ」

教授「時間稼ぎ?何故そんなことを……。
   君が僕を拘束したとしても、結局は婚后君を突破しない限りここから出ることはできない」

黒子「それは……」

教授「そして、警備員は来ない。
   つまり、誰かしらが婚后君を倒さない限り、君達の勝ちはない。それが現状だよ」

黒子「…………」

教授「だから、ゆっくりしようといっているんだ。ちょうど、ここはモニタールームだしね」

ピッ、ピピッ

黒子「お姉さま!また、あの殿方と……」

教授「おや、知らない少年が一緒にいるな。
   でもまぁ、この様子だと二人とも酸欠状態に陥っているな」

教授「しかし、婚后君はどこに……」

ピッ、ピッ

黒子「佐天さん!初春っ!?」

教授「おや、君のお友達かい?花飾りの娘はちょっと危ないねぇ。
   まぁ、イヌミミつける娘はこれから危なそうだけど……」

黒子「やめさせなさい。やめさせて!」

佐天『う、うわあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

教授「!?」

黒子「……さ、佐天さん?」

黒子「そう、そうですわ。貴女は、最後の最後には自分から、踏み出す。
   そういう強さを持った人ですの」


75.
ずっと、力が欲しかった。

人を力で区別するこの街じゃ、無能であることはあまりに息苦しい。

でも、力を手に入れたところで得られたのはほんの僅かな優越感だけ。

結局、あたしはあたし、ちっぽけで弱い、佐天涙子でしかなくて。

友達が危なくても、怖くて震えていることしかできないような、弱い存在。

だって仕方ないじゃん。ずっとずっと、あたしは弱かったんだもん。

骨の髄まで弱虫が染み付いちゃってるんだもん。

レベル5とか、そんなすごい人に立ち向かえるわけないじゃん。

それが、普通なんだよ……。

でも、あたしの周りには、普通じゃない人がいっぱいいるんだ。

それがすっごく惨め。あたしの弱さを実感させる。


御坂さん、最強の電撃使い、超電磁砲。


白井さん、風紀委員で空間移動能力者。


上条さん、何の躊躇いもなく走って行けてしまう人。


初春、あたしを守ろうとしてレベル5に立ち向かった、あたしの親友。


あたしは皆の強さが羨ましかった。そう、羨ましかったんだ。

あたしは弱い、弱いけど――

佐天「う、うわあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

――いつだって、あたしは強くなりたかったよ。


76.
婚后「ど、どうしましたの、突然?」

目の前のこいつが、あたしの大切な親友を傷つけた。

今、大切な親友を助けるためには、目の前のこいつが邪魔だ。

だから、あたしは……、こいつを倒す。そう決めた。

佐天「イメージしろ!強く、もっと強く!あたしの大切なものを守れる強さを!!」

狼、虎、象……? 違う、そんなもんじゃない。そんなものじゃ倒せない。守れない。

そうだ。もしも今、初春を、皆を、守れるのなら、あたしは化け物でいい。

醜くおぞましい化け物でいい。ただ、それは全てを倒せる最強の幻獣(バケモノ)だ。

婚后「な、なんですのこれは!?これはいったい……」

目の前の瞳が恐怖に揺らぐ。

そうか、そうなんだ。あたしは今、そういう姿か……。

その瞳の中で、あたしが笑っていた。


美琴「ん、あれ、空気が戻ってきてる?どうして……」

上条「お、おい、ビリビリ、あれ……」

美琴「え、上?婚后さんと、あれ、って……佐天さん?」

上条「よく見えねぇけど、多分……」

美琴「角、翼、恐竜みたいな尻尾も……」

上条「それに右手を見ろよ。鱗に爪に、あれって、まるで……」

美琴「……竜の属性?」


教授「な、何だ……あれは?おもしろい。おもしろすぎるぞ!」

黒子「佐天さん……。まさか、本当に……」

教授「おお、すごいなぁ!?婚后君のカマイタチで無傷だ。どういう能力なんだ」

黒子(あれはきっと……)

教授「強風も、大気の圧縮でも拘束できないのか。
   あの状態で自在に飛び回るとは。どういう原理で……」

黒子(能力なんていう繊細なものではありませんわ。
   ただ頑丈で、ただ馬鹿力なだけ。でも、それ故に……)


77.
婚后「ちぃっ!何なんですの、何ですのよ……、貴女は!?それは一体……」

佐天「ぐっ、痛くない、怖く、ない……っ!ああああぁぁぁっ!」

ガィンッ

佐天「か、硬い……!見えない壁、みたいのが、二枚?」

婚后「窒素装甲を一枚、叩き壊した!?
   でも、超電磁砲のほどの威力はないようですわね?今度はこちらから!」

バシュッ!

