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2010-07-03

幼馴染「あまい話って素敵よね」

1 :名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/30(水)
~男・自室~

幼「だーかーらー、ここはこの公式だって言ってるでしょ?」

男「あー!?!?わかんねーって」
コンコン

母「そろそろ休憩にしたらどうかしら?ほらジュースとお菓子持ってきたわよ」

幼「男のお母さんこんにちは」

母「こんにちは幼ちゃん、忙しいのにごめんね、うちの子、馬鹿だから…」

男「子どもに馬鹿って言うなよなー、そ、それに勝手に来たのは幼馴染の方なんだから」

母「あらあら、そうなの?幼ちゃんも積極的ね」

幼「ち、違いますよわからないからどうしてもって言われて…」

母「うふふふ…青春してるわね二人とも…あまり邪魔してもあれだから、
  そろそろ席を外すわね…ごゆっくり、お二人さん」

男・幼「………」

男「な、なんだよ」

幼「そっちこそ…何よ」

男「べ、別に…それよか休憩しよーぜ」

幼「そ、そうね、せっかくジュース入れてもらったしね」

男「チュー…そう言えば幼馴染、部活慣れた?」

幼「チュー…ん?まだまだわからないことだらけだけどね…一応大丈夫」

男「パリボリ…ほうなの?」

幼「食べ終わってから喋ってよ、何言ってるかわかんないよ」

男「…んぐ、しかしあれだ、何部だっけ?確か…」

幼「テニス部だよ、何回説明したら覚えてくれるの?」

男「悪い悪い…そっか~テニス部かぁ…」
 (幼馴染のテニスウェア…可愛いんだろなぁ)

幼「…何かへんなこと想像してない?」
 (ま、まさか私のテニスウェア想像してるんじゃ)

男「し、してないよ、へんなこと言うなよな!なんだよへんなことって…」
 (ヤベ…バレたか?)

幼「へ、へんなことって、べ、別に…そ、その…」
 (なぁんだ…残念)


2.
幼「へ、へんなことって言ったらさっきの男のお母さんの青春~とかの話よね」

男「あぁ、そうだよな、俺と幼馴染をどう見てるんだか…」

幼「そうよね、どんな風に見てるんだろう…」

男(母さんもどうせならもっと積極的に引っ付けるように喋ってくれてもいいのに…
  というかあの場面はもっと幼馴染をあおってせめて好きな人聞きだすぐらいじゃないと…)

幼(絶対に男のお母さんにはバレてる…けど当の男はどうなんだろ?好きな人とか…いるのかなぁ)

幼「ねぇ、男はどんな風に見られてると思うの?」
 (ドキドキ)

男「ぬぅあ?き、兄妹とかじゃね?」
 (変な声出た…というか俺の天邪鬼…)

幼「兄妹…か」
 (変な声可愛い…けど男は私のことそんな風にしか見てないのか…)

男「幼馴染はどう思うんだよ?っていうか、その…なんだ…彼氏とか今…い、いるの?」
 (ドキドキ)

幼「へ?い、いない…よ?なんでそんなこと聞くの?」

男「い、いや、ほら兄妹としてさ…そう!そうだよ!妹のことは知っておかないと…な!」
 (いないのかぁ…ちょっと安心)

幼「…じゃあそう言う男はどうなのよ?」
 (ドキドキ)

男「い、いないよ…」

幼「ふぅーん、だと思った」
 (うひゃ~いないって!やった~!)

男「思うなよ…まぁでも好きな人は…いるけどな」
 (お前だー!!って言えればどれだけ楽か)

幼「へ?好きな人いるの?へ、へぇ~」
 (お、落ち着いて素数を数えるんだ…)

男(ヤバイ…ただ好きな人がいるって言っただけで心臓の鼓動が…)

幼「ど、どんな人なの?同じ学校?」

男「お、同じ学校の同じクラス…」

幼(なんだってー!?男が喋ってるクラスメイトって誰だ?…女?女か?女なのか?)

男「……」

幼(ダメだ…なんか頭パニくってきて…あ…なんか…涙が出てきた…)

男「お、おい!なんで泣いてるんだよ?」

幼「う~…だって…」

男「そう言う幼馴染はいるのかよ?好きな人とか?」

幼「い、いるよ…好きな人…(だめだ、もう色々とだめだ) 」

男()

幼「と、とりあえず、今日の予定してたとこまで終わらすわよ」
 (勉強に集中しないと…)

男「お、おう、あとちょっとだしな」
 (公式が頭に入らない…)

…………


3.
母「あらあら、帰るの?遅くまで付き合ってもらってごめんなさいねぇ、
  ほら男、家近いとはいえ幼ちゃんは女の子なんだから、送ってあげなさい」

幼「いえいえ、大丈夫ですよ…おじゃましましたー」

男「言われなくてもそうするよ…ほら、送ってやるから行くぞ幼馴染」

ガチャ

幼「とは言うものの、本当に目と鼻の先だし、別にいいよ」

男「まぁいいよ…なぁ、ちょっと散歩していかない?」

幼「え?…うん…いいけど」

~散歩~

男「なぁ、I LOVE YOUって昔日本語に訳されたときなんて和訳になったか知ってる?」

幼「知ってるよ、月が綺麗ですね…だっけ?」

男「そう!それそれ…………なぁ幼馴染、月が綺麗ですね」

幼「……今曇ってるよ?」
 (ん?何?どう答えれば正解なの?っていうか何?へ?え?)

男「……星一つ出てないな」

幼「……うん」

男「なぁ…さっきの好きな人の話だけどさ…俺の好きな人…誰か教えてやろうか?」

幼「へ?いいよ別にー」
 (凄く聞きたい…誰?やっぱり女なの?)

男「そう?ならいいや」
 (あーーーーーーーーー)

幼「……」
 (引っ込めたー思った以上に早く引っ込めたー!!)

男「……」

幼「……」

男「そろそろ送っていくよ」

幼「……うん」

男「……」


12:SNNC8ATqO
月は出ているか



4.
幼「ねぇ?さっきの好きな人…やっぱり…教えてくれない?」

男「さっき聞かないって言ったじゃーん」
 (さっきの勇気はもうないです…)

幼「いいじゃん、教えてくれるつもりだったんでしょ?ね?教えてよ」

男「……いいよ、ふぅ~はぁ~」
 (心臓が破裂しそう…深呼吸がうまくできない…)

幼「……」

男「……幼馴染……」

幼「ん?何?早く教えてよ…」
 (あ~聞きたいようで聞きたくない…)

男「だから…幼馴染だって…」

幼「…へ?わたし?」

男「うん、そう」

幼「……え~~~~~~~~」
 (女は?女じゃないの?)

男「幼馴染が好きなんだ…本当に、さっきは兄妹とか言ったけど、一人の異性として…」

幼(今返事した方がいいのかな?というか何を言えばいいんだろ?幸せすぎる…助けて…)

男「…悪かったな…散歩につき合わせて変なこと言って…じゃあ、俺帰るから」

幼(しまった!妄想の中の自分と会話してたら男に返事する間が…)


~男・自室~

男(うわ~言っちゃった~~言ってしまった~明日からどうしよう…)


~幼馴染・自室~

幼(うひゃ~告白された!しかも男に!ダメだ~まだ心臓がドキドキしてる…顔がニヤけてしまう)


5.
翌日
~男・家~

ピピピピピ…

男(もう朝か…そう言えば昨日告白して興奮したまま寝ちゃったんだ…)

母「早く朝ごはん食べちゃいなさい!」

男「はーい…そう言えば幼馴染は…今日はいつもの場所で待ってくれてるかな」


~幼馴染・家~

幼(昨日からニヤニヤが止まらない…ダメだ、とてもじゃないがこんな状態で男の顔なんて見れない)

幼(…男…ってそうだ!返事してない!…どうしよう…)


~通学路~

男(…いない…なんだろ…やっぱり告白の返事ってことで受け止めなきゃいけないのかな…)

ポツポツ…


幼(返事の練習してたら遅れた…やっぱり先行ってるよね…)

タッタッタッタ…


~教室~

男友「どうした男?何か背中から暗いオーラ出てるぜ?」

男「んあ?…あぁ…いや、放っておいてくれ」

男友「おいおい、ってほら、幼馴染ちゃん来たぞ?そういや今日は一緒じゃなかったんだな」

男「…チーン」

男友「…なんとなく理由がわかった気がする」


女友「幼おそーい、珍しいね?どうしたのー」

幼「いやーちょっとアクシデントが…」
 (おめでた君ってあだ名つけられるから黙ってよ)

女友「そういや男くんがスゴーく暗いんだけど、理由わかる?」

幼「…さぁ?」
 (照れて見れない…)

女友「ふーん…」
  (ニヤニヤ、何かあったな)


6.
~男・自室~

男(今日は無気力な一日だった…まぁ実質半日だけど…
  気づけばベッドの上にいるなんて、よっぽど意識飛んでたんだな)

ピンポーン

男(ん?そういや誰もいないんだった…)

男「はいは~い、すぐいきまーす、どなたですかぁ?」

ガチャ

幼「…やぁ」

男「…あ…幼馴染…」

幼「学校でさ…話しかけても上の空だったし…、
  誰とも会話できてなかったけど、今日はどうしたの?」

男「……」
 (なんて残酷なんだこいつは…)

幼「あ、あのさ、ちょっと中入っていい?その、言いたいことが」
 (わたしも好きだよ…よし、練習通り言うぞ)

男「お、おう、どうぞ…」
 (部屋で公開失恋タイムか…なかなかむごい)

幼「おじゃましまーす」

男「昨日の勉強の続きでもするのか?悪いが今はそんな気分じゃ…」
 (なんにも手がつかない…)

幼「いや、その…き、昨日の…返事を…さ」

男(つ、ついにはっきりと言われる時がきた…)

幼「……男の言葉…嬉しかった…よ?」
 (練習してきたのにぜんぜん違うとこから言い始めてしまった…)

男「へ?どういうこと?」
 (ま、まさか、ひょっとして…)

幼「だから…その…ね?ほら」

男(ドックン…ドックン…ドックン…)


幼「わ、私も、男のことが…好き…です…」
 (あぁ~ついに言っちゃった…顔から火出そう)

男「……マジで?マジで??…やった~~!」

幼「うわ!…ちょっと喜びすぎだよ」

男「てっきりダメだと思ってたよ…ほら?朝もいなかったしさぁ」

幼「へ?あ~あれはゴメンね…その、返事のさ…練習してたら…遅れちゃった…へへへ」

男「幸せすぎる!!」

幼「うん、私も…幸せ…だよ」

男「これからは彼女として…よろしくお願いします」ペコ

幼「こちらこそよろしくお願いします」ペコ

男・幼「……」


7.
男「な、なぁ?彼氏彼女になったものの…何すればいいんだ?」

幼「う~ん…で、デートとか…じゃないかな?」

男「でも俺ら今までもしょっちゅう一緒にいたけど…」

幼「言われてみれば…」

男「でもせっかく明日休みだし…さっそく…で、デートしようか?」

幼「う、うんデート…」
 (デート…なんて素敵な響き)

男「じゃあ定番だけど…遊園地とかどうかな?」

幼「うん、楽しみにしてるよ」

…………

~男・食卓~

母「何か嬉しいことでもあったの?ニヤけっぱなしだけど?」

男「べ、別に何もねーしだし」

妹「お、動揺しとるwww」

男「黙れ小僧」

妹「そなたは美しい」

父「メーーーーーイ!」

母「それ作品違う」


8.
~デート当日・男家~

男(……興奮して寝れなかった…)

男「行かなきゃ…デートって言えば待ち合わせとかって言って駅集合になったんだ、
  せっかく近所なんだし家から一緒に行けばいいのに…」

妹「お?幸せ君はおでかけかね?羨ましいなー私は今から公文式だよチクショイ」

男(……改めてデートって言われると緊張するな…あ!そろそろ出ないと…)

妹「無視か?無視なのか?おお?」

男「……いってきまーす」

妹(私のお兄ちゃんはどこに…)

~デート駅~

男(10分前につけば流石に大丈夫だろう…)

幼「あ!男!こっちこっち!」

男(な、何?もう来てるのか?)

幼「おはよう、男……」(いつもと同じはずなのに…顔が見れない)

男「お、おはよう」(見慣れてるはずなのに…私服が可愛い…)

幼「ほら、行こうよ」


女「あ~!男と幼じゃない!何してんの?また二人で遊んでるの?本当に仲いいわね~」

男(ビクン!)「よ、よう!女!」

幼(ビクン!)「へ?あ、お、女こそ何してるの?こんなに早くに」

女「わたし?わたしは暇つぶしに出かけようとしてたところ…何?どっか行くなら一緒にまぜてよ」

幼「え?あ…うん…」
 (せっかく男と初デートなのに…でもなんか断り辛いと言うか…)

男(へ?せっかくの初デートなのに…3人でいいの?幼馴染はそれでいいの?)

女「いや~本当に奇遇だねぇ…どこ行こうとしてたのさ?」

幼「う、うん…いや…ちょっと…」

男(……)

女「ふ~ん、変なの…」

男「あ、あのさ、女悪いんだけど、今日はちょっと幼馴染と二人で遊びたいんだ…
  また今度一緒に遊ぼうよ」

女「え~別にいいじゃんかー」(チラッ

幼(……………)

女(……あぁ、そう言うことね)
 「…ごめ~ん!…わたしやっぱり用事あったんだ…ごめんね、二人とも邪魔して!じゃあね」

幼「う、うん…ごめんね…」

男「女、ごめんな」

男・幼「………」

幼「お、男…ありがとう」

男「え?あ、い、いいんだよ…俺も、その、幼馴染と二人でさ、で、デートしたかった…ん…だ」

幼「わたしも…」

男「気を取り直して、行くか」


9.
~遊園地~

男「遊園地ってだけでテンション上がるのに、横にいるのは」(チラッ

幼「んんん…何から乗ろうかなぁ…」

男(何これ?幸せすぎて俺死ぬのかな)

幼「ねぇ?何乗りたい?男って何でも乗れるんだっけ?」

男「ん~そうだなぁ…やっぱ人気のヤツから攻めていくのがいいかもな」
 (絶叫マシンヤバイかも…)

幼「じゃあまずは…これとかどうかな?」

男「なになに…『いいじゃないっすか、回転しながら時速150キロで駆け抜ける興奮』…だと?」

幼「人気の乗り物って書いてたから…」
 (内容まで読んでなかったけど…恐いのだったんだ…)

男「…お、おう…ならさっそく並ぼうぜ」
 (1つめから死んだかもしれん)

~並び中~

幼「…60分待ち…だって」

男「案外こんなとこの60分って早いもんだよ」

幼「そうだよね、乗るの楽しみだなぁ」
 (どうしよう…言い出しておいて今更引けないけど、恐い…)

男「今のうちに次乗るの決めようよ」
 (幼馴染が涼しい顔してるんだ…俺だって男の子、頑張れ俺!)

