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2010-09-09

朝倉「もう…そんなとこ触らないでよ」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてパイナポゥがお送りします 投稿日:2008/02/23(土)
古泉「参りました」

今日も古泉をコテンパンにした所で、一息ついた。

古泉「やはりあなたはお強いですね」

キョン「お前が弱いだけだろ」

古泉「いやはや手厳しい」

そういいながらも、こいつの表情はいつも通りのニヤケ面だ。
たまには違う顔も見てみたいもんだがな。
そんな事を考えていると、先ほどまで使っていたトランプが目に入ってきた。
……そうだな。こいつでも使って驚かせてみるか。

キョン「よし、古泉。ちょっといいか?」

古泉「何でしょうか」

キョン「このトランプから一枚、好きなのを取って覚えてくれ」

古泉「ははあ、なるほど。それではこれで」

キョン「覚えたら元のように戻してくれ」

古泉「はい、分かりました」

さて、ここまではうまくいったが、何分久々だかならな。
失敗しないようにやらんと。


2.
俺はカードの束をシャッフルし、机の上に並べた。

キョン「お前の選んだカードは……こいつか?」

俺は一枚抜き出し、古泉の前に置いた。

古泉「……その通りです。流石ですね」

古泉は一瞬驚いた後、少し目を輝かせてこちらを見てきた。

キョン「はは、久々にやったけどうまくいってよかったよ」

たとえ一瞬とはいえ、古泉に驚いた表情させて気分はいいな。
昔妹にせがまれて覚えたかいもあったってもんだ。

俺が軽く満足していると横から声をかけられた。

みくる「ふえー、キョン君しゅごいでしゅねえ」

キョン「朝比奈さん。いえ、そんな事はありませんよ」

ハルヒ「そうよみくるちゃん! そんな手品、今時小学生でも出来るわよ!」

みくる「しょうなんでしゅか?」

うるさいぞハルヒ。
てかお前も見てたのかよ。

長門「………………もう一度」

はいはい、分かりましたよ長門さん。


3.
長門のリクエストに答えるためカードをシャッフルし準備をしていると、ハルヒがカードを横取りしていった。

ハルヒ「見てなさいみくるちゃん! 私がキョンなんかよりも凄い手品を見せてあげるわ!」

みくる「ひゃ、ひゃい」

キョン「おいハルヒ」

ハルヒ「いいからあんたも座ってなさい!」

長門「………………」

長門は手品が見られればそれでいいらしい。
今は目を輝かせてハルヒを見つめている。

古泉「手品も出来るとは、流石涼宮さんですねえ」

古泉、いくらなんでも顔を近づけすぎだ。離れろ。

古泉「これは失敬」

さて、ハルヒはと言うと、一体どんなところに置いておいたのか、おかしなシルクハットを持っていた。

ハルヒ「さあ、みくるちゃん。一枚えらんで」

みくる「じゃあ……これにしましゅ」

ハルヒ「それを束に戻したらこの帽子に入れてもらえるかしら?」

みくる「ひゃい」

なんだ、いやに本格的だな。

ハルヒ「それじゃいくわよ……ワン、ツー、スリー!」


4.
ハルヒがカウントしたら、帽子からトランプが一枚飛び出てきた。
スカッと音がして横を見たら、飛び出てきたトランプが古泉の頭に刺さっている所だった。

古泉「流石涼宮さんですね」

キョン「いや、お前が平気ならそれでいいんだが」

ハルヒ「みくるちゃんの選んだカードはそれね!?」

みくる「ひゃ、ひゃあ! どうしゅて分かったんでしゅかー?」

ハルヒ「ふふん、私に分からないものなんてないわ!」

みくる「しゅごいでしゅー」

あの、せめて古泉の心配くらいしてやって下さい。

ハルヒが問答無用で古泉からカードを抜き取った所で本日の活動が終了した。

ハルヒ「それじゃまた明日ね!」

みくる「お疲れ様でしゅた」

古泉「それでは」

古泉……せめてハンカチくらい当てておけ。
流血が酷いぞ。

古泉「これはまたすいません」

キョン「さて、俺も帰るか」

長門「待って」

キョン「ん? どうした、長門」

長門「先ほどのあなた達の手品を見て、私もやってみたくなった」

キョン「ほう」

長門「これから家で教えて欲しい」

キョン「ふむ……まあ、いいぞ」

と言うわけで長門の家へと向かった。
手品を覚えたいなんて、長門も人間らしくなってきたな。


5.
長門「それじゃ少し待ってて」

キョン「分かった」

さて、どんな手品から教えようか。
そんな事を考えていると長門が戻ってきた。

キョン「な、長門?」

長門「まずは格好から入ってみた」

おいおい、一体どこにそんな衣装を……。

長門「ついでに助手も」

朝倉「あ、あはは……」

キョン「な……」

驚いたね。そこにはバニー姿の朝倉までいた。

長門「さ、早く教えて」

キョン「お、おう」

そんなこんなで取りあえず簡単なカードマジックを教えた。
流石に長門は飲み込みが早く、あっという間に覚えてしまった。

朝倉「ね、ねえ長門さん? こんな手品なら助手とかいらないんじゃ……」

長門「うるさい。気分の問題」

朝倉「え、えー?」

長門「あんまりうるさいとタネも仕掛けもない人体切断をする事になる」

朝倉「ふえーん」

朝倉も大変だな……そう思いながらも、俺は精一杯朝倉のバニー姿を脳に焼き付けていた。
僕も健全な男子高校生だからね!