佐天「う、うわぁっ!?」

婚后「槍状窒素装甲の最速射出。これならさすがに効くようですわ、ね、え?そ、そんな馬鹿な!?」

佐天(痛い、よぉ……。うわ、すごい血が。あたし、死んじゃうかな……?)

佐天(ごめんね、初春……って、あれ、痛みがひいて、っていうか、傷口がなくなってるし!?)


教授「お、おお……あれは肉体再生か?しかし、あんな速度は……」

黒子(桁外れの生命力。そういうイメージですのね。ですが、攻撃力が足りないようですの……)


上条「あれは……、勝ってるのか?」

美琴「勝てないわ。今のままじゃ勝てない」

美琴(佐天さんの攻撃は窒素装甲に阻まれて届いてない。
   再生してはいても、佐天さんは一応ダメージを受けてる)

美琴(このままじゃ、ジリ貧よ。だから……)


佐天「すごい、もう治ってる……」

婚后「く、それなら、連射で!」

佐天(よし、いける。大丈夫だよ。死ぬほど痛くっても、死ぬわけじゃないじゃん。
   だったら、あたしは我慢できる!)

婚后「これで、どうかしら……っ!」

バ、バシュッ、バシュッ!

佐天(突っ込めぇぇぇっ!!)

婚后「く、再生速度が……。連射速度を越えて……っ!?」

ドンッ

佐天(え、これって……?)

婚后「れ、超電磁砲かぁっ!?」

佐天「御坂さん……」


78.
美琴「後はよろしく」ニッ


婚后「く、窒素装甲が……」

佐天「……つ、っかまえたぁ」

婚后「は、離しなさい……」

佐天「うわあああぁぁぁぁぁぁぁ……っ!!」


上条(あの高さから……)

黒子(地面まで急降下して……)

美琴(叩き……つけたっ!)


婚后『あ、ああ……っ!?腕が、私の、左腕が……っ!?よくも、よくもぉ……』

教授「いかんな……。婚后君は真空を作る気だぞ」

黒子「いまさら酸欠狙いですの?」

教授「違うな。真空が出現した場合、そこには空気が流れ込む。その速度は音速以上だ」

黒子「それでは、その中心点で……」

教授「そう、音速を超えた空気がぶつかり合い、衝撃波を周囲に撒き散らす。
   まぁ、今の婚后君になら、この辺り一帯を吹き飛ばすくらいは可能だろう」

黒子「そ、そんな……」

佐天『寝、て、ろぉぉっ!』

バシンッ!

黒子「…………」

教授「…………」

黒子「ど、どうやら、終わったようですわね」

教授「ああ……」

黒子「私たちの勝ちですわ。大人しく投降していただけますわね」

教授「そうだね。こうなってしまっては、もう僕に選択肢はない」

黒子「そうしていただけると助かりますの」

教授「ああ、僕の研究もここまでか。でも、これだけは覚えておくといい」


教授「きっと、すぐに誰かが引き継ぐよ」


黒子「……覚えておきますの」


79.
婚后「左腕が……っ!?」

黒子「くっ付いてますわよ」

婚后「あ、あら、本当ですわ」

黒子「執刀医に感謝するんですのね。普通、くっ付きませんわよ、あの状態では」

婚后「あの、私……」

黒子「わかってますわよ。
   ネットワークを利用して貴女の無意識に干渉し、操っていた、と教授が証言しましたわ」

婚后「…………」

黒子「まぁ、それでも許されることとは思いませんが。元はといえば貴女が実験に加担するから……」

婚后「ご、ごめんなさい……」ポロポロ…

黒子「ま、まぁ、幸いにして死者は出ていませんし、情状酌量の余地ありと言いますか……」


婚后「あ、あの花飾りの……」

黒子「初春でしたら大丈夫ですわよ。頭を二針縫ったそうですけど、傷は残らないそうですから」

婚后「そ、そう……。それじゃあ、私を止めてくださった方は?」

黒子「ふふ、それでしたら隣で……」

シャッ

佐天「…………」ムニャムニャ

初春「…………」スヤスヤ

黒子「あらあら、幸せそうに……」

婚后「あの、この方のお名前は?」

黒子「佐天、涙子さんですのよ」

婚后「佐天涙子さん……///」

黒子(あらあら、罪な女ですの……)


80.
佐天「うーいーはーるーっ♪」

ばさっ

初春「ふぇ?……ぇぇえええっ!?」

佐天「お、白とピンクの縞々かぁ」

初春「さ、佐天さん……/// なんでいっつもいっつも……」

佐天「いやぁ、もう一日一回見とかないと落ち着かないっていうかさぁ」

初春「そ、そんな無茶苦茶な理由……」

佐天「まぁまぁ……」

初春「もう、あ、そういえば今回のシステムスキャンはどうだったんですか?
   今回はすごかったんじゃないですか?」

佐天「んー、レベル4まで後一歩のレベル3だってさ」

初春「ええ、それじゃあ、前と変わらないじゃないですか。だってあの時……」

佐天「んー、どうも火事場の馬鹿力だったっぽいね。まぁ、いいじゃん、いいじゃん」

初春「まぁ、佐天さんがそういうなら……」

初春(というか、佐天さんの能力はイメージに左右されますからね。
   本気で強くなりたいと思わない限り、あそこまでの力は出ないんじゃ?
   でもそれって、もしかして、もう佐天さんはレベル5クラスってこと?)