男「こことかいいかもなぁ、あ!これもいいかも…」

幼(あ!前の二人…凄く仲よさそう…わたしも手…男と繋ぎたいな…)

男「…幼馴染は次何乗りたい?」

幼「へ!?ご、ゴメン、ええっとねぇ…こr」

キャー!ワー!ギャー!!あーーーーーーっ!!

男・幼「「…………」」

男(逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…)

幼(え?え?出てくる人みんな目がうつろになってない?)

男「あ、あのさ、幼馴染が無理って言うなら違うの並んでも…いいんだぜ?」

幼「お、男こそ、恐いの?そこまで言うなら違うの並んでも…いいわよ?」

男「俺は余裕だよ、幼馴染が恐がってるのかと思って心配して言ってやったんだよ」

幼「わ、わたしだって平気だもん!さぁ、どんどん進みましょ」

男・幼((プライドなんかなくなってしまえばいいのに…))

…………


10.
男「いよいよ、次か…」

幼「うん…なんか口数少なくなってるけど大丈夫?」

男「お、おおう、大丈夫だよ…あ!二人です、はい」

係員「それじゃあ安全ベルトをつけてください…はい、それでは優雅な旅、いってらっしゃーい」

幼「…ねぇ、お願いがあるの…」カタカタカタ…

男「なんだよこんなところで?」カタカタカタ…

幼「手…握っても…いいかな?」カタカタカタ…

男「い、いいけど…どうしたんだよ」カタカタカタ…

幼「だって…本当は…こわいn」ガックン、ギュイィィィィィン

幼「キャーーーーーーーーー!!!」

男「わぁぁーーーーー」

…………

係員「おかえりなさーい、お出口こちらでーす」

男(こんな乗り物乗ってたら命がいくつあっても足りん…)

幼(こ、恐かった…しかも結局…手…握れなかった…)

男「…ちょと…休憩しよっか…」

幼「うん、そうしてくれると助かる…かな」

男「そうだ、遊園地と言えばソフトクリーム!買ってくるよ!」

幼「あ!わたしも行く…って行っちゃった…」

男(…ふぅ…深呼吸して…心を落ち着かせないと…
  最後何言ってたか聞こえなかったけど…幼馴染はこう言うの平気みたいだ…)

男「え~っと、ソフトクリームは…と、ここか…すみませ~ん、2つ下さい」

……

幼(……手…繋ぎたかったな…)

男「おまたせ、はい、ソフトクリーム」

幼「わ!あ、ありがとう!」

男「たまにボーッとしてるけど、大丈夫?体調悪いなら…帰ろうか?」

幼「ううん、違うの…次何乗ろうかなぁって思ってて…」

男「それならいいんだけど…」

幼「ねぇ、次は…これなんかどう?」

男「んっと?
 『大迷宮屋敷、屋敷のいたるところにゾンビがたくさん…無事脱出できるか…』だと!?」

男(絶叫キラーにでもなりたいんだろうか…)

幼(次こそ自然に…)

男「わ、悪くないんじゃないかな?あっちの方だろ?よし、行くか…」
 (絶叫マシンじゃないから大丈夫…だと思う)


11.
~お化け屋敷~

ギーーーーーッ…バタン

男「迷宮って言うわりに矢印あるんだな…このペンライト一本でゴールまで進むのか…」

幼「お、男、あ、あのさ…ま、待ってよ!歩くの早いよ!!」

男「あぁあ悪い悪い…幼馴染…ひょっとして恐いの?」

幼「…うん…だから…お願い…ゆっくり歩いて…」

男「ははは、大丈夫だって…全然恐くないよ…」

幼「男はお化けとか…平気なの?」

男「うん、大丈夫…なハズ、ほら、全然怖くないよ?」

幼「う~…だ、だってさぁ…あの角とか…いかにも出てきそうな感じ…しない?」

男「そう?大丈夫だって、雰囲気にのまれてるだk」

ゾンビ「ぐるrrrrrrrrrrrrぐわぁ!!!!」

男・幼「「わーーーーー!!出たー!!!!!」」

男「え?え?ちょっと…幼馴染、逃げるな…ちょっと!ライトないまま走って行くなって…」

…………

幼「うぅぅ…真っ暗で…見えない…」

幼「男…どこだろ…なんか…心細くなってきた…」

ポチャン

幼(ビクッ!)「…な、何?何よ?」

………

男「まいったなぁ…どこまで走って行ったんだろ…」

キャー!!

男「遠くから聞こえてくる悲鳴は幼馴染とは違うし…」

男「本当にどこまで走って行ったんだろう……強がってみたものの、一人だとやっぱり怖い…」

…………

ゾンビ「ぐわぁぁぁお!!」

幼「キャーーーーーー!!…ヤダ…ぐすん…もう…ヤダ…」

幼「出口どこですかー!?グスン…助けてくださーい!明かりくださーい!…」

…………

ゾンビ「ぐわぁぁぁぁ!」

男「ひぇええええええ!!?」

ギーーーーバタン!!

男(ビクンッ!)

ポチャン!

男「ひぅ!!」

男「…全然平気じゃない…なんて事言ってる間にもうすぐ出口みたいだ…
  結局幼馴染はどこ消えたんだ?」


11.
~???~

?「ほら、もう大丈夫ですから…」

幼「グスン…はい…」

?「何人で来られたんですか?」

幼「あ、あの…二人で…」

?「そうですか…」

…………

男「あれ?本当に出口に来ちゃった…ん?あそこで座ってるのは…幼馴染…と誰?」

?「あ、お連れ様来られてたようですよ、よかったですねー」

幼「は、はい…ありがとうございました」

男「すみません、その子ボクn」

幼「あ!この人はここの係員さんなの…わたし…あまりにも怖くて途中でリタイアしちゃって」

男「そうだったんですか…それはそれは、すみませんでした」

係員「いえいえ、いいんですよ、それでは引き続き当パークを楽しんでください…失礼します」

男「…幼馴染、大丈夫か?」

幼「う、うん…それよりもゴメンね…勝手に行っちゃって…一人で怖くなかった?」

男「あぁあ!大丈夫だよ!平気だった」

幼「そう?なんか喉痛そうだけど…」

男(叫びすぎたのバレないようにしなきゃ…)

男「2回続けて絶叫系だったからさ、ちょっと落ち着こうよ」

幼「うん…本当にゴメンね」

男「せっかくの遊園地デートだし、しんみりせずにもっと楽しもうぜ!」

幼「…うんそうだね、…よし!次はパレード見よ!」


126:QZid3uyf0
練炭何処にしまったっけ・・・



12.
~パレード~

男「この遊園地のメインなのかな?このパレード…凄い人が集まってきたな」

幼「う、うん…あ、ちょっと、待って男!」

男「大丈夫か幼馴染、…はぐれると大変だし…ほら、その…手…繋ごう…ぜ」

幼「うん」

ギュッ

男「お?このあたりがよさそうだ…」

幼「えっと…」

チャンチャンチャチャチャンチャンチャンチャチャチャン

男「パレード始まったみたいだな…お?シャボン玉飛んできた」

幼「えい!えい!」ぴょん!ぴょん!

パンッパンッ

男「…えっと、幼馴染さん、何を?」

幼「へ?シャボン玉みると壊したく…ならない?」

男「う~ん…」

幼「…ひょっとして変なのかn」

男「えい!」

パンッ

幼「えへへへ…ありがと」


男「シャボン玉とか紙ふぶきとか凄い鮮やかだな」

幼「うん…あ、男の頭に紙ついてるよ」ひょい

男「あ、ありがとう」

幼「綺麗だね…本当綺麗…」


13.
幼「…終わっちゃったね」

男「うん、凄く綺麗だったな」

幼「なんかまだ心がポワポワする…」

男「…お土産とか見に行く?」

幼「え?お土産?」

男「そう、お土産、ほら…初めてのデートだしさ…その、なんか…買ってあげるよ」

幼「う~ん…実は欲しいのあるんだけど、まだいいや」

男「欲しいのあるの?けどまだいいって?…なんだろ…」

幼「いいからいいから…ほら、最後あれ乗ろうよ」

~観覧車~

男「一番上までまだまだだなぁ~」

幼「そうだね…あ!たぶんあっちが家の方角かなぁ」

男「学校はあのあたりかな?」

幼「……」

男「……」

幼「ねぇ、その…そっち…座って…いいかな?」

男「え?ん…うん、いいよ、ほら」

幼「へへありがと」

男「……」

幼「ねぇ男、今日はありがと」

男「うん…こっちこそありがとう、凄く楽しいよ」

幼「……」

男「……」

ギュッ

男「幼馴染の手…あたたかいな」

幼「そ、そうかなぁ」

男「それにやわらかい…優しい気分になれるよ」

幼「ど、どうしたのよ急にそんな」

男「いや、ほら…その…なんだろ…二人っきりで落ち着いて話せるから…かな」

幼「」

男「いつまでも仲良しでいてください」

幼「こちらこそ、いつまでも仲良くしてください」


14.
~帰宅~

幼「そろそろ…帰ろっか」

男「名残惜しいけどな…帰るか、そういや結局お土産買ってないけど…
  欲しいのあるっていってなかった?」

幼「うん…あのね、欲しいのってその…ね…」

男「ん?なに?」

幼「…笑わないで聞いてくれる?」

男「そんなに変なものなの?大丈夫、笑わないよ」

幼「…あの、その…入場した時のチケットの半券…欲しいんだ…」

男「へ?半券?いいけど…どうしたの?」

幼「初めて男が彼氏として一緒に来た場所だから…思い出に残したくて…」

男「……」

幼「ご、ごめんね…なんか変なこと言って」

男「幼馴染…」

幼「え?だ、ダメ?」

ギュッ

幼「へ?え?ちょっと…人いっぱいいるよ…え?え?」

男「…ごめん…なんか無性に抱きしめたくなった…」

幼「そう…なの?恥ずかしかったけど…嬉しい」

男「…はい、半券…」

幼「ありがと大事にするね」

男「俺も…宝物にするよ」

幼「うんじゃあ…いこ?」


15.
~電車~

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

男「今日は楽しかったなぁ…色々とあったけど」

幼「…………」

男「幼馴染は何がいt…って寝てる?」

幼「スーースーー」

男「なんだろ…幸せそうな寝顔…」

幼「スーーースーー」

男(歩きつかれちゃったよな…今度はもう少しペース考えて歩かないと…)

…………

幼「ん…んん………あっ…ご、ごめん寝てた…よね?」

男「おはよ、幼馴染…」

幼「あれ?もうこんな場所?わたし結構寝てたんだ…」

男「気持ちよさそうに寝てたよ」

幼「へ?ひょっとして…ずっと見てたの?」

男「うん、凄く幸せそうに寝てるのずっと見てた」

幼「もう…起こしてよ」

男「次降りる駅だから…ちょうどいいタイミングだと思うよ」

幼「もう」


16.
~男・家~

男「ただいま…っと」

妹「ニヤニヤ…ニヤニヤ…」

男「それは声に出さないものだろ?」

妹「おかえり、おめでた君」

男「…宿題しよ…」

妹「無視か!?また無視か!?ドアノブにハチミツ塗るぞ!」

~男・自室~

男(…ふぅ…あ!そうだ、幼馴染にメールしとこ)

携帯「ピロリン」

男「ん?携帯握った瞬間にメールなんて…誰だろう?…あ!幼馴染からだ」

男「………前から普通にメールしてたのに、なんだろ?今は凄く幸せな気分になれる…」

男「こっちこそ楽しかったよ…っと、あと、携帯見た瞬間メール着たからビックリした…と、送信」

~幼馴染・自室~

幼(あ!男からメール返ってきた…えっと…)

幼「……タイミング…一緒だったんだ…なんか照れるな…」

~男・自室~

男「…あれ?幼馴染からメール途切れた…なんだろ?
  だいたい5分ぐらいの間隔だからそろそろかなぁと思ったんだけど…」

男(センターで止まってるのかな?)

センターのお預かりはなしです

男「あれ?なんだろ…ってどんだけ幼馴染のメール待ってるんだよ俺は!」

男「自分で突っ込み入れたらかえって恥ずかしくなってきた…」

携帯「ピロリン」

男「!!??…なんだ…男友か…」


17.
男「んあ!?もう朝か…携帯握り締めて寝てるなんて…女の子みたいだな俺は…あ、メール着てる」

男(……なんだ、寝てたのか…)

男「俺も寝てたよ…っと、…前まで全然気にならなかったのに…完全にハマってるなこりゃ…」

男「…あれ?父さんと母さんは…ん?書置きがある…なんだみんなで買い物行ったのか…」

男「しかし昨日は楽しかったなぁ…」

男「目をつぶれば幼馴染の楽しそうな声が聞こえてくるような…」

幼「何想像してんのよ?」

男「そうそう…そんな声…っておい?なんでいるんだよ!ベタすぎやしないか?」

幼「?ベタって何のこと?男のお母さんに頼まれたのよ…どーせ一人だとご飯食べないから…って」

男「そ、そうなの?…ということは」

幼「久々にわたしの手料理…振舞ってあげる」

男「…そう」

幼「なによ?残念そうな顔して」

男「だってさぁ…」

幼「最後に食べたのだって結構前でしょ?あれから何年経ってると思ってるのよ?」

男「…ちなみに…何作ってくれるんだよ?」

幼「えっへん、今日は男の大好きなオムライスを作ります」

男「お!テンションあがってきた!!それでは顔洗ってワクワク待ってるとしよう」

幼「よろしい、わたしはその間に作ってるから…早く食べられるように用意してきてね」

男「おうよ!」

幼「…………えっと、お母さんからもらったマニュアルだと…まずは油引いて…」


18.
幼「できた!…かな?あははは…」

男「ワクワク!ワクワ…ク…」

幼「ど、どうかな?…形はちょっと残念だけど…」

男(ケチャップで名前が書かれてる…)

幼「ご、ゴメンね…あの…その…卵のところで…崩れちゃったんだ…無理して食べなくていいからね」

男「…いただきます!パクッ…もぐもぐもぐ…」

幼「ひぃ…ど、どうかな?」

男「…うん!おいしいよ幼馴染!凄く美味しい!!」

幼「…え?ほ、本当??」

男「それに何と言うか…幼馴染が作ってくれたってことが何より嬉しい…」

幼「やだ…そんな照れるようなこと…」

男「本当だよ!うん、本当に美味しい…」

幼「男…」


男「…ふぅ、美味しすぎてもう食べちゃったよ、ごちそうさま」

幼「えへへ、おそまつさまでした」

男「美味しいご飯作ってくれたし、洗物は俺がするから…幼馴染は先部屋行っててよ」

幼「え?いいよー最後までちゃんとするから」

男「いいからいいから…ほら」

幼「…じゃあさ、二人で洗おうよ、そしたら早く終わるし」

男「お?いいかもね…よしじゃさっそく…」


180:5hbWpWQP0
あまいな

181:nSGIIcRI0
あまったるいわ!!

