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2010-08-13

朝倉涼子「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方をみるわ!」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/03/03(水)
キョン「えっ?殺す…?」

朝倉「そうよ。あなたには死んでもらうわ」

キョン「おっおい!冗談はよせ!」

朝倉「本気よ。そういうわけだから死んで――」

キョン「許せ、朝倉!」

ギュッ

朝倉「ふぇっ!?」

朝倉「ちょ、ちょっと!いきなり抱きしめるなんてどういうつもりよ!」

キョン「どうだ。これで俺を殺すことができんだろ」

朝倉「やだ!離してよ!」

キョン「ダメだ。お前を絶対離さない!」ギュッ

朝倉「!?」ドキッ

朝倉「ど、どうしてよ…」

キョン「当たり前だろ。離した瞬間、また俺を殺そうとするんだろ?」

朝倉「そんなことないわ。もうあなたを殺そうとしないわ。だから離してちょうだい」

キョン「悪いが信用できんな。断わる」ギュッ

朝倉「そ、そんなに強く抱きしめちゃだめ…」

キョン「強く抱きしめないと俺の手元から離れてしまうだろ」

朝倉「そうだけど…こんなのダメよ…」

キョン「(んっ?朝倉の奴、なんか様子が変だな?)」

キョン「(なるほど、俺を油断させて殺そうって魂胆だな。その手に乗るか)」

キョン「悪いがもっと強く抱きしめさせてもらう」ギュッ

朝倉「ええっー!?」


8:kjWa56XT0
2人の間に子供ができたらますます殺すことができなくなるな・・・

9:ytXcY+Oh0
パンツ脱いだぞ



2.
朝倉「か、顔が近いわ…」

キョン「しょうがないだろ。我慢しろ」

朝倉「だって…」

キョン「だってもクソもあるか。いいから大人しくしてろ」

朝倉「私の胸がその…あなたの身体に当たってるし…」

キョン「あっいや、すまん!べつにそういうつもりでは」

朝倉「なら離してもらえる?」

キョン「それは無理だ」ギュッ

朝倉「こ、このままずっと私を抱きしめるつもりなの?」ドキドキ

キョン「お前が殺すのを諦めてくれるまではな」

朝倉「諦めるわ。だからもう離して…お願い(じゃないと私、あなたのことを…)」

キョン「う~ん…(確かにこのまま一生抱きしめるわけにもいかんしな)」

朝倉「あなたをもう二度と殺そうとしないから。ねっ?だからお願い」

キョン「よ、よーし。いいだろう。お前を解放する」

朝倉「ほんと?」

キョン「ああ、ただし変なマネをするなよ」

朝倉「分かったわ」

キョン「……よし、これでお前はもう自由だ」

朝倉「(ほっ、なんとか解放されたわ。危ないからナイフもしまわないと…)」

キョン「おっおい!そのナイフをどうするつもりだ!」

朝倉「えっ?危ないからポケットに入れようと…」

キョン「嘘つくな!そいつで俺を殺そうとしたんだろ!」

朝倉「違うわ!もうあなたを殺さない――ふえっ!?」

ギュッ

キョン「やっぱりお前は信用ならん。このまま離さないぞ」

朝倉「(こ、今度は後ろから…!!)」ドキドキ


15:2PlFUtCj0
話進まないだろww



3.
キョン「クソ、危うく殺されるとこだったぜ」

キョン「だが今度は絶対、お前を離さないからな!」

朝倉「あなたの誤解よ…」

キョン「ダメだ!朝倉、お前を死んでも離さない」ギュッ

朝倉「(な、なんで胸がドキドキするのよ~!)」

キョン「んっ?どうした?顔が赤くなってるぞ」

朝倉「な、なんでもないわ。ええ、大丈夫よ」

キョン「そうか…変な奴だな。――んっ?」

朝倉「こ、今度は何かしら…?」

キョン「お前を抱きしめて分かったんだが…朝倉、お前っていい匂いがするな」

朝倉「!?」

キョン「お前、何のシャンプー使ってるんだ?」クンクン

朝倉「らめぇー!髪の毛の匂に嗅いじゃだめー!」

キョン「うなじからもいい匂いがするような…」クンクン