佐天「ねぇねぇ、初春?」

初春「ど、どうしたんですか?」

佐天「何ぼーっとしてんの? いや、そういえばさ、前のシステムスキャンの時に言われたじゃん」

初春「え、何をです?」

佐天「あー、覚えてないの?こっちは真剣に悩んだってのに」

初春「す、すいません。聞いたら思い出しますから」

佐天「あたしは能力を使って何がしたいのかーって聞いたじゃん」

初春「ああ、はい、聞きました。その答えですか?」

佐天「そ、あたしはさ……、何もしないよ」

初春「え、何もしないんですか?」


81.
佐天「うん。学園都市じゃさ、能力って一つの個性だと思うんだよね。
   脚が早い、とか。歌がうまい、とかと一緒でさ。
   でも、脚の早い人がみんな陸上選手を目指すわけじゃないし、
   歌が上手くても歌手を目指さない人もいるじゃん」

初春「まぁ、そうですね」

佐天「それと一緒でさ。能力があったって、
   それを活かして生きることばかり考えなくてもいいかな、って。
   普通に生きて、この街でしかできない出会いとかがあって、
   それで毎日楽しく生きられたらそれでいいじゃん」

初春「…………」

佐天「……だめ?」

初春「いえ、佐天さんらしくていいと思います」

佐天「えへへ、でっしょー?」

初春「調子に乗らないでください。
   それと何か奢ってくれるっていう約束ですよ。まだ奢ってもらってません」

佐天「おおっと、いらない記憶は忘れなさい」

初春「ちょ、ちょっと佐天さん。頭の花、触ったら駄目ですよ。散っちゃいます」

佐天「あははは……」


佐天(でもね、初春……。あたし、こうも思うんだ)

佐天(もし、目の前で誰かが倒れてて、
   助けを呼びに行かなきゃ行けないとしたら、それはきっと脚の早い人がすべきなんだよ)

佐天(だから、もし、あたしの前にあたしの能力ですべきことが現れたら……)

佐天(その時はきっと、あたしは一歩踏み出すよ。
   迷って怖がって、それでも最後には、ちっぽけな勇気を振り絞って……)


美琴「あっ、おーい、佐天さーん、初春さーん」

佐天「おーい、御坂さーん。ほら、初春、行こう」

初春「わわ、待ってくださいよ」

黒子「まったく、遅いですわよ。お姉さまをお待たせして……」


その後、偶然か運命か、
あたしたちは何度か幻想御手の負の遺産ってやつと戦うことになるのだけれど……。

それはまた別の話。


おわり


82.
御坂「いやーしかし、あの時は大変だったわ」

上条「上条さんも死ぬかと思いましたよ」

佐天がバハムートに変身したあの事件から約1週間がたった
学園都市とはタフな物であり、あのとんでも事件からたったの1週間で、
住人達は普段の生活を送っている。

その事件の真っただ中にいたこの2人も例外では無かった。


御坂「ま、あんたは私への攻撃を一発防いだだけで空気と化してたけどね」

上条「う、それを言われると反論出来ない上条さんなのですが
   かく言うビリビリ様も滅多打ちにされていた気がs」

御坂「最後の突破口を開いたのは私よ!大活躍でしょうが!」ビリビリ

御坂の頭頂部から電撃が走り、上条を襲う。
それが何の効果もなさない事は判り切っていることだが、
この行為はほぼスキンシップと言うか社交辞令化していた。

御坂「っていうか、ビリビリ様ってなによ!」

更に大きな電撃を生み出し、上条にぶつけようとする御坂。
だがそれは、上条には届かなかった。
正確に言えば、放たれる前に霧散してしまった。

「ひぃやぁあああああああああああ!!」

二人が座っているベンチの後ろから響いてきた悲鳴によって

佐天「ほうほう、何度めくっても変わらぬ悲鳴。これだから止められないねえ」

初春「なっななな、何するんですか佐天さん!またこんな大通りで!」

佐天「うむ、この黄色い悲鳴が聞きたいからこそ、私はめくるのだよ。
   まるでエベレストに挑む登山家のごとく」

初春「そのわけのわからない動機の犠牲を考えてくださいよ・・・」

佐天と初春。彼女たちもまた、以前と変わらぬ生活を送っている
佐天が初春のスカートをめくり、初春が悲鳴を上げる
そしてもう幾度となく繰り返してきた口論を繰り広げ
初春が丸め込まれておしまい