6.
キョン「さ、それじゃ俺もそろそろ帰るよ」

長門と朝倉の素晴らしい格好を脳に焼き付けた俺は、部屋を出ようとした。

長門「ちょっと待って」

キョン「へ?」

長門「これからマジックショーをする」

何言ってるんですか、長門さん。
あなた今手品覚えたばっかりじゃないですか。

長門「大丈夫。助手もいる」

朝倉「え、私手品とか出来な……」

長門「助手、こっちに」

朝倉「はーい」

長門「助手にタネも仕掛けもない事を証明する」

そう言った長門は朝倉の体をまさぐり始めた。

朝倉「もう……そんなところ触らないでよ」

長門「手品の為」

朝倉「そんな……んんっ!」

正直たまりません。


74:dgfE58vy0
長門達ならタネのない人体切断できるだろうなwww



7.
一通り朝倉の体をまさぐった後、長門は朝倉を箱の中に押し込んだ。

朝倉「ちょ、ちょっと、何するの長門さん!」

長門「いいからいいからー」

そう言うと長門は、箱に次々と刀を突き刺していく。

朝倉「え、きゃっ!」

キョン「お、おい長門!?」

長門「大丈夫。これは手品」

朝倉「ちょっと長門さん! 無理! もう無理!」

キョン「おい長門!」

長門「助手がうるさい……音声遮断フィールド展開」

朝倉「――――!――――」

長門「さて、それでは箱にカバーを被せる」

長門「ワン、ツー、スリー」


長門「あれ?」


8.
長門は少し青ざめた表情で箱を見る。
さっきまで揺れていた箱は微動だにしなくなっていたが、出て来るはずの朝倉が出て来ない。

キョン「おい……長門……」

長門「…………何」

キョン「箱の中、確認したらどうだ?」

長門「………………うん」


長門「うわ」


翌日の放課後。
俺は古泉が覚えたという手品を見ていた。

ハルヒ「古泉君!? しょーもない手品だったら容赦しないわよ!」

古泉「ははは、これは手厳しい」

そう言うと古泉は手にスプーンを五本持った。

古泉「さあ、それではこれからこのスプーンを曲げてご覧にいれましょう」

みくる「しゅぷーんを曲げりゅなんてしゅごいでしゅ」

長門「………………」


81:dgfE58vy0
朝倉死んだwwwwwww



9.
古泉「さあ、みなさんよく見ていて下さい」

そう言うと古泉は両手でスプーンを持った。

古泉「それではいきますよ……マッガーレ!」

ブヂィ! そんな音がして古泉の持ったスプーン達はねじ切れた。

ハルヒ「凄いわ、古泉君! まるで超能力者ね!」

古泉「喜んでもらえて幸いです」

みくる「ふえー……」

おいおい、どう見ても力尽くじゃねえかよ。
しかしそんな事もハルヒを見ていると言えない訳で。

さて、それじゃあ昨日の事を話すとしよう。

長門は箱の中を見るなり慌てだした。
急いで喜緑さんに携帯で連絡をとり、刀を箱から抜いていた。

喜緑「もう、一体何してるんですか」

いや、あなたも裸エプロンなんて格好で何してたんですか。

喜緑「禁則事項です」

まったく、脳の容量がいくらあっても足りないぜ。

準備が整ったらしく、二人がかりの呪文詠唱が始まった。

長門「ヒダマリスケッチサンカンニガツニジュウシチニチハツバイ」

喜緑「ヒダマリラジオノカオスブリハショウジキイジョウ、イイエケフィアデス」

キョン「ごくり」

呪文が終わると箱の中で動く気配がした。

朝倉「……う……ぅうん……」

無事で良かったね、朝倉!

喜緑「まったく……こういう事はもうしないで下さい」

長門「ついカッとなってやった。今は反省している」


93:laZugNuu0
ついカッとなんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

94:dgfE58vy0
宣伝すんなwwwwwwww



10.
長門は喜緑さんに搾られたらしく、大人しくなっていた。

朝倉「いやぁ……無理よぉ……そんな太いのぉ……」

キョン「ごくり」

いや、あれだ。セリフだけ聞けば勘違いする奴もいるかもしれん。
だが朝倉が言っているのはさっきの刀の事だ。
うん。多分。きっと。

そんなこんなで長門は手品への興味を失ったらしい。
古泉のスプーン曲げも全く見ていなかったからな。

ハルヒ「そうよキョン!」

ハルヒ「古泉君もこんなに凄い手品が出来るんだし、今度人を集めてマジックショーやりましょうよ!」

キョン「おいおい、ショーなんて大した事出来るわけないだろ」

ハルヒ「今から練習すればいいのよ! ……そうね、有希は人体切断なんかどうかしら!
    チェーンソーとかで!」


俺はその時、長門の眼が光ったのを確かに見た。
おいおい、昨日の事でこりたんじゃなかったのかよ。
俺はため息をつくと、朝倉に降りかかる次の災難を想像して頭を痛めた。


終わり


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