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2010-07-04

古泉「ではまずプールの中で目を開くとこから始めましょう長門さん」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてパイナポゥがお送りします 投稿日:2010/07/03(土)
長門「無理」


古泉「いや無理ってそんな」

長門「水怖い」

古泉「ですが、こうしてプールに入っていられる訳ですから、水が怖いというのは」

長門「正確に言うと顔を水に浸けるのが怖い」

古泉「えええ……」

長門「顔を洗うのとはレベルが違う。死の恐怖を感じる」

長門「更に言うならこの水深にも問題がある」

古泉「水深、ですか?」

長門「そう。あなたにとっては腹部程度の水深でも、私という個体にとってはこの通り」

長門「胸部まで浸かってしまっている。
   これでは万一私が足を滑らせたなら溺れてしまう可能性が無きにしも非ず」

古泉「大丈夫ですよ、いざとなったら僕が助けますので」

長門「触れるな」

古泉「…………」

長門「私に触れていいのは彼のみ」

古泉「……それでは、どうして僕が呼ばれたのでしょうか」

長門「彼に私のこのような姿を見せるわけにはいかないから」

古泉「なら朝比奈さんでもいっそ涼宮さんでも良かったでしょうに」

長門「何故かあの二人を見ているとエラーが蓄積するのでそれは不可」

古泉(ああ、む)

古泉「ぶげらっ!」

長門「その事を思い浮かべたら次は抉る」

古泉「何を抉るんですかっ!?」


2.
長門「いいから早く私に水泳を教えるべき」

古泉「ですから、まずは水の中で目を」

長門「無理」

古泉「目を」

長門「無理」

古泉「これはかなり重傷ですね……」

長門「役立たず」

古泉「なっ……だったら情報操作でもなんでもなさったらいいじゃありませんか」

長門「それは無理」

古泉「何故です?」

長門「上の方から理不尽に禁止された」

古泉「はい?」


回想

長門『晩御飯作るの面倒臭い……』

長門『情報操作』

シャランラ

長門『今日は北京ダック。流石私』

長門『ゴミが溜まってきた……』

長門『ゴミ出し面倒臭い』

長門『情報操作』

シャランラ

古泉『ゴミが降ってきた!?』

長門『完璧』

長門『お風呂……』

シャランラ

長門『アラストール、お願い』

アラストール『フレイムヘイズは清めの炎でなんたらかんたら』

長門『…………トイレ…………』

シャランラ

みくる『雨?』


20:+t9MiIHtO
ダメだこのインターフェイス早くなんとかしないと



3.
長門「と、生活に必要最小限な情報操作を使用していただけなのに」

古泉「自業自得ですよ! しかもあのゴミは長門さんのだったんですか!」

長門「?」

古泉「『何言ってんのこいつ』って目で見ないでください!」

古泉「あの大量のゴミを分別して捨てるの大変だったんですよ!」

長門「今はそんな話をしていない」

長門「早く私に水泳を教えるべき」

古泉「うわ、すっげえやる気なくした」

古泉「大体他にも水泳教えられる人はいるじゃないですか」

古泉「ほら、あの……朝倉さんとか喜緑さんとか、TFEIのお仲間が」

長門「喜緑江美里は……」

喜緑『水泳? 私は今日もコンピ研の部長を見つめるのに忙しいので』

喜緑『ストーカー? うふふ、長門さんは冗談がお上手ですね』

喜緑『はい? 生徒会長? 彼はただの仕事の同僚ですよ?』

喜緑『あ、彼がお出かけするようなのでこれで失礼しますね』

古泉「ひぃぃぃぃ」

長門「彼女の眼はハンターのそれだった」

長門「朝倉涼子は、あれ」

朝倉「きゃー!」

古泉「ウォータースライダー、ですね」

長門「ここに来たとたん、あのように遊ぶことに夢中になってしまった」

朝倉「きゃー! たのしー!」

古泉(ビキニ……ごくり)