実に、平和だ


【とある魔術の超淫乱兎】



844 :HlSdomrC0
魔術サイドだったのかあああああああ

879 :sBOPkx2+0
それは少女の姿をしていた。無数の獣の力を宿し、そして最後には赤い竜となった。

「赤い竜を目覚めさせてはいけない。彼女、佐天涙子の抹殺を――」

初春「あれ?佐天さん、こんなところに痣ありましたっけ?」

禁書「ねぇ、とーま……。それが本当なら、もう彼女に幸せな時間はないかもしれない」
――少女に隠された秘密。

神裂「彼女は、本当に殺さなければならない存在なのでしょうか?」
土御門「わかってるはずだぜぃ。彼女は大いなる獣であり、赤い竜でもあった。つまり、十字教世界、最大最悪の敵だ」
――十字教からの刺客。

青ピ「空からドラゴン娘が降ってきた!ついにワイにも旗が立ったでー!!」
――まさかの出会いが窮地を救う。

美琴「佐天さん……。どこ、どこに行ったの?」
――友を呼ぶ声は虚しく響き、

一通「悪ィが、こっちにも事情って奴があるンでな。黙って殺されてくれねェかァ?」
――そして最強との邂逅が彼女を覚醒させる。

『とある“魔術”の最強幻獣』

初春「佐天さんはここに居ていいんです! 居て、くれないと……、わ、たし、こ、困りますよぉ」

絶望の中、それでも希望は繋がっている――。

同時上映『ネズミ属性、手のひら佐天さんの大冒険』、永遠に未公開。



83.
御坂「まーたあの子達は・・・」

上条「えーっと、あの可愛らしい花飾りの子が初春さんで、その隣にいるのが・・・」

御坂「佐天さん。さっさと覚えなさいよね」

上条「あ、そうだった。前普通に呼べたんだけどな・・・」

御坂「あんた、頭のねじが5、6個ぶっ飛んでんじゃないの?」

大体当てはまるようなトラブルが以前あったため、上条は言葉に詰まる。

上条「い、いやしかし、その佐天ちゃんがあんな怪獣に変身するとはねえ」


あの怪獣、言わずもながだが、約一週間前に体育館上空に出現したバハムートの事だ。

上条「最初は信じられなかったよ。てっきりどっかの魔道師が召喚でもしたのかと」

御坂「私は佐天さんの能力を知ってたから最初からもしや、とは思ってたけどね」


初春「あ、あそこにいるのは・・・」

佐天「おおっと、奇遇ですね、御坂さんと・・・神上さん?」

上条「発音的に合っていても漢字的には間違えているかもですが、
   上条さんはそんなこと気にしませんよ」

御坂「どう、佐天さん、身体の方は?」

佐天「いやー、もうばっちり!この通りピンピンですわ!」

初春「ホントに良かったです。あれだけの騒動だったのに、
   深刻な怪我人がほとんど出ずに済みましたし」

佐天「その深刻な怪我人の筆頭に立つのが初春だしね」

初春「そうですね、その私が元気だと言うことは、皆さんが元気と言う事です」

佐天「ん?あ、あれ? 何か私さらっと無神経な事言ったような・・・」

初春「? 別に気にしませんよ。佐天さん」

上条「いやはや、仲が宜しいようで何より・・・ん?」ピピピピピピ


上条の携帯が、着信を知らせる音を響かせた。

上条「家から・・・って事は」

禁書『と~~~~~~~~ま~~~~~~~~~~~~!!』

上条「やっぱりな」

禁書『おなかすいt』ピッ


853 :GN1V71bC0
電話をかけてきた…だと?