朝倉「やだやだ!うなじの匂いも嗅いじゃだめ!」

キョン「この状態だ。自然といい匂いが入ってくるんだからしょうがないだろ」

朝倉「だったら私を離せばいいじゃない!」

キョン「それは無理だ。お前に殺されたくないからな」ギュッ

朝倉「ううっ…」

キョン「すまんな、朝倉」ボソッ

朝倉「!?」ドキッ

朝倉「(耳元で囁くなんて卑怯だわ…)」


4.
キョン「お前さっきからどうしたんだ?顔が赤いぞ」

朝倉「大丈夫だから…(誰のせいだと思ってるのよ!)」

キョン「そうか…あんまり心配させるなよ」ボソッ

朝倉「だから耳元で囁いちゃダメなの!」

キョン「えっ?ああ、なんかすまん」

朝倉「もう!いい加減にしないと怒るわよ」

キョン「それは困る!頼むから大人しくしてくれ!」ギュッ

朝倉「いや!もう離して!」

キョン「ダメだ!絶対にお前を離さない!!」

ガラガラ

谷口「ういっ~す」

キョン・朝倉「!?」

谷口「えっ?」

谷口「キョンが朝倉を抱きしめてる…」

キョン「谷口、これはだな、その…」

朝倉「(これは離れるチャンスだわ)」

谷口「お前らそういう関係だったのかよ」

朝倉「違うの!キョンくんがいきなり抱きしめてきたのよ!」

谷口「マジかよ!キョン、てめぇ!」

キョン「落ち着け!これには訳があるんだ!」

谷口「うるせー!羨ましいことしやがって。兎に角、朝倉から離れろ!」

キョン「こ、断わる」ギュッ

朝倉「ひゃっ!?」

谷口「キョン、どういうつもりだ」

キョン「(どういうつもりも何も、離したら殺されるんだよ)」

国木田「谷口、忘れ物はあったかい……キョン!?」


5.
国木田「キョンが朝倉さんを!ふ、二人はそういう関係なのかい!?」

谷口「違う違う。キョンの奴が無理やり朝倉を抱きしめたんだとよ」

朝倉「そうなの!私を離してくれないのよ」

キョン「お前のせいだろ!」

国木田「キョン…君が朝倉さんを好きだってことは分かったよ」

キョン「(えっ?何言ってるんだ、こいつ?)」

国木田「けどね、強引に抱きつくのはいただけないな…」

谷口「そうだぞ!さっさと朝倉から離れろ!」

キョン「ダメだダメだ!俺は絶対にこいつから離れないぞ!」ギュッ

国木田「キョン、君はそんなに朝倉さんのことを…」

女子1「ねぇねぇ、誰か教室に残ってる…えっ!?」

女子2「きゃ~朝倉さんとキョンくんがラブラブしてるー!」

男子「なんだと!」

キョン「(おいおい、なんでクラスの連中が集まって来るんだよ…)」

谷口「キョン、これでもまだ朝倉から離れないつもりか!」

キョン「もちろんだ…(俺の命がかかってるんだ)」

男子1「この野郎!朝倉さんから離れろ!」

男子2「そうだ!そうだ!」

キョン「なんと言われようとも俺はこいつから離れるつもりはない」ギュッ

朝倉「(あわわああ…彼と身体が密着してる)」

国木田「キョン、君の気持ちは分かるけど…」

ハルヒ「あんたたち教室の前で何してるのよ?」

キョン「げっ!ハルヒ!」

ハルヒ「んっ?――ちょっと!このエロキョン!あんた何してるのよ!」

キョン「ち、違うんだ!ハルヒ!」

ハルヒ「うるさい!いいからさっさと離れなさいよ!」

キョン「こ、断わる」

ハルヒ「!?」


世界が、崩壊した。

――END――


41:QCZPpTPr0
>>1の明日も崩壊するべきなのは確定的に明らか



6.
ハルヒ「こ、ここここ、ことわりゅ、……断わるですって!?」

ハルヒ「キョン!!団長命令よ!!即刻、セクハラ活動を停止して投降しなさい」

ハルヒ「さもないと、アンタは……」

朝倉「ね、ねえ? 涼宮さんの様子がヘンなんだけど?」

長門「なにをしているの」

朝倉「あっ、長門さ……」

パンッ

朝倉「!?」

長門「なにをしているの? 朝倉涼子? あなたはわたしのバックアップのはず」

長門「わたしはあなたに、そのような、勝手な行動を許可した覚えは……」

長門「ないッ!!」 バキッ

朝倉「いっ、痛――」

キョン「なっ、長門? 助けてくれたのは有り難いんだが、流石にやりすぎ……」