長門「せい」

古泉「目が、目がぁぁぁぁぁぁ!!」

長門「抉る、と言ったはず」

古泉「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


32:paR5nCmY0
眉毛可愛いよ眉毛



4.
古泉「い、痛い……」

長門「そんな事はどうでも良い」

古泉「どうでもって……」

長門「早く私に水泳を教えるべき」

古泉「教えるったって、水に潜る事も出来ないのに」


古泉「ふうむ、どうしたものか」

長門「ちゃぷちゃぷ」

古泉「それにしても、長門さん」

長門「何」

古泉「ただこうやってプールに入るのは平気なんですね」

長門「うむ」

古泉「なら、少し待っていて下さい」

長門「?」


朝倉「あ、あれ? 水着が……!」

俺「あ、あのう、これ……」

朝倉「あ、ありがとうございます……」


古泉「お待たせしました」

長門「それは、浮き輪?」

古泉「その通りです」

古泉「プールに入れるのに、水が怖い」

古泉「それなら少しでも水に対する不安感を減らす方がいいと思いまして」

古泉「浮き輪をすれば安心感が増して良いのではないかと考えたんです」

古泉「どうでしたか……って長門さんがいない?」

古泉「長門さん! 長門さーん!!」


長門「ちゃぷちゃぷ」


5.
古泉「はあはあ……何してるんですか、長門さん」

長門「私は何もしていない」

古泉「はい?」

長門「浮き輪を装着した瞬間、流されてしまった」

長門「足が着かなくなった事が原因と考えられる」

古泉「ああ、なるほど」

長門「この浮き輪のせい。私は悪くない」

古泉「ところで、どうですか長門さん」

長門「何が」

古泉「まだ水は怖いですか?」

長門「全然」

古泉「それはよかった。じゃあ次は顔を水に浸けてみましょうか」

長門「やだ」

古泉「ですが、もう水は怖くないと」

長門「それとこれとは話が別」

古泉「別って……」

古泉「そう言えば去年の夏はガンガン泳いでいたじゃありませんか。それこそ涼宮さん以上に」

長門「あの時はまだ情報操作を制限されていなかったから」

古泉「なるほど。っ!?」

妹「ごめんなさーい! って、あれ?」


41:EcgSMZ/g0
何だこの小学生みたいな長門wwwwwww



6.
妹「いっちゃんに有希だー!」

古泉「おやおや、奇遇ですね」

妹「二人で何してるの? あー、もしかして」

長門「断じて違う」

妹「え?」

長門「私が古泉一樹に水泳を教えているだけ。決して私が教わっているわけではない」

古泉「ははっ、わろす」

妹「へー、そうだったんだー」

長門「そう。信じて」

古泉「そう言えば、あなたはどうしてここに? もしかしてお兄さんと一緒ですか?」

長門「!」

妹「違うよー。キョン君は今日風邪ひいちゃって来れなかったの」

古泉「ではあなたはどなたと一緒に?」

妹「えっとねー、あ、きょーこちゃんこっちこっちー!」

橘「もう、探しましたよー、ってうわ!」

古泉「こいつか……」

橘「こいつとはご挨拶ですね」

古泉「おや、これは失礼。しかし何故あなたが彼の妹さんと一緒なのですか?」

橘「それは……」

妹「えっとねー、本当は佐々木ちゃんも一緒のはずだったんだけどね、
  佐々木ちゃんも風邪なんだって!」

