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2010-05-31

男「俺は…死んだのか…」女「うん…」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/10(土)
男「でもここは…」



女「うん…中学校…」

男「…そうか、ここにいていいのか?」

女「うん…」

男「…」

女「でも…ずっと進まない時間の中で過ごすことになる…それでもいいの…?」

男「…」

女「…それじゃ、あたしは…」

男「お前は一緒にきてくれないのか?」

女「あたしは…あたしの場所に行くの。」

男「…そうか…」

女「うん…」

男「…もう会えないのか?」

女「あなたはここで、あたしはあたしの場所で…閉ざされた時間の中ですごす事になる…」

男「気が狂いそうだな…」

女「大丈夫、すぐにストレスに感じなくなるから…」

男「受け入れるようになるのか?」

女「…うん…」

男「そうか…」

女「それじゃ…」

男「…ああ…」


2.
男「あ…」

女「あ、おはよ男。」

男「お、おはよう。…なんだ、お前もいたんだな。」

女「へ?何が?」

男「いや、だから別のところ行くって言ってたからさ。」

女「何言ってんの?一時間目始まるから先行くね。」

男「へ?」

男「…ああ…あいつでも…あのころのあいつなのか…」

男「…何か寂しいな…」


3.
男「おはよー」

友「おはよ、男。」

男「おお。おはよう。」

友「何だよ。何驚いてるんだ?」

男「いや…すまん。」

友「それより宿題見せてくれないか?やってなくて…」

男「…え?いや。宿題とか俺もやってない。」

友「またまた、やってんだろ。」

男「…してたっけな…」

ガサゴソ

男「あ、やってた。ほらよ。」

友「さんきゅー、後でジュースおごるから。」

男「ああ。」


4.
男「…宿題なんかやったっけ…いや、そういえば昨日テレビ見てからやったような…」

先生「おはよう。それじゃ日直。」

日直「きりーつ、礼」

おはようございまぁす!

日直「着席。」

・・・・・

友「次体育だから体育館いこーぜ。」

男「お。おお…体育服持って着てたっけ…」

男「持ってきてる…てか最初から制服着てたのか…」

友「行くぞー」

男「ああ。」

・・・・・

男「…なんでマラソンなんだよ…」

女「先週言ってたじゃん。」

男「…おお、女。」

女「何その反応w」

男「いや、やっぱ若いなって…」

女「へ?」

男「…あ、いや。違う。何でもない。」

女「…何か今日の男変じゃない?」

男「…」

女「朝も何かわけわかんないこと言ってたよね。」

男「…」

先生「お前らさっさと集合しろー」

男「あ、ほら、始まるぞ。」

女「え?うん…」

・・・・・

先生「じゃあ、準備運動するから二人組作ってー」

友「男一緒にやろうぜ。」

男「…ああ…」

A「…」

男「…」

友「どうしたんだ?」

男「ちょっとまっててくれ。」

男「おい、Aお前も一緒にやろうぜ。」

A「え…うん…」

友「…

・・・・・

男「疲れた…」

女「お疲れー」

男「疲れた…はぁ…」

女「…それにしても相変わらず遅いね。」

男「うるさいな。」

女「あはは」

友「男は短距離だったら早いのに長距離ぜんぜんだめだな。」

男「悪かったなー、てか疲れてるからちょっとそっとしててくれ…」


5.
A「やめてくれよ。」

B「いいからやれよw」

C「そうそうw」

友「あははw」

男「…おい、やめろよ。」

友「…え?」

男「A嫌がってるだろ。」

A「…男くん…」

B「何だよ。お前も昨日まで一緒にやってたじゃねぇかよ。」

男「俺は…」

C「そうだよな。いつもは男がまっさきにAをいじってたじゃん。」

友「…」

男「…いや…なんていうか…」

友「今日変だぞお前。」

男「そうかな。」

友「うん。何かいつもみたいにテンション高くないし、妙に落ち着いてるって言うか・・・」

男「…」

女「そんなのいいじゃん。Aくん本当に嫌がってるんだからやめなよ。」

男「…女…」

男「…」

女「…でも本当に…男今日何かいつもと違う…」

男「…」

女「体調でも悪いの?」

男「…ちょっとトイレいってくる…」

・・・・・

男「はぁ…まぁ中学生の頃は…テンション高かったからな…」

男「いまさらあれを出せといわれても…」

女「…あ…」

男「女…何トイレの前で待ち伏せてるんだよ。」

女「いや、大丈夫かなーって思って…」

男「…」

女「保健室ついていこうか?」

男「…頼むよ。」

女「やっぱ今日の男変だよ。いつもはそんなに素直じゃないし…」

男「…」

女「ドラマとかそういったやつのまねしてるってわけじゃないよね?」

男「…」

女「前、萩原健太郎の真似してたときあったしw」

男「ぐあ…黒歴史…てか何で知ってるんだよ…」


6.
女「せんせー、何か男が頭が痛いって…」

保健室のおばさん「あら、珍しいわね」

男「…」

女「次の授業あたしから先生に言っとくから休んでなさいよ。」

男「ああ…」

保健室のおばさん「ベッド空いてるから眠っていいわよ。」

男「すみません。」

保健室のおばさん「でもあなたでも体調悪い時ってあるのね。今まで授業休んだこと一回も無かったじゃない?」

男「…そういえば…そうですね…ちょっと…眠ります…」



上司「…辞めてくれないか?」

男「…」

男「はい…」


ガシャン…

女「…え…会社辞めたって…」

男「…うん…」

女「どうするの?」

男「…わかんない…」

女「…」



キキーッ!!!