長門「彼女は危険。朝倉涼子から離れることを推奨する。
   離れるべき。離れなければならない。離れろ」

朝倉「しになさーい」グサー

キョン「おぐぅ…かは…がはぁ…」

朝倉「うふふ…これで涼宮ハルヒは…」

キョン「血…血が…死ぬ…」

朝倉「ご…ゴメンね!」

キョン「あう…あう…ゴメンな…兄ちゃん…お前の誕生日…祝ってやれない…」

朝倉「…」

キョン「がは…ああ…あれもしたかった…これもしたかった…父さん…母さん…」

朝倉「……あぅ…」

キョン「朝倉…今なら間に合う…逃げろ…そしてこれからは…真っ当な…人生を…」

朝倉「ああ…あああ…」

朝倉「だ、だれか――!救急車!救急車呼んでぇ!」


7.
ハルヒ「あんた何考えてんのっ!?」

キョン「な…何って…」

女子1「これ…修羅場ね」

女子2「キョン君どうするー!?」

朝倉「(ああ…どんどん大変な事態に…どうしよう)」

長門「朝倉涼子、芝居の練習はそこ迄にするべき」スッ

キョン「長門っ!?」

朝倉「長門さん!?」

ハルヒ「…芝居?有希どういうこと?」

長門「朝倉涼子は芝居の練習をしていた…
   私は先程迄、彼は私の休憩と交代でその練習に付き合っていただけ」ツカツカ

ハルヒ「それでどうして抱き合ってるのよ!」

長門「恋人同士の別れのシーンの練習(合わせて)」ボソッ

キョン「(!?)そ、そうなんだ芝居の練習中だったんだ」

国木田「でも朝倉さん無理矢理抱きつかれたんじゃないの?」

キョン「そ…それはだな、最初にこの状態を見た谷口が勝手に騒いだだけだ」

谷口「なっ!俺は確かに朝倉から無理矢理キョンに抱きつかれたと聞いたぞ!なぁ朝倉っ!?」


朝倉「…え」


8.
ハルヒ「…どうなのよ」

朝倉「あ~、えっと…」

谷口「朝倉っ?!」

朝倉「ごめんね谷口君…お芝居の台詞で誤解させちゃったかな?」

谷口「なっ」

国木田「なんだ…おかしいと思ったよ」

男子1「羨ましいのは分かるけどよ谷口…」

男子2「嘘をつくのはよくないぞ」

谷口「ちっ違っ…」

女子1「ひがみって怖いわね…」

女子2「特にモテ無い男のね」

谷口「うわぁぁぁぁ」ダッ

キョン「(許せ谷口)」


朝倉「(…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)」


161:SiwQ6LprO
涼子ちゃんは優しい子だよ



9.
ハルヒ「で?いつまでくっついてるつもり?」

キョン「え…あー(しかし離したりしたら)」

長門「(私がいる心配いらない)」ボソッ

キョン「!、あ~、朝倉…もう練習は終了でいいよな?」

朝倉「え…えぇ、長々と付き合わせちゃってごめんなさいね」

キョン「じゃ…じゃあ離すぞ?いいか?(パッと離してサッと…)」ギュゥ

朝倉「あっ(ギュッと抱きしめないでぇ)」

キョン「(退がるっ!)」サッ

ドゴッガシャ

キョン「(くぅぅぅぅ)」

ハルヒ「何机に体当たりしてんのよ」


キョン「はぁはぁ(た…助かった…)」

朝倉「はぁはぁ(ドキドキしたぁ)」

ハルヒ「朝倉さん」

朝倉「は、はい?」

ハルヒ「次から芝居の練習をするんだったら私に言いなさい」

朝倉「え?」

ハルヒ「こんな大根役者以下、猿芝居以下の演技しかできない男より
    もっと巧い練習相手を連れてくるわ」

朝倉「え…えぇ是非お願いするわ」


10.
女子1「ねぇねぇ朝倉さん」

女子2「そのお芝居っていつやるの?」

朝倉「はい?」

男子1「朝倉さんが出るなら観たいな」

男子2「あぁ!クラスの奴等連れて観に行くよ!」

朝倉「え…え~と(ひぃぃ…どうしよう)」チラッ

キョン「(じ・ご・う・じ・と・く・だ)」パクパク

朝倉「そ…その、実は相手役の男の子がまだ決まってなくていつになるか…」

ハルヒ「協力してあげるわよ」

朝倉「は?」

ハルヒ「だから私の団員を貸して協力してあげるって言ってんのよ」

女子1「じゃ…じゃあ相手役は古泉君!?」

女子2「絶対観に行くわ!」

