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2010-08-05

妹「祭に行くぞ、馬鹿兄貴」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/08/03(火)
チリ~ンチリ~ン♪

男「…」

妹「兄貴、縁側で何してんだ?」

男「風に歌う風鈴の音を聞いていたのさ」

妹「ふーん」

男「…」

妹「…」

チリ~ンチリ~ン♪

男「俺かっこいいかな?」

妹「んなわけあるか馬鹿」

男「そうか」

妹「馬鹿なこと言ってないで夕飯の準備手伝ってくれ」

男「姉さんは?」

妹「今日はゼミの飲み会だとさ」

男「しょうがないな」

妹「さっさと手伝え!馬鹿兄貴!!」

男「痛い!痛い!ケツキック禁止!!」


2.
妹「その炒めたゴマすり鉢ですりつぶしてくれ」

男「あいよ」

男「なぁ、今日はそうめんか?」

妹「んあ?そうだよ。好きだろ、兄貴」

男「まーなー。そうめんと言えばさ、こないだバイト先でもそうめんの話で盛り上がったんだ」

妹「どのつけ汁が一番うまいとか?」

男「そうそう、それで俺がごま汁が一番うまいって言ったらさ」

JK『えー?ごま汁って何すかーwwwなんかキモいんすけどーwwww』

男「と言われたんだよ。最近の子は市販のつけ汁しか知らないのかね」

妹「そうかもね。ごま汁もおいしいんだけどな」

男「勿体ないよな」

妹「な」

ジジジジジジジジ

男「なぁ」

妹「何だよ」

男「もう22時だってのになんでセミはあんなに元気なんだ」

妹「今朝から雨だったからなぁ。夕方に上がって、それから鳴き始めたな。色々と溜まってたんだろ」

男「…」

妹「何だよ?」

男「エッチ」

妹「な、何考えてやるがる!馬鹿!!」

ジジジジイジ

男「まだ、頑張ってる。夏だなぁ」

妹「兄貴?」

男「どうしたんだ?添い寝か?ほら」

妹「ちげーよ馬鹿!私んとこのクーラー調子悪いから、ここで寝させろ」

男「しょうがないなぁ」

妹「サンキュー!やっぱ夏はクーラーないと寝付けないぜー」

妹「って兄貴!何処行くんだよ?」

男「いんや、俺は居間で寝ようかなと」

妹「べ、別に一緒でいーじゃねーか!それに兄貴は変なこと、しないだろ?」

男「まーねー」

妹「ヘタレだしな!」

男「まぁね…」


3.
妹「朝だぞ、起きろ馬鹿」

男「うーん、もうちょっと」

妹「何がもうちょっとだ、寝ぼけてんじゃねー」

男「ムニャムニャ」

妹「!!」

男「この枕良い匂いするー」

妹「膝枕だけどな…」

男「zzz」

妹「もうしばらく、寝かせてやるかな」

ミーンミンミンミー!!

男「今日もセミさんはお仕事頑張ってますね」

ミーンミンミンミンミンミンミー!

男「あははは、それは大変ですね、ところで今日どうですか、この後」

ミーンミンミンミンミンミンミンミー!