しのう



19.
ザーーーーキュッキュッ…

男(なんかこうして並んで洗物してると…)

幼「男ーはい次これお願いね?」

男「おおっと、はいよー」

幼「ふんふふーん」

男「鼻歌なんか歌ってどうしたんだ?」

幼「へ?わたし今鼻歌歌ってた?」

男「うん、なんか楽しそうだったけど?」

幼(そりゃまぁ楽しいのはそうだけど…無意識とは…)

男「ん?」

幼「なんでもないよ…ほら、どんどん洗うわよ」

…………

幼「はい…食器洗いおしまいっと」

男「手伝ってくれてありがとな」

幼「何言ってるのよ、手伝ってくれたのは男の方でしょ?」

男「…じゃあそう言うことにしとくよ…よし、部屋で遊ぶか」

幼「おじゃましまーす」

~男・自室~

男「ベッドにでも腰掛けててよ…飲み物とってくるからさ」

幼「ん、ありがと」

幼「…よく考えたら男の部屋で二人っきり…」

幼「なんだろ…今までもこんな場面はあったのに…」

幼「あ~~ダメだ~顔がニヤけてくるぅ…」もふっ

ガチャ

男「おまちどーさま…って何してんの?枕に顔うずめて…」

幼「…おかえり」

男「今さらそんな顔されても…」

幼「う、うるさいなぁ…いいでしょ…彼氏の…枕に顔…うずめても」

男「お、おおう…」(彼氏って言われた…強烈すぎる)

幼「…ねぇ男?」

男「何?どうした?」

幼「あのさ…えっと…その…正直に言うと…ちょっと緊張してるの…」

男「…緊張?」


191:+kf4XSdK0
ニヨニヨ



20.
幼「うん…ほら、今までだってこうして二人で部屋でいるなんていっぱいあったのにさ…
  なんか今は男の部屋にいるだけで…なんかドキドキしちゃう…」

男(そう言われるとこっちまで…)

幼「だから…その…えへへ」

男「そ、そっか…俺もさ、なんか幼馴染と一緒にいると…ドキドキするよ…あ、隣座るぜ?」

幼「う、うん…」

ドサッ

男「…………」

幼「…………」

男(間が持たん…)「そ、そうだ、ゲームでもしようぜ、ほら?二人でできるやつ」

幼「え?…ん、いいよ…何するの…?」

男「そうだなぁ…ぷよぷよでもする?」

幼「ぷよぷよ?いいよ」

男「よし、じゃあさっそく…」

カチャ

チャーンチャンチャチャチャチャンチャンチャン

男「ほら、幼馴染1p使っていいよ?」

幼「ありがと…じゃあ中辛にして…と」

男「ええっと…ここにこれ置いて…こうして…」

いて!やったなぁ!げげげ!だいだげき!

男「よし!」

幼「ひゃん!!ちょ、ちょっと、手加減してよ…」

男「戦いとは非情なものなのだ…」

幼「…あれ?あ~ん、こんなとこにおじゃまぷよが…ええっと、…よし、揃った」

ファイヤー!アイスストーム!ブレインダムド!ジュゲム!ばよえーん!ばよえーん!

ばたんきゅー

幼「やった~!勝った!勝ったよ!!やったぁ!」

男「…………マジで?」


21.
男「…結局なぜか1回も勝てなかった…」

幼「ふふ~ん、男弱いわね」

男「マグレのくせに…」

幼「な、何よ!運も実力でしょ?」

男「はいはい、そう言うことにしとくよ…」

幼「もぉ~素直に負けを認めなさいよ」ペチ

男「やったなぁ?おかえしだ」コチョコチョ…

幼「あはははは…ちょ…ちょっと…待っ…て…」

男「だめー許さーん」コチョコチョ…

幼「ちょっ…あははは…だ、ダメだって…あっ」

ドサッ…

男「…………」

幼「…………」

男・幼「「…………あ、あのさ」」

男「な、なんだよ?」

幼「お、男こそ何よ…」

男「…べ、別に何も…」

幼「わたしだって別に…」

男「…………」

幼「…………いつまで…のっかってるのよ」

男「…………」

幼「…………ちょっ、ちょっと…え?な、なに?」


206:Es0MWb00
スーパーワクテカタイム

207:MAbCV5L0
うはうは



22.
男「…………」

幼「…………」

男「…………好きだ…幼馴染…」

幼「…………バカ」

……毎度おなじみの~廃品回収~廃品回収で~ございま~す

男(ビクッ!)

幼(ビクッ!)

男「…………の、のっかってて…わるかった、重かっただろ?」

幼「…………」

男「…………」

幼「…わたし…そろそろ帰るね」

男「…あ…うん、家まで送ってくよ…」

幼「玄関までで…いい…」

……………

男「今日はオムライス作ってくれて…ありがとな」

幼「うん…」

男「今度は俺が作るよ…ほら、何かお返ししなきゃ」

幼「…お返し…してくれるの?」

男「当たり前だろ?作ってもらったんだからその分何か作ってやるよ」

幼「………じゃあ……」ギュッ…

チュッ

男「……え?」

幼「今…お返しもらったから…いらないまた明日学校でね!じゃあ」

ガチャ…タッタッタッタ…


211:nSGIIcRI0
廃品回収てめええええええええええ

212:voO1lSZYO
wwwwww



23.
ガチャ…

母「ただいまー、あら、男!ちょうど今幼ちゃん帰ったでしょ?
  なんか下向きながら走っていったけど、何か変なことでもしたの?」

妹「ニヤニヤ…エッチーにーちゃんニヤニヤ」

男「そ、そんなことしてないよ…」

妹「だらしないその顔ニヤニヤ」

男「…部屋戻る」

…………

男(…………ニヤ)

男「あ~ダメだ!思い出すと…ニヤけてくる…」

男「キス…しちゃった~!!あ~~~~~」ゴロゴロゴロゴロ…

…………

妹「にーちゃん変態みたいに部屋で叫んでる?なんかうるさい…」

母「いいことあったのよーきっと」

妹「ふ~ん…変態退治してこよー」

母「こら、待ちなさい、あんたはここで掃除の手伝いしなさい」

妹「…チッ」

~幼馴染・自室~

幼(…………)

幼「つい勢いとは言え……どうしよう、明日から男の顔…ちゃんと見れるかな…」

幼(…………えへへへ)

コンコン

母「幼馴染ー?入るわよー…どうしたの?なんか顔真っ赤になってるけど、風邪でもひいたの?」

幼「へ?ん、ち、違うよ、なんともない……えへへ」

母「……?そう?ならいいんだけど、風邪なら早めにお医者さん行くのよ?」

幼「うん、わかったよ…で、どうしたの?

母「そうそう、あのね…」


24.
~男・通学~

男「なんで目覚まし止まってるんだよ…遅刻するって…」

男「2回連続幼馴染と通学できないとは…明日こそ早起きするぞ!」

~学校~

男「よしっ!セーフ!…はぁ……はぁ……」

男友「よっ!朝からお前はにぎやかだなヤツだな!」パチンっ!

男「痛っ!…なんだよ、俺が来るまで話し相手いなくて寂しかったのか?」

男友「はいはい、寝言は寝てから言え…ってなんかスゲー顔してない?ものすごく眠そうな…」

男「やっぱわかる?…いや実はさ、あんま寝てないんだよ」

男友「なんだよ…そんなに昨夜はお楽しみだったのか?俺にもその幸せわけてくれよ」

男「うるさい…ええっと、一時間目は…」

…………

女「また男友が変な話してるみたいね」

幼「そ、そうだね」

女「今日はどうしたの?この前は幼が遅れて来て、今日は男が遅れて来て…ケンカでもしたの?」

幼「う、ううん、違うよう…仲良しだよ…」

女「?何赤い顔してんのよ?…ははぁん、さては…」

幼「あ~!!なんでもない!なんでもない!それより一時間目って…」

女「……ふふ…はいはい、一時間目は…」

…………

男「さ、さすがに6時間目ともなると…眠い…この先生の声は…寝れる…」

先生「であるから~して~…」

男「ZZZ…ZZZ・・・」

…………

~放課後~

幼「部活行かなきゃ…男は…まだ寝てるの?」

男友「おいおい、男!もう学校終わりだぜ?起きろy」

幼「あ~!ちょっと待って、…お願い、このまま寝かせてあげて」

男友「へ?いやいいけどさ…こいつだけだぜ?寝てるの…」

幼「うん、わたしがちゃんと面倒みるから…ね?」

男友「あ~はいはい、仲のいい夫婦だこと」

幼「ふ、夫婦じゃないよぉ」

男友「はいはい、じゃあ男のこと頼んだぜ?んじゃまた明日な」

幼「うん、ばいば~い」

幼「けど…どうしよ、部活行かなきゃいけないし……でも…」

幼「…………」


25.
男「…………んぁ?…ハッ!今何時だよ!っていうか外暗い!!
  あ~なんだよ?寝すぎた~!と言うかなんで誰も起こしてくれねーんだよ!あ~!!!」

幼「クスクス……おはよ、男…よく寝れた?寝起きから元気だね」

男「え?うわ!幼馴染いたの?」

幼「うん、凄く気持ちよさそうに寝てたよ」

男「ひょっとして、ずっと見てたの?」

幼「…うん」

男「あれ?部活は?もう終わったの?」

幼「部活は…えへへサボっちゃった…なんか男の寝顔…見てるとさ…」

男「な、なんだよ…恥ずかしいこと言うなって起こしてくれてもよかったじゃん」

幼「この前の電車でのお返しですーいっぱい寝顔見ちゃったもんね」

男(その笑顔…反則だって、照れる…)

幼「それにさ…ほら、朝一緒に来れなかったしずっと眠そうだったから話できてなかったでしょ?」

男「う、うん、ごめんな」

幼「だから…一緒に帰りたいな…って思って」

男「お、おおう…ありがと…じゃあ帰ろうか」

幼「うん帰ろ!」


265:T4FXQWuGO
ニヤニヤするけど砂糖吐いて死にたくなるね

266:uADUD+VnO
破壊力抜群過ぎるだろ…jk



26.
~下校~

男「今日は天気よかったよなー」

幼「そうだねー」

男「もうすぐ七夕だし…このまま天気良ければいいなぁ」

幼「なんか七夕って毎年曇ってるイメージしかないかも」

男「そーだよな、天の川毎回ちゃんと見れてない気がする…」

幼「今日みたいに天気だといいのにね…ほら、凄く星が綺麗に出てるよ」

男「そうだな…………月が…綺麗ですよ」(ボソボソ

幼「え?何か言った?」

男「いや何も…月もくっきり見えてるな」

幼「…誰かさん、曇ってるのに月が綺麗とかって前言ってたっけ?」

男「なんだよ…聞こえてるじゃないか…」

幼「えへへ」

男「こうして一緒に帰るってやっぱいいな…教室だとみんないるし」

幼「そうだね…部活もあるし…」

男「テニス部…試合とか出ないの?」

幼「うん…まだまだ玉拾いのレベルだよ」

男「試合に出れることになったら…応援に行くからさ、教えてくれよ?」

幼「え?は、恥ずかしいよ…」

男「いいじゃん…幼馴染の頑張ってる姿…見たいな」

幼「…もうそのためにはまず試合に出れるように練習しなくちゃ」

男「応援してるよ!けどあんま無理しすぎるなよ」

幼「ありがと、頑張るよ」

男「…………あのさ、昨日の…玄関での…ことなんだけど…」

幼「…うん」

男「嬉しかったんだけど…突然すぎて…その…も、もう一回…ダm」

ブロロロロロロロロロ……


男「な、なんでもない!…じゃあ…また明日な!バイバイ!」タッタッタッタ…

幼「……バカ」


27.
~朝・男自室~

男「よし、今日はバッチリ起きれた…うん、目覚めもいい」

妹「にーちゃん…風邪引いたみたい…」

男「なに?大丈夫か妹?今日はゆっくり休んで寝てろー」

妹「うん…流行ってるみたいだからにーちゃんも気をつけて」

男「ああ、ありがと、じゃあいってくるよ」

~登校・待ち合わせ~

幼「あ!今日はちゃんと来た」

男「まぁな、せっかくの幼馴染との通学だからな」

幼「も、もう、朝から何言ってんのよ」

男「そういや妹が風邪引いたみたいでさぁ」

幼「そうなの?女も風邪引いて休みらしいよ今日」

男「あ~やっぱ流行ってんだな、幼馴染も気をつけろよ」

幼「大丈夫!わたしはテニスで鍛えてるからね!バッチリ!男は…大丈夫そうね?」

男「なんでだよ?わかんねーぞ?明日いきなりポックリいっちゃうかもしれないだろ?」

幼「……嘘でもそんな縁起でもないこと…ヤダな…」(ボソリ

男「え?何だって?」

幼「ううん、だってほら、なんとかは風邪引かないって言うでしょ?」

男「……さりげにひどい台詞だなそれ…」

幼「ふふん…ほら、キビキビ歩くわよ!」

男「へいへい…」


28.
~学校・放課後~

男「しっかし本当に風邪はやってるんだな…おかげで授業がほとんど楽でよかったけど」

男友「なー、スゲー楽で助かったよ…なぁ今から遊びに行かね?」

男「お!いいね…いや、わるいけど今日は遠慮しとくわ」

男友「なんだよつれねーなぁ…ひょっとして、お前も風邪か?うわー寄るな寄るな!」

男「違うよバカ野郎、けど今日は本当止めとく…また誘ってくれよ」

男友「あいよー、じゃあ俺先帰るぜ?じゃあな」

男「おーじゃあなー」

~テニス部~

幼「…ハァハァ……ハァハァ……」

幼「ん…ハァハァ…」

幼「も、もう…ダメ…」

先輩「ほら、後少しだから、頑張って!」

幼「は、はい…ハァ…ハァ…」

先輩「…………ふぅ!…はい、よく出来ました」

幼「ハァ…ハァ…はい、ありがとう…ハァ…ござい…ハァ…ました」

先輩「みんなランニング終わった?終わったら1年は玉拾い!2年はコート入っt」

キャプテン「…みんなゴメーン、先生から風邪が流行ってるから今日の部活は休みだってさ!」

先輩「えぇ~来るの遅いし言うのはもっと遅いよ~」

キャプテン「ゴメンゴメン、だから皆解散ねぇ!」

は~い! やったぁ! 着替えて早く帰ろっと

幼「…ふぅ…そっか…それならわたしも早く帰ろうっと」

幼「…シャワーは…順番待ちで使えそうにないし…汗…拭いて帰ろ…」

…………

男「…よう!部活もう終わったの?早かったな」

幼「…あれ?なんで男が校門にいるの?」

男「いや、昨日残っててくれたろ?だから今日は待ってようと思って…」

幼(な!そんなことならシャワー…浴びれば…よかった…)