朝倉「え…えぇ~~」

男子1「美男美女の役者かよ」

男子2「つか、芝居の演目はなんなんだ?」

朝倉「えーと…(あるわけないじゃない!どうしよう…恋人が出るお芝居って…)」

長門「これ」スッ

国木田「これ台本?へー、『新訳人魚姫』かぁ」

朝倉「!?」


11.
キョン「と、言うわけだ」

古泉「成程、で僕が王子様役と?」

キョン「すまん」

古泉「いえいえ、ご無事で何よりです」

キョン「…成り行きとはいえ面倒な仕事を押し付けちまったな」

古泉「はは、寧ろ僕のバイトが減って感謝したいぐらいですよ」

ハルヒ「ほらっ!大道具兼小道具兼雑用係!さぼってんじゃないわよ!」

キョン「まぁ…ハルヒは楽しんでるな…」

みくる「涼宮さ~ん、こ…これを?」

朝倉「待って!こ…これは無理!ほんと無理よっ!」

ハルヒ「ほらほらっ!抵抗しないでっ!みくるちゃん!有希!抑えつけてっ!」

朝倉「いやぁぁぁぁ」ジタバタ

キョン「楽しそうで何よりだよ」ハァ

古泉「まったくです」ニコニコ


ハルヒ「どう!?」

みくる「す…すごいです」

古泉「これはこれは…」

キョン「か…貝殻ブラ…だと」


朝倉「……(大事な物を失ってしまった気がする)」シクシク


12.
キョン「お…お前、いくら人魚だからって上半身裸に貝殻ブラって…」

ハルヒ「こらっ!エロキョン!やらしい目で見るんじゃないわよっ!」

キョン「やらしい目ったってなぁ」

ハルヒ「これはアートよ!見なさいこの白くすべすべな肌!整ったスタイル!」

古泉「成程」ニコニコ

ハルヒ「この貝殻と後は魚の下半身でまさしく『人魚姫』よ!素材だけで言えば白雪姫も余裕ね」

キョン「ま…まぁ確かに綺麗だが…」

朝倉「えっ?えっ!?(ききき…綺麗って、えぇぇぇぇぇーー)」カァァァァァ

キョン「これじゃ裸同然じゃないか」

朝倉「い……(いやぁぁぁぁぁぁぁ見ないでぇぇぇぇぇぇ)」カァァァァァ

ハルヒ「さぁさぁ!残る魚の下半身をどう作るか考えるわよ!!」

キョン「へいへい」

ハルヒ「しゃきっとする!」

みくる「ふふ…頑張りましょう」


長門「……朝倉涼子、話がある……」

朝倉「………」

朝倉「…そ」

長門「………」

朝倉「なら…お願いがあるんだけど……」


長門「了解した」


13.
ハルヒ「う~ん、これだと安っぽいわよね~」

みくる「そうですね~」

長門「…古泉一樹」

古泉「はい?」

長門「話がある」

古泉「…何か深刻そうですね」


古泉「成程…機関の立場から言えば…それは支援しかねるものですが…」

長門「………」

古泉「良いでしょう、つじつま合わせ、劇場確保…諸々の手配は我々にお任せ下さい」

長門「すまない」

古泉「しかし…確実にアルバイトは増えそうですね」


14.
劇団員(偽)「……と言うわけで、今回の劇は中止になってしまうんだすまないね」

朝倉「ごめんなさい、涼宮さん折角色々協力してくれたのに…」

ハルヒ「…いいえ、しょうがないわよ」

ハルヒ「…ってことで劇は中止になったわ、今日はもう解散、戸締まり宜しくね」バタンッ

キョン「…あいつ、楽しみにしてたからな…」

古泉「失礼」ガチャ

キョン「古泉?」

ハルヒ「………」

古泉「涼宮さんっ!」タッタッタ

ハルヒ「何?古泉君、何か用?」

古泉「えぇ…劇のことなんですが…」

ハルヒ「っと!言うわけで劇は私達が引き継ぐ事になったわ!」

キョン「なったわって…」

ハルヒ「元々主役は朝倉さん、王子役は古泉君、
    後は脇役とセット作りさえなんとかすれば私達でも問題無いわっ!」

キョン「どこでやるんだよ」

古泉「それについては僕につてがありますので」

ハルヒ「ほんとは体育館を使いたかったんだけど…」

朝倉「ごめんなさい、体育館の広さだと用意できる音響機材じゃちょっと」

ハルヒ「そういうわけだから!皆宜しく!」

キョン「宜しくって…」

ハルヒ「そうそうキョン、あんた王子役やりなさい」

キョン「は?」

ハルヒ「王子役をやりなさい」

キョン「」