男「そうですか、それではまたの機会に」

妹「…」

男「どうしたんだ、そんなとこに突っ立って」

妹「兄貴こそ何してたんだ」

男「セミと世間話」


4.
男「姉さん、まだ起きてこないのか?」

妹「昨日夜中に帰ってきたしな、それに二日酔いじゃないかな」

男「そっか、あとで胃に優しいもんでも作ってやりますか」

妹「そうだね」

男「朝飯は何にする?」

妹「まかせる」

男「んじゃ適当に作っちゃう」

妹「期待しないで待ってる」


男「ひ~ま~だ~」

妹「うっさい」

男「おまえ今日予定ないの?」

妹「とくにないな、兄貴は…まぁあるわけないよな」

男「事実だけどもっとオブラートに包んで言うべきだぞ」

妹「ニート」

男「あ、グサっときた、グサっと。それ会心の一撃」

妹「ガラスハート」

男「ぱりーん!」

妹「うるさいなぁ」

男「テレビでもつけようか」

妹「でもこの時間帯は面白い番組やってないぜ」

男「そうなんだよな。昔は夏となれば心霊特集とか馬鹿みたいにやってたのに」

妹「そういえば最近見ないな」

男「小さい頃は怖いもの見たさでよく見たけど、今改めて見るとやらせだよな」

妹「ああ、でもそのやらせ臭さがまた面白いよ」

男「うんむ。……妹もな、小さい頃はなぁ」

妹「何だよ?」

男「心霊特番見た晩は、必ずお兄ちゃんのおふとんに」

妹「わー!わー!何で覚えてんだよ!!忘れろー!!」

男「…てへ★」

妹「てへじゃねーよ!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!」


5.
姉「お早う、男、妹」

男「姉さんお早う」

妹「お早う、姉貴、体調はいいのか?」

姉「うん、昨日う○ん飲んだから!へっちゃらへー、よ」

男「それ伏字にする必要ないよね」

姉「もう、男のいけず~」

男「わっと…姉さんまだ酔ってない?」

姉「そんなことないわよ。ちゅーする?ちゅー」

男「寝ぼけてんのか?おい、妹!姉さん引き剥がすの手伝え…っていないし」

姉「あらあらうふふ、妹怒らせちゃったかしら?」

男「それより、はーなーれーてー」

妹「…」

姉「あら、ここにいたのね。お昼ご飯の準備かしら」

妹「…」

姉「男がかわいいすぎるのがいけないのよ~。何だかんだで、妹も男が大好きだもんね」

妹「そうやって、からかうから!」

姉「ふふふ、そうね、私の悪い癖だわ」

妹「…」

姉「お詫びに、お昼はお姉さん特性冷やし中華をご馳走するわ」

妹「…ほんと?」

姉「ええ、ほんとよ。妹は冷やし中華大好きだもんね」

妹「うん!何か手伝おうか、姉貴」

姉「ふふ、これはお詫びなんですもの、男と2人で待っていて?」

妹「わかったよ、それじゃあ兄貴と楽しみに待ってる」


6.
男「ご馳走様でした」

姉「お粗末様でした」

妹「やっぱり姉貴の冷やし中華はおいしいな、な!兄貴♪」

男「ああ、結婚したいくらいだ、この冷やし中華と」

妹「あはは、何言ってんだ、ばーか♪」

姉「ふふ、妹も喜んでくれて嬉しいわ」

男「単純かわいい」

妹「なんとでも言え♪」

男「短期、ツンデレ、甘えんぼ」

妹「うっさい!馬鹿!」


妹「兄貴~、この前借りた漫画なんだけど」

妹「うわ!あっちーなこの部屋!何でクーラーかけないんだ」

男「…」

妹「汗だくじゃないかよ、何してんだ?」

男「デトックス」

妹「はぁ?」

男「ほら、すごい玉のような汗かいてるじゃん。身体の毒素が出てるんだよ」

妹「…」

男「いやあ、これやってから調子良いんだよね。うんことか毎日出るし」

妹「そうか」

男「うん、妹も一緒にどうだ?」

妹「やらん」


7.
姉「モグモグ」

妹「姉貴~、何食べてるんだ?」

姉「アイス~。妹も食べる?」

妹「いいね、じゃあもらうよ」

姉「あずきバーとクーリッシュがあるけど、どっちがいいかしら」

妹「断然クーリッシュ!」

姉「はい、どうぞ」

妹「さんきゅ!やっぱりクーリッシュはうまいな!!」

姉「私はあずきバーのが好きね」

妹「む」


男「やべ、デトックスやべぇ、何か、何か冷たいもの…」