男「だからさ、帰ろうぜ」

幼「うー…うん…」

男「な、なんだよ…なんでそんな俺から離れるんだよ」

幼「う、うるさい!女の子にはね、事情ってもんがあるのよ!それなのに…」

男「せっかく待ってたのに…ひょっとして迷惑だったか?」

幼「え、いや、迷惑どころか…凄く…嬉しい…んだけどその…」

男「なんだよ?じゃあいいだろ?ってほら、逃げるなよ」

幼「う~…だ、だってさぁ…わたし…シャワー浴びてないから…その…汗が…」

男「…大丈夫、幼馴染の汗ぐらい…ほら、帰ろうぜ」

ギュッ

幼「えそ、その手汗があの…その…」

男「いいからさ、ほら?」

幼「…うん」


29.
~帰宅~

幼「ね、ねぇ…なんでそんなに強く出れるの?」

男「え?強くって?」

幼「だってさぁ…たまに凄く積極的な時がある気が…」

男「積極的って…手のこととか?」

幼「…」(コクン

男(幼馴染が動揺してるとこっちに余裕が生まれる…なんて口が裂けても言えないな)

男「なんでだろう…きっと、幼馴染の喜ぶ顔が見たいからだよ」

幼「…もう…またそんなこと言う」

…………

男「もうすぐ家着くけど、帰ったらすぐシャワー浴びろよ?汗かいたままだと風邪ひくぞ?」

幼「う、うん…そうする、風邪はやってるもんね」

男「おう、じゃあまた明日な!」

幼「うん、また明日!…今日は待っててくれてありがと…嬉しかったよじゃあね」

~男・自宅~

男「ただいま~…妹体調どーだ?」

妹「すこぶる最悪…」

男「ん?…なんだ熱下がってないな…安静にしてろよ」

妹「うぃー」

~幼馴染・自宅~

幼「クシュン……あれ?…なんかちょっと寒気がしてきた…」

母「あら?やっぱり風邪引いてたの?薬飲んで今日はもう寝なさい」

幼「う、うん…そうする…おやすみ…」

~男・自室~

男「しかし風邪はやってるなぁ…俺も気をつけないと…」


30.
男「……ん?あれ?9:00…ヤバイ!遅刻じゃないか…母さんなんで起こしてくれなかったんだよ!?」

母「風邪流行り過ぎで学級閉鎖ですって…今朝電話があったからまわしておきました」

男「あれ?そうなの?」

母「だからあえて起こさなかったの…
  そう言えば幼ちゃんも風邪引いたみたいよ?学級閉鎖だからちょうど

よかったわねぇ~」

男「ふ、ふ~ん…そうなんだ…あ!妹は風邪どう?」

母「ん?妹、妹なら…」

妹「フフフ…完全復活!!今のわたしは何も怖くない!さぁ、かかってらっしゃい、にーちゃん!!」

男「…うわーめんどくせー」

妹「何よーケホッ…」

男「あぁ~あ、まだ病み上がりなんだからもう一日ぐらいゆっくりしとけよ」

妹「…ん、そうする…」

男(しかし幼馴染が風邪か…確かあいつの家って共働きだから…)

男「母さんちょっと俺出かけるわ!」

母「学級閉鎖なのにどこ行くのよ?」

男「え?いや、ちょっとコンビニに…雑誌でも立ち読みしに行こうかと…」

母「…………はぁ、今からなら幼ちゃんのお母さんが出かける時間に間に合うから、
  早く行ってきなさい」

男「べ、別に幼馴染の家に行くわけじゃないけど…
  ひょっとしたらコンビニ途中に寄るかも…ムニャムニャ」

母「はいはい、ほら、早くいってあげなさい」

男「あ、あ~、いってきまーす」


31.
~幼馴染・家~

母「幼馴染は寝てるわね…わたしもそろろ出ないと…」

ガチャ

母「あら?」

男「おはようございます、男です」

母「あら、おはよう男くん、久しぶりね、どうしたの?」

男「あ、いえ、たまたま通りかけたんですけど、その、幼馴染が風邪引いてるって聞いて…」

母「ふふふ…いつも幼馴染を大事にしてくれてありがと、あの子今寝てるわ」

男「い、いえ、ボクの方こそいつも…その…」

母「よかったらあの子に会ってく?おばさん今からパートだから…
  帰ってくるまで留守番してもらえると助かるんだけど…」

男「え?そ、それは…悪いですよ」

母「男くんもそのために来てくれたんでしょ?ふふふ、ほらいいから、それじゃあよろしくね」

男「は、はい…ありがとうございます…」

ガチャ

男(あの不適な笑み…おばさん絶対わかってるんだろうな…)

男「ええっと、幼馴染の部屋は…あ、ここだ…一応」

コンコン

男「…やっぱ寝てるのか…勝手に部屋入ると…失礼だよな…」

男(リビングで…待ってよ…)


32.
幼(………ん…あ…あれ?…なんか…ボーっとする…)

幼「ケホッ…」

幼「…何か飲みたい…」

ガチャ

男「ん?よ!幼馴染!」

幼「…あれ?…?男…の幻覚?」

男「違うって、本物だよ!体調はどうだ?」

幼「…ケホッ…ケホッ」(ボーッ)

男「見事風邪って感じだな…起きてきちゃダメじゃないか…ほら、部屋にn」

幼「う…」ガクッ…

男「お、おい!大丈夫か?…わ!おでこが凄く熱い」

幼「はぁ…はぁ…ケホッ…」

男「とりあえずほら、部屋戻ってベッドに入って!」

幼「はぁ…ケホッケホッ…はぁ…はぁ…」

男「ど、どうしよ…ごめん、幼馴染!無理にでも連れてくよ!…よっ!」

幼「ケホッケホッ…」

男「…………」

トットットットットット…ガチャ…ドスッ

男「…ほら、布団かけるよ…えっと…冷えピタあるかな…」

ガチャ…トットットットット…

男「まいったなぁ、どこに何があるかまったくわからないや」

男「えっと、洗面器とタオルと…あと飲み物もあった方がいいかな?あ!水を洗面器にはって…」

トットットットット…ガチャ…

幼「はぁ…はぁ…はぁ…」

男「ごめん幼馴染!冷えピタ見つからなかったから、タオルで代用するよ?」

ピチャピチャ…ギュッ…

ぴとっ

幼「はぁ…ケホッ…はぁ………気持ち…いい………………スー…」

男「ふぅ、よかった…しばらく様子見てた方がいいな」


33.
幼「スーー…スーー…ん…ケホッ」

男(さっきまでよりはマシになったかな?…タオルかえなきゃ…)

ピチャピチャ…ギュッ…

ぴとっ

男「……………」

男(なんか変な気分…)

幼「スーー…スーー…ん…ケホッケホッ」

幼(…ん…しんどい…まだ…ボーっとする…)

幼(…おでこ…気持ちい…あれ?…家…誰も…いないのに…あれ?…)

幼「……男?」

男「うわっ!ご、ごめん」

幼「…へ?え?あれ?なんで…ケホッ…いるの?」

男「ん…お見舞いと…看病をさ…しに…」

幼「ん…ケホッ…ありがと…タオルも男が?」

男「あぁ、冷えピタどこにあるかわかんなかったからさ…それより風邪はどうだ?」

幼「ん…まだ…しんどい…」

男「そっか…薬飲むか?ほら、水持ってくるから」

ガチャ

幼(…………あれ?さっきわたしリビングまで行ったのに…なんでここに寝てるんだろ?)

幼(…あそうだ男が運んでくれたんだった)

ガチャ

男「おまたせ、ほら、薬と水…はい」

幼「ん……ありがと」

男「お、おう…」

幼「」

男「な、何照れてんだよ」

幼「ケホッ…だって…パジャマ姿…なんか恥ずかしくて」

男「い、いやぁ…可愛いと…思うよ」

幼「寝よ…」

男「ん…おやすみ」


34.
男「ちょっとマシになったかな?穏やかな顔で寝てる…」

男「…幼馴染?」

幼「スー…スー…」

男「……風邪早く治す方法って知ってる?」

幼「スー…スー…」

男「人にうつせばいいんだよ…」

幼「スー…スー…」

男「たとえば…き、キスとか…で…さ……なんちゃって」

男「………………」

幼「スー…スー…」

チュッ

男「………………病人に何してるんだろ…大人しくタオルかえなきゃ」

ピチャピチャ…ギュ

ぴとっ

…………

母「男くん、ありがとね」

男「いえいえ、全然何もしてないですよ」

母「あの子、おとなしく寝てた?」

男「ええ、今も薬飲んで寝てます」

母「男くんも風邪うつらないように…うがい手洗いして予防してね」

男「はい、ありがとうございます、それでは幼馴染にお大事にって伝えてください…
  それでは、おじゃましました」

母「気をつけて帰ってね、それと、お母さんにもよろしくね」

ガチャ

~男・家~

男「ただいま」

母「長い立ち読みだったわね」

男「え、あ、あぁあ、コンビに中の本を読みつくしてたからな」

母「ふぅ~ん、それで、幼ちゃんはどうだった?」

男「…………辛そうだったよ」

母「そう、早くよくなればいいわね」

妹「にーちゃーん!わたし元気になったよ!今度こそ復活だー!」

男「薬が効いてるだけだろ?もう少し大人しくしてなさい」

妹「ブーブー!」


35.
~登校~

男「なんか久々だな…2日も休みだったからなぁ…お!」

幼「やぁおはよ、男」

男「おはよう、風邪の具合はどうだ?」

幼「うん、すっかりよくなったよ!」

男「そっか、やっぱ俺の看病がよかったんだな、うん」

幼「そうだね…誰かさんが早く風邪をよくする方法してくれたからね」

男「…え?お、起きてたの?」

幼「…えへへ、知らないほら、学校行くよ」

男「え、っちょっと、あ、ちょっと!」

~教室~

男「いやぁ~久々の学校だとなんか楽しいな」

幼「とか言いながらいつも授業なんてちゃんと聞いてないでしょ」

男「むむむ…失礼な、先生様のありがた~いお言葉に耳を傾けながら睡眠学習をだな…」

女「おはよー」

幼「あ!女おはよ、風邪はもういいの?」

男「幼馴染め……よぉ!女!元気になったか?」

女「えぇ、もうばっちり!ありがとね」

幼「実はわたしも風邪ひいちゃって…意識がもうフラフラと…」

女「わかる!凄くつらかったよね、今回の風邪…男は大丈夫だったの?」

男「ん?今回は風邪引いてないな、元気そのものだった」

幼「そうなの!男ったら全然風邪ひかないの…あんなに一緒にいt…」

女「え!?一緒に何??」(ニヤニヤ

幼「!!!!な、なんでもないよ」

男「お、おう、なんでもない、なんでもない」

女「ニヤニヤ…」

幼「」

男「ははは…」


36.
~昼休み~

男「今日は何を食べようかな~お昼、お昼、お昼の時間~」

男友「気持ち悪い歌を歌ってないで早く行くぞ、食堂混むんだから」

男「そうだな、よし!じゃ行きますか」

幼「あ~!!男ちょっと待って!」

男「ん?どうした?何か買って来てほしいものでもあるのか?」

男友「おい男、俺先行ってるからな!」

男「おう、よろしく!」

幼「あのね…この前さ、看病してくれたでしょ?…だから…さ、その…お礼に…お昼を…」

男「え??え??ま、まさか…」

幼「うんお弁当…作ってきたの」

男「あ、ありが…とう」

幼「」

男「ど、どうせならさ…中庭で食べようよ…」

幼「え?…うん、いいよ」

~中庭~

幼「はい、男のお弁当、どうぞ」

男「ありがと」

シュル…カパッ

男「美味しそう…」

幼「ちょっと見た目は悪いけど…食べてくれる?」

男「食べるよ!!食べる!凄く嬉しい」

幼「うんそれじゃあ…」

男・幼「「いただきます」」


37.
男「あ…これは…」

幼「ご、ごめんね…ちょっと子どもっぽかったかな…」

男「タコさんウインナー懐かしいな…」モグモグ

男「卵焼きも…うん、凄く美味しいよ」

幼「えへへありがと」

男「モグモグ…ング…ンンンン…」

幼「あわわ、ほら、あわてて食べなくても…はい、お茶」

男「…ふぅ、ありがと」

幼「もう…ゆっくり食べればいいのに」

男「いやぁ、美味しすぎてさ、箸が止まらないってこのことを言うんだろな」

幼「ヤダもう」

男「もぐもぐ」

幼「ジーーーーーーー」

男「モグモg…ん?どうした?」

幼「ううん、なんかね、美味しそうに食べてる姿見るのが嬉しくて」

男(たまの幼馴染からの不意打ち…強烈すぎる…)

男「モグモグ…ふぅ、ごちそうさまでした」

幼「全部綺麗に食べてくれてありがと、デザートもあるよ」

男「おぉ!なんて素敵なんだ」

幼「はい、どうぞ」

男「…あ!ウサギの形してる」

幼「うん、ちょっと形いがんじゃったけど」

男「パク…シャリシャリ…もぐもぐ…ゴックン…ごちそうさま」

幼「えへへ、おそまつさまでした」

男「幼馴染のお弁当、凄く美味しかったよ!前のオムライスといい、本当に料理上手になったな」

幼「そ、そう?男にそう言ってもらえると…嬉しいな」

男「毎日ずーっと幼馴染の料理食べたいぐらいだよ」

幼「へ?ま、毎日ってそんな」

男「…あ!べ、別に、その、深い意味は…その…」

男「…………」

幼「…………」

男「はははは」

幼「えへへへ」


38.
~教室~

男「ふぅ、美味しいお昼ご飯だった……そういや何か忘れてる気がする…」

男友「おい!男、どういうことだよ?」

男「あ!忘れてたのってこいつだ」

男友「…あのなぁ」

男「いや、食堂行ったんだけどさ、人多すぎてさ、男友見つけられなかったんだよ」

男友「…ふぅん…なら中庭で幼馴染ちゃんとイチャついてたお前の姿はなんだったんだろうな?」

男「ゲッ!…そ、それは…その…まぁ…そっくりさん…じゃない?」

男友「…はいはい」

~放課後~

幼「じゃあわたし部活あるから…今日は待たなくていいからね」

男「え?そう?じゃあ今日は先帰るよ」

幼「うん、じゃあね、また明日!バイバイ」

男「おう!部活がんばれよー…とは言ったものの…どうしようかな…あ!そうだ!」

~テニス部~

先輩「はい、今日はここまで!」

ありがとうございました

幼「ありがとうございました…ふぅ、疲れちゃった」

幼「そうだ、片付けしなきゃ…今日は結構気合入ってたな…」

…………

幼(先輩たちもう帰ったかな?シャワー室は…空いてる、さっと浴びて帰ろう)

キュッキュッ…ザーーーーーー

幼(…………)

ザー…キュッキュッ…

幼「…………さっぱりした…あれ?ひょっとしてわたしが最後かな?戸締りもしなきゃ…」

ガチャガチャ…ガラガラガラ

幼「…よし、戸締り大丈夫…っと、早く帰らなきゃ」

幼(遅くなったし、裏門から帰ろ)


39.
~帰宅~

トツトツトツ…

幼(え?誰か…ついてきて…る?)

トツトツトツ…

幼(え?え?何?こ、怖い…ヤダ…助けて…)

ガサガサ!

幼(ビクッ!)