855 :kxcw9lAq0
本作のメインヒロイン、インデックスさんは日々進化していくんだよ

856 :/b/zU8410
インナーサークルさんの出番を削るなよ



84.
御坂「今のって、あんたの家の居候の?」

上条「何やら餓死寸前なそうなんで、上条さんはここらで退散しますか」

佐天「あれ、そうなんですか?せっかくだし全員でお茶でも、と言おうとした矢先に」

上条「魅力的なお誘い誠にうれしいのですが、我が家の居候を放置すると後がこわいんでね・・・」

全身から渋々オーラを出しながら、上条は立ち去って行った。

上条「それじゃあまた今度、佐天さん、初春さん。そして雷様」

御坂「そこまで言ったら普通に呼べ!!」ビリビリ


御坂「・・・全くあの馬鹿は・・・」

初春「行っちゃいましたね、上条さん」

佐天「ホントに、あそこまで苦労オーラが似合う人もなかなかいないねー」

御坂「これからどうしようか?三人でお茶する?」

初春「良いですね。佐天さんは?」

佐天「もち賛成!あ、それと皆に報告があるのだよ!」

御坂「どうしたの?能力に関係すること?」

佐天「そう!!実はn」「おねえさまあああああああああああああああ!!」

御坂「あ、黒子・・・っ」ビリビリ

黒子「いやん!そんなお姉さま!出会い頭から電撃なんて積極的な///」

御坂「あんたが完璧に私の下半身をロックオンしてたからよ!!」

黒子「黒子の視線を完璧に把握しているだなんて、流石お姉さま!そこに痺れるあこが」シビシビシビ

佐天「うーん、この積極性は見習うべきだよね・・・」

初春「白井さんから変な心得を会得しようとしないでください!」

御坂「まあ良いわ、これからお茶しようと思うんだけど、黒子も来る?」

黒子「お姉さまからのお誘いなら、この黒子、地球の裏側からでも馳せ参じますの!」


85.
ファミレス内

黒子「それで、どんな話題で盛り上がっていましたの?」

佐天「あれ?まだ言って無かったっけ?」

御坂「あんたが突撃してきたせいで聞きそびれたのよ・・・」ビリッ

初春「ま、まあまあ御坂さん落ち着いて」

佐天「えー、それでは発表します!私の能力がパワーアップしました!」

黒子「具体的にはどんな感じですの?」

御坂「初春さんは知ってる?」

初春「いえ、私も初めて知りました」

佐天「んっふっふっ・・・それではお披露目します!」

佐天「勇気ある実験台は、おなじみの初春さんです!」

初春「えええええ!?またですかあ!?」


佐天「それでは初春さん!準備の方はよろしいですか?」

初春「ううう・・・嫌と言っても強行するのは目に見えてます・・・」

佐天「よーし!それじゃ初春、猫になーれ!」

ボーン

初春「ひゃあ!・・・・・・?」

御坂「・・・あれ?何も変化がないわよ?」

初春「佐天さん、失敗ですか?」

黒子「語尾にも変化がありませんわね」

佐天「んふふ・・・ところがどっこい!」

むぎゅっとな

初春「あひいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!?!」ビクビクビクッ

御坂「え!ちょっと初春!?」

黒子「こ、これは・・・」

初春「さ、さてんっ、さん!お、おしりっ、て、手をはなっ、・・・っうっっ!!」ビクビク

黒子「猫の特性・・・?」

佐天「御名答!実は私、姿や語尾を変化させずに特性だけを付加させる事が・・・」

むぎゅっとさわっと

初春「んひいっ!さ、てん、さん・・・やめっ・・・てっ・・・!」ビクビク

佐天「出来るようになったのです!」むぎゅーっと

初春「うにゃあああぁぁぁぁ!」ビクウン

御坂「な、なんとまあ・・・」

黒子「姿に変化が無いと、異常にお尻が敏感なだけの女の子って感じですわね」

佐天「さーらーに!こんな事も!」

ボーン

初春「・・・んにゃ?にゃにゃ!?にゃー!?」

御坂「今度は何!?」

黒子「完全に猫語になってますわ!」

初春「んにゃーー!にゃーご!にゃー!」


佐天「はっはっは!初春、どう?どんな感じ?」

初春「にゃにゃにゃー!」(さ、佐天さん!元に戻してくださいぃ!)

佐天「え?もっといじって欲しい?」さわさわ

初春「んにゃあっ!にゃ、にゃーおっ!」(ちっ、違いますうぅぅ!)