男「お?2人とも何してんだ?」

姉「男はあずきバーの方がおいしいと思うわよね!?」

妹「兄貴はクーリッシュだろ!」

男「えっと、あずきバーかな」

姉「やったわ!ほら!あずきバーの方がおいしいのよ!!クーリッシュは子供なの!!」

妹「くぅうううううううう」

男「でも、クーリッシュもうまいよね」

妹&姉「どっち!?」

ミーンミンミンミー

姉「夏ねぇ…」

妹「そうだなぁ」

姉「妹は宿題はもう済んでるの?」

妹「だいたい終わったかな」

姉「真面目っ子ね」

妹「今のは褒めてしかるべきだろ、姉貴」

姉「ふふ、いい子いい子」

妹「あ、頭撫でんな!」

カナカナカナカナ

男「夏だなぁ」

姉「そうねぇ」

姉「男はもう宿題終わったのかしら?」

男「俺はほら、最終日に慌ててやるタイプだから」

姉「ふふ、期待を裏切らない素晴らしい回答だわ」

男「答え写すときはちょこっと間違えるのがコツ」

姉「ふふふふ、そうね」

男「手伝ってくれてもいいんだぜ?」

姉「気が向いたらね」


28:h1uXEkx00
セミ好きだなw



8.
妹「おーい、馬鹿兄ー」

男「なんだ、愚かなる妹ー」

妹「このやろう」

男「やるかー」

妹「暑いからやめよう」

男「おう、少し賢くなったな」

妹「このやろう」

プーーーーーーーーーーーーーーーーーン

妹「あー、蚊がうざい!」

男「刺されまくればおまえのちっぱいもおっぱいになるんじゃないかな」

妹「うっさい!今後の成長にご期待ください!!」

男「手遅れ」

妹「このポークビッツ!!!」

男「俺の見たことないだろー。ほれー、特別だぞー?」

妹「ば、馬鹿!ここで脱ぐな!わーーー!!!」


姉「夏は好きなんだけど、ゴキブリが出るのが困りものよね」

男「ああ、夜中に水飲みにいくと、2~3匹カサコソしてるよな」

妹「」

姉「私が飲み会から帰ってきたときもそうだったわ」

男「お風呂場に出るのも参るよな」

妹「ガクガクブルブル」

姉「あら、そういえば妹はゴキブリダメだったわね」

男「子供の頃に退治しようとしたゴキブリがおでこにとまったからな、それ以来トラウマです」

妹「ガクガク」

姉「話でもだめみたいね」

男「じゃあこの話はやめにしようか」


9.
男「お風呂入ったときの話なんだけどさ」

妹「ふんふん」

姉「オチが読めるんだけどなぁ♪」

男「天井にゴキブリが張り付いててさ」

妹「」

姉「くすくす」

男「んで、何を思ったのか、
  服着ないでゴキブリ退治しようとして、ゴキジェットぶしゅーっとかけたのよ」

妹「ガクガク」

姉「どうなったのかしら?」

男「そしたら!あいつこっち向かって飛んでくるの!バサバサバサ!って」

妹「あうあうあう」

男「寸でのところで俺は回避!それからがまたすごいんです!」

姉「はい、これぐらいにしましょうね♪」

男「ぎゃああああああああああああ」

姉「あまり妹をいじめるものではないわ」

男「目に!みかん汁はダメ!絶対ダメ!」

妹「姉貴いぃいいいい」

姉「よしよし、悪者は姉さんがやっつけたから、もう大丈夫よ」

妹「グスングスン」


10.
姉「あっついわねー。何か冷たいものが食べたいわ」

妹「この時期はやっぱりかき氷じゃないかな」

姉「いいわね、シロップはやっぱりイチゴよね」

妹「メロンもおいしいよ!舌が緑になっちゃうのもある意味おいしい!!」

姉「あぁ、私はそういうお笑いキャラじゃないから」

妹「な!それはどういう意味だよ!!」

姉「ふふ、言葉通りの意味よ~♪」

妹「うぅううううう!とにかくメロンの方がおいしいんだ!!」

姉「そうね、メロンのほうが面白いわよね」

妹「くぅうううううう!!」

男「なんだよ、また喧嘩か。んで本日のお題は?」

姉「かき氷のシロップはイチゴよね、男」

妹「いーや!メロンのがうまい!!そうだろ、兄貴!?」

男「んー、俺はブルーハワイがいいと思うな」

姉&妹「ばか!!!!」

男「…なぜ」


11.
ドンドンピ~ヒャラララドンドン♪

男「遠くで祭囃子が聞こえる」

妹「裏の寺で祭やってんだよ」

男「そうなのか、まだ祭やってたんだ」