タッタッタッタッタ

?「おーさーなーなーじーみー!!!!」

幼「キャーーーーーーーーー!!!!!!」

男「うわわわ、そんな大声出すなよ…」

幼「…へ?お、男?なんでここに?」

男「いやぁ、驚かそうと思って待ってたんだけど…さすがにこんなに驚くとは…」

幼「………うぅ…グスン」

男「え?わ?え?あ、ご、ゴメン、泣かすつもりはなかったんだ…ゴメン幼馴染」

幼「こ、怖かったよーグスン…ヒック…」

男「ご、ゴメン、そんなに驚くと思わなくて…」

幼「ううぅぅ…」

男「本当にごめん」


幼「ヒック…ヒック…グスン…本当に怖かったんだから…」

男「……ごめん、調子のりすぎたよ」

幼「グスン…もう…止めて…よね?」

男「うん、もう絶対にしないから…」

幼「…絶対だよ?………………なら…許してあげる」

男「ありがと…ほら、一緒に帰ろうよ…」

幼「…うん」

男(大反省だなこりゃ)


40.
~男・自宅~

男(幼馴染は許すと言ってくれたものの…どうしよう)

男「よし!物で釣るわけじゃないけど…お弁当作ろう!」

男「そうと決まれば目覚ましセットして…っと、これでよし、明日のために早く寝よ」

…………

ピピピピピ

男「…ん?あれ?まだこんな時間?…あ!そうだ、弁当作るんだった」

ドタバドタバタ…

男「ええっと、何作ればいいんだ?…昨日の幼馴染のお弁当は…」

…………

男「…で…きた?のかな、これ」

男「ど、どうしよ、作り直す時間ないし、ってヤベ!のんびりしてる時間じゃなくなっちゃった」

ドタバタドタバタ…

男「いってきまーす」

ガチャ

~通学路~

男「幼馴染おはよう!」

幼「おはよ、男、今日はどうしたの?紙袋なんか持って」

男「ああぁぁ?これ?なんでもない」

幼「ふぅん、そういや明日雨なんだって」

男「そうなの?雨だと部活休みとかなるの?」

幼「ううん、雨でも体育館とかでするから、たぶん休みじゃないと思う」

男「部活って大変だな」

幼「男も入ればいいのに…」

男「そ~だな~考えとくよ」

幼「なに?そのやる気のない返事は…」


41.
~昼休み~

男友「今日も幼馴染ちゃんとイチャイチャか?」

男「うるさい、けど今日も一人で学食行っててくれ」

男友「こうしてまた一人、強敵をなくしていく…」

男「いいから、早く行け」ゲシッ

男友「いて!ったく、はいはい…一人寂しく行きますよ」

男(ええっと、幼馴染は…いた!今から学食行くところか?)

男「幼馴染!ちょっと待ってくれ」

幼「へ?どうしたの?一緒に食べに行く?」

男「い、いや、その…あ、あのさ…き、昨日の…」

幼「うん?どうしたの?」

女「ニヤニヤ…わたしはお邪魔のよーだから、先に学食に消えてますよ…うふふふ」

幼「あ!女!またそんな言い方して…どうしたの男?」

男「昨日さ、ほら泣かしただろ?だからさ、そのお詫びってわけじゃないけど…」ガサガサ

男「弁当、作ったんだ」

幼「え?男が弁当作ってくれたの??」

男「あ、うん、だからさ、ほら…また、中庭…とかどうかなっと思って」

幼「ありがとう昨日のことは全然気にしてなかったのに…じゃあ、いこ?」


368:dU8CId7B0
こんな高校生活送りたかった



42.
~中庭~

男「先に言っておくけど、初めて弁当なんて作ったから、知らないからな」

幼「…何でいばってんの?でも嬉しいな…初めて作ったお弁当…わたしが食べれるなんて」

男「え、いや、その…そんなに凄いものじゃないから…ほら、幼馴染の弁当」

パカッ

幼「…ふふ」

男「あ!今笑った?笑ったな?そりゃ確かにデザイン性は凄いことになってるけど…」

幼「えへへ…なんか、嬉しいなって思って」

男「気持ちだけは負けずn…ってそう?そう言ってくれると嬉しいよ」

幼「うん…じゃあさっそく、いただきます」

男「…ドキドキ」

幼「ふふ…ええっと、…これはタコさんウインナー?」

男「昨日の幼馴染が作ってくれた弁当を思い出して作ってみたんだよ…」

幼「えへへ…なんか男が一生懸命作ってくれたとこ…想像できるね」

男「そんな想像いいからさ…ほら、恥ずかしいから早く食べてくれよ」

幼「え~せっかくだから一つ一つ楽しみながら食べたいな」

男(拷問すぎる…)

幼「えへへ嬉しいな」

男「…………」

幼「これは何かな…パク…あ!美味しい」

男「…………」

幼「ふんふーん、これは…ってどうしたの?あんまり食べてるとこ…見ないでよ」

男「いや、昨日幼馴染も言ってただろ?楽しそうに食べてくれてる姿がさ、見てると嬉しいんだ」

幼「うぅ、恥ずかしいよぉ」

…………

幼「ごちそうさまでした」

男「ど、どうだった?」

幼「うん、凄く美味しかったよ!ありがと…男」

男「そっか、そう言ってくれると嬉しいよ、こっちこそ全部食べてくれてありがとな」

幼「うん…本当に…美味しかったし、嬉しいかったよ」

男「そ、そう?あんま褒めると調子乗ってまた作っちゃうかもよ?なんてな」

幼「えへへ…また…作ってほしいな」

男「お、おう…またな」


男友「……」

女「……」

男・幼「「…あ!」」

男友「中庭で…」

女「仲よさそうに…」

男友・女「「うらやましいことこの上ないな」わね」

男「…ははは」

幼「…えへへ」


375:worM1liE0
死にそう
むずがゆくて
死にそう

377:Igx3NJIJ0
男友と女もくっついちまえよ

378:iSs+TEyO
死にたい



43.
~授業中~

男「ご飯食べたら…眠く…なってき…た」

男友「ZZZ…ZZZ…」

男「男友も寝てるし…俺も…Zzz…Zzz…」

先生「…お前ら寝るな」パコッ!

男「痛っ」

男友「うわっ!」

あははは!

女「ふふふ…怒られてる」

幼「クスクス…」

先生「お前ら寝るほど余裕なら、今日やったとこの宿題出すから、明日持って来い」

男「…マジか」

男友「最悪だ」

~放課後~

幼「それじゃ、部活行ってくるね」

男「おう…しっかり頑張ってこいよー」

幼「がんばるのは男の方でしょ?宿題、どうすんの?」

男「残ってやるよ…家だとすぐに諦めそうだから」

幼「そう…応援してるから、頑張ってね」

男「その言葉でやる気でた!!ありがと」

幼「もうそれじゃね」

男「男友は宿題どうすんだ?」

男友「俺も残ってやるよ…それに、二人でやればはかどりそうだろ?」

男「そうだな、…よし、やるか!」

…………

男「ノートとってなかったからまったくわからない」

男友「…同じく」

男「どうすっかなぁ…」

男「ん?机の中に…ノート入ってる?」ガサガサ

男友「なんだよそのノート…一つの教科に2冊も持ってるのか?」

男「いや、俺のじゃないや…誰のだろ」

男友「名前書いてるけど…幼馴染ちゃんのノートだぜこれ?」

男「本当だ…あれ?付箋ついてる」ペラペラ

男「…おおぉ!!喜べ男!幼馴染からの強力な援助を得られたぞ!今日の分が綺麗にまとめてある!」

男友「なに!?…よし!さっそく取り掛かるぞ!」


44.
男友「お、終わった…」

男「俺らって…頭悪いのかな…」

男友「…さぁ?とにかく帰ろうぜ」

男「いや、俺幼馴染にノート返してから帰るから先帰っててくれ」

男友「じゃあ俺は先帰るわ、幼馴染ちゃんにありがとうって言っててくれ」

男「あいよーじゃあな」

男友「おう!じゃあな」


男「しかし助かったな…このノートがなかったら今ごろどーなってたか…」ペラペラ…

男(幼馴染って可愛い字書くよなぁ………あ、落書きしてる……………!!!??)

男「…俺の名前…書いてる…」

幼「…あ!まだ残ってたの?」

男「うわ!……お、幼馴染?もう部活終わったのかよ?」

幼「うん、今日は早く終わったんだ」

男「なんでまた教室に?」

幼「まだ教室電気ついてたからひょっとして…と思って来てみたの」

男「そ、そうか…あ!このノートありがとな…助かったよ」

幼「えへへ…お役に立ててよかったよ」

男「もう帰るだろ?一緒に帰ろうぜ」

幼「うん、帰ろ」

~帰宅~

幼「授業中寝ちゃダメだからね」

男「ああ、気をつけるよ」

幼「でもそのおかげで一緒に帰れたから、たまには寝ていいかも」

男「素直にわかったと返事ができん…」

幼「…………」

男「しかし暑いなぁ~この時間だとちょっと涼しいけど、やっぱ暑いy」

幼「あ、あのさ!」

男「ん?」

幼「お、男と一緒にこうして歩くだけで…最近…凄く…幸せ…なんだ」

男「え?え?ど、どうしたんだよ急に?」

幼「えへへいつも照れさせてくるから逆襲してみたのでも…自爆しちゃった」

男「う…あ…うん…俺も…だよ」

幼「ありがと」


444:lHbrZmqD0
こんな幼馴染がほすぃですわー



45.
~幼・自宅~

幼「ノート、役に立ったみたいでよかったな…」

幼「あれ?なんかこのページだけ折り目がついて…る?」パラッ

幼「……………!!!!あ!!お、男の名前書いてる…消し忘れたんだ…」

幼「み、見られたかなぁど、どうしよ恥ずかしい…」

幼「…あれ?付箋貼ってる…これわたしの字じゃないし…」

『ありがと、助かったよ』

幼「……えへへ手書きって…なんか嬉しいな」

~男・自宅~

妹「にーちゃん!明日雨だって!」

男「そーいや幼馴染も朝言ってたな」

妹「出た!またその名前!ニヤニヤ」

男「えっと、明日の用意~っと」

妹「…カンチョー!!」

男「痛ッ!何するんだよ」

妹「いもーとを無視するとカンチョーの刑だ」

男「…なんだ?かまってほしいのか?」

妹「違うわーい、おかーさーん、アイス食べたーい」トットットットット

男「よくわからん」


46.
~男・自宅・朝~

ザーーーー

男「日本の天気予報って優秀だな」

男「雨の日って本当出たくない…けど行ってくるか………いってきまーす」

ガチャ

ザーーーーーーーーピューーーーーーー

男「…何これ?台風でもきたのか?風も凄いじゃないか…」

カチッバサッ

男「この頼りないビニール傘で果たして無事帰ってこれるかなぁ…」

~登校~

男「お、おはよう幼馴染」

幼「おはよう…ってどうしたの!?傘持ってきてないの?ビチャビチャじゃない!」

男「家を出て5分後に傘は潰れた…」

幼「じゃあここまで濡れてきたの?一度取りに戻ればよかったのに」

男「そうすると幼馴染と一緒に学校行けないと思って…」

幼「そんなビチャビチャになって言われても全然嬉しくないんだから!ほら、傘入って」

男「わ、わるい…あ、俺持つよ」

幼「え?いいのに…ありがと」


男「…ハクション…うぅう…」

幼「ほら~このままだと風邪引いちゃうよ?学校着いたら保健室行って、乾かしましょ」

男「…そうする」

女「おっはよ~朝から相合傘かい?幸せそうねお二人さん…ってそうでもなさそう…ね」

幼「おはよ、女」

男「ハックション…おはよう…女」

女「なんで傘入ってるのにビチャビチャなの?」

男「…理由はきかないでくれ」

女「ふぅ~ん、でも優しいね男くんは…幼が濡れないように傘ちょっと幼寄りにさしてる…ふふ」

幼「」

男「い、いや、ほら、もうこんだけ濡れてるから…一緒かなって、思ってさ…」

女「朝から見せ付けてくれるんだから~…先行ってるから、またあとでね」

男「…………」

幼「…その、…ありがと」

男「いいって、もとは幼馴染の傘なんだから、こっちこそ入れてもらってありがとな」

幼「うん…男と…相合傘…だって」

男「そ、そうだな…なんか…照れる」

幼「へへ」


47.
~保健室~

保健医「まったく…こんな大雨の中濡れて登校してくる人がいますか?」

男「いやはや…おっしゃるとおりです先生」

保健医「ほら、担任の先生には言っておきますから、ゆっくり乾かしてから教室戻りなさい」

男「んじゃ、遠慮なくゆっくり…」

保健医「こら、誰も寝ていいとは言ってないでしょ?早く着替えて戻りなさい」

男「先生さっきと言ってること違う…」

保健医「いいから、ほら、タオル使っていいから…ジャージは持ってきてるでしょ?それに着替えて」

ふきふき…

男「わ!じ、自分で拭くよ先生」

保健医「何照れてんのよ?…じゃあ先生ちょっと出るけど、ちゃんと拭いてから戻るのよ?」

ガチャ

男「…髪の毛は拭いただけじゃ乾かないし…もうちょっとゆっくりしていくか」

~教室~

ガチャ

男「遅れてすみませんでした~」

先生「ああ、男か、保健医の先生から聞いてるよ、早く座りなさい」

男「はぁーい」

男友「朝から熱々っぷりを披露してたらしいじゃないか」(ボソボソ

男「な、なんでそんなこと知ってるんだよ」(ボソボソ

男友「さっきまで女がここで一人二役で演じてくれたよ」(ボソボソ

男「…はぁ…」

女「ニヤニヤ」

幼「ううぅぅうう」


48.
~お昼休み・学食~

女「雨止まないかなぁ…せっかく明日七夕祭りなのにね」

男友「確か今日の夜遅くには止むって言ってたけど…」

幼「うん、明日は快晴だって言ってたよ」

男「なら大丈夫そうだな」

女「そうだ!明日の七夕祭り、みんなで行きましょうよ」

男「え?み、みんなで?」

女「ええ、そうよ、いいじゃない4人で行っても、どうせあんたたち、予定なかったんでしょ?」

幼「え?う、うん…まだとくには…」(チラッ

男「あ、うん、とくに…」(チラッ

男友「おい、二人で行かせてやれよ」(ヒソヒソ

女「いいのよ、どうせお互い照れて約束すらしてないのは目に見えてるんだから」(ヒソヒソ

男友「…まぁこの反応見れば丸わかりだけど…」(ヒソヒソ

女「だから、途中でわたしたちがいなくなれば二人っきりにさせてあげられるでしょ?」(ヒソヒソ

男友「なるほどな…」(ヒソヒソ

男「…そこで何コソコソ話してるんだよ?」

幼「そ、そうだよ~」

男友「別になんでもないよ!それより明日ちゃんと来いよ!」バシッ

男「痛ッ…わかったよ…行くよ」

幼「う、うん…」

女「はい、決定ね!それじゃ待ち合わせとか時間は後でメール入れるからね」


49.
~放課後~

幼「男…傘ないけど大丈夫?わたし部活で一緒に帰ってあげられないけど…」

男「ん?そうだなぁ~……大丈夫、なんとかする」

幼「あ、あの…男さえよかったら…その…また、待ってて…くれると…嬉しいな」

男「え?いいの?それなら待つよ!全然待つ!」

幼「ありがと部活終わったら教室に迎えに行くね、じゃあいってくるね」

男(…………幼馴染と相合傘で帰宅…ニヤ)