橘「流石涼宮さんですよねー……無意識にも妨害してくるなんて」

古泉「あ……ははは……」


7.
妹「ねーねー、いっちゃん達も一緒に遊ぼうよ!」

古泉「はあ、ですが……」

長門「了解した」

古泉「長門さん!?」

長門「彼の妹を敵対勢力の元に置くのは好ましくない。
   ここは監視の意味も含め共に行動することが好ましいと思われる」

古泉「はあ……」

古泉「それでは一緒に遊びましょうか」

妹「わーい!」

橘「えー、一緒にですかぁ?」

古泉「何か問題でも?」

橘「だってぇ、古泉さんってムッツリそうじゃないですかぁ」

妹「むっつり?」

橘「私たちみたいな魅力的な女の子の水着を見たら、ねえ?」

長門「!」

古泉「魅力的?」

古泉は橘、妹、長門を順番に見渡す。
長門は水色のワンピース、橘はオレンジのビキニ、妹はスクール水着だ。
みんな良く似合っているな。うむ。
ちなみに妹のスク水は俺の趣味だ。決して妹にはスク水以外着せん!

(地の文:キョン)

古泉「皆さんよく似た体型でいらっしゃる」

長門「せい」

橘「はあっ!」

古泉「うぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」


8.
古泉「ど、どうして長門さんが橘さんと一緒に攻撃してくるんですか」

長門「…………」

橘「…………長門さん」

長門「わからない。エラー。しかし」

長門「朝比奈みくるや朝倉涼子を見ていると感じるものに似ている」

長門「これが、感情?」

橘「そうです、長門さん! それはきっと、古泉さんへの」


橘「憎悪っていう感情ですよ!」

長門「そう」


妹「私はまだ成長期なんだけどなぁ……」

橘「なんだか長門さんとはいいお友達になれそうです!」

長門「お友達……橘京子」

橘「そんな、きょーこでいいのですよ、ゆきりん!」

長門「ゆきりん……きょーこ……」

妹「あー、有希が笑った!」

長門「!?」

橘「うふふ、じゃああっちで遊びましょうか、ゆきりん」

長門「了解した……きょーこちゃん」

古泉「なんだかいい感じですが、まさか僕を忘れてはいませんよね?」

長門「忘れていた」

橘「まだいたんですか?」

古泉「うっ……うう……」

妹「みんないじわるはやめなよー」

長門「いじわるではない」

橘「そうなのです。ちょっとからかってるだけなのです」

妹「むぅー、まあいいや。いっちゃんも一緒に遊ぼ!」

古泉「はい!」


9.
古泉「それにしても、遊ぶなら別にここでもいいのでは?」

妹「ううん、実はもう一人いるの!」

古泉「もう一人?」

橘「あ、いたいた。九曜さーん」

その時、5mの飛び込み台から見事に飛び込んだ女性がいた。
それはもう見事な飛び込みで、着水時の水しぶきが一滴も上がらなかった程だ。
ただ、それほどまでに見事な飛び込みだと言うのに歓声は全く上がらなかった。
それも当然だろう。今水から貞子にもよく似たモノが這い上がって来ようとしているのだから。
水に濡れた髪は体に纏わりつき、顔は前髪に隠されていて見ることは出来ない。
着ている水着も光を全く反射することの無い、漆黒のワンピース。
まるで、夜をそのまま着ているような……。

九曜「――――呼んだ――――?」


古泉(怖ええええええ!!)