男「…う、うああああああああああああ」

女「きゃああああああああああああ」

グシャ!!!

男「!!!!」


7.
男「うわああああああああああ!!!」

保健室のおばさん「わっ!!!」

男「うわ…はっ…はぁ…え?」

保健室のおばさん「…どうしたの叫んだりして…怖い夢でも見たの?」

男「…は、はい…」

男「すごく怖い夢を…」

そうだ、俺は…死んだんだ…

・・・・・

女「男調子どう?」

男「大丈夫だよ、何回も来んなよ。」

女「…せっかく来てあげてるのに何それ。」

男「…いや、すまん。…保健室のおばさんは?」

女「ちょっと出てくるってさ。」

男「…そっか…」

女「今日さ…男…Aくん助けたけど何で?」

男「…」

女「いつもは男がまっさきにAくんいじってるじゃん。」

男「…何かそういうのいけない気がしてさ、前は…おもしろければそれでいいって思ってたけど…」

女「…」

男「…ま、まぁそんな感じ…」

女「男本当に人が変わったみたい。でもそれでいいと思う。今日見直したもん。」

男「…」


8.
友「男大丈夫かー」

男「お、おお…悪い。」

友「あ、女さんもいたんだ。」

女「う、うん。」

男「…」

友「ほら、暇だろうから今週のジャンプ持ってきた。」

女「あー。そういうの持ってきたら駄目じゃん。」

男「うわー懐かしい。まだセルと戦ってる。」

友「…それ今日出たやつだぞ?」

女「…」

男「…あ、いや…ジャンプ久しぶりに見たからさ。」

友「先週のもお前学校で見ただろ。」

男「あ、そうだっけ。」

友「…どうしたんだ。何か本当に心配になってきた。」

女「…」

・・・・・

先生「よし、そこまででいいぞ。じゃあ次を…」

ガラガラ

先生「お、男。体調はもういいのか?」

男「はい、すみません。」

女「もういいの?」

男「うん。」

友「ほら、プリント。」

男「ありがとう。」

友「…お、おお…」


男「…」

カリカリカリカリ

女「…」

友「…」


9.
友「今日はやけにまじめに授業受けてたなw」

男「そうか?」

友「ノートずっととってただろ。」

男「何か嬉しくてな。机に座ってあの先生が話すのを聞いて、ノートを取るのが。」

友「もうすぐ中間テストだぞ…楽しいって…」

男「あはは。」

友「まぁいいや。それじゃな。また明日。」

男「ああ。」

・・・・・

女「…あ…」

男「待ってたのか?」

女「いや、そうじゃないけど…」

男「一緒に帰らないか?」

女「…うん…」

女「…何か…今日変な一日だったなぁ…男のせいで。」

男「何かあったのか?」

女「朝から変だったじゃん。」

男「そうか?」

女「…もうそのキャラやめなよ。かっこつけたってどうせ馬鹿なんだから。」

男「俺、お前より成績良かった気がするんだが。」

女「あたしのほうが国語と社会は…」

男「ほかは全部俺の勝ち。」

女「…やっぱり変わってない。むかつく。」


10.
男「ただいまー」

母「おかえりなさい。」

男「…」

母「どうしたの?」

男「何でもない。ただいま。」


ガラガラ

ドサッ


男「疲れたー」

男「…これからずっとこの時間で生きていけるのか…いや、死んでるけど…」

男「過ごせるんだ…父さん…母さん…あ…まだじいちゃんもいるはず…今度行ってみよう…」

男「…女はどこに行ったんだろうな…」

男「zzz…」


11.
男「おはよう。」

女「あ、おはよ。」

A「男くん…おはよう…」

男「おはよう。」

友「男。宿題を…」

男「またかw」

友「すまんッ」

男「…A、この問題聞きたいんだけどさ…」

A「…う、うん。」

女「あ、あたしもそこ分からなかった。」

男「Aは数学いつも一番だもんな。」

A「そんなことないよ…それでここは…」


先生「今日のこの時間は将来何になりたいかを書いてもらうぞ。」

男「…」

友「まだ中1なのにそんなこと言われてもなぁ…」

男「…将来か…」

女「男はやっぱり教師になるの?」

男「…うーん…どうだろ、教師なれるのかな…
  たぶん、中小企業に勤めるサラリーマンが精一杯じゃないか?」

女「夢が無いw」

男「…」

男「そうだな…夢を持たないとな…」

女「あたしは…ケーキ屋さん!」

男「またそんなことを…」

女「うるさい!なるったらなるの!」

男「…Aは?何になるんだ?」

A「僕は…医者になりたいな…」

友「お前が医者かよ。」

A「…」

男「いや、いいと思うよ。お前頭いいからな。」

A「…男くん。」