妹「私たちが小さい頃から毎年やってるぜ」

男「懐かしいな……買って貰ったリンゴ飴をまるまる落としちゃった妹」

妹「そういうのは思い出さなくていい」

男「目に涙いっぱい溜めながら落ちたリンゴ飴見ててさ、ありゃかわいかったよ」

妹「うっさい!馬鹿兄貴!」

ドンドンピ~ヒャラララドドンガドン♪

妹「さっさと支度しろ、兄貴」

男「何の?」

妹「祭だ!祭に行くぞ、馬鹿兄貴」

男「りんご飴落としそうだから」

妹「そ、その話はもうやめ!私は祭りに行きたいんだ!!」

男「しょうがないなぁ」

妹「へへへ、ほら!急げ急げ♪」

男「あん!お兄ちゃんお尻叩いちゃめぇええええええ!」


12.
男「昔と比べて出店少なくなったか?」

妹「そうだな、昔なんてやきそば屋が3件もあったよな」

男「そうだなぁ」

妹「お!金魚掬いがあるぜ!!兄貴!勝負だ!!!」

男「あらあら、私、全国大会にも出場したことがあるのでしてよ?」

妹「そんなものがあるのか?」

男「あるんだよ」

妹「ふーん」

男「ほんとにあるんだよ?」


妹「じゃあまずは私からだな!おじちゃん、一枚ね!」

男「単に取った数が多いほうが勝ちでいいのか?」

妹「うん、数でしょーぶ!へへへ、まずはこの小さい手頃なやつから!!」

妹「どうよ!?へへへへへ♪」

男「すごいね、えらいね~よちよちよちよち」

妹「な、なでなですんな!馬鹿!」

男「ほら、さっさと次取れよ」

妹「分かってるよ、まったく…」

男「もっとなでなでして欲しかった?ごめんね」

妹「ちがう!」


妹「結果発表~!」

男「…」

妹「4対3で私の勝ちだ!ふふん♪」

男「おまえ俺が勝ちそうになったら妨害したじゃん…」

妹「じゃあ何奢ってもらおうかな」

男「え、何それ知らない」

妹「言ってなかった?」

男「言ってなかった」

妹「でもいいよね?」

男「…いいです」

妹「♪」


13.
妹「リンゴ飴!あれにしよっかな」

男「リンゴ飴だけでいいのか?」

妹「じゃあ…」

男「リンゴ飴買ってきます」

妹「よろしい」


男「おーい、買って来たぞ」

妹「お、サンキュー兄貴」

男「落とすなよ?」

妹「もぉ、しつこいぞ、兄貴?」


妹「パクパク」

男「もぐもぐ」

妹「りんご飴、初めて食べたよ」

男「落として以来食べてないのか」

妹「また落としたらって思うとちょっと怖かったんだ」

男「そっか」

妹「ん」

男「うまいか?」

妹「思ったほどおいしくないや」

男「そんなもんさ」

妹「…うん」


14.
帰り道

男「祭、案外楽しかったな」

妹「そうだな」

男「妹のおかげかもな」

妹「照れくさいこと言うな」

男「嘘だ」

妹「てめー」

男「来年もさ」

妹「ん?」

男「また来ようぜ、今度は姉さんも一緒に」

妹「うん!絶対行こうな!約束だ!!」

男「今からテンションあげてんなよ」

妹「へへへ、そうだな」


姉「ただいま」

男「おかえり、姉さん」

姉「妹は寝ちゃったかしら」

男「今日、お祭に行ってきたから、疲れたんじゃないかな」

姉「いいわね、私も行きたかったな」

男「来年、来年一緒に行きたいって妹も言ってたぜ」

姉「ふふ、そうね、今から来年が楽しみ」

男「妹もそうやって喜んでたよ」

姉「あらあら、うふふふふ♪」


15.
チリンチリ~ン♪

男「シャクシャクシャク」

妹「兄貴~?」

男「シャクシャク」

妹「ああ、縁側にいたのか。スイカ、うまそうだな」

男「…」

妹「?」

男「夏しちゃってるだろ、俺」

妹「まぁ…」

男「かっこいい?」

妹「それはないな」

チリンチリ~ン♪

男「おまえもスイカ持ってきたのか」

妹「兄貴の見てたら食いたくなったんだ」

男「塩、かけるか?」

妹「サンキュー」

男「シャクシャク」

妹「シャクシャク」

男「…」

妹「…」

男「うまいな」

妹「な」

チリンチリ~ン♪


16.
妹「兄貴、種ごと食べてるだろ」

男「出すのめんどうなんだよ」

妹「だめだなぁ、種飛ばしやんないと」

男「子供の頃、勝負したよな」

妹「懐かしいな」