男友「何ニヤついてんだ?帰んないのか?」

男「ああ、今日もちょっと…な」

男友「…ふぅ、おじさんは寂しいよ」

男「気持ち悪いこと言ってんじゃねーよ、だいいちおじさんじゃないだろ?」

男友「はいはい、それじゃ今日も寂しく帰るとするか…お!女!今から帰りか?一緒に帰ろうぜ」

女「え~あんたとー?…そうだなぁ…クレープおごってくれるなら…」

男友「なんで帰るだけでクレープおごらなきゃn…」

男「…あの二人案外ピッタリじゃないのか?」

…………

幼「おまたせ男!」

男「お疲れ様、雨だといつもより早いんだな」

幼「うん、体育館ジメジメするから嫌だって先輩が言い始めて…」

男「そっか、その先輩ナイスだな」

幼「へへ、そうかもね」

男「よし、じゃあ帰るか」

幼「うん…さっき外見てきたけど、雨と風、凄いことになってたよ」

男「…本当に明日晴れるのか?」


50.
~下校~

ザーーーーーーーピューーーーーーーー

男「何これ?本当に日本の天気?この世の終わりじゃないの?」

幼「ご、ごめんね、傘持ってもらって、風で飛んじゃわない?大丈夫?」

男「大丈夫、男の子だかr…」

ピューーーーーーーーー

男「うわっとととと…」

幼「キャッ!」

男「言ったそばから…」

幼「本当に風強いね、傘…大丈夫かなぁ」

男「俺の持ってたビニール傘より丈夫そうだし、大丈夫じゃないかな?」

幼「あとちょっと…頑張らないと」

ピューーーピューーーーーー

バキッ!バサバサバサバサバサ…

ザーーーーーーーー

男「うわっ!傘が!あ、冷たい!!」

幼「キャッ!!!!いや!!」

男「と、とりあえず…もうすぐ俺の家だから…非難だ!!幼馴染もおいで」

ピチャピチャピチャ、タッタッタッタッタ

幼「う、うん、おじゃまするー」

ピチャピチャピチャ、タッタッタッタッタ


51.
~男・自宅・玄関~

ガチャ

男「…ふぅ…びっちゃびちゃになってしまった…」

幼「うぅ…全身ビチャビチャで…気持ち悪い…」

男「…………」

幼「靴の中も水入ってるみたい…あぁん、張り付くよ…」

男「…………」

幼「ふぇ?ど、どうしたの男?黙っちゃって」

男「あ、あのさ…その…」

幼「へ?何?」

男「…………す、透けてる」

幼「…………ヤダ」

幼「も、もう見ないで男あっち向いてて」

男「い、いや…そ、その…わざと見たんじゃなくて…」

幼「」

母「何玄関でイチャついてんのよ二人とも?」

男「うわ!」

幼「ひゃ!あ、こ、こんにちは」

母「あらあら、二人ともビチャビチャね…幼ちゃん、ほらタオル貸してあげるわ」

幼「ありがとうございます」

母「それと、シャワー使っていいから、浴びてきちゃいなさいよ、その間に服、乾かしてあげるから」

男「そ、そうだよ…どっちみちそんな状態じゃ帰れないだろ?」

幼「」

幼「う、うんじゃあ遠慮なく…借ります」

~男・自宅・洗面所~

幼「シャワーありがとうございました」

母「いえいえ、服、もうちょっと待っててね」

幼「はい」

母「さすがにタオルだけで待機させるわけにはいかないけど…
  あいにく幼ちゃんに貸せるような下着と服がないのよ」

幼「あ、大丈夫です…部活の服…あるので」

母「そう?ならそれ着てもらって…本当あとちょっとで終わると思うから」

幼「ありがとうございます」


52.
~男・自宅・リビング~

男「俺はシャワーじゃなくてタオルだけかよ…」

ガチャ

幼「おまたせ男…」

男「おう!サッパリし…って何その格好?」

幼「服乾くまで着る服なかったから…その…変だよね?」

男「…に、似合ってるよ、その、テニスウェア」

幼「え?あ、ありがと」

男(スカートが…短すぎる…あれ?でも全部乾燥機入れてるんだよな?…え?ひょっとして…)

幼「…あ!なんか顔がヤラシイ変なこと想像してるでしょ?」

男「い、いや、してない、してない」

男「……………」ソワソワ

幼「……………」

男「……………チラ」ソワソワ

幼「…………ねぇス、スカートの中…み、見たいの?」

男「へ?い、いや、その、あの…」

幼「い、いいよ…男だったら…」

男「え…あ…う…ゴクリ」

チラッ

幼「……ふふ…あははは、ひっかかったぁ!残念でした…ブルマはいてるんだよ」

男「…………」

幼「男のエッチィ~」

男「チクショウ…騙された…」

幼「何?そんなに見たかったの?……」

男「いや、その…」

幼「…………でも…男になら…本当n」


ピーッ!ピーッ!ピーッ!

母「乾いたわよー幼ちゃん」

幼「え、あ、は、はい!ありがとうございます」

男(……ドキドキが…止まらない…)


53.
幼「ありがとうございました」

母「いえいえ、少し雨マシになったみたいだけど、気をつけて帰るんだよ」

幼「はい、シャワー借りて、傘まで貸していただいて…本当にありがとうございました」

母「はいはい、また遊びにおいでね」」

幼「それでは、おじゃましました、失礼します」

~男・自室~

男(だめだ…まだドキドキする…)

男(幼馴染…)

携帯「ピロリン」

男「ん?メールだ…えっと、女と…幼馴染からだ」

男「んんと、女のメールは…了解っと、明日の5時集合ね…えっと、幼馴染は…」

男「無事帰ったみたいでよかったよ…また一緒に帰ろうな…っと送信」

男「…だぁ!!やっぱり思い出しただけでも…幼馴染ーーー!」

~男・自宅・リビング~

妹「にーちゃん今日も狂ったようにうるさいね」

母「青春してるのよ…あんたもすぐにわかるわ」

妹「ふぅーん、かーさんも青春してたの?」

母「ふふふ、内緒よ」

妹「なんだーにーちゃんもかーさんも内緒ばっかかーいいもん、グレてやるもん」

母「はいはい、冷蔵庫にプリン入ってるから食べていいわよ」

妹「物に釣られるほど甘くないぞ!…………ガチャ…ぷっち~んぷーりーんー」


54.
~男・自室~

ピピピピピピピピ…

男「ん…ふわぁ、よく寝た……」

男「今日は…そうだ七夕祭りだった」

男(昨日まで雨降ってたもんな、だから今準備してるのか…どおりで外がにぎやかなわけだ」

妹「にーちゃん!七夕祭り一緒にいこーよ」

男「あ~わるい、友だちたちと行くことになってるんだよ」

妹「えーーーーーー空気読めよなー」

男「どこでそんな言葉覚えたんだよ…というわけで、父さんか母さんと行ってくれ」

妹「じゃーおこづかいおくれよー」

男「…俺が欲しいぐらいだよ」

妹「…ケチンボ」

~PM5:00・待ち合わせ~

女「いやぁごめんごめん、ちょっと用意に手間どって」

男「ん?お、女…浴衣姿か…ちょっとドキッっとしてしまったじゃないか」

男友「ははは、馬子にも衣装…痛ッ」

女「わたしでドキドキしてるんなら、わたしの後ろ見たら…心臓止まるんじゃないの?」

幼「えへへ遅くなって…ごめんね」

男「な、か、可愛い…」

男友(うんうん、いいねこのベタっぷり…男よ、もはや何も教えることはない)

幼「あ、あの…どうかな?」

男「凄くいい、うん、凄く似合ってるよ…可愛いよ」

女「今日は積極的にいきますなぁ」

男友「ですなぁ」

幼「ありがと」

女「よし、みんなそろったし、行きましょ」


55.
ジャリ…ジャリ…ジャリ…

女「ちょ、ちょっと待ってよ二人とも…」

男友「ん?あ、悪い悪い、歩き辛いよな?」

男「ごめんごめん」

幼「慣れない格好してるから…ちょっと歩くの遅くて」

女(!ニヤリ)(チラッ

男友(…ニヤリ!)(コクン

女「人も増えてきたし…」

男友「ほら、はぐれないように…女、腕掴まれよ」

女「しょーがないわね、あんたの腕で我慢してあげるわ」

男友「あ?なんだよ、せっかk…」(チラッ

女「はいはい…」(チラッ

幼(…いいな…)「あ、あのさ…わたしたちも、うd…」

男「お、幼馴染も…ほら、て、手…繋ご…」

幼「…………う、うん」

女(この鈍感!)

男友(お前はヘタレか)

…………

ジャリ…ジャリ…ジャリ…

男「出店もいっぱい出てるんだな」

幼「うん…あ!見て?金魚すくいあるよ!」

女「そうね、せっかくだから勝負しましょうよ」

男「勝負?いいぜ、たこ焼きでも賭けるか?」

男友「お!いいね、平成の金魚すくい職人と言われたこの力、見せてくれるわ」クワッ!

幼「ち、力入りすぎだよ…」

男「よし、そこまで言うならほら、男友からいけよ」


56.
男友…54匹
女…5匹
幼…3匹

男「よし、残すは俺だけか…見てろよ」

女「どっちにしろわたしたちは勝ちだから安心して見ててられるわ」

男友(最後にすくった金魚、きっと主に違いない…)ブツブツ…

幼「あ~ドキドキするぅ…男~あんまり頑張らないで頑張ってぇ!」

男「なんじゃそりゃ、よし、始めるか…まずは1匹…2匹…」

男「よし、3匹m……」(チラッ

女「あら?このままじゃ幼負けちゃうんじゃないの?」

幼「うぅぅ、おこづかいがぁ…」

男「…………あ!破れちゃったよ…結果2匹か…俺の負けだな」

幼「やったぁ!よかった~えへへ」

女「ふぅ~ん…」

男友(ツバメ返しとか技名をつけるとやっぱりダサいか…いやしかし職人として…)ブツブツ…

男「じゃあ俺たこ焼き買ってくるよ…」

女「…案外あいつもやるじゃない」

幼「……?」

…………

男友「勝って食べるたこ焼きはうまいな」

男「うるさい、次こそ負けないからな」

女「こういうところで食べるたこ焼きって本当美味しいわよね」

幼「うん、おいしいね」

男「大きな笹がある場所までまだまだありそうだな…出店見ながらゆっくり進もうぜ」

幼「うん、せっかくだしゆっくり行こうよ」

女「中間あたりで作戦決行ね」(ヒソヒソ

男友「おう、あと2~3店ぐらいが目安か…」(ヒソヒソ


57.
妹「あーーーーー!にーーちゃんみっけたー!」

女「…ん?」

幼「あ!妹ちゃんだ」

男「あれ?妹なんでこんなとこにいるんだよ?というか誰と来たんだ?」

妹「とーさんと来たよー、でもとーさん迷子なのー」

男「…迷子は妹だろ?」

幼「こんばんは、妹ちゃん」

妹「…プイ」

男「こら、挨拶しなさい」

妹「…ブー…こんばんは」

男「迷子になった時はどこで集合とかって父さんと決めなかったのか?」

妹「決めたーあの笹の下で待ってるーにーちゃんと行くー」

男「え?そ、そうか…どうしようかみんな?」

幼「かわいそうだから一緒に行ってあげましょよ」

男「…仕方がない、行くか」

妹「行くーにーちゃんと一緒に行くー」(…ニヤリ)

幼「よかったね、妹ちゃん」(…………)

女「マズイわね…非情にマズイわね…」

男友「…うん、俺でもわかるこのマズさ…なんとかするか」

…………

男「じゃあ行くか、ほら幼馴染…t」

妹「にーちゃーん手つないでー」

幼(ううぅ……)

妹「幼ちゃんもー手つないでー」

幼「え?う、うん、いいよ」

女「見て見なさいよあの陣形、男と幼の間に妹…なかなか侮れないわね…さて、どうしようかな」

男友「うーん、とは言っても一応迷子だからなぁ」

妹「にーちゃーん、イカ焼き食べたーい」

男「ん?イカ焼きか…幼馴染は食べるか?」

幼「え?う、うん」

男「じゃあ買ってくるよ」

幼「あ、いいよ…今度はわたしが買ってくる」


58.
男「幼馴染ありがと、食べようぜ」

女「そうね、ちょうど芝生もあるし、ちょっと休憩しましょ」

幼「あ、あのさ…その…男の隣…座ってm」

妹「にーちゃん、イカ焼きおいしー」ひょこ

男「ん?よかったなー幼馴染にお礼言うんだぞ……どうしたの?幼馴染?」

幼「…ううぅ、なんでもない…」

男「ああぁあ、ソースが口の周りに…」

幼(……………シュン)

女(…………フラグクラッシャーめ)

幼「あ、あのさ…わたしたこ焼き食べておなかいっぱいだから…わたしの分…あげる」

男「え?食べないの?じゃあもらうよ」

幼「え、あの…はい、あ~ん」

男「え?え?た、食べさせてくれるの?……あ、あ~ん」

妹「ジーーーッ、パクッ…モグモグ…おいしかったー」

男「あ!妹!何食べてるんだよ!?」

妹「ありがとー幼ちゃーん」

幼「そ、そう?よかったわね…うぅ」

妹「にーちゃん!そろそろ行こうよ」

男「え?もう行くのか?」

幼「…………はぁ」

女「…………だめね」

…………

幼「…………」

女「見て見なさいよあの幼の切なそうな顔…このまま行けば間違いなく後悔が残るわ」

男「さっきのなんか本当惜しかったもんな…」

女「そうよ、こけそうになった幼を抱きしめる男…だったのに支えた瞬間妹ちゃんが大声出すから…
  せっかく後ろから幼を押したのに意味ないじゃない」

男友「そんなことしてたのか?」

女「仕方ない、無理矢理にでも二人っきりにするわよ」

女「男!ちょっと喉渇いたからジュース飲みましょうよ」

男「いいねそれ、よし、じゃあさっきは男友が行ってくれたから…俺買ってくるよ」

男友「いまのうちだ」


59.
女「妹ちゃん?ほら、お姉さんと一緒に先に笹まで行こうか?」

妹「やだーにーちゃんと行くー」

女「一緒に行くとリンゴ飴買ってあるんだけどなー」

妹「…お姉さんと行くー」

男友(まるで誘拐じゃないか)

女「…と、言うわけで、幼、妹ちゃんは引き受けたから精一杯甘えなさい」

幼「え?そ、そんな」

男友「いいからいいから、ほら、妹ちゃんは責任持って俺たちが引き受けるから」

幼「え、あ…うんありがと」

女「男には上手く伝えておいてね、じゃあね」

…………

男「あれ?妹と男友たちは?」

幼「あ、あの、妹ちゃんは、お父さん見つけたみたいで…その…合流しちゃった…」

男「なんだ、そうだったのか、それはよかった」

幼「うん…女たちは…その…ね?…帰っちゃった…」

男「え?帰ったの?ここまで来て…じゃあ俺たちも…」

幼「」ギュ

男「ど、どうしたんだよ腕掴んで…」

幼「なんでもないだ、だって…その…」

男「……行くか」

幼「うん」


539:WuOjjhUuO
男友と女スゲェ



60.
幼「えへへ」ギュ

男(は、恥ずかしい…けど嬉しい…)