男「俺が怪我したら治してもらわないとな。」

A「うん。絶対に助けるよ。」

男「…」

先生「ほらー、お前らしゃべってないで書けよ。」

女「わっ、すみません…」

友「俺の夢も聞いてくれよ。」

男「何?」

女「何?」

友「…Jリーガーだぜッ」

男「…さ、書くか。」

女「…えっと…」


男「…将来の夢…かけない…」

先生「…ん?どうしたんだ?男…お前ぜんぜん書いてないじゃないか…」

男「…」

先生「お前はたしか教師になりたいって言ってただろ。」

男「…は、はい…」

先生「…」

先生「お前大丈夫か?汗がすごいが…」

女「…男ッ?ねぇ…聞こえてる?」

男「…あ…ああ…」

A「男くん!」

友「おい。男どうしたんだよ!」

男「何だか…頭が…」


ガクン


男「…あ…」

男「…ここは…」

女「目覚めた?男倒れたんだよ。」

男「女…」

女「汗かき出したかと思ったら意識失っちゃって…」

男「…」

女「…さっきまでAくんも友くんもいたんだけど…先帰っちゃったよ。」

男「そっか…」

女「…」

男「なら…俺も…うっ…」

女「大丈夫?迎えに来てもらったら?」

男「…いや、いいよ。歩いてかえる。」

女「…」

男「…早退するって言ってくるわ。」

ガラガラ

女「…」


男「…将来の夢って言われてもな…もうずっとここにいるから考えても…」

男「だたいまー誰も帰ってきてないのか…」


男「あーあ…せっかく中学に戻れたのに…
  何かみんなと違って…先が見えたっていうか先は無いって言うか…」

男「…宿題でもするか…どうせ友やってこないし…」


12.
ピンポーン

男「はい。どちらさまですか?」

女「あ…男?あたし、女。」

男「あ、ああ…お前か。」

ガチャ

女「…男がインターホンに出るなんて初めてじゃない?」

男「…そうか?」

女「いつもいきなりドアガチャって開けてたじゃん。もしくは居留守使うか。」

男「…何か用か?」

女「用じゃないけど…倒れたし…早退したから大丈夫かなーって思って…」

男「あ、ああ…大丈夫だよ。あの時はちょっといろいろ考えちゃって…それで…」

女「…そうなんだ…あ、これ男が休んだ授業のプリント。」

男「…」

女「…あの…ちょっと…話とかしない?」

男「…」

女「いや、だってせっかくこんな家まで正反対の男の家まで来てもう帰るのも馬鹿みたいじゃん。」

男「俺も少し話がしたかった。家に誰もいなくて寂しくてさ。」

女「え?」

男「茶くらい出すからあがれよ。」

女「うん。」


女「男の家入るの小学生以来だね。」

男「ああ…俺の誕生日会の時以来だな。」

女「…あの時も二人だったね。」

男「そうだったな…」

男「…台風と重なっちゃって…呼んだ友達誰も来なくてな…」

女「そうそうw」

男「寂しかったなぁ…ポテトチップスとかいろいろ買って、飾りつけして…すごく楽しみにしてたのに…」

男「誰も来てくれなくて…」

男「でもお前が一番遠いのに来てくれたんだよな…嬉しかったぞ。」

女「…うん。」

男「お前と俺と俺の家族で俺の11歳を祝って…」

女「…」

男「…懐かしいな…ほんと…懐かしい…」

女「え…ちょっと…」

女「…どうして泣いてるの?」

男「ごめん…」

女「いや、謝らないでよ。」

男「…」

女「あの…」

ガチャ

母「ただいまー」

男「あ…」

女「…」

母「…」

女「わ、わあ…違うんです。これ…これは…」

男「いや、そう違う。これは…その…」

・・・・・

母「女ちゃんもお姉さんになったわねー、はいご飯」

女「いいえー」

男「…普通に飯を出すなよ。お前も受け取るな。」

女「…いいじゃん…」

母「…何言ってるの。せっかく来てくれたんだからご飯も出さずに帰らしたら悪いでしょ?」

男「…もう夜になるだろ…」

母「お父さんに送ってもらうわよ。」

父「え?」


13.
父「あー、あの台風の時に来てくれた女の子か…」

母「いい子だとは思ったけど…ありがたいじゃない。」

男「もういいよ。そろそろ帰れよ。」

女「…そんな帰れ帰れ言わないでよ。」

男「恥ずかしいんだよ。」


兄「ただいまー」

男「…あ…兄ちゃん帰ってきた…」

母「おかえりー、もうご飯食べてるわよー」


ガラガラ

兄「ただいまー」

兄「って…」

女「…こんばんわー」

兄「…」

男「…」

兄「誰?」

母「あんた覚えてないね?前男の誕生日の時に来てくれた女の子よ。」

兄「えっと…ああー、台風の時の」

男「…」