佐天「全く欲張りさんだなー初春ぅ!ほれほれ」さわさわさわさわ

初春「にいにゃー!にゃっっ!」(やめてぇぇぇぇ!)ビクビクビクッ

御坂「・・・これが初めてって訳じゃないけど・・・」

黒子「姿が完全に人間なだけ、なかなかに生々しいですわ・・・」


938 :QNuuQBv60
ファミレスで何してんだww



86.
佐天「ふぃー満足した。それじゃ初春、元にもーどれ!」

ボーン

初春「ふええ・・・ひどいです佐天さあん・・・」ピクピク

御坂「ねえ佐天さん、何だか前回と比べると・・・その・・・」

黒子「反応・・・と言うか、感じ方が敏感になっておりません?」

佐天「おお、そこにも気付きますか!流石風紀委員!」

佐天「理屈はよく分からないんだけど、変化する動物の特性が濃くなってね」

御坂「それでお尻がより敏感に・・・って訳か」

黒子「犬なら更に鼻が利き、兎ならより高く飛べる。こんな解釈でよろしくて?」

佐天「他のは試してないから何とも言えないけど、そんな感じかな?」

初春「さ、佐天さん、ひとつ質問が・・・」

佐天「んー?どしたの?」

初春「今回の口ぶりだと、以前に猫を試したのでは・・・」

佐天「ありゃ、よくわかったね初春」

初春「この間お昼寝から起きたら、その、私の・・ぱ、ぱん・・」

佐天「パンツ濡れてた?いやー、寝ながらピクピク反応する初春が面白くてさー」

初春「やっぱりぃぃ!」

御坂「・・・特性が濃くなる、か・・・」

黒子「お姉さま?どうなさいましたの?」

御坂「あれより、もっと大きくなるのかな・・・」

黒子「お、お姉さま・・・?」

御坂「・・・私のは出発手続きが遅れているだけ・・・私のは・・・」

黒子「お姉さま!帰ってきてくださいまし!お姉さま!」ブンブン

御坂「だ、大丈夫よ黒子・・・はあ・・・」


87.
御坂「と、所で佐天さん。他の動物はまだ試してないのよね?」

佐天「うん。だから今回初春でいろいろ実験しようかなと」

初春「さ、佐天さん・・・」プルプル

佐天「そいじゃあ初春、今度は牛さんでもt御坂「ち、ちょっと待って!」

佐天「え?」

黒子「お姉さま・・・」

御坂「えーっとその、何というか、んー・・・」

佐天「あー・・・御坂さん、牛試したいんですか?」

御坂「ち、ちが!いやそうじゃなくって・・・うう」

御坂「・・・やっぱり興味ありません・・・」


御坂「・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「そして牛化した初春はやっぱり胸が肥大化し・・・」

御坂「・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「アレが出そうになってトイレに駆け込んだ初春を、佐天が追って行った。と・・・」