男「おまえは俺に勝てなかったじゃん」

妹「あれは、手を抜いたんだよ…」

男「ふーん」

妹「…」

男「俺も姉さんに勝てなかったなぁ」

妹「姉さん強かったな」

カナカナカナカナカナカナ

妹「兄貴と縁側で馬鹿してたらすっかり夕方だ」

男「馬鹿とはなんだ馬鹿とは」

妹「事実だろ?」

男「はい」

妹「…」

男「どうしたんだ?」

妹「夕飯の買い物行くの忘れてた。また、そうめんでいいか」

男「やーい、ばーかばーか!」

妹「…」

男「あ!僕そうめん大好きー!…だからケツキックの素振りやめて!だめ!」


17.
姉「ただいま~」

妹「おかえり、姉貴」

男「おかえり!姉さん、それどうしたの?」

姉「これ?三人で見ようと思って、借りてきたの」

妹「ええと、『実録!本当にあった呪いのビデオ』か。やらせ臭いな」

姉「それがいいんじゃない。最近めっきりこの手の番組やらなくなっちゃったでしょ?」

男「そうだね、俺も見たい。妹は、…怖がりだからやめとけな」

妹「それは小さい頃の話だ!今は大丈夫だ」

姉「決まりね!それじゃあ一緒に見ましょ♪」

ナレーション『おわかりいただけただろうか?』

姉「わかった?」

男「いや」

妹「私分かったかも」

姉「えー、どこどこ?」

妹「左隅の…」

ナレーション『それでは、もう一度ご覧いただこう』

男「おー、ほんとだ」

姉「でも合成臭いわね」

妹「まぁまぁ、かな!」

男「…」

姉「…」

妹「…」

ナレ『この場所では、その昔…』

男「妹、おまえさっきからなんで目線だけ違うとこ見てんの?」

妹「!?」

姉「あら?」

妹「へ、部屋の隅が気になるんだよ!ご、ゴミが溜まってないかな~って!」

男「今気にすることじゃないだろ」

妹「わ、私は気になるんだ!」

男「にや」

妹「こぉんの馬鹿兄貴!!!」

姉「ふふふ♪」


18.
姉「みんなで見るとホラーでも楽しいものね♪」

男「そうだね」

妹「や、やらせだけどな…」

姉「ふふふ」

姉「あ、そういえば男にウォーリーを探せのゲームを妹とやらされたことがあったわね」

妹「!!」

男「ああ、あったなー」

姉「2人で一生懸命探したけど、見つからなくてね」

男「もとからいないんだよ」

姉「いないものを見つけろ、なんてひどいわ」

男「俺もそう思う」

姉「しばらく探してたら、急に画面が怖い人の画像になって」

男「キャアアアアアアアアアア!!って悲鳴も上がるんだよね」

姉「そうそう、
  私はなんとなくオチが見えてたから大丈夫だったけど、妹ちゃんなんてボロボロ泣いて」

男「あのときはやりすぎたかなって思ったよ、ごめんな、妹」

妹「う、うるさい…びっくりしただけだ」

姉「私もびっくりしたわ、いきなりですものね」

妹「そうだ!不意打ちされれば誰だってびっくりする!それでちょっと涙が出ただけだ!!」

男「そだな、しょうがないな」

姉「ええ、しょうがないわ、ふふ」

妹「まったく、誰だ、あんなくだらないもの作ったのは」

男「そうだ、今度はイライラ棒のゲームがあるんだけど」

姉「懐かしいわね、イライラ棒。是非やってみたいわ、ね?妹」

妹「それは楽しそうだな!私なら絶対100万円とれるぞ!!」

男「ははは、100万円は無理だけど、クリアしたらアイスでも買ってやるよ」

妹「ほんとか!?約束だからな、兄貴!!」

姉「あらあらうふふ♪」


19.
妹「グスングスン」

男「悪かったって」

妹「ばか…」

男「すまん、この通り」

姉「案の定、ゴールした瞬間にびっくり画像だったわね」

妹「もう、イライラ棒やんない」

男「そうだ!妹が大好きなクーリッシュ買ってやるぞ!!」

妹「1つ?」

男「3つだ!」

妹「5つ」

男「よ、よし5つだ!5つ買ってやるぞ!!」

妹「特別に許す…グスグス」

姉「ふふ、良かったわね」


妹「モキュモキュ」

男「妹か…クーリッシュうめーか?」

妹「うん、うまい」

男「…」

妹「兄貴は何してんだ?」

男「夏の空を見てたんだ」

妹「ふーん」

男「…」

妹「かっこよくはないぞ」

男「知ってる」


ミーンミンミンミンミー!