古泉「申し訳ありません、僕は劇場の手配やセット制作等の交渉で
   充分な練習時間を確保できそうもありませんので」

ハルヒ「そういうわけだからしっかりやりなさいよ!」

朝倉「悪いけどお願いね」


15.
キョン「い…いや、俺には無理だ芝居なんて…だ…第一(朝倉と接近したら命が危ないじゃないか!)」

ハルヒ「団長命令よっ!観念しなさい!」

キョン「し…しかしだな…」チラッ

長門「(心配いらない、朝倉涼子から危害を加えられることはもう無い)」ボソッ

キョン「(ほ…ほんとか?)」ボソボソ

長門「(保障する)」ボソッ

ハルヒ「何話してんのよ?」

キョン「別に…しかしいいのか?大根役者以下、猿芝居以下だぞ?」

ハルヒ「ふんっ、あんたの演技力なんかに期待してないわ、
    要は主役の朝倉さんを引き立てればどんなアホ王子でも良いのよ」

キョン「あ…アホ…」

ハルヒ「よし!じゃあ決まりね!私達が主催する以上、完璧なお芝居にしないとね!」

みくる「何だかわくわくしますね」

古泉「まったくです」

ハルヒ「じゃあまずは足りない役者を何人か集めましょうか、他の人員は古泉君が手配してくれるわ」

古泉「お任せ下さい」

キョン「ま…やってみるか」


古泉「僕達も劇に全員参加…更に王子役を彼に…これで宜しいんですよね?」

長門「感謝する」


16.
鶴屋「おぉっ?お芝居かい?何だか楽しそうだねぇ!もっちろん協力するよ!」

谷口「…俺はいぃ…」

国木田「ほら谷口拗ねないで、うん僕等も協力させてもらうよ」


ハルヒ「じゃあ早速台詞の練習よ!」

キョン「オマエヲゼッタイニハナサナイ」

谷口「キョン…」

国木田「これは酷いよ…」

ハルヒ「あんたさ…真面目にやってる?」

キョン「大真面目だ」

長門「ユニーク」

朝倉「ちょっ…ちょっと休憩にしましょうか」

キョン「何がいかんと言うのだ」ブツブツ

朝倉「う…う~ん…もっと…」

キョン「うん?」

朝倉「台詞を読もうとするんじゃなくて普通に喋るみたいにしたら?」

キョン「喋る?」

朝倉「そ、お芝居ではいけないような気もするけど…」

キョン「ふむ」

朝倉「貴方の考える王子を演じるんじゃなくて、貴方の言葉で話せば良いと思うわ」

キョン「そうか…よしやってみる、ちょっと付き合ってくれ朝倉」

朝倉「えぇ」

キョン「………(普通に喋るように…」

朝倉「………(し…真剣な眼差しね)」ドキドキ

キョン「お前を絶対に離さ無い」

朝倉「」

キョン「おっ…おいっ、どうだったんだよ?」

朝倉「いいから!ちょっと待って!こっち見ないで!」ジタバタ

キョン「見ないでって…何を言ってるんだ、今の俺の演技はどうかって…」

朝倉「だからストップ!ちょっと待って!触らないで!放っておいて!」バッバッ


303:ZVjJ1+TW0
やっぱ朝倉さんかわいい・・・



17.
キョン「お…おいっ、耳が真っ赤だぞ…熱でもあるんじゃないか?」グイッ

朝倉「ちょっ(やめてやめてやめてぇぇぇ)」

キョン「顔迄真っ赤じゃないか」ピト

朝倉「やっ(ひゃぁぁぁぁ~~~~~~~~っ)」

キョン「熱は…無いみたいだな…?」

朝倉「………(心臓に悪いってこういうことね)」バクバク


ハルヒ「はい!今日はここまで!解散っ!」

朝倉「さて…と」

ハルヒ「朝倉さん」

朝倉「はい?」

ハルヒ「ちょっと良い?話したいことがあるの」

朝倉「あら…ちょうど良かった、私も貴方と話したいことがあるの」


長門「…貴方に…話がある」

キョン「…ん?」


ハルヒ「―――――」

朝倉「――――――」

ハルヒ「……どうなの?」

朝倉「……えぇ、好きよ」


キョン「…な、ほんとか?」

長門「事実」


ハルヒ「…っ」ギリッ

朝倉「それを踏まえた上で私の話したいことはね…」

ハルヒ「………」

キョン「その…能力制限とやらでもう危険も無いんだろ?だったら中止とか…」

長門「不可能」

ハルヒ「そんなっ!」ガタッ

朝倉「………誰にも言わないでね、勿論彼にも」ニコッ