御坂「・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「お姉さま、大丈夫ですか?」

御坂「・・・身体は変化しないはずなのに・・・」

御坂「前より、ずっと・・・」

黒子「大きかったですわね・・・」

御坂「いいもん。あんなまやかしの胸なんかいらないもん・・・」

御坂「アレが止めどなく出てくる胸なんかいらないもん・・・」

黒子「しっかりしてくださいまし!まだまだ希望はありますわ!」

御坂「・・・・・・・・・・うん」


88.
佐天「いやー!今回もゴチになりました!」

初春「ふええ・・・」

佐天「さーて、次は何を・・・うん?」

御坂「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

初春「み、御坂さん?どうかなさいました?」

御坂「なんでもないわよ、大丈夫・・・」

黒子「お姉さまは心に傷を負っておりますの・・・」

佐天「は、はあ・・・」

黒子「牛、特に胸に関する事柄は今後h」

御坂「くーろーこー!」バチーン

黒子「あひぃん!嫉妬に苦しみ涙目なお姉さまの電撃は一味ちが・・・」ビリビリ


佐天「さて、気を取り直して。『初春を変化させて遊ぼうシリーズ!』何かリクエストは?」

初春「もう突っ込みません・・・」

佐天「私的には兎かなあ?どれだけ飛べるか試したいんだよね」

黒子「確かに興味はありますが・・・」

御坂「前回が前回だからね・・・」

初春「佐天さんが一番困りそうなのですが」

佐天「だいじょーぶ!コントロールも上がってきたし、いざとなったら気絶すれば!」

初春「凄まじい問題を抱えている気がします・・・」

御坂「気絶すればOKってのもね・・・」

黒子「でもいずれは使う事があるかもしれませんし、対策を考えるなら早い方が良いと思いますの」

御坂「確かにそうかもね・・・」

初春「気絶以外の解除方法が見つかれば、使える幅が広がるかも知れません」

黒子「と言う訳でお姉さま。早速兎ににににに」ビビビビビビビ

御坂「少し黙ってなさい」ビリビリ


89.
佐天「うーん。やっぱりリスクが高いし、兎には私がなってみようかな」

初春「え?良いんですか佐天さん?」

佐天「ジャンプ力も想定出来ないし。もしもとんでもない跳躍力だったら」

黒子「上空に打ち上げられた初春が気絶すかもしれませんわね」

佐天「そう言う事!流石にそれは初春が危険だし」

初春「佐天さん・・・」

佐天「それともアレかい初春?フェロモンでメロメロになったのが忘れられないのかな?」

初春「そ、そんなことありません!」

御坂「それじゃ、ここで飛ぶ訳にもいかないし移動するわよ」


黒子「公園に到着しましたの」

佐天「そいじゃー、ちゃちゃっと飛んで終わりにするよ!」

佐天「兎になーれ!」

ボーン

黒子「やはり身体に変化は見られませんのね」

御坂「佐天さん、どんな感じ?」

佐天「やっぱり身体が軽いねー。ちょっとした弾みで飛んじゃいそうだよ」

初春「佐天さん!フェロモンが効いてくる前に・・・」

佐天「よーし!フルパワーでいくよ!・・・せーのっ!」バッ


90.
御坂「・・・嘘・・・」

黒子「確かにパワーアップしていますわね・・・」

初春「佐天さんが点になっちゃいました・・・」

御坂「これ、飛びすぎじゃない?着地とか大丈夫なの!?」

初春「飛び上がるバネは着地にも対応できますから、大丈夫でしょうけど・・・」

黒子「初春。あなたが試さなくて正解でしたわね」

初春「はい・・・」

黒子「しかし、これは・・・」

御坂「黒子?どうしたの?」


黒子「お姉さま。佐天さんがバハムートに変化した事、覚えてますよね?」

御坂「そりゃあね。それがどうしたの?」

黒子「これはあくまで推測なのですが、
   各動物の特性が変化したのは単純に個性が濃くなった訳では無いのかも知れません」

初春「どう言う事ですか?」

黒子「以前の兎ジャンプはせいぜい5メートル。そして今回はこれ。明らかに異常ですの
   もしかしたら個性が濃くなるのでは無く、佐天の妄想の影響を色濃く受けるようになった、と」

御坂「ま、まさか・・・」

黒子「あの時佐天さんは『皆を守りたい、力が欲しい』と強く願いアレに変わった」

黒子「可能性は十分にありますの」

黒子「そして佐天さんは今の能力が通常の動物のそれと同じだと信じている。これは危険ですの」

初春「危険・・・?」

御坂「・・・!」

黒子「気付きましたか?お姉さま
   もし佐天さんが『もしかしたらライオンは戦車に勝てるかも知れない!』と思ったら・・・」

御坂「戦車を破壊出来る力を持ったライオンになれる・・・!」

初春「そ、そんな!思いっきり危険じゃないですか!」

黒子「ですが、佐天さんはああ見えて立派な常識人。
   よほどの事が無い限りそんな考えは持ちませんの」

黒子「それにこれはたかが推測。当たっているとも限りませんの」

御坂「そうよね・・・あ!佐天が降りてくるわよ!」

初春「佐天さん、大丈夫でしょうか・・・」

黒子「大丈夫ではありませんの」

初春「え?」

黒子「長時間、兎のままでい過ぎましたの」


91.
御坂「着地、見事に決めたわね」

初春「佐天さん!大丈夫ですか!?」

黒子「初春!佐天さんから離れますの!」

佐天「んぅー・・・ういはるぅ・・・」

初春「佐天さん・・・」

黒子「完全にフェロモンに中てられてますわね・・・」

御坂「兎に角、このままじゃまずいわよ!」

黒子「佐天さんを移動させますの。何処か妥当な場所は・・・」

初春「前と同じで、私の部屋に!」

黒子「それしかありませんわね」

佐天「んう・・・ごめん・・・」

黒子「私は佐天さんと一緒に部屋へ。初春とお姉さまは自力で移動を」

御坂「3人がまとめてフェロモンに中てられたらまずいし、分かったわ」

初春「分かりました!」

黒子「それでは佐天さん、行きますわよ」

佐天「ふうっ・・・ん・・」

シュパッ

御坂「私たちも行くわよ!」

初春「はい!」


92.
シュパッ

黒子「さて、前と同じで換気を・・・」

佐天「んふふふ・・・白井さあん・・・」

黒子「っく・・・まずいですわ・・・早く窓を・・・?」

黒子「か、身体に力が入らない・・・!?きょ、強力過ぎる・・・!」

佐天(もしかしたら、兎のフェロモンはずっとすごいのかも知れない)

黒子「瞬間移動・・・駄目ですの・・・集中力が・・・」

黒子「仕方がないですの、大声を上げて・・・!?」

佐天(兎の鳴き声って、きっと可愛いよね・・・)

黒子「・・・・・・・・・・!!?」(こ、声が・・・・!?)

佐天(でも、兎の鳴き声ってどんなだっけ・・・まあ良いか・・・)

佐天「白井さん・・・可愛い・・・」

黒子(そ、そんな・・・!)

佐天(もしかしたら)


佐天(自我をなくすほど、気持ち良いのかもしれない)


佐天「白井さん・・・んう・・・」

黒子(かっ、身体をこすり合わせて・・・!)

黒子(服越しで、こんなに・・・か、感じすぎる・・・!)

佐天(兎は、服なんて着ないよね)

黒子(なっ!?服を!?)