20.
妹「あ!あの雲!すげーでかい!!」

男「ほんとだな」

妹「龍の巣だな!」

男「あー、たしかにそれっぽい」

妹「たまに空を見るのも悪くないな!」

男「だろ」

妹「モキュモキュ」

男「クー…」

妹「やらん」


姉「あら、男、こんなところで何しるのかしら」

男「夏の空を眺めてたんだ」

姉「ふふ、ご一緒してもよろしいかしら?」

男「ええ、喜んで」

姉「暑いわね」

男「ああ」

姉「あ!大きな雲」

男「ほんとだ」

姉「積乱雲?」

男「そうかもね」

姉「……雨が降ったらブラ透けちゃうわねー」

男「うん」

姉「大好き?」

男「大好き」


21.
妹「スイカ持ってきたぜー」

男「おお、サンキュー妹」

姉「ありがとう、丁度喉がかわいていたのよ」

妹「私は気が利く妹だからな!ふふん♪」

男「さっきアイス食べてたから、調子こいて腹下すな」

姉「ふふ、食べ過ぎちゃだめよ?」

妹「私はそんなに食い意地はってないぞ!!」

男「はいはい、シャクシャク」

姉「おいしいわねぇ」

妹「まったく!まったく!!」

姉「…ねぇ、種飛ばし、勝負しない?」

男「いいけど、姉さん強いんだもんなぁ」

妹「いいぜ!見せてやる!私の全力全開!!」

姉「ビリは、今晩のお夕飯よろしくね♪」

男&妹「え」


22.
姉「…」

扇風機「ゴオオオオオ」

姉「ワレワレハ…」

姉「ちょっと違うなぁ」

扇風機「ゴオオオオオオオオオ」

姉「ワレワレハ、ウチュウジンダ」

姉「…もっと低い声のほうがいいかしら」

扇風機「ゴオオオオオ」

男「…何してんだ、姉さん」

姉「宇宙人の練習」

扇風機「ゴオオオオオオオオオ」

男「ただいま~」

妹「おかえり、兄貴」

姉「おかえりなさい。あら?それはどうしたの?」

男「帰りがけに買ってきたんだ、飯食ったらみんなでやろうと思って」

妹「兄貴もたまにはいいこと言うな!」

姉「ふふ、そうね」

男「うるさい、お子様」

妹「お子様って言うほうがお子様なんだぜ?」

男「お子様お子様お子様!」

妹「ケツにロケット花火詰めるぞ!!」

姉「それは楽しみね♪」


妹「兄貴兄貴!早くしろよ!!」

男「そう慌てるなよ」

姉「ふふ、花火は逃げないわよ?」

妹「そうだ!チャッカマン!チャッカマン持って来たか!?」

男「ぬかりはない」

妹「よっし!じゃあじゃあ、まず何からする!?」

男「手持ち花火が定番じゃないか?」

姉「そうね、私もこれがいいわ」

妹「じゃあこれな!兄貴!!火点けてくれ!」

男「自分でつけろよな~」

妹「おお!私赤だ!」

姉「私緑~」

妹「イチゴとメロンだね!あははは♪」


23.
姉「一通りやり尽くしたわね」

男「そだね」

妹「線香花火やってないぞ」

男「ちゃんとあるって」

姉「…それじゃあ妹」

妹「どっちが長くもつか勝負だな、姉貴!」

男「また勝負か」

姉「あら、男も強制参加よ?」

男「左様でございますか」

妹「種飛ばしでは負けたからな!これならいける!!」

姉「あらあらうふふ、負けても泣かないのよ?」

妹「姉さんは私に泣いて謝ることになるだろう!」

男「どうでもいい」


妹「兄貴は?」

姉「眠いからもう寝るって」

妹「姉貴があんなに馬鹿にするからだぞ」

姉「ふふ、少し言い過ぎたかしらね」

妹「いつものことだけどな」

姉「ふふふ、そうね」

妹「♪」

姉「嬉しそうね、妹」

妹「うん!お祭も行って、花火もして…私は夏が大好きなんだ!!」

姉「知ってるわ、顔に書いてあるもの」

妹「ん!ほっぺたつつかないでくれ!!」

姉「ごめんなさい?ふふ」


96:hIuARLtg0
こんなきょうだい関係を築きたかった



24.
男「お早う、姉さん」

姉「お早う、男」

男「妹はまだ寝てるの?」

姉「まだ見てないから、そうなんじゃないかしら」

男「昨日は、随分はしゃいでたからな」