長門「……天蓋領域」

九曜「――あら――あなたは――」

橘「一緒に遊ぶ事になったゆきりんなのです!」

妹「です!」


長門「………………」ツルペターン

九曜「――――――」ポイーン


長門「……っく」

九曜「――?――」

橘「分かります……分かりますよゆきりん」


10.
古泉「ところで、何をして遊ぶのですか?」

古泉「流石に今からウォータースライダーの行列に並ぶのも辛そうですが」

橘「んふふー、そんな事もあろうかと!」

妹「あろうかとー!」

長門「それは?」

九曜「――ビーチ――ボール――」


みくる「ふえ?」

鶴屋さん「どうかしたかいみくるっ」

みくる「いえ……なんだか呼ばれた気がして」

長門「誰も呼んでなどいない」

橘「空気さんは黙っていて欲しいのです」

古泉「いきなりどうかしたんですか?」

長門「別に」

橘「こっちの話です」


妹「いくよー、それー!」

ぽーん

九曜「――――」

ぱいーん

橘「そおい!」

ズガッ

古泉「ふもっ?」

べちっ

妹「有希ー、いったよー」

橘「ゆきりーん! あれ?」

九曜「――あっち――流され――」


長門「ちゃぷちゃぷ」


11.
妹「どうしたの有希ー」

橘「そんな、なされるがままに流されなくとも」

九曜「――ぷか――ぷか――」

長門「私が悪いのではない。浮き輪をする事により足が着かなくなり」

九曜「――泳げ――ない――?――」

長門「……っ」

妹「えーまさかー」

橘「そうですよ! だってゆきりんは今日、私達に会う前は古泉さんに泳ぎを教えてたんですよ?」

長門「ぎくり」

古泉「あーあ」

九曜「――水泳――得意――なの――?――」

長門「…………」コクリ

妹「じゃあ競争しようよ!」

長門「!?」

橘「あ、それも面白そうなのです!」

長門「っ!?」

古泉「あ、ですがこの混みようでは競争し辛いのではないでしょうか」

長門「!」

橘「あー、それもそうですねえ」

長門「…………」フゥ

妹「ええーぶーぶー」

古泉「ですが、やはり他の人の迷惑になることは良くないんですよ」

妹「ううー」


12.
九曜「――大丈夫――」

妹「え?」

橘「九曜さん?」

そう言って九曜が指差した先にあったのは。

古泉「『水深25m! 超立方体仕様プール!』!?」

九曜「――水泳――が――得意なら――問題ない――はず――」

長門「………………」ガクガク

古泉「これは……」

橘「その水深ゆえか誰も入っていないですね……」

妹「噂じゃ何人も沈んで浮かんで来ないって……」

長門「………………」

九曜「――それじゃ――スタート位置に――」

長門「…………古泉一樹」

古泉「いえ、僕は長門さんに水泳を教わっていた方なので」

長門「!?」

妹「がんばってー」

橘「ファイト! なのです!」

長門(逃げられない!)


13.
長門(大佐! 大佐! 緊急事態だ大佐!)

喜緑(誰が大佐ですか)

長門(なんでもいい! ヤバい! 助けてくれ!)

喜緑(うん、それ無理)

朝倉(ちょっとそれ私のセリフ!)

長門(この際オタコンでもいい! 助けてくれ!)

朝倉(誰がオタコンですか)

朝倉(で、何があったんですか?)

長門(かくかくしかじかの)

喜緑(まるまるうまうまで)

朝倉(シカクイムーヴ、ですか)

喜緑(これは……)

朝倉(ですね……)

長門(いいから早くしろ! 間に合わなくなってもしらんぞー!)

喜緑(あ、彼がPCに怪しげなディスクを入れてズボンを下ろしたので私はこれで)

長門(大佐! 大佐ー!)

朝倉(あー、長門さん?)

長門(朝倉涼子?)

朝倉(ふぁいとっ!)

長門(この眉毛ー!!!)

長門(く……UNW[ウチュウジン ネットワーク]はどこぞのネットワークに比べて役立たずすぎる)

九曜「――どうか――した――?――」

長門「…………問題ない」

九曜「――そう――」

妹「それじゃあ位置についてー」

九曜「――――」

長門「…………」

橘「よーい」

九曜「――ところで――」

長門「…………?」

九曜「――UNWって――面白い――わね――」

長門「!?」

妹・橘「「どんっ!」」


14.
朝倉「長門さんどこかしら」

朝倉「あー、あれね」

朝倉「ふふ、沈んでる沈んでる」


喜緑「はあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあはあ」


キョン「ぶえっくし」

キョン「プール、行きたかったな……」


終わり


77:Xl95P/G6P
沈んだ長門はお持ち帰りしていいですか?

79:qvhcd56Q0
>>77
頑張れ
pool04.jpg



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