長門「よってこれが朝倉涼子の為す最後の仕事」

キョン「………」


18.
朝倉「あ~あ~っ、折角良いライバルになれると思ったのにな」

ハルヒ「………」

朝倉「…良い友達にも」

ハルヒ「…!」

朝倉「残念」

ハルヒ「…距離なんか関係ないわよ…」

朝倉「………」

ハルヒ「カナダが何よ!友達に距離なんて関係ないわ、勿論ライバルにもね!」

朝倉「ふふ…そうね」


キョン「俺なんかが王子役でいいのかよ」

長門「問題無い、彼女もそれを望んでいる」

キョン「…朝倉は自分がどうなるか」

長門「把握している」

キョン「…そうか」


19.
谷口「おっ、はよ~す」

国木田「おはようキョン」

キョン「うっす」

朝倉「おはよう」

ハルヒ「遅い!」

キョン「いや…いつも通りの時間なんだが…」

ハルヒ「今日から放課後だけじゃなく昼休みも全部練習するからね!良いわね!?」

キョン「あ…あぁ」

ハルヒ「というわけで国木田、谷口、涼子!あんた達も部室に集合ね!」

谷口「お…おぅ」

国木田「う…うん」

キョン「涼子?」

朝倉「りょ…了解ハ…ハルヒ」

ハルヒ「何照れてんのよ」

朝倉「…何となく(恥ずかしい気がするのよね)」

ハルヒ「ふんっ、まっいいわ」

谷口「はは、何か仲良くなってら」

国木田「良い事じゃない」

キョン「………」


20.
鶴屋「い~ひっひっひ!」

国木田「鶴屋さん、巧いですね」

鶴屋「そうかい?ありがとっ!」

ハルヒ「んじゃ一旦休憩にしましょうか、
    セット遅れてるみたいだから休憩後は皆で古泉君を手伝うわよ!」

キョン「あぁ」

ハルヒ「キョン、あんたは来なくていいわ」

キョン「は?」

ハルヒ「今のままじゃ引き立て役どころか足引っ張ってるだけじゃない、
    涼子に教えてもらって演技力に磨きをかけなさい!」

キョン「…まぁ、否定はできないな…宜しくな」

朝倉「えぇ」


朝倉「前と比べると凄く巧くなったわね、どうしたの急に?」

キョン「そうか?」

朝倉「そうよ、何だかほんとに王子様みたいだったわ」

キョン「そうか…」

朝倉「…どうかした?」

キョン「なぁ…いつ…なんだ?」

朝倉「?」

キョン「その…情報統合なんたらに…」

朝倉「…なんだ、もう長門さんから聞いちゃったか」

キョン「…あぁ」

朝倉「この劇の終了迄よ、ま…執行猶予みたいなものね」

キョン「劇の終わりって…もうほとんど時間なんて無いじゃないか!」

朝倉「ほんとなら貴方を殺そうとした時点で即削除よ」

キョン「………」

朝倉「それがこんな事になっちゃって…、ハルヒが関わったから先送りになっただけ」

キョン「………」

朝倉「ほんと…最初はさっさとやってくれればいいのに…とか思ったんだけどね」

キョン「最初は?」

朝倉「今は…こういうのも…悪く無いかなぁって」

キョン「そうか…谷口が騒いでくれたお陰だな」

朝倉「ふふ…そうね、そう思ったら何だか…」

キョン「うん?」

朝倉「いえ…何でもないわ」

キョン「…朝倉」

朝倉「なに?」

キョン「その…良い劇に…しような」

朝倉「…えぇ…ありがとう」

キョン「まぁ、あれだ…色々教えてくれ」

朝倉「え…っと…スリーサイズは…上から…」

キョン「何を言っている、演技だ演技」

朝倉「わかってるわよ、けどちょっとは喜ぶ素振りでも見せなさいよ」

キョン「何を喜べと言うんだ」

朝倉「はぁ……(相変わらずねぇ)ちょっと飲み物でも買ってくるわ」

キョン「俺が買ってくる、朝倉はちょっと休んでろよ」ガタッ

朝倉「そう?ありがと」


朝倉「…はぁ」

朝倉「…何だか……」

朝倉「………」

朝倉「………消えたくないなぁ」


21.
古泉「おや、皆さんこんな時間迄頑張っていますね」

谷口「おー古泉、城のセット作り終わったのか?」

古泉「えぇ、皆さんに手伝って頂いたお陰で大分早くできました」

国木田「お疲れ様」

古泉「お二人は台詞の練習は良いのですか?」

谷口「俺達はちょい役だからな、むしろ演劇中の小道具出しとかセット移動で忙しいよ」