姉「そうね、いつにもまして元気いっぱいだったのもね」

男「お陰で俺はだいぶ疲れたけど」

姉「あらあらうふふ」

男「あっと、…朝飯の準備手伝うよ、姉さん」

姉「休んでいていいのよ。昨日の今日で、まだ疲れが残ってるんじゃない?」

男「昨日は早くに寝たからね、疲れもとれたよ」

姉「男は優しいのね、それじゃあお願いしようかしら♪」

男「それに俺はまだ若いしね」

姉「…」

男「!」

男「ね、姉さんも若くて美人で自慢の姉だよ!」

姉「あらあらうふふ、やだわ、男ったら♪」


妹「ん~、おはよう」

姉「お早う、寝ぼすけさん」

妹「ご飯は~?」

姉「私と男は黄身かけご飯と昨日の残りで食べたのだけれど、妹はどうする?」

妹「う~ん、納豆~」

姉「はいはい、納豆ね。生タマゴ入れる?」

妹「入れる~」

姉「ほらほら、いつまでもそこに突っ立ってないで、顔でも洗ってきたら?」

妹「ふぁ~い」


25.
妹「兄貴~」

男「あんだ?」

妹「暇なんだ、相手しろ」

男「俺の肩を揉む権利をやろう」

妹「そんなもんいらん」

男「残念」

妹「ところで、何の漫画読んでるんだ?バトル物か?」

男「いんや、のほほん日常系?」

妹「なんだそりゃ」

男「俺とおまえと姉さんの日常を漫画化したものだ」

妹「おお!面白そうだな!書いたのは兄貴なのか!?」

男「んなわけあるか、プロの漫画家さんだ」

妹「せっかくだから一緒に読もうぜ!私麦茶とってくる!!」

男「…」


妹「おまたせ!ちゃーんと兄貴の分もあるぜ!感謝するんだな!!」

男「ありがとございます」

妹「お菓子もぬかりないっ!!」

男「ぶらぼー」

妹「じゃあ読もうぜ!!」

男「…」

妹「?」

男「…」

妹「どしたんだ、兄貴?」


26.
男「別々に読むんじゃないのか…」

妹「一緒に読むって言ったろ?早くページをめくってくれ」

男「俺ページめくる係り?」

妹「私がやろうか?」

男「そういうことではなく…」

妹「?」

男「あー、いいや、じゃあ読もうか」

妹「おう!」

男「…」

妹「…」


妹「あはは!これはないだろ!!な、兄貴!!」

男「あー、そうだな」

妹「くくく」

男「ぺらり」

妹「パリパリ」

男「…」

妹「もぐもぐ」

男「…お菓子」

妹「食べればいいだろ?」

男「俺が食べるとページめくれないだろ、それに本が汚れるし」

妹「そうだな、………じゃあ私が食べさせてやるよ!!」

男「え、いいよ」

妹「任せとけ♪ほら、口開けろ~」

男「いや、まぁいいか、あーん……もぐもぐ」

妹「おいしい?」

男「うん、やっぱりコンソメパンツ美味いな」

妹「どんなパンツだよ!茶色いのか?あははは!!」

男「ぺらり」

妹「あー!まだそのページ読み終わってない!!」

男「はいはい」

妹「…」

男「…」

男「お菓子」

妹「ん」

男「パリパリ」

妹「…」


27.
妹「兄貴~」

男「今度は何だ」

妹「寝るまで暇なんだ」

男「またか…」

妹「兄貴だって、とくにすることないんだろ?かわいい妹をもっとかまってやるべきだ」

男「いまいちかわいくない愚かな妹、何する?」

妹「くぅ、今回は大目にみてやる」

男「ありがたき幸せ!」

妹「漫画は昼間に読んだしな」

男「そうだ、友達からゲーム借りてきたんだ、ホラーゲームだぞ」

妹「ゲームは好きだけど、ホラーか…」

男「怖いなら仕方ない」

妹「ち、違う!ホラーゲームは初めてだからちょっと不安なだけだ!!」

男「そうかい、じゃあ死んだら交代な。おまえ先やるか?」

妹「あ、兄貴が先でいいぞ」


男「…」

妹「…」

テレビ『おおおおお…』

妹「て、敵はゾンビじゃないのか!ぞ、ゾンビ物はマンネリ気味だしな!」

男「…」

テレビ『きゃあああああ』

妹「戦い方も中々面白いな!撮って撃退というのは斬新だな!!」

男「さっきから、おまえうるさいぞ」