兄「…それで何で今日はいるんだ?」

母「そうね。何で今日はまた…」

男「何でそれを聞かずに夕食になったのか…」

女「…えっと…その…男くんのプリントを渡しにきただけ…なんですけど…」

男「そう。それだけだよ。」

母「何で男泣いてたの?」

男「今言うなよ!」

兄「何だよ。男泣いたのか?」

父「…七時か」

ピッ!

テレビ「7時のニュースです…」

母「まぁいいじゃない。ゆっくり食べて食べて。」

・・・・・

女「ごちそうさまでした」

母「またいらっしゃい。」

女「はいっ」

兄「父さん、夜だから運転、気をつけてくれよ。」

男「自転車後ろに積んだよ。」

父「それじゃ行こうか。」

男「それじゃ、明日な。」

母「あんたもついて行きなさいよ。」

男「…分かったよ。」

ガチャ、ブロロロー


男「夜は寒いな。」

女「うん。」

男「しかし、こんな距離をわざわざ…ほんと悪いな。」

女「…ううん。」

父「…」

・・・・・

女「あ。ここです。」

男「…」

ガチャ

男「…自転車。」

女「ありがと…」

父「…ご両親に一言あいさつだけ…」

男「いや、いいよ。な。」

女「う、うん。」

父「そ、そうか…」

女「送っていただいて、ありがとうございます。」

父「いや、いいんだよ。これからもうちのをよろしく頼むよ。」

女「はい。それじゃ、おやすみなさい。」

男「うん。おやすみ。」

父「おやすみ。」

女「…男…また明日学校でね。」


父「…いい子じゃないか。」

男「うん…」


14.
男「おはよ…」

女「あ、男…おはよう。」

男「…昨日、ありがとな。」

女「うん…」

男「…」

A「…おはよう、男くん。大丈夫だった?」

男「あ、うん。平気だよ。」

A「良かった。」

男「…心配かけて悪い。」

A「ううん。」

女「…それじゃ、一時間目理科だし移動しなきゃ…」

男「そうだった。」


キーンコーンカーンコーン


友「給食だー」

男「今日何だっけ…」

A「あげぱんだよ。」

男「マジで…やった。」

A「男くん、あげぱん好きだもんね。」

男「おう。」

・・・・・

男「やっぱあげぱんはおいしい…」

先生「あ、そうだ。今日の五時間目に今度の遠足で行くところ決めるからなー」

女「遠足だってさ。男どこ行きたい?」

男「どこだろ…」

友「どうせ近場だろ。」

男「遊園地とかじゃないか?」

女「動物園行きたい。」

友「たぶん、無料の何とか科学センターとか巡るだけだと思うぞ。」

女「…それありそう…」

男「それより女あげぱんいらないならくれよ。」

女「食べるわよ。」

男「…」

A「あの…男くん僕のあげようか?」

女「駄目だよ。甘やかしたら。」

男「…」


15.
先生「なら、キャンプ場で決まりでいいな?」

男「…」

友「…」


友「なんだよあれ。多数決にもなってねーぞ。」

男「キャンプ場でお弁当を食べて遊んで帰宅かw」

女「まぁこんなことだと思ってたけど。」


先生「それじゃ明日は学校を8時30分に出る、遅れるなよ。他に質問は無いか?」

友「先生!バナナは」

先生「おやつに入らない。他には無いか?」

友「…」

男「…落ち込むなよ。」

・・・・・

女「あ、男もうおやつ買った?」

男「まだ。」

女「帰りに買って帰らない?」

男「そうだな。友とAも一緒に連れて行こう。

女「え…いや…あの…」

男「おーい。友、A明日のおやつ買いに行かないか?」

友「俺もう買ったよ。」

A「あ…僕はまだ…」

男「じゃあ一緒に行こうぜ。」

A「うん。」

女「…」

男「どうしたんだ?」

女「う、ううん。別に。」

・・・・・

男「こんなもんか…」

女「何か男っておっさんくさいね、お父さんのビールのつまみじゃないんだから…」

男「…そうか?」

女「Aくんは何か逆に女の子みたいなのばっかりで可愛いね。」

A「…」

男「Aはナヨナヨしてるから馬鹿にされるんだよ。もっとドンとしとけよ。」

女「あんたも人に言えるほどドンとはしてないけどね。」

男「…」

A「…ううん。男くんこの前助けてくれたし…」

女「まぁ何か前とは違うよね。前だったら馬鹿みたいに駄菓子買ってたじゃん。」

男「まあ、思春期だからな。そりゃ変わるさ。」

女「ぐ、何か言い訳がうまくなってきてる。」

男「さ、早く買って帰ろう。」

女「うん。」


16.
先生「みんなそろってるなー、じゃあバスに乗れー」

男(こういう時Aっていつも独りだったんだよな…俺が最後に乗るか…)