国木田「でも谷口の役はよくわからない所があるんだよね」

古泉「というと?」

谷口「ほれ」パサッ

古泉「成程、台詞が空白ですね」

谷口「涼宮も朝倉も秘密だとか言って教えてくれないんだよ」

古泉「はは、楽しみですね…所で…あちらは何を?」

谷口「けっ!自分で行って見てこいよ」

国木田「ほら谷口拗ねない」

古泉「?」


ハルヒ「……もう一度」

朝倉「………はい」

キョン「どうしたんだ朝くr」

ハルヒ「あんたは黙ってなさいっ!」

キョン「はいはい(ん…と後ろから)だが今度は絶対、お前を離さないからな!」ギュ

朝倉「」

キョン「…おい、朝倉」

鶴屋「あはは!」

みくる「あ…朝倉さん」

古泉「これはこれは…」

ハルヒ「あんたねぇ…」

朝倉「…すいません」

ハルヒ「いい加減慣れなさいよ!何回やってると思ってんの?!」

朝倉「……ハルヒ」

ハルヒ「何よ?」

朝倉「ちょっとお手本見せてくれる?」

ハルヒ「は…はぁ?何で朝倉「お願い」」

鶴屋「おぉっ!?反撃かい!」ワクワク


22.
ハルヒ「…さっさとしなさいよ」

キョン「お…おぅ」ギュ

ハルヒ「ちょっと!胸!触ってる!!」

キョン「す…すまん…、じゃなくて…台詞そこじゃないだろ…微妙に違うし」

ハルヒ「うぅ…うるさいっ!早くして!!」

キョン「わかったよ…ごほっ、だが今度は絶対、お前を離さないからな!」ギュゥ

ハルヒ「」

鶴屋「あっはっは!!」

古泉「楽しそうで何よりです」

朝倉「自分だって台詞飛んでるじゃない」

ハルヒ「あ…あら古泉君、セット作り終わったの?ご苦労様!」

古泉「いえいえ」

朝倉「ちょっと」

ハルヒ「そうそう!古泉君に渡すものがあったのよ!!ちょっとついて来て!」ガタタッ

鶴屋「逃げたね!」

みくる「可愛いですね」

古泉「これは…」

ハルヒ「ね!これならそんなに練習いらないでしょ!?」

古泉「ありがとうございます、僕にまで役を作って頂いて…」

ハルヒ「団長として当然よ!」

朝倉「…はぁ、回数をこなしてなれるしかないわね」


23.
長門「できた」

鶴屋「おお~!有希ン子巧いじゃないかっ!!」

みくる「衣装も後少しですね!」

鶴屋「ねっ!頑張るっさ!」

谷口「なぁ国木田」

国木田「何?」

谷口「朝倉の衣装見たよな?」

国木田「谷口……」

谷口「朝比奈さんは…お姉さんなんだよな?」

国木田「君ってやつは…」


ハルヒ「涼子、少しは慣れた?!」

朝倉「…何とか」

ハルヒ「んじゃ今日は通しで行くわよ!」

谷口「おっ、ようやく空白の部分がわかるか」

ハルヒ「あぁ…そこはやんなくていいわ」

谷口「何でだよ?」

ハルヒ「そこはあんたの勢いが重要だから一発勝負なの!」

谷口「ま…まじかよ」

ハルヒ「…その場面他の役者はあんたのサポート要員だから、あんただけの見せ場よ!
    任せたからね!」

谷口「お…おぅ!」

国木田「(リアクション担当なのかな)」

朝倉「さ・よ・な・ら」

ハルヒ「カーーットォ!」

キョン「おぃ、映画じゃないぞ」

ハルヒ「うるさいわね、皆よくやったわ!一旦休憩にしましょう」


24.
朝倉「…ふぅ」

ハルヒ「あ、涼子わかってると思うけど最後の台詞は」

朝倉「喋らないのよね?」

ハルヒ「そ」

キョン「………」

朝倉「どうかした?」

キョン「い…いや何でもない」

朝倉「そう?」

キョン「…さよなら…か」


キョン「なぁ長門、ちょっといいか」

長門「何?」

キョン「朝倉…何とかならないのか?」

長門「不可能、私の力ではどうすることもできない」

キョン「それをどうにか」

長門「情報統合思念体の決定に逆らうことはできない」

キョン「………」


25.
みくる「このナイフを使いなさい…」

朝倉「…どれ?」

キョン「………(何だよ)」

朝倉「…こっちにするわ」

鶴屋「そうかいっ!精々頑張りなっ!面白いものを見せておくれっ!」

キョン「………(折角)」

国木田「もっと直接伝えなければ…」

朝倉「…いいのよ」