佐天「綺麗な肌ですね、白井さん・・・・・・んっ」

黒子(す、素肌を舐めちゃ・・・!無理・・・おかしくなりそうですの・・・)

黒子(早く、佐天さんを失神させませんと・・・ここにお姉さま達が来たら・・・)

佐天(すっごく、気持ち良い)

黒子(あっ!?くひいぃぃぃぃぃぃぃ!!?!)ビクビクビクッ

黒子(・・・・・・)

黒子(きっと、楽しいですわね・・・)


93.
御坂「やっと着いた!」

初春「お二人は無事でしょうか・・・」

御坂「もし、黒子が駄目だったら私たちで何とかするしかないわ」

初春「佐天さんの能力は未知数。それが外部に漏れたら・・・」

御坂「色々と面倒な事になるわ。・・・行きましょう」

初春「黒子さん、だいじょ・・・んっ!?」

御坂「初春さん!?・・・え?」

御坂「な、何・・・!?まだ廊下なのに、足が・・・」

初春「み、御坂さん・・・」

御坂「・・・多分、黒子はやられたわね・・・」

(・・・・っ!・・・・・ああっ・・・・!)

初春「この声は佐天さん・・・?」

御坂「黒子の声が聞こえない?何が・・・」


佐天「あっ!!ああっ!白井っ!さあんっ!」

黒子「・・・・!・・・・・!!!」(す、すごいぃ!壊れる!壊れますのお!)

御坂「黒子! 佐天さん!」

初春「こ、これは・・・」

御坂「く、黒子は、しゃべれなく、なって・・・」

初春「御坂さん、な、なんだか、私・・・」

御坂「ま、前よりずっと強烈なフェロ、モン、ね・・・」

佐天「ふあ・・・、みさかさん、ういはるぅ・・・」

佐天「こっちに、おいでょう・・・一緒に、兎になろぉ」

御坂「初春さん、いそい・・・・・!?」

初春(さ、佐天さん!?)

御坂(なんで声が!?まさか・・・)

佐天(兎の鳴き声忘れちゃったけど、どうでも良いや)

佐天(4人でなら、もっと気持ち良いかもしれない)


94.
御坂(や、やばいわ。これじゃあ・・・)

黒子(おねえ・・・さまあぁ・・・)

御坂(く、黒子!?何を・・・)

黒子(お姉さまぁ、愛してますのぉ・・・んっ)ピチャッ

御坂(なっ!?きゃひぃぃっ!?!??・・・ひ、ひと舐めで、こんな・・・!)

黒子(素敵ぃ・・・おねえさまぁ・・・)

御坂(だ、だめ・・・こんなの、簡単に流されちゃう・・・!)

佐天「んふふふふ・・・ういはるぅ」

初春(ひいゃぁぁっ!! さ、てん・・・さんん・・・)

佐天「ういはる、ここ弱いんだよねぇ・・・」カリッ

初春(んぁぁあぁああああぁあああああっ!!!!)

佐天「う~い~は~るぅぅぅ・・・・」

初春(あ、あたまがぁ・・・とんじゃぁっ・・・・!!!)

御坂(っく・・・黒子に絡まれ続けたら、長く持たない・・・)

御坂(早く、佐天さんを失神させないと・・・)

御坂(使いたくなかったけど、これしかない・・・!)

佐天「えぁぁ・・・?みさかさん・・・?」

御坂(子宮と膣の筋肉に微弱電流を流す・・・もしかしたら痛いかも・・・)

佐天「あふう・・・みさかさん、かわいい・・・」

佐天(そう言えば、私だけ、まだみんなとちがうんだぁ・・・)

佐天(わたしも、兎になろう・・・)

御坂(ごめん!!佐天さん!!)

ビリビリビリビリビリビリヒ

佐天「・・・・・・・・!!!!!!」

御坂(あ、あれ・・・?)

(兎はきっと、こういうのが大好き)

(だから、気を失う暇なんて、無い)


991 :9BKRjEHqP
サタンさんの妄想適応力すげえ



95.
佐天(みさかさあん・・・さっきの、すごかったよお・・・)

黒子(おねえさまぁ・・・私の愛、受け取ってくださいまし・・・)

初春(これ、すごいですぅ・・・みさかさん、いっしょに・・・)

御坂(ひっ、ひぃぃぃぃぃ!!?そんな、3人がかりって、もう・・・)

御坂(撫でられるだけで、舐められるだけで、咬まれるだけで・・・!!!)

黒子(こんなの、どうですの?・・・えいっ)ツプッ

御坂(あがあああぁぁっっっ!!??ゆ、ゆびぃっ!?そんなの、た、耐えられ・・・!)

  (兎は寂しがり屋さん。一人だと、寂しくて、死んじゃう)

御坂(あ・・・?)

  (友達がいれば寂しくない。きっと楽しい)

御坂(あっ、ああ・・・)

  (楽しくて、そして・・・)

  (すごく、気持ち良い)

御坂(んあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・)


そしてその後ぶっ続けで4人はくんずほぐれつし

上条さんが何とかしてくれましたとさ

【とある科学の超淫乱兎達】  完

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