男「先生、俺ちょっとトイレ。」

先生「あーもう、さっさと行って来い。」


A「あの…ここいい?」

友「ん?ああ、いいよ。」

A「ありがとう…」

先生「男早くしろー」

男「はいー、えっと…」

A「あ、男くんここ。」

友「トイレくらい先行ってろよ。」

男「悪い。」

男(真ん中が一番酔いやすいっていうのに…)


男「へー、Aのおじさんって医者なのか。」

友「何だ、だからお前も医者になりたいってのか。」

A「うん…」

友「でもお前みたいに気が弱い奴には無理じゃねーの?」

A「…でも…なりたいんだ…人の役に立ちたい…」

男「…そうだな。がんばれ。」

A「うん。」

先生「お前ら、もうすぐつくけどついたらまず整列するんだぞ。勝手に遊ぶなよー」

A「あ…そういえば…男くんの夢って結局何なの?」

友「そういえば…お前まだ作文出してないだろ。」

男「…」

男「ま、まぁまだ先のことだし…ゆっくり考えるよ。」


17.
先生「…それじゃ、これから4時間自由時間にするけどキャンプ場外には出ないようにな。」

男「…昼寝でもするか。」

男「…何か…こうやって空の下で寝転がるのも何年ぶりだろ…」

男「…俺が…将来なりたいものか…」

男「このまま、卒業式まで行って…それからどうなるんだ…」

男「また最初に戻るのか…」

男「…」

男「駄目だ、寝よう。」

女「せっかく遠足きたのに寝ないでよ。」

男「わっ」

女「えへへ。」

男「…びっくりさせんなよ。」

女「…何考えてたの?」

男「…別に。昼寝しようと思っただけ。」

女「…」

女「あたしも昼寝しよっと…」

男「…」

女「何かこうやって寝転ぶの久しぶり…」

男「…」

女「…さっきの独り言?」

男「…何が?」

女「…説明してよ。」

男「…」

男「聞いてたのか。」

女「最初に戻るってどういうこと?」

男「…」

男「単に毎日が退屈ってだけだよ…そんだけ…」

女「…退屈?」

男「…」

女「楽しくないの?」

男「楽しいよ。」

女「…なら退屈じゃないんじゃないの?」

男「うん。退屈はしてない…」

女「…意味わかんない。」

男「…暖かいな…今日…何か眠くなってきた…ちょっと寝るわ…」

女「…」


18.
先生「おら、起きろ。」

男「ふあ…えっ?」

先生「お前ずっとここで寝てたのか。」

男「…あ、はい…」

先生「…もう時間だから帰るぞ。」


友「どこ行ってたんだ?」

男「昼寝してたら今目が覚めた。」

友「もったいねーな、遊べばよかったのに。」

男「そうだな。」

・・・・・

先生「それじゃ、今日はここで解散な。お前ら帰るまでが遠足だぞ。」

男「…あ、なぁ女、今日…」

女「…」

男「おいなんで無視…」

友「おーい、男、帰りに遊んで帰ろうぜ。」

男「あ、ああ…」

A「男くん、それじゃまた明日ね。」

男「お、おお。それじゃな。」

・・・・・

友「何だ?お前女と喧嘩でもしたのか?」

男「何でだよ。」

友「いや、見てれば分かるよ。お前ら話さないじゃん」

男「…」

友「…何か知らないけど早めに謝っちまえよ。」

男「何を謝るんだよ。」

友「…適当でいいんじゃね?」

男「適当って…」

友「とりあえずごめんなさいでいいよ。」

男「いいのかそれ。」

友「うん。たぶん。」


19.
男「…あ…あの女?」

女「…」

女「何?」

男「…ごめん」

女「何が?」

男「…何がって…」

女「あたし今日急いでるから。」

男「ちょっと待ってくれって。」

女「…」

女「男って何か隠してるでしょ…」

女「何ヶ月か前に朝からおかしかった時があったもん。それから何か変わった。」

男「…」

女「それにこの前遠足の時に言ってた独り言、あれ何なの。」

女「男が将来を描けない理由って何。」

男「…」


20.
男「ただいまー」

母「おかえり。」

男「…」

母「何?元気ないね。」

男「…兄ちゃんの将来の夢って何か知ってる?」

母「設計士だったと思うけど…」

男(でもそれも挫折して…会社員になるんだよな…)