男「もうすぐ着くけど、短冊に何書くか決めた?」

幼「え?う、うん…決めた…よ」

男「もう決めてあるんだ、何書くの?」

幼「えへへ内緒」

男「え~なんだよ、そう言われると知りたくなるなぁ」

幼「男が教えてくれたらわたしも言ってあげる」

男「ん~…それは困った」

幼「それにほら?こう言うのって人に言ったら叶わないって感じしない?」

男「それもそうだな、じゃあお互い内緒にしとくか」

幼「うん、それがいいよ」

…………

男「さすがにここは人が密集してるな」

幼「うん…えっと…あそこに並んで短冊作るみたい」

男「じゃあ並んで書きますか…」

妹「あ!おにー…ん…ふがふが」

男「ん?あれ?今妹の声がしたような…」


61.
女「…ふぅ…危なかったわ」

男友「そろそろ手離してやらないと妹ちゃん、息できなくなるぞ」

女「あら?ごめんね」

妹「…ぷは~…」

父「お~い!妹!」

妹「あ!とーさんだ…チッ」

父「どこ行ってたんだ?」

女「こんばんは、妹ちゃんの…お父さん?」

男友「こんばんは、僕たち男のクラスメイトで、女と、男友って言います」

父「どーも、ひょっとし、今まで妹の面倒を?」

女「えぇ、本当に大人しくて、いい子でしたよ」

父「いやぁ本当にすみませんでした…ほら!妹!お礼言って!帰るぞ!」

妹「…チッ、お姉ーさんありがとうございました…ケッ」

女「またね、妹ちゃん…ふぅ、これでわたしたちはお役ごめんね」

男友「せっかくだし書いた短冊だけでもくくって帰ろうぜ」

女「そうね、…ん…よし、っと」

男友「…よし、っと……あぁあ、結局男のために働いたって感じがしたな」

女「何ブツブツ言ってんのよ」

男友「だってさ…二人見ててつくづく羨ましく思えたぜ」

女「ふふふ、けど男友のおかげで二人とも幸せそうじゃない」

男友「まぁいいんだけどな、人の世話焼く前に自分の彼女見つけなきゃな…」

女「………ほっぺにチュッ」

男友「んあ!?」

女「…今日のお礼よさぁ帰りましょ」

男友「……も、もう一回!今度は正面にお願い!!」

女「調子に乗らないの!ほら、帰るわよ」

男友「ちぇっ…はいよ、帰るか…そういや短冊になんて書いたんだよ?」

女「女の子にそんな野暮なこと聞かないの」

ぴゅーー…ひらっ

女の短冊『鈍感が気づきますように』

女「ふふふ、なんてね」


549:x+8FhwK0
男友と女にも幸せになって欲しいね。



62.
男「やっと順番回ってきたな」

幼「うん、あ!こっち見ないでよ?内緒なんだからね」

男「そ、そっちこそ見るなよ」

キュッ、キュッ…

男「よし、できた…幼馴染は書けたか?」

幼「ひゃん!見ちゃダメ!もうちょっとだから……うん、できたよ」

男「それじゃあ笹につけに行くか」

幼「うん!」


男「あ~結構みんなつけてんだなぁ…ええっと、このあたりでいいかな?よいしょっと」

幼「うぅ~届かないよぉ~」ピョン、ピョン、ピョン

男「ははは、ほら、貸してみな、つけてやるよ」

幼「ぜ、絶対見ちゃダメだからね!」

男「わかたよ、見ないよ」

男(なんて言いながら見ちゃえ…)

幼馴染の短冊『男がいつまでも幸せでいられますように』

男(…強烈だ)


男「…よし、つけたよ」

幼「…見たでしょ?」

男「え、う、うん、その、見たというか…見えちゃったというか…」

幼「」

男「あ、あのさ、…たぶん幼馴染の願いは…その…一緒にいる限り続くよ」

幼「え?」

男「だって…凄く一緒にいれて幸せだし」

幼「えへへありがと」ギュッ

男(う、腕が)

男「そろそろ…行こうか」

幼「うん、行こっ」


63.
男「幼馴染の浴衣姿もこれで見納めかぁ…もっと見たかったな」

幼「え?そ、そんなまた着るよ」

男「だってこんな機会ないと…あ!そうだよ!花火大会!まだ花火大会があるよ!」

幼「う、うん…えっと…明日が○○で、来週が△△だっけ?」

男「そうそう、そうだよ!幼馴染、花火大会行こうよ!」

幼「え?い、いいよ」

男「こ、今度はさ…その、最初っから、二人で…」

幼「…………うんっ!」

…………

幼「ふぅ…やっと人の波から出られたね」

男「こんなにも人がいっぱいだなんて、普段だと考えらんないよな」

幼「どっから皆出てくるんだろね」

男「本当不思議だよ…そういや幼馴染、ここまでどうやって来たの?」

幼「女のお姉さんが車で送ってくれたの」

男「そっか、ここからだと歩くの疲れない?その、自転車でよかったら後ろ、乗りなよ」

幼「ありがと」

男「高級車じゃないから振動はもろに受けるけどな」

幼「いいよ、別に、えへへ」


64.
キコキコ…

男「しかしあの笹、大きかったなぁ」

幼「あれだけ大きいと、町中の願いを叶えられそうだね」

男「俺の願いも叶うといいな」

幼「…ねぇ?なんて書いたの?わたしの見たんだから、男のも教えてよ」

男「…下り坂だからしっかりつかまってろよ!」

キコキコ…シャーーーーーーーーーーーーーーー

幼「わっ!……もう…いじわるなんだから」ギュッ

…………

幼「送ってくれてありがとね」

男「ああ、こっちこそ、楽しかったよ」

幼「うん、わたしも楽しかった…じゃあまた明日ね、おやすみ」

男「おう!じゃあ、おやすみ」

~男・自宅~

男「ただいま」

妹「おかえりーふりょー息子、遅くまでイチャイチャか?」

父「おう男か、今日お前の友だちに会ったぞ」

男「え?男友と女?なんでだ?」

父「妹の面倒見てくれててな、次会ったらよろしく伝えといてくれ」

男「ん?あれ?なんでだ?…まぁいいか」

妹「家だとこの仕打ち…なんだよー」

~男・自室~

男(ん?メール着てる…ええっと、男友と女…幼馴染か)

男「えっと、男友は…はぁ?なんだこれ?幸せ3歩前ってなんだ?っと送信」

男「女は…なんだ?なんかいいことあったのかな?テンション高いなこのメール」

男「…ん?添付ファイルもある……うわっ!なんでこんな画像…いつのまに撮ったんだよ」

男「けしからん…もっと送るように…っと送信……画像は保存して…」

男「幼馴染は…ありがとう、明日も楽しみにしてるよ、おやすみ…っと、送信」

男「今日は人混みいったから疲れたなぁ…けど明日も幼馴染と遊べる…
  嬉しすぎるぞこの2連続…それに画像もあるし…幸せすぎる!!」


65.
男「ふわぁ~、目覚ましなくて自然に起きるって最高だな………おはよう」

母「男~早くご飯食べちゃって、片付かないから」

男「ああ、その前に顔洗ってくるよ…」

母「本当にもう、…ってあら、あらあらあらあら、まー」

男「ふぅ、サッパリ…って母さん!なんで人の携帯見てんだよ!」

母「開いてたから見ちゃった」

男「ちょ、ちょっと返してよ」

母「その浴衣の子、幼ちゃんでしょ?まぁ浴衣姿は一段と可愛いわね…なに?待ち受けにしたの?」

男「う、うるさいなぁ…いいだろ?別に」

母「はいはい、楽しそうね、今日も花火大会行くんでしょ?楽しんでらっしゃい、はい、おこづかい」

男「あ、ありがと、けど携帯もう見ないでよな」

母「ふふふ」

…………

男「んじゃ母さん、いってくるよ」

母「はいはい、あまり遅くなっちゃダメよ」

男「はいよ、いってきま-す」

妹「にーちゃーん!わたしも行きたい!」

母「あんたは昨日勝手に迷子になって皆に迷惑かけたから今日はお留守番」

妹「おでーかんさま、そこをどうか…」

母「代官なんて低い身分で呼ぶようじゃ、まだまだわかってないわね」

妹「残念である」

母「キートン山田の真似?似てるけどダメ」

~幼馴染・玄関~

幼「それじゃあ行ってくるね」

母「気をつけていってらっしゃい、男くんによろしくね」

幼「うん、言っとくよ」

ガチャ

男「よっ!せっかくだし一緒に行こうよ」

幼「び、ビックリしたぁ!なんでここにいるのよ?」

男「そろそろかな~っと思って来たら本当にドンピシャで扉開いたからこっちも驚いたよ」

幼「あ~、本当にビックリした………でもいっか、男と一緒に行けるから」

男(さっそくニヤけてしまった…)


66.
~花火大会・近辺~

男「うわっ…おっとととと…あっ…」

幼「お、男~あわわわわ…」

男「す、凄い人…昨日よりも、もっといるな」

幼「う、うん…わわわわ」

男「幼馴染!手、絶対離すなよ」

幼「うん、離さないよ!」ギュッ!

男(こりゃあちょっと場所変えないとダメだな)

男「ちょっと移動するか~幼馴染、こっち!来れるか?」

幼「う~頑張るよ~」

~花火大会・夜店付近~

男「このあたりは比較的落ち着いてるな」

幼「そうだね…やっぱみんな早くから場所取りしてるんだね」

男「ん~ぬかったなぁ、もっと早く来ればよかったかな?」

幼「え~でもこうして見れる場所は確保できたし、大丈夫だよ」

男「そうか?ならいいんd」

ヒュルルルルルルルル…パァン!!

幼「キャッ!見て!見て!花火!上がったよ!」

男「おぉ!やっぱ綺麗だ」

幼「ねぇ…凄く綺麗…」

ヒュルルルルルルルル…パァン!!パァン!!パァン!!

男「お!今度は3連か!」

幼「…………えへへ」

男(幼馴染の横顔…花火に集中できない…)

幼「ねぇ見た?見た?今の!すっごく大きかったよ!」

男「ああ、本当に綺麗だね…ん?あれは…」ギュッ…グイッ

幼「わぁ!本当に…って、え?あれ?お、男?どうしたの?」

男「幼馴染、あれ生活指導の先生じゃないか?」

幼「あ…ほ、本当だ…ね、ねぇ、どうしよう」

男「とりあえず…こっちだ」


67.
~???~

男「…ふぅ…なんとか逃げれた」

幼「はぁ…はぁ…ここ、どこ?」

男「夢中で走ってたから…ちょっとわからないけど…なんだろ?神社かな?」

幼「この付近にこんな神社あったんだ…」

男「なんか…不思議な場所だな」

幼「うん…なんだろ…ここだけ凄く…静かな感じがする」

ヒュルルルルルルルル…パァン!!

男「お?ここからでも花火見れる…案外穴場かもな」

幼「うん…せっかくだからさ、ちょっとお邪魔して…見ようよ」

~境内・石段~

ヒュルルルルルルルル…パァン!!
ヒュルルルルルルルル…パァン!!

男「花火ってさ、なんて言うか…すぐ消えちゃうってのがいいのかもな」

幼「え?そうかなぁ」

男「うん、消えちゃうと…余韻みたいなのができて…なんか浸れるって言うか…」

幼「消えちゃう切なさって…あるかもしれないね」

幼「でも…消えちゃうのばっかも…ヤダな」

男「え?」

幼「だ、だって凄く大事なものが消えちゃうと…ヤダもん」

幼「もし男がいなくなっちゃうって…考えると…」

男「…………」ギュッ

幼「」

男「変な話してゴメン…大丈夫、絶対にいなくならないからさ」

幼「う、うん」

男「…………」

幼「…………」

男「幼馴染…」

幼「ん…」

ヒュルルルルルルルル…パァン!!

チュッ

幼「ん…ぁ……ん……」

幼「……男、好き…だよ…」

男「…あ、ありがと、俺も…幼馴染が…好きだよ」

ヒュルルルルルルルル…パァン!!

幼「えへへなんか…恥ずかしい」

男「誰も見てないよ…」

チュッ

幼「ん…ぁ………もう」


595:oOeFUuwE0
男友と女も、ばったり境内に来たりして。んで、慌てて幼ちゃん達は隠れて密着、ドキドキがいい。



68.
女「本当にここ穴場なの?」

男友「本当だって!ほら、人いないだろ?」

女「とか言いながら、人気のないとこ連れ込んで…とか考えてんじゃないの?」

男友「女の子がそんなこと言うんじゃないの」

コツコツコツコツ…

男(ビクッ!)

幼(ビクッ!)

男「あ、あの声って…まさか」

幼「あわわわ、足音近づいてくる」

男「…幼馴染、こっち、とりあえず隠れるぞ」

幼「う、うん」

…………

~???~

男「だ、大丈夫か?」(ヒソヒソ

幼「う、うん」

男(よりによってこのタイミングで…)

幼「………」

男「あわてて入ったから…今の体勢は…幼馴染を後ろから抱きしめてるみたいだ…」

幼「………」

男(たぶん神社のロッカー?物置?かな?
  人が一人入れるぐらいのスペースだもんな…二人はキツイな)

幼「………」

男(あいつら…付き合ってんのかな?)

幼「………」

男「幼馴染、息苦しくないか?」(ヒソヒソ

幼「うんだ、大丈夫…」

男「…?どうした?」

幼「あ、あのね…その…胸に…男の腕…が…あ…当たって…るの」

男「あ、わ、悪いえ、ええっと、すぐどけるから…ちょ…ん…よ…」

幼「ん…あ…うあ、あの…あまり…動かさないで…ん…」

男「ご、ごめん」


69.
女「誰もいないってわりにはラムネのビンが二本飲みかけであるじゃない」

男友「あれ?本当だ…なんだよー穴場だと思ったのにな」

女「はいはい、先客の邪魔しちゃダメでしょ?ほら、移動するわよ」

男友「あ、ちょっと待てよ!次はさ!ここから3分ほど歩いた場所n…」

女「はいはーい…」

…………

男「行った…みたいだな」

幼「………」

バタン

男「……ふぅ…」

幼「………」

ギュッ!

男「わッ!いきなり抱きついてきて…どうしたんだよ?」

幼「…………う~」

男(照れ隠し…か?顔が真っ赤になってる…)

ナデリナデリ

幼(ビクッ!)「…………」

男「あ、ご、ゴメン…無意識に…頭撫でちゃった…」

幼「……べ、別に…撫でて…いいよ」

男(…もうたまらん)

…………

ヒュルルルルルルルル…パァァァァァァン!!