妹「思ったことを言ってるだけだ!」

男「それに、服の裾引っ張るな」

妹「!」

妹「………これは…妨害してるんだ!!て、敵は画面の中だけじゃないんだぞ、うひひひ」

男「ふーん…」

妹「うひひ…」

男「そんなにやりたいのか?」

妹「え!?別にそういうわけじゃ」

男「なら何で妨害するんだ」

妹「えっと、…あーと」

テレビ『GAME OVER』

男「あ、死んだ」

妹「」


28.
男「ほれ、次はおまえの番だぞ、さっきセーブしたとこからな」

妹「あ、うん…」

男「どうした?」

妹「何でもないぞ!さぁ、やってやろうじゃないか!!」

男「漏らすなよ」

妹「漏らすかっ!!」

男「…」

妹「ここはさっき出てきたところだな!もうネタは上がってるんだ、ビビらないぞ!」

男「さっきはビビったのか?」

妹「言葉のあやだ!」

テレビ『おぉおおおおお』

妹「早速出たな!兄貴、どうやって撮るんだ!?」

男「ここで、構えて、このボタンで撮影だ」

妹「よし!不細工な面しやがって、さぞ未練を残して死んだのだろう!」

男「…」

妹「私の手で成仏させてやるから、ありがく思え!!」

男「…」

妹「どうだ!これくらいじゃだめか!?」

妹「やったか!?」

男「騒がしい…」

妹「これで終わりだぁああ!!」


29.
ツクツクボーシツクツクボーシ!!

男「お早う、姉さん」

姉「あら、お早う」

男「ふぁーあ」

姉「眠そうね」

男「昨日妹に、夜遅くまでゲームに付き合わされて」

姉「よかったじゃない。今度は姉さんも誘ってほしいわ」

男「そうだね、今夜あたりに三人で」

姉「ふふ、今夜だったら姉さんも予定がないから、大丈夫よ」

男「ホラーゲームなんだけど…」

姉「あらまぁ!それじゃあ妹をいじり倒せるわね、楽しみだわ♪」

男「…」

姉「大分涼しくなってきたわね」

男「ああ、もう夏も終わりって感じだ」

姉「妹はがっかりするかしら」

男「秋はほら、食欲の秋だし」

姉「ふふ、そうね、妹の秋だものね」

男「栗ご飯栗ご飯うるさいんだよなぁ」

姉「ふふ」


ツクツクボーシツクツクボーシ!トッテモイイヨートッテモイイヨー!!


123:3Mqmihtr0
(´A`)



29.
リーリーリーリーリー

妹「兄貴、姉貴、縁側で何してんだ?」

男「んー、夕涼み?」

姉「妹もこっちにいらっしゃいな」

妹「うん!」

男「もう、鈴虫が鳴いてるよ」

姉「夏も終わりね」

妹「なんだか、寂しいな…夏がずっと続けばいいのに」

姉「ふふ、お姉さんは、ずっとは困っちゃうかな」

男「そうだな、ずっとは困るな」

妹「そう?なんかさ、夏がくるとわくわくしないか?」

男「気持ちは分からないではない」

姉「子供の頃はそうだったわね。何でかしら?」

妹「こう…何か起こりそうな感じだよな!!夏って!!」

姉「アバンチュール?…ふふ」

妹「?」

男「単に夏休みがあるからだろ」

妹「むー」

姉「…」

妹「…」

男「…」

姉「これからどんどん涼しくなるわね」

男「ああ、秋がくる」

妹「栗ご飯かぁ」

男「ね?栗ご飯だろ」

姉「ふふ、そうね♪」

妹「な、なんだよ!秋と言えば栗ご飯の季節だろ!!」

男&姉「ニヤ」

妹「に、にやけるな!!!」


妹「…」

男「どうした?」

妹「セミのうざったい声も、蚊のやかましい羽音も聞こえなくなっちゃうのかなって考えたらなー」

姉「ふふ、たしかに寂しいかもしれないわね」

男「そーかもな」

妹「…早く夏がこないかな」

男「まだ終わってない」

姉「それに、もし夏が終わらなかったら、妹の好きな栗ご飯の季節、こないわよ?」

妹「そう…だな!よし!なら今から栗ご飯の準備だ!!」

男「気が早いな、残念な妹よ」

妹「うっさい!馬鹿兄貴!!」

リーリーリーリーリー


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