母「…いきなりどうしたの?」

男「…父さんとか母さんの夢って何?」

母「そりゃあ、あなたたちが一人前の大人になることよ。」

男「…そっか。」

母「ほんと、どうしたの?」

男「ただ聞いてみただけ、今日のご飯何?」

母「野菜炒めだけど。」

男「うん。ちょっと寝る。夕食前に起こして。」

・・・・・

男「…夢を描けない時点で俺は…もう死んでるも同じか…」

男「いや、もう死んでるからそれでいいのか…でも…」

男「ここにいる人たちは…ならいったい何なんだ…」

男「…もし俺がここで人を殺したとしたら、どうなるんだ?」

男「…イレギュラーな事が起きたら…それでも中学卒業と同時に何もかも元に戻るのか。」

男「同じ時間をすごし続けるとはどういう意味なんだ…」

男「同じとはどういうことだ。
  自由意志を俺が持つなら変えようと思えばこの世界変えられるんじゃないか。」

男「同じ時間なんて成立しうるのか…」

ピンポーン

母「あら、こんにちわ。ちょっとまってね。」

母「男。お客さんよ。」

男「…」

ガラガラ

A「…」

男「…A…どうしたんだ?」

A「うん…何か最近女さんとどうしたのかなって思って…」

男「…」

A「…ごめん…実は僕もあの時遠足の時男くんの独り言聞いちゃってて…」

男「…」

A「僕…男くんの役に立ちたくて…」

男「…今からすごく頭の悪そうな話するけど…いいか?」

A「うん…」


21.
A「…今の話…」

男「馬鹿らしいだろ?こんなの友や女に言っても…」

A「…なら僕を最初に助けてくれたのって…」

男「本当は俺もお前をずっと苛めてたんだよ。」

A「…」

男「本当は…お前はあの後な…鬱になっちゃって…不登校になっちまうんだ…」

男「高校上がって最初の中学の集まりにも、高校卒業した時の集まりにも、
  成人した時の同窓会もお前は一回も来なかったんだ…」

A「…」

男「あの日以前、俺はお前を苛めてただろ?」

A「う…うん…」

男「…あれがもっとエスカレートしていって…2年にあがってすぐ…」

A「…」

男「俺も…後悔した…遊びみたいにお前をからかって…」

男「だから…今度は…助けなきゃって思ったんだ…」

A「…」


A「…女さんは…」

男「…俺と一緒で交通事故で死んだ…」

A「なら今のAさんは…」

男「今のあいつは…ここに来てから会った…」

A「…女さんはどこに行ったんですか?」

男「…別のところで同じ時間を繰り返すって言ってた。」

A「…ぼ、僕たちは…なら…一体…何なんですか…」

男「…」

A「…僕たちにも未来は無いんですか…」

A「…僕たちは…あなたの満足のために…それだけのために生み出された存在なんですか…」

A「…僕は…お医者さんになって…」

男「…」

A「…そんな…う…うう…」

男「…」

・・・・・

母「あんた今日も残すの?」

男「うん…ごめん…ごちそうさま。」

父「なんだあいつは…何かあったのか?」

母「知りませんよ。」


22.
友「おはよ。」

男「…うん…」

友「元気ねーな。」

友「…A今日も休んでるな…大丈夫か…」

男「…」

友「お前女と仲直りしたのか?」

男「…まだ…」

友「…はぁ…」


ザーッ…


男「雨か…傘持って来てなかった…」

男「濡れて帰るか…」

女「…」

女「…入る?」

男「…」

男「…いいのか?」

女「いやだけど…」

男「…」

女「早く決めてよ。」


男「あの…」

女「…」

男「ごめんな…」

女「…」

女「Aくんから全部聞いた…」

男「…」

女「馬鹿にしてるの?」

男「あんな作り話でAくんからかって楽しいの?」

男「…」

女「…見損なった。」

男「…」

男「…あいつに伝えてくれないか?」

男「あの話は全部嘘だと…お前をからかったけだと…」

パシンッ

男「いって…」

女「どっちなのよ!」

男「…」

女「あんたマジで言ってるの?それとも本当にからかっただけなの?」

男「…」

ザーッ…

男「…からかっただけだよ…」


23.
男「…未来が無い…俺だけだと俺は思ってた…」

男「違う…この世界が繰り返すなら…Aの言うとおり、この世界にすんでる人にも未来は無い…」

男「…」

プルルル

ガチャ

男「もしもし…」

A「あ…男くん…」