キョン「………(楽しそうなのに)」

ハルヒ「欲しい物は力づくでも手に入れるわっ!」

朝倉「…王子を…でしょう?」

キョン「………(終わりなのか?)」

ハルヒ「キョン!」

キョン「は?」

ハルヒ「あんたの台詞よ!」

キョン「あぁ…悪い…ぼ~っとしてた」

ハルヒ「しっかりしなさいよ!もう本番迄時間なんて無いんだからねっ!」

朝倉「………」

キョン「…そうだ…な(もう…時間は無い)」

ハルヒ「皆、よくここまで頑張ったわ…いよいよ明日ね!」


26.
みくる「何とか間に合いましたね」

鶴屋「いっやぁ~、準備楽しかったねっ!」

ハルヒ「今日は皆で残りのセットや衣装、小道具なんかを劇場に運んで組み立てるわよ」

古泉「車を用意してありますので、荷物の積み込みをお願いします」

国木田「衣装以外の重たい荷物は僕等で運ぼう」

谷口「おう」

ハルヒ「あぁ、キョンと涼子は最後の練習しっかりしときなさい」

キョン「あぁ」

朝倉「わかったわ」

ハルヒ「足引っ張ったり…台詞飛ばしたりしたら死刑だからね」

キョン&朝倉「…はい」


朝倉「巧くなったわね、最初と大違い」

キョン「朝倉も、台詞が飛ばなくなったな」

朝倉「それはまぁ…何というか…精神統一?」

キョン「何だそりゃ」

朝倉「こっちの話しよ(二人っきりだとまだ固まるけどね)」

キョン「なぁ…何とか…ならんのか?」

朝倉「………」

キョン「その…何と言うか…ハルヒや皆も…朝倉が消えたら悲しむ…というか」

朝倉「貴方は?」

キョン「俺?俺だってそりゃ…悲しむさ」

朝倉「そう…(悲しむ…か)ねぇ」

キョン「うん?」

朝倉「動きの確認をしましょうか」

キョン「動きの確認?」

朝倉「そ、台詞は読まないで動きだけ…パントマイムよ」

キョン「構わないが…どのシーンだ?」ペラペラ

朝倉「そうね…ここ」

キョン「って、おい」

朝倉「良いから!ほらっ!」

キョン「………たくっ」ギュ

朝倉「………」

キョン「………」


27.
朝倉「………」

キョン「………なぁ」

朝倉「………何?」

キョン「…その、ここからもう…動きはないよな?」

朝倉「こ…細かい事は気にしないで、それよりもっと強く!」

キョン「へいへい」ギュゥ

朝倉「あっ…(暖かい)」

朝倉「それと…」

キョン「なんだ」

朝倉「キョン君って呼んでも良い?」

キョン「あまりその呼び方は好きじゃないんだがな…まぁ好きに呼べよ」

朝倉「ありがと…キョン君……じゃ…じゃあ…もう一つお願いが…」

キョン「何でも言ってみろ」

朝倉「ハルヒみたいに…名前で呼んでくれない?」

キョン「何故?」

朝倉「何故って…(言われても)」

キョン「………」

朝倉「こ…細かい事はいいのっ!早く呼んでみて!」

キョン「やれやれ…何だかお前…ハルヒに似てきたぞ」

朝倉「いいのっ」

キョン「…たくっ、……………涼子」ボソッ

朝倉「ひっ」ビクッ

キョン「おっ、おぃ!」

朝倉「」ヘナヘナヘナペタン

キョン「大丈夫か?」

朝倉「だ…だから…耳元で囁いちゃダメって言ったでしょう!(もの凄く恥ずかしい)」バクッバクッ

キョン「す…すまん」

キョン「ほらっ立てるか?」

朝倉「…キョン君、そこ座ってくれる?」ブスッ

キョン「…何故だ?…というか怒るなよ」

朝倉「いいからっ」

キョン「………(何々だ一体)」ドサッ

朝倉「体育座りして足を開いてっ」

キョン「………」

朝倉「………」ノソノソトサッ

キョン「…おい」

朝倉「す…座ったまま練習よ、ほらっ」



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No title

続きを・・・続きを・・・

No title

多分、続きは無いです…。
どう続くのか、つかの間の幸福で消えるのか、消えないのか
読み手さんの想像に任せられそうなので載せました。
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