男「今のが最後かな?」

幼「えへへ」ギュー

男(抱きつかれ続けるのは嬉しいけど…心臓がもつかな)

男「…もうちょっと…余韻に浸ってよ」


70.
男「そろそろ、行こうか?」

幼「うんっ、帰ろ」

男「幼馴染、ほら、手…繋ご」

幼「えへへはい…」ギュッ

男「今度改めてここにお参りにこないとな」

幼「そうだね、でもこんな神社あるなんて知らなかったよ」

男「なんか不思議な神社だったな」

幼「へへ…でもわたしは…素敵な思い出できたよ」

男(なんてさっきから積極的なんだ)

~帰宅~

男「幼馴染、その浴衣本当によく似合ってるね」

幼「え~今更ぁ?」

男「いや、バタバタしてたら…言いそびれちゃって」

幼「へへへ…ありがと、嬉しいよ」

男「今日はありがと、楽しかったよ…また遊びに行こうな、じゃあね」

幼「うん、送ってくれてありがと…気をつけて帰ってね、おやすみ」

男「おう、おやすみー」

~男・自室~

男(…………ダメだ、なんだこの興奮…眠れない…)

携帯「ピロリン」

男「ん?こんな時間に誰だ…幼馴染?さっき寝るってメール着てたのに…」

男「…俺も眠れないんだ…っと」

携帯「ピロリン」

男「……境内でのこととか…かな?っと」


71.
男「ん?あれ?いつのまにか…寝てた」

男(あんなに眠れなかったのに…幼馴染とメールすると眠れるって、なんか恥ずかしいな)

男「あ!学校行かなきゃ…今日行ったら夏休み…」

~登校~

男「よ!幼馴染」

幼「おはよ、男、昨日は遅くにメールしてごめんねぇ」

男「いや、メールしたおかげでぐっすり眠れたよ…安眠効果大だよ」

幼「そ、そう?わたし何か出してるのかなぁ」

男「んーどうだろな、けど俺にとっては癒し系だよ」

幼「もう朝から」

~学校~

男友「よ!夫婦仲良く登校も今日でしばらく終わりだな」

女「本当毎日仲良しなんだから…ふふふ」

男「だから夫婦じゃないって…あ!そうだ」

幼「そ、そうだよ」

男友「ん?なんだよ、そのニヤリ顔?」

男「お前ら、付き合ったの?」

男友「え?あ?え?な、何を根拠にそんな?」

男「二人っきり…神社…3分…」(ボソボソ

男友「えぁ!?な、なんでそれを…」

女(………………ふぅん、あのラムネ…)

女「…………男、ちょっと、こっち来なさい…」

男「うわっ、い、いててて…な、なんだよ」

女「…これ、あげるからこれ以上は黙りなさい」(ヒソヒソ

男「…あ!こ、これって…」(ヒソヒソ

幼「ふ、二人とも何してるの~?」

男友「なんだよその怪しい取引は…」

男「…………さて、勉学に励むか…」

男友「態度が一気に変わった!?な、何が取り行われたんだ…」

幼「何もらったの?ちょっと教えてよぉ~」

女「ふふふ、さぁ、終業式行くわよ」


72.
~放課後~

幼「結局女から何もらったか教えてくれなかった…うう」

男「すねるなって、ほら、これだよ」チラッ

幼「……あ!これって」

男「そう、プールのタダ券…どう?一緒に行かない?」

幼「行く行く!!行きたい!」

男「じゃあさっそく明日にでも行こうぜ、部活確か…休みだろ?」

幼「うん、楽しみだなぁ~…それを励みに部活、行ってくるよ」

男「おう、がんばってなー」

幼「はーい、行ってきま~す」

~男・自宅~

男「ひぃ~あっちぃ~ただいまー」

妹「にーちゃんおかえりー」

男「ただいま、しっかし暑いな」

妹「アイスあるよー食べるー?」

男「食べる!何あるの?」

妹「ふははは、欲しければまずはこのわたしを倒してから行くのだ!!」

男「ええっと、デコピン」パチッ

妹「ふ、ふぇ、…うわぁぁぁぁん、にーちゃんが殴ったーグーで殴ったー」

男「お、おい、大げさにも程が…」

妹「おかーさーん!!」タッタッタッタッタッタ

男「…ふぅ、やれやれ」

…………

男「ええっと、水着は~っと…あった、これと、ゴーグルと…とりあえず浮き輪も持っていくか」

男(あいつ…泳げたっけかなぁ)

男「…………幼馴染、どんな水着、着てくるんだろ」

母「あらあら、何ニヤニヤしてんのよ…」

男「うわっ!な、なんでもないよ」

母「プールでも行くの?最近新しく出来たとこでしょ?
  いいわね、行ってみたかったのよ、どうだったか帰ってきたら教えてね」

男「ん?あぁ、行くのは明日だけど」

母「どっちでもいいわよ、それより、おばあちゃんの家、今年も行くから…ちゃんと宿題しとくのよ」

男「えぇ、今年はいいよ…」

母「おばあちゃん、男に会いたいって言ってるんだから、ちゃんと来なさい」

男「んーーー、わかったよ…」


73.
~プール・入り口~

男「すみません、これ、使えますか?…はい、ありあとうございます…はいこれ、入場券」

幼「ありがと…出来立てってだけあって綺麗ね」

男「しかもちょっと高いってだけあって…人もあんまいないな」

幼「本当ラッキーだったね、女に後でちゃんとお礼言わなきゃ」

男「設備もしっかりしてるし…お、俺こっちみたいだから、また後で」

幼「うん、更衣室出口で待ってるね」

~プール~

男「うひゃ~広いなこれは…ん?色々種類があるんだ…えっと…」

幼「ごめーん、お待たせぇ~」

男「ん?大丈夫だよ、俺も今着替え終わっt」

幼「えへへ。ど、どうかな」

男(は、反則すぎる…)

男「か、かわいい、よ…」

幼「そ、そうかな…なんか、恥ずかしいな…えへへ」

男「いや、本当に…可愛い…」

幼「あんまりジロジロ見ないでよ……えっち」

男「ぬぅあ?そ、そんなこと…」

男(声裏返ってしまった)

幼「」

男「ほら、い、行こう…」

幼「うん」

~プール・メイン~

ピチャピチャ…スイースイー

幼「気持ちいいね、えへへ」

男「うん?さっきから壁際でピチャピチャしてるだけだけど…まさか幼馴染…泳げないの?」

幼「す、少しは泳げるよ」

男「ふぅ~ん…本当かなぁ」

幼「もう本当だもん………えいっ」

ピチャ

男「うわっ!冷たっ!…やったなぁ?」

幼「えへへ、そんなこと言うからですー」

男「…………えいっ」

ピチャ

幼「ひゃん!」

男「…あはははははは」

幼「……えへへ」


74.
男「なんだろ?みんなあの中央に集まってきてる…」

幼「大きなバケツみたいなのとこにみんな行ってるね…わたしたちも行ってみようよ」

ピチャピチャ…スイースイー

男「なんだ?何が始まるんだ」

幼「なんだろ?みんな上見上げてる…」

男「ひょっとして…」

クルン…ザッパァァァン

キャーーー!!

男「あばばばばばば」

幼「キャ!ひゃん!あーーん」

男「…………定期的にバケツにたまった水が落ちてくるのか…」

幼「うぅ…ビックリしたよぉ…」

~波のプール~

ザッパァ~ン…ザッパァ~ン…

男「け、結構波強くないか?」

幼「うん…これ、どうやって奥まで行くの?」

男「あの奥にある島みたいなとこまで行けば波の影響受けなさそうだな」

男「よし、とりあえずあの島を目標に行くかっ」

幼「ちょ、ちょっと待ってよ~…」

男「先に行ってるから」

ザブン…スイースイー………ザッパァ~ン…ツツー

男「……………」

幼「…あれ?どうしたの?」

男「波に…戻された…」

幼「ふふふ」

男「いや、笑ってるけど…けっこう厳しいよ…これ」

幼「よ~し、わたしも行ってくる!」

男「あ!浮き輪なんか持って行ったら余計に…」

ザブン…スイースイー………ザッパァ~ン…ツツー

男「…ほらやっぱり………おかえり」

幼「ううぅ…も、もう一回」

ザブン…スイースイー………ザッパァ~ン…ツツー

男「…………なんか、良い感じに…波に遊ばれてるな」

幼「も、もう一回頑張るもん!」

ザブン…スイースイー………ザッパァ~ン…ツツー

男「………こんなおもちゃ…売ってそう…」

幼「…グスン」


674:U1DufmEu0
こういう夏、今年こそ・・・!



75.
男「これで全部のプールに入ったな…」

幼「うん、もうクタクタだよ」

男「えっと、今は何時だ?………うわっ!もうこんなに時間経ってる」

幼「結構遊んだねぇ…そろそろ、帰ろっか」

男「そうだな…………」

幼「ど、どうしたのよ?」

男「いや、なんか幼馴染の水着姿が…な、名残惜しくて」

幼「や、ヤダもう」

男「……また、着てくれる?」

幼「う、うんまた…ね」

男「それじゃあ…着替えて帰るか…」

~帰宅~

幼「あ、あのね、実は…わたし合宿があって…一週間会えないの」

男「そっかぁ…って、あ!!!!そうだよ!俺もばぁちゃんの家行くんだった」

幼「そ、そうなの?」

男「ちょうど幼馴染が合宿終わる日に出発なんだ…」

幼「…そっかぁ…しばらく…会えないね」

男「計算すると…げっ!ほとんど3週間ぐらい会えないのか?」

幼「う、うん…そう…なっちゃうね…」

男「…………」

幼「…………」

男「あ、あのさ、帰ってきたらまたいっぱい遊ぼうな」

幼「…うん」

男「…………」

幼「しばらく会えないんだ…なんか…寂しいな…」

男「…………」

ギュッ……なでりなでり

幼「…」

幼「さ、最近ね…わたしの中にね…男分っていうのがあって…」

男「男分?」

幼「うんあの…ね、わたしの中の大事な栄養なんだだから…次会った時に…いっぱい補給するから」

男「う、うん」

幼「…えへへありがと…ギュッってしてくれたから…元気出た…よ」

男「…俺も、幼馴染から元気もらったよ」

幼「…うん、よし!合宿頑張れそう!」

男「俺も、次会えるの楽しみにしてるよ」

幼「わたしも、楽しみにしてるね…それじゃ…おやすみ」

男「ああ、おやすみ」


76.
~田舎~

ミーンミンミンミンミンミーンミンミンミンミン

男「あ~なんだよここ…なんでこの家はアンテナ立たないんだよ…」

祖母「男や~スイカあるからお食べね~」

男「ばーちゃんありがと、今行くよ」

妹「にーちゃん、どーした?元気ないぞー」

祖母「夏バテかえ?ほれ、うちわで扇いであg」

母「大丈夫ですよ、ほら、男、明日戻るんだから…しっかりしなさい」

男「ありがとばーちゃん、大丈夫だよ…よし、食べたら出かけるか」

妹「にーちゃんどこ行くー?森か?森に行くのか?シシ神様か?」

男「本当にジブリが好きだな…」

~幼馴染・自室~

幼(うぅ…寂しいな…)

パカッ…新しいメッセージはございません

幼「…何回問い合わせてるんだろ…」

母「幼~ちょっと手伝って~」

幼「…はぁーい…今行くよー」

携帯「♪~♪~♪」

幼(ビクッ!)

幼「め、メール!?ドキドキ………なんだ…先輩か…」

幼「…はぁ」

~待ち合わせ~

男(ほとんど3週間近く会ってなかったから…なんか緊張する…)

幼「ご、ごめんね…お待たせ」

男「よ、よう…い、今来たとこだから…大丈夫だよ」

幼「そ、そう…なら…よかった」

男「………」

幼「………」

男「ちょっと雰囲気…かわった?」

幼「え?えへへ久しぶりに…男と会うから…へへ」

男「そ、そっか可愛い…よ

幼「ありがと」

男「…行こっか」

幼「うん…」


77.
幼「…………」

男「な、なぁ?どうしたんだ?」

幼「へ?な、何もないよ?」

男「そう?なんか…元気ないような…」

幼「そ、そんなことないよ」

男「ならいいんだけど…」

幼「……」

男「……」

幼「じ、実は…その…久々で…なんか…緊張しちゃってえへへ」

男「え?あ、う、じ、実は、その…俺も…」

幼「えへへ、一緒だね」

男「そうだな…ははは……………あ、あのさ…行きたいとこあるんだけど…いいかな?」

幼「え?い、いいよ…どこ行くの?」

男「…まだ内緒」

…………

~神社~

幼「あれ?ここって…一緒に花火見たとこだよね?」

男「うん…なんかここだと静かかなと思って…」

幼「う、うん二人っきり…だもんね」

男「いやそんなつもりで来たんじゃないんだけど…」

幼「」

男「ほら、来る途中で買った花火…一緒にやろうよ」

幼「うん」


78.
幼「あれ?ここって…一緒に花火見たとこだよね?」

男「うん…なんかここだと静かかなと思って…」

幼「う、うん二人っきり…だもんね」

男「いやそんなつもりで来たんじゃないんだけど…」

幼「」

男「ほら、来る途中で買った花火…一緒にやろうよ」

幼「うん」

…………

ジッジッジジジ…シャーーーーパチパチパチパチ

幼「綺麗だねぇ」

男「うん…こうやって手で持つ花火もいいな」

パチパチパチパチ………シュゥゥゥ…

男「ええっと、残りは…」

幼「最後はやっぱり線香花火…だよね?」

男「おう、やっぱそうだよな」

ジッジッジジジ…パチパチパチパチ

男「どっちが長くもつかな」

幼「えへへ、負けないよ」

パチパチパチ…パ…チ……ジュッ…

男「…ああ、終わっちゃった…」

パチパチパチ…パ…チ……ジュッ…

幼「…わたしのも…終わっちゃった…」


79.
男「…………」

幼「…………」

男「あ、あのさ、幼馴染に会えなかった時ずっと考えてたことがあるんだ…」

幼「…うん」

男「小さいころから今まで…ずっと一緒にいて…」

幼「……」

男「いつも一緒にいるのが…当たり前だと思ってた…けど…」

幼「……」

男「幼馴染と…こうして…付き合うようになって…あらためてわかったんだ」

幼「……」

男「幼馴染が…凄く大事だって」

幼「…うん」

ギュッ…なでりなでり

幼「…」

幼「わたしも…男のことが…好きだよ」

幼「…会えなくて…寂しかったもん」

ギュッ

男「…頼りないけど…これからも…仲良くしてくれな」

幼「うんこちらこそ…ずっと…仲良くしてください」

男「…………」

幼「…………」

男「…幼馴染」

幼「…………」コクン

チュッ

幼「…ん…ぁ…ん……………好き…だよ」

男「……もっと…もっとたくさん…思い出つくろうな」

幼「……うんっ」

ギュッッッ



715:Nv+sjFOdO
すげえ高校生の頃思い出して、懐かしさと共に寂しさを感じて泣いたよ。お疲れ様でした。



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