男「…A…」

A「…この間はごめん…あと最近休んじゃって…」

男「…いや…」

A「ごめん・・・僕…女さんに話しちゃった…」

男「…」

A「独りで抱え込むのが怖くて…」

男「…」

A「今…女さんが来て…あれは男くんの嘘だったって言われて…」

男「…悪い…」

A「…嘘なんだよね…あれは嘘…なんだよね…」

男「…ああ。」

ガチャン…


24.
ピンポーン

男「…友か。」

友「…よっ」

男「…」

友「…お前も馬鹿だなー」

男「え…」

友「…早く謝っちまえって言っただろ。」

男「…」

男「謝ったけど無駄だったんだよ。」

友「…なんだ謝ったのか。」

男「…一応…」

友「…そっか…許してもらえなかったか…」

男「…」

・・・・・

男「…出てきてくれ…女…」

男「…俺をここから出してくれ…あいつらを解放してくれ…」

男「おかしなことが沢山ある…」

男「何でお前は最初から知っていたんだ…」

男「同じ時間を繰り返しているっていったが、それをどうして知っている…」

男「出てこいよ!!!!!!」


25.
先生「Cは進路はどうするんだ?この高校でいいのか?」

C「はい…」

先生「まあ、お前ならなんとかなるかもしれないな。」

C「がんばります。」

先生「じゃあ、次のDを呼んできてくれ。」


ガラガラ

C「…Dちゃん次だって。」

D「うん。」

女「…」

女「…進路相談…男、受ける意味あるの?」

女「…中学の三年間を繰り返すだけなんでしょあたしたち…」

男「…」

女「…あたしの夢って…何か知ってる…?」

男「・・・ケーキ屋さんだっけ?」

女「うん…」

男「…」

女「もしさ…男が言うように…この世界が同じ時間を繰り返すとしても…
  あたしは最後まで諦めない…
  だって未来を失ったら…そんなの過去に縛られ続ける今なんて…死んでるのと同じだもの…」

男「…」

女「…そしてまだ確定してない未来を無いって諦めたくもない…
  がんばり続けること…これがあたしの戦い…」


女「…昨日、Aくんち行ってきたの。授業のプリント渡そうと思って…
  Aくん、勉強してた。
  お医者さんになるんだって夢、まだ諦めてないって。」

女「男に伝えてって言われたよ…」

男「…」


男「…俺だって…最初からこんなはずじゃなかった…
  ただ…気持ちいのいい時間にずっと留まれたなら…
  それができたら…そう思っただけなんだ…」

ガラガラ

D「つぎ女ちゃんだよ。」

男「…」

女「あたしは男を信じてる…」


男「…」

女「…あなたが誰であろうと…あなたは変えたんだよ。
  Aくんの未来、Aくんは今でも勉強してるの…あなたの言った未来を否定したくて…」

男「…だけど、それでも中学の卒業まで以上の未来は期待できないんだぞ…
  そんなのがんばったって意味無いだろ!!!!」

女「…あたしは…諦めない…最期まで諦めたくないの。」


26.
先生「そうか。ケーキ屋さんか。」

女「はい。でも高校までは普通高校に行こうと思っています。」

先生「そうだな。それがいい。お前は頭もいいからな。上を狙えるよ。」

女「○×高校を受けようと思っています。」

先生「そうか。理系科目これから追い込みだな。」

女「はい。」

先生「わかった。じゃあ、最期の男を呼んできてくれ。」

女「はい。」

ガラガラ

男「…」

女「…次だってさ。
  …今度理科とか教えてよ。あたし苦手だし。
  それじゃ。帰って勉強しなきゃ。じゃね。」


女…小さい頃からあんな感じだったな…

そうだ…俺が…女に告白したのって卒業した後だったんだ…

違う高校に入ってもあいつの事が忘れられなくて…

それで告白して…

どうかしてた…『女』が言った言葉に縛られて

まだ見てもいない未来を決め付けてた。未来は無いって…

でも違う…まだ未来は確定していない。

女も、Aもがんばってる…

俺も。


先生「で…お前どうするんだ?」
   結局何も決まってないのか…」

男「あの…」

先生「…何だ?」

男「…女ってどこ行くんですか?」

先生「は?
   あのなー、お前好きな子がいるからって理由だけで進路決めるなよ。
   自分の将来の事なんだから、ちゃんと考えろよ。
   …ま、進学校だしな…やる気がでたならいいか。」


27.
夢を見た…

女『どうして?』

男「…やっと出てきたのか。」

女『ずっとあの場所に、あの時間にいたい。あなたが望んだことよ。』

男「…」

女『正直驚いているの。』

男「…」

女『もう一年以上あなたはこの世界で生活しているのに、いまだに疑問を持っている。』

男「…」

女『最初に言ったでしょ…そのうち同じ事を繰り返すことにストレスを感じなくなるって
  この世界ではあらゆる事に修正がかかるわ…』

男「…どういう意味だよ。」

女『着た覚えも無い制服をあなたは最初から着ていて、やった覚えも無い宿題をしてきていたでしょ?』

男「…」

女『記憶にも修正がかかるの…この世界をうまく維持するためにね…
  でも、この世界の住人たちのいくつかはもうその修正を受けないまでに成長しているわ…』

男「…」

女『でも…それでも…』

女『卒業日以降の未来はこの世界には無いわ。』

男「…」

女『以前お前は誰だと言ってたわね…あたしは…あなたの…』


28.
男「…」

母「ほら。あんた早く起きなさい!」

母「卒業式の日なんだから…遅刻とかしないでよ!」

男「ん…ああ…」

母「…今日で中学校も卒業ねぇ…ほら、神棚に御参りしてきなさい。」

男「はい。」


男「それじゃ、行ってきます。」

父「父さんたちも後で行くから。」

男「うん。」

兄「…お前も卒業かー」

男「うん。」

男「んじゃ、行って来る。」

ガチャ


男「…おはよう。」

女「…男…」

男「うん。」

女「…来年から同じ高校だね。」

男「…」

A「僕もだよ。」

男「A…」

A「卒業式くらいは出ようと思って…」

男「…そうだな。」

友「おい、お前ら俺を忘れんなよw」

男「何かずいぶん久しぶりな…」

女「友くんってそういえばどこに進学するの?」

友「俺?俺実家継ぐから。」

男「え…Jリーガーはどうするんだよ。」

友「無理だろ…」


29.
教頭「卒業証書授与!」

教頭「A…」

A「はい。」

・・・・・

男「終わったな。」

男「…これからどうする?」

友「打ち上げ行くに決まってんだろ馬鹿。」

女「うん。行こう。」

A「僕も行きたい。」

男「…そうだな。行こう。」

・・・・・

男「ただいまー」

母「おめでとう。」

父「男、おめでとう。」

兄「おめでう、男。」

祖父「おめでとう…」

男「うん!」

母「ほら、もうご馳走があるから食べなさい。」

父「卒業証書もらうところばっちりとったぞ。」

兄「…緊張しすぎだろw」

祖父「良かったぞ。」

・・・・・

男「…もう22時か…」
  まだ消えてない…記憶も修正を受けてない…」

ピンポーン

ガチャ

男「…女、A…」

女「一緒にいたくってさ…」

A「僕たちは同じ高校に来月から行くんです。」

男「ありがとう。」


30.
女「いよいよだね…あと一分…」

A「いよいよです。」

男「…大丈夫だ、絶対…」



23:59:53

男「俺はきっと…まだ…」

24:00:00



・・・・・


・・・・ピッ…
・・・・・・・ピッ…





・・・・・・ピッピッピッ…

「患者のバイタル安定しました!!!!!!!」


31.
A「よし、もう大丈夫だ。」

男「…えっ…ここは…」

女「…男!!大丈夫?ねぇ分かる?」

男「…お、おお…女……俺ら…生き残ったんだな…あれ」

A「もう大丈夫だ!」

男「駄目だ…目が…疲れて…あけてられない…何でAが医者みたいなかっこう…」
  …ここは…」

女「起きた?」

男「…何だ…あれ…?」

A「…混乱するなよ。すぐに感覚的に理解する。
 ゆっくり思い出してみろ…あの後どうなったのか…」

男「…そうだ…あの後、え…いや、違う…」

A「そう、記憶が修正されてる。
 最初からお前は死んでいない事になってる。いや、今俺が助けたんだ。」

男「え…どういう意味だ…」

A「あの世界がこの世界に重なり合ったというのが一番いい説明なのか。
  俺にも良く分からない。だがお前の死ぬ前に経験した中学時代は
  そのままあのお前の死後の世界での出来事に入れ替わっている。
  俺はお前に虐めから救われて、同じ高校に入り、大学へ行き医者になった。」

男「え…」

女「あたしは普通に今ケーキ屋さんしてるみたい。」

男「…え…俺はリストラされて…いや違う…俺、今ケーキ屋さん?ええ???」

女「そういうこと。」

男「え…?」

女「思い出した?」

男「結婚して…ケーキ屋さん出して…」

女「…そう…」

A「それで今日、何か知らんが倒れてここに運び込まれた…ってことらしい。」


男「…ぷっ、何だよそれwwww」

女「あはは」

A「くっ、あははは」

男「それにA、そのしゃべり方なんだよw」

女「あたしも言いたかった。何でそんな、あははは」

A「自分でもまだ記憶の修正においついていないんですよ。すまん、いえ、すみません。」

男「人間偉くなると口調本当に変わるんだなー」

女「お医者さんだもんねー」

A「やめてくださいよ…」

女「あはは」

A「とにかく、もろもろの矛盾はあの世界の修正が働いていずれ分からなくなると思いますよ」

女「…うん、だって今でもあれが男の死後の世界だって事もだんだん頭から消えていってる…」

男「…そっか…」

A「でも3年の繰り返しってルールはどうなったんでしょうね…」

男「…たぶん…!…いや…何でもない…たぶん、そろそろ分かるよ。」

女「!…あっ…」

女「…そっかぁ…だから…」

男「…」

A「え?何ですか?教えてくださいよ!」

男「…いや、恥ずかしくて俺からは…」

女「あたしも…内緒…」

A「気になりますよー」

男「…ま、それはおいておいてひとつありえないことがあるだろ…」

女「あ…みんなもやっぱり思った?」

A「そうですよね…これは酷いですよ…」


パラッ

入院患者「おお、日本優勝したか。」


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新聞一面

友、ワールドカップ対ブラジル戦にてハットトリック!
日本を優勝へ導く